『あやし』
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- 2009/04/07(Tue) -
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宮部みゆき 『あやし』(角川文庫)、読了。
宮部ホラー時代小説。 どれもコンパクトにまとまっていて面白かったです。 やっぱり和のホラーは怖いですね。 「恨みの蓄積」みたいなものが見えてくるので。 でも、一番怖かったのは 人間が正気から狂気へと移っていく過程でした。 「あぁ、今、何かが外れた」と思われる瞬間の描写が怖いです。 こんな瞬間が自分に訪れることがあったらどうしようかと。 そんな狂気の世界に足を踏み入れてしまった人たちを 守ってくれる人たちが居てくれるので この作品では救いがあるように思いました。
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