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『壁』
- 2005/12/14(Wed) -
安部公房 『壁』(新潮文庫)、読了。

筒井康隆から受けたダメージを癒そうと
さっそく次の本に取り掛かったのだが、選択を間違えた。
何も考えずにこの本を取ってしまったけれど、
これもかなりシュール。
癒すどころか、傷口に塩。

しかも、筒井作品に続いて、この作品でも
グリーンの服の男が登場。
いやぁ~、驚いた。

筒井作品ほどには奇想天外ではなく、
私の理解できる範囲のユーモアだったので、
別なタイミングで読んでいれば、きっと楽しめたはず。
『砂の女』とか『飢餓同盟』とか、面白かったから。

はぁ、失敗した。

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コメント
-『箱男』-
「箱男」を読んだとき、なんだこの世界は!と、
自分で咀嚼することが、すぐにできませんでした。
でも、ふと、「あなたも「箱男」ではありませんか」と囁きかけられているような気がすることが時々、あったような気がします。
2012/06/29 22:48  | URL | 読書Walker #-[ 編集] |  ▲ top

--
読書Walkerさま

CMありがとうございます。
難しいんだけれども、読んだ個人に何か問いかけてくる、
そういう本は存在感ありますよね。
2012/06/30 09:58  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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