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一橋フォーラム21
- 2009/07/15(Wed) -
一橋フォーラム21 『地中海都市の肖像⑧ イスタンブル』(2009年7月14日)、受講。

前回は、仕事の関係で欠席となり、2週間ぶりのフォーラムです。

2回目の講義でコンスタンティノープルがテーマでしたが、
本日は、同じ都市を別の時代で斬るということで、
イスタンブルがテーマでした。

鈴木董先生の講義は、ちょっと皮肉が効いていて、
非常に興味深い内容でした。

これまでローマ帝国の都市をいくつか見てきたせいで、
宮殿=豪奢というのが当たり前だと思っていましたが、
イスラームの宮殿が、あくまで機能重視であったことを知り、
権力欲よりも信仰心が上回る世界観というのが新鮮でした。

オスマントルコの時代を感じさせる遺跡などを紹介しながらも、
「あと50年もすれば、この香辛料市場も土産物モールになっているかもしれないので
 訪問はお早めに」
というアナウンスは、痛烈な現代文明批判です。

トルコのような、日本人から見ると異国情緒溢れる独特の文化の国でも、
やはり西洋近代文化の流れには逆らえないようです。

しかし、一方で、ローマ時代の遺物を取り壊さずに、
活かしながらも改修してオスマン文化を構築したという歴史を振り返ると、
あまり自分たちそのものに拘らずに、
良いのもは良いとして活用していくのがトルコ文化なのかもしれませんね。

それにしても、「イスタンブルを訪れたことがある人」という質問に、
下手すると1/4ぐらい手が挙がっていたのではないでしょうか?
先輩諸氏、リッチな生活してんなぁ~。


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