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『ハンティング・パーティ』
- 2009/11/06(Fri) -
『ハンティング・パーティ』

リチャード・ギアの社会派の映画ということで、かなりお堅い作品かと思いきや、
ジャーナリストの知的に捻くれた会話を展開してくれて、
ユーモアがうまくまぶされていました。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悲惨さを訴えますが、
ここまで拗れてしまった紛争は、民族対立の域を超え、
国連やCIAの思惑に左右される政治の世界です。

本作で悪玉とされたフォックスのモデルであるカラジッチは、
拘束後にCIAとの密約について語ったそうですね。

う~ん、恐ろしい世界。

ウサマ・ビン・ラディンも、同じような状況下にあるのでしょうか?

「正義」と「国益」と「組織の目的」は、すべて異なりますからね。
利用価値のある事件ほど、複雑な利害関係が生まれるのでしょうね。

ボスニア紛争を扱った作品では、『ノー・マンズ・ランド』が
最高傑作だと思っていますが、本作もそれに次ぐ面白さでした。

演者では、テレンス・ハワードが印象に残りました。


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