『はじまりの島』
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- 2008/10/02(Thu) -
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柳広司 『はじまりの島』(創元推理文庫)、読了。
お初の作家さんでしたが、面白かったです。 ダーウィンが種の起源を着想した船旅で連続殺人事件が起こっていた!? 孤島ものの本格ミステリーで、ちょっと軽めの文体ということで、 出だしは「あれっ?失敗したかな??」と思ったのですが、 キリスト教世界の人々 vs ダーウィンの言葉が面白くて、 ハマってしまいました。 そういう点ではミステリーとしてではなく、 社会科学的な要素に惹かれて読み進んでいった感じです。 動機も、まさに文明の衝突が引き起こした結果で、 なかなかにセンセーショナル。 解説を読むと、この手の作品を得意とする作家さんのようですので、 次も期待して読んでみようかな。
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