『ひと恋ひ歳時記』
| ||||
- 2009/01/10(Sat) -
| ||||
高橋治 『ひと恋ひ歳時記』(角川文庫)、読了。
父親の本棚より。 カバーデザインを見て、「渋い趣味だなー」と思って手に取ったのですが、 何の何の、非常に面白いエッセイでした。 俳句を中心に、短歌も交えながらのエッセイ。 でも、地の文で句の解説はほとんど無し。 この潔さと言いますか、 冷たいほどの突き放しぶりと言いますか、 距離を置いた紹介の仕方が読んでいて心地いいんです。 そして、エッセイで書かれている世界も 失恋あり、不倫あり、自殺あり、 山あり谷ありの人間模様。 でも、文章は冷淡。 面白い作品を創る人の才能というものを 実感した一冊でした。
![]() |
||||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/1209-518b47ef |
| メイン |
|