『旅のラゴス』
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- 2008/09/20(Sat) -
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筒井康隆 『旅のラゴス』(徳間文庫)、読了。
筒井節炸裂のSFかと思いきや、 正統派のファンタジー小説で、びっくり。 とても面白かったです。 ラゴスが旅の間に出会う人々との交流。 別れのシーンはいつも悲しいものです。 そして、旅の過程で少しづつ明らかになっていく この星の歴史とラゴスの旅の目的。 なんだか、ほんとうにこのような世界がありそうで、 畏怖を感じてしまいました。 彼らなりに幸せな生活を営んできたと思うのですが、 ラゴスが歴史の壁を破ったことで、 また悲惨な未来が巻き起こりそうな気がします。 そして、北の果てへと旅立ったラゴス。 急激な世界の進歩を見ずに済んだのは、 ある意味幸せかもしれません。
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