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『妖奇切断譜』
- 2009/07/20(Mon) -
貫井徳郎 『妖奇切断譜』(講談社文庫)、読了。

まあまあ面白かった・・・・という感じでしょうか?
朱芳慶尚&九条惟親という推理コンビは面白かったのですが、
動機がいまいち腑に落ちず。

「名誉」が絡んだ動機なので、
万人が納得できるものではないと分かりながらも、
いまいち合理的ではなかったような。

だって、もっとも知られたくない事実は隠し通せるのかもしれませんが、
噂になってしまった部分の不名誉は取り戻せないのですから。

ここまでの犯罪を犯すにしては、
見返りが少ないような気がしました。

あと、喜八郎のほうのサブストーリーは
意外とあっさり結末を迎えてしまい、
この作品全体にどれだけの価値を提供できていたのか不明でした。

犯人も、そんなところから身元がばれるの?という
ちょっと腑抜けな感じで。

こうやって難点を挙げていくと全然楽しんでいないように見えますが(苦笑)、
江戸から明治(作中では「明詞」)に変わる転換期の東京を舞台にしていて、
新組織である警視庁の立場など、この時代独特の背景が面白かったです。


妖奇切断譜 (講談社文庫)
妖奇切断譜 (講談社文庫)貫井 徳郎

おすすめ平均
stars朱芳の病状が気にかかるー
stars「美人」に食傷・・・
stars何となく惹き付けられた作品
stars残念である
stars前作と比較して・・・

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