『交渉人』
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- 2009/06/21(Sun) -
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五十嵐貴久 『交渉人』(幻冬舎文庫)、読了。
いやー、面白くて一気読みでした。 犯人を自分でも推理しながら読んでいたのですが、 主犯格2名の名前は当てられたものの、もう1名が思わぬところに居ました。 別にこの人を登場させずに、 主犯格2名でも動機は十分成立せるんじゃないの?と思いましたが、 犯人逮捕に持っていくための話の段取りとして、 この人がここに居ないといけなかったということですかね。 と、こういう書き方をすると 真犯人のどんでん返しが物足りないように思えるかもしれませんが、 推理小説というよりは、交渉人という役割を描いているところに 私は面白さを感じました。 そのテクニックについて、 ドタバタしている現場の割には説明調な会話もありますが、 どういう風に言葉を駆使して犯人に迫っていくかというところに 面白さがありました。 少し、交渉人の思い通りに上手く展開しすぎじゃない? もうちょっと波乱があっても・・・・と思いましたが、 その感覚も、最終的には「間違ってなかったんだ」と実感できる仕組みです(苦笑)。
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