fc2ブログ
『ラストマネー 生命保険査定人』
- 2021/11/13(Sat) -
武田有起、 渡辺啓、龍田力 『ラストマネー 生命保険査定人』(リンダブックス)、読了。

ブックオフの50円ワゴンにあった本。

どうやらテレビドラマとして放送された作品をベースにノベライズしたもののようです。
ドラマ自体のノベライズは、なんだか脚本をト書きでつないで文章化したような稚拙な印象の本が
多いように思うのですが、本作は、ドラマ自体ではなくそのスピンオフとして
新たに書かれた本のようで、小説としても十分読めました。

生命保険会社で、保険金を支払えるか否かを判断する査定人が主人公。
そういう主人公が活躍する小説というと、パッと思いつくのが、
保険金詐欺の手口を見抜くという展開。
そういう短編集なのかなと思ったら、最初の作品は、被保険人と受取人の夫婦が
一緒に死亡してしまうという展開で、しかも奥さんが旦那を刺し殺し、自分は自殺と思われる事件。
この真相に査定人が迫っていきます。

どの作品も、身内が亡くなって辛い心境だろうに、
これからの生活のことを思うとお金が絡んで欲が前に出てくる、
その人間らしさが怖い作品でした。

4つのエピソードが収録されていますが、
脇役の1人でつながっています。
この脇役の女性、最初は、元保険外交員という立場で、夫を亡くし困窮の日々を送っているという
設定でしたが、月日が経つにつれて、可哀そうな人から恐ろしい人に変質していき、
人間の不気味さが、この脇役の女性に象徴的に出ているように感じました。

ギャンブルで人生を狂わせた男も登場してきますが、
ある意味、ギャンブルは自分で選んで嵌った沼なので自業自得という気持ちになりますが、
ある日突然保険金が手に入った場合は、自分の意思とは違う展開なので
その保険金で人生があらぬ方向に曲がってしまった人は
ある意味可哀そうだなと思ってしまいました。

人間、苦しい時も道を踏み外さないように
普段から強い自分を作る努力をしないといけないんだなと肝に銘じました。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『素直な心になるために』
- 2021/11/12(Fri) -
松下幸之助 『素直な心になるために』(PHP文庫)、読了。

積読だった中から何となく手に取りました。

今まで、何冊か松下幸之助氏に関する著作を読んできましたが、
今更ながらに思ってしまったのは、「松下幸之助という経営者は同時代の人ではないんだな」ということ。

私が生まれた時点で既に経営の最前線からは退いており、
亡くなった年に私は10歳。
大経営者は言え、私にとっては過去の人であります。

これまで著作などを読んできたときは、その経営者としての大局観や、お客様への思い、
部下や社員への心遣い、社会をこうしていきたいという熱意、それらを「凄い人だ」という
目線で見てきました。

しかし、今回、読んでいて湧き出てきた思いは、
「大成した経営者は、その大成した後で、それまでやってきた経営過程がすべて上書きされるから
 うらやましいな」というものでした。

例えばダイエーとの値引き販売大戦争。
販売代理店のオーナーを旅館に集めて対策を練ったというエピソードは、
ややもすると、現場の声を吸い上げて経営方針で改善すべきところは改善し
トップから現場の最前線まで一丸となって取り組んだ・・・・・という美談になりがちですが、
販売代理店に課せられた熾烈な競争は、やっぱり非人道的なようにも思えます。

そういう若かりし頃、壮年期の頃の突っ走った行動について、
第一線を退いてからどう総括しているのかというのは、知りたいところです。

退いてから、最後、自分の中に残った信念や思いというのも大切ですが、
若い時から引退後までの自分の事業活動の推移を、
引退後の目線で一つ一つ振り返った本を読んでみたいなと思いました。

以前に読んだ『若さに贈る』が、それに該当するのかもしれませんが、
もっと、率直に、若いころの自分にダメ出しして欲しいなと感じました。

『若さに贈る』を読んだときは、納得して読んでいたのですが、
今、自分が小さいながらも経営者の立場になったので、
本作は、なんだか現場を離れた人のキレイゴトのように感じてしまっているのだと思います。
不況で客が減ってしまったうどん屋へのメッセージとか・・・・・私には刺さりませんでした。




にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL |  松下幸之助 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『僕の仕事は YouTube』
- 2021/11/11(Thu) -
HIKAKIN 『僕の仕事は YouTube』(主婦と生活社)、読了。

ブックオフの50円ワゴンに入ってたので、今更ながら読んでみました。

日本で数多く誕生したYoutuberの中で、ずーっと第一線にいるのは凄いなと思います。
そして、多くのYoutuberがやらかして炎上している中で、
HIKAKINだけはみんなが安心して見ていられると考えているのは
ここまでのポジションに持っていく努力が凄かったんだろうなと思います。

私は、気づいた時点ですでにHUKAKINは大きくなってしまっていたので、
元々ヒューマンビートボックスから出てきた人なんだということは
後から知ったぐらいです。
今も、HIKAKINの動画を見ることはほとんどないです。iPhoneのレビュー動画ぐらいしか見たことないかも。
あとは、ホリエモンチャンネルのOPね(笑)。

本作で、スーパーマリオのテーマソングをボイパで演じた動画が海外で火がついて
逆輸入的に日本で人気が出たという経緯を知り、「へ~」となもんで、
その動画をようやく見た次第です。

私は、この動画自体ももちろん凄いなと思いましたが、
それよりも、当時、スーパーマーケットの社員として毎日働きながら、
このようなボイパ動画をコツコツとアップして作品を発表し続けていたという継続的な努力の姿勢が
やっぱり一流になる人物の本質だなと思いました。

最近は、子供たちが将来の夢にYoutuberを挙げることを懸念する大人が多いようですが、
私は、トップYoutuberの努力は、そんな批判をしている大人よりも数段上だと思ってます。
もっと面白く、もっとインパクトがある動画にしようと
毎日ネタを必死に考え、撮影に時間もお金も投資し、そしてきちんと毎日アップする、
これって、相当な覚悟と気合がないと続かないと思います。

面白さを求めるあまり一線を越えてしまって炎上しているYoutuberも居ますが、
それは結局、世間の考え方を読み間違えたためだろうと思います。
つまりは、洞察力不足。
炎上せずにずっと人気を保てているYoutuberは、会社を成長させた優秀な経営者並みの
洞察力、判断力、行動力があるなと思います、

本作は、本人による解説でしたが、一度、それなりの力量のある経営学的な分析をできる専門家が
Youtuberという仕事について総括したものを読んでみたいです。






にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『農業で利益を出し続ける7つのルール』
- 2021/11/10(Wed) -
澤浦彰治 『農業で利益を出し続ける7つのルール』(ダイヤモンド社)、読了。

最後の図書館本。
親から家業の農業を継いで、その後、どんどん規模を拡大して
年商20億円まで到達したという著者の成功プロセスを紹介した本です。

最初は、こんにゃく農家として家業を引き継いだものの、
こんにゃくの相場の暴落に直面し、こんにゃく作りの見直しに取り組みます。
ここから、こんにゃくの有機栽培に着手し、そこにニーズを持つ企業を見つけてきて、
さらに仲間も巻き込んで改革を進めていきます。

とにかく行動力が素晴らしいです。
新聞記事で「この企業がこの作物の有機栽培を求めている」と見つけたら、
すぐにその企業に電話をし、面談をして、仕事として前向きに受けてくる。
行動力に伴う覚悟もすごいです。

こうやって、目の前に見つけたチャンスを1つ1つちゃんとモノにしてきたから
農業が法人経営になり、宅配サービスの顧客を囲って会社を作り、
さらに会社をどんどん作っていくというパワフルさ。

順調に大きくなっていったわけではなく、
少人数で回らなくなったり、組織作りが追い付かなくて赤字になったり、
いろんな苦労をしていますが、その時々で自分の頭で考え、
頼りになる人に相談に行き、それを踏まえてまだ自分で考え、
「こう変える!」と決めたことを、やり抜く、
その結果が、いまの年商20億円だと思います。

ただ、農業を始めようと考えている人とか、もしくは就農したばかりの人からすると
ちょっと成長度合いが大きすぎて、ついていけないように思います。
むしろ、経営者を目指すビジネスエリートの方が、「会社組織の育て方」という点で
非常に学ぶところが多いように思います。

こういう成功譚は、軌道に乗ってからの話がメインになりがちですが、
本作では、初めてパートさんを雇った時の話とか、
そういう組織が今までのレベルから、ちょっと背伸びしようとしたときの瞬間も
素直に書かれていて、そこが一番、私の役に立ったかな。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『新農民になろう!』
- 2021/11/09(Tue) -
伊藤裕樹 『新農民になろう!』(技術評論社)、読了。

図書館本4冊目。
こちらは新規就農を目指す人をターゲットに書かれた本です。

まず、何人かの新規就農者として参入してきた人たちの
実態を紹介したページが続きますが、
農業をやろうと思ったきっかけや、どういう方法で移住先を決めたのか、
どうやって農地を取得したのか、最初の数年はどんなことに苦労したのか等、
分かりやすくまとめられています。

さらに、就農1年目の畑の広さや育てた作物、そして年間売上が書かれており、
取材時点での同情報もあるので、自分の努力でどれぐらい収益性を成長させられるのか、
また最初の数年はどの程度の生活水準を想定しなければいけないのか、
それがイメージできるのは良いなと思いました。

後半は、就農へのプロセス、相談窓口、金策・資金繰り、設備投資、販路開拓など
一つ一つのぶつかる課題について解説されていて、
本作を読むと、就農に際して考えねばいけないこと、覚悟しなければいけないことが
一通りわかるようになっています。

良いガイドブックだと思います。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『農業ビジネスでチャンスを広げる方法』
- 2021/11/08(Mon) -
野沢一馬 『農業ビジネスでチャンスを広げる方法』(ぱる出版)、読了。

さて、図書館で借りてきた農業ビジネス本の3冊目。
こちらは、「農業生産法人」として組織化された農業がメインです。

一時期、一般企業の農業ビジネス参入が盛り上がった時期がありましたし、
今も新規参入は続いていると思いますが、
その流れを、主に法律改正に則った「仕組み」や「実態」の側面に迫って解説した本。

門外漢にとっては、何よりも、法改正の「目的」「改正ポイントの狙い」「実際の効果」を
知ることができ、新規参入が続いた背景というか、ドライバーが理解できたので、
興味深く読めました。

法人の組織数や売上規模、人数規模などのデータも示されており、
さらに具体的な実例もいくつか紹介されているので分かりやすかったです。

ただ、あくまで状況を解説している本なので、
この本を読んでも法人の立ち上げのノウハウは身に付きませんけど。

2009年発行の本なので、その後さらに制度改革は進んでいると思いますが、
とりあえず入口の考え方は理解できたので勉強になりました。




にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『ジェンダーサイエンス 第2週 月経 苦しみとタブーの真実』
- 2021/11/07(Sun) -
『ジェンダーサイエンス 第2週 月経 苦しみとタブーの真実』(2021年11月6日NHK放送)

今日は実家泊。
夕食後、そのまま点いていたテレビを見てたら、本番組が始まりました。

「月経」という、それこそ会話に出すのがタブー視されているようなテーマを
21時台に地上波で1時間もの時間をとって放送するのは、NHKやるなぁ~と感嘆。
いろいろ組織の問題は指摘されているNHKですが、作り手の気概を感じる良い番組はありますよね。

月経の仕組み、どういう症状や弊害が出るのか、歴史的な背景は、
男性側はどう受け入れればよいのか、医療で何ができるのか、
多角的な考察がされていて、非常に勉強になりました。

何よりもまず、自分自身が月経というものの仕組みに無知だったことが分かりました。
40代女ですが、出産経験がなく、結婚もしたことがないので
「子供を産む」ということに対して真剣に考えたことがなく、
そのために月経というのは、「毎月来る面倒な症状」という捉え方をしており、
そもそもなぜこんな現象が毎月起こるのかという本質的な理解ができていませんでした。

もちろん、子宮内膜を毎月新鮮なものに取り換えるための仕組みだということぐらいは知っていますが、
子宮内膜を通して胎児と母親がどういう構造になっているのか、
なぜ毎月新しくなる必要があるのか、なぜ一部の哺乳類にしか月経という仕組みがないのか、
そういう生物学的な知識が欠落していました。

これらを番組を通して学び、まず思ったのは、世の中のお母さん達、ありがとうございます、ということ。
私は、社会における「母親」という役目を自分から放棄してしまっているので、
これだけの緻密な仕組みを母体の中に保有して
種を維持することに貢献している世の女性たちに感謝です。
きっと母親になる人たちは、その過程で産婦人科の先生から学んだり
自分で本を読んだり、母親向けの活動に参加したりして勉強していると思うので
そういう経験をしていない自分の知識の欠落ぶりを反省しました。

番組では、男性の月経に対する理解を広げることが大事という議論をしていましたが、
いやいや、その前に、女の私がちゃんと理解してないとダメだわと反省。

私自身、30歳の時に会社で受けさせてもらった人間ドッグで
子宮内膜ポリープと診断され、除去手術を受けました
それまで、私は生理痛が重めだったのですが、生理ってそういうものだと思ってました。
母も生理が重めというので、体質的に私はそういうもんなんだろうなと何の疑問も持っていませんでした。

ところが、子宮内膜ポリープの除去手術を担当してくださった医師から、
「今まで生理痛が大変だったでしょう。ポリープのせいですよ。除去すれば軽くなるはずです」と言われ
「えっ!生理痛って医療で軽減できるの!?」と愕然としました。
この痛みとは一生付き合っていくものだと思っていたので。

実際に、手術前は、生理のたびにレバーのような塊がドロドロと体から流れ出ていたのですが、
ポリープを除去したら、その量がかなり減りました。
要は、子宮の内側にポリープがもりもり生えていたのでその立体構造を埋め合わせるために
子宮内膜がとても分厚く内側を覆うようになってしまい、それが毎月剥がれ落ちるので
大量の子宮内膜が排出されていたのだと。
その排出のために子宮の活動も激しくなり、生理痛がひどくなっていたのだと。
医師が丁寧に説明してくださり、手術の効果が期待できたので
手術にも前向きな気持ちで臨むことができました。

番組内でも、「生理痛の症状が重い人は、まず婦人科医に相談してほしい」と
東大病院の甲賀かをり医師がメッセージ発信されていましたが、
ほんと、私自身の経験から、生理痛は治療により軽くなる場合があるので
苦しんでいる人は専門家に相談するのが大事だと伝えたいです。

ただ、自分自身の体調に特に大きな変化がないのに病院に行くのは気が引けるとか、
きっかけがないと病院には行きにくい、という人も多いと思うので、
やっぱり定期的な健康診断の受診や、人間ドックの受検が、大切だなと思います。
私も、人間ドックで指摘されなかったら、今もしんどいままの体を受け入れていたと思うので。

番組内では、「フェムテック」というキーワードで、女性が生理の苦しみを軽減できるように
技術面で工夫された器具やグッズも紹介されていましたが、
こういう技術開発がもっとオープンに世の中に発信され、支援されていくといいなと思いました。

一方で、「タブー視はダメ、なんでもオープンな世の中にすべき!」という考え方は苦手です。
大丸梅田の生理バッジ事件とか以前に話題(というか炎上?)になっていましたが、
私は、「医療」や「技術」や「社会支援」という面で一般的な月経の議論ができることは社会に役立つと思いますが
個人に関わる生理の話は必要に応じてできる世の中であることが大事なのかなと思います。
自分の生理のことを伝える必要がある、相談する必要があると思った人は気兼ねなく口にすることができ、
一方で、伝える必要がない場面ではお互いに体調を気遣いあうという普遍的な優しさで
十分に対応できるように思います。
「何でもかんでもオープンが良い世の中だ」という価値観は、私はちょっと苦手です。

そういう点では、なぜ、日本社会で月経の話がタブー視されてきたのかという
歴史的な経緯については興味深く感じました。
番組では「月経小屋」が紹介され、「こんな仕組みが昭和の頭まで存在したのか」と驚きました。
でも、その経験を番組内で語っていた高齢女性の話のとおり、
「生理の時は月経小屋で過ごすものだと親や周りから言われたから特に考えもなく使っていた」
というのが真実だと思います。
最初は、穢れだから、忌むべきものだからという考え方から始まったのかもしれませんが
何百年もそうしてきたら、もう、思想とか関係なく、そういうものだと思って小屋を使うんだろうなと。

では、なぜ、穢れの思想が始まったのかという点については、
番組ではさらっと流してしまっていて深掘りされなかったのは、ちょい不満でした。
ここは、井沢史観とかで解説してもらえないかしら?
もうどこかに書かれているかな?





この記事のURL | 日常 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『日本進化論』
- 2021/11/06(Sat) -
落合陽一 『日本進化論』(SB新書)、読了。

Youtubeで時々動画を拝見しています。
いろんな社会問題について問題提起できる人物だと思いますし、
かなりリアリストな視点で考えている人だと思うので論旨は好きなのですが、
本業の研究分野が技術と芸術の間を行ったり来たりするような印象を持っているので、
きっと研究成果はこれからの社会に役立っていくのだろうとは分かっているのですが、
ずぶずぶの技術志向というか機能志向というか、アート系には弱い私には
ちょっと敷居が高い感じも受けてしまします。
(お仲間さんと一緒にいるときの場の雰囲気が苦手なのかも・・・・・)

さて、本題の本作ですが、ニコニコ動画の企画を本にまとめたものということ。
冒頭で小泉進次郎さんが登場してきたので、「え?こういう路線なの?」と
危ぶんでしまいましたが、最初だけでした(苦笑)。

本編の方は、著者による社会の分析や、その道のプロによる考察もあり、
勉強になりました。
著者の話は、データをしっかり押さえてくれるので信頼できます。
こういうところがあるから、政府にも信頼されて、いろんな場に呼ばれるんでしょうね。

ただ、複数のトピックスを扱うと、どうしても1つ1つが浅くなってしまうので、
もう少し絞り込んで深く話してほしいなと思いました。
また、Youtubeの印象が強いので、対談形式の方が面白いかも・・・・。

Youtubeでお顔を見ていると、もうちょっと寝た方がいいんじゃないの?と思ってしまいますが、
これからも多方面で古い世代を気にせず、ずばずば意見を言ってくれることを期待。




にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法』
- 2021/11/05(Fri) -
堀口博行 『週2日だけ働いて 農業で1000万円稼ぐ法』(ダイヤモンド社)、読了。

こちらも農業のキャッシュフローを知りたくて借りてきた本。
露骨にタイトルに金額が書いてあるので、期待していたのですが、
「利益」という数字しか出てこず、売上や経費の具体的な金額がわからないので
正直言って半信半疑な感覚が拭えず・・・・。

そして、そもそもの「週2日の農業で利益1000万円」という点ですが、
著者は平日は会社員で、土日中心に農業という生活をしていますが、
両親がもともと農家であり、農園も親から継いだもの。
そして、最も重要なのは、父は体を壊されたようですが、
母は農業のノウハウを持った人で、平日は母が一人で畑の面倒を見ているとのこと。
これって、「週2日」だけで成り立っているわけではないですよねー(苦笑)。

ただ、一つ一つの農作業の説明や、コストを浮かすテクニックなどは非常に具体的に
説明されているので、そこは新規就農者には使える情報なのではないかなと思います。

中古トラクターの値段とかはいろいろ書かれていますが、
それよりも「アルバイト代」「堆肥代」「苗代」など基本的な部分の経費が
どのようなタイミングで出ていくのかと、
やはり「売上」がどういう時期にどのぐらい発生するのかは知りたかったです。

あと、著者は、平日5日間仕事をして、土曜日は早朝から夜まで畑仕事、
日曜日は朝から初めて早めに切り上げるという生活のようで、
それを「慣れれば大丈夫」「日曜午後に休めるから良い」と評価していますが、
ここはマネできる人とできない人にくっきり分かれそうです。
というか、かなりガッツがないと難しそう・・・・・。
肉体的に倒れちゃわないのかなというもの気になるところです。

私は結構、自分自身ワーカホリックだと自認しているので
1000万円の利益が出るなら、この仕事の仕方ものめりこんだら面白いかも!と
前向きに捉えることができますが、万人ができる仕事の仕方ではないように思うので
他人に進めるのは気が咎めるかなぁ。

サラリーマン時代のエピソードもちょろっと書かれてますが、
結構、土台の部分が、優秀なサラリーマンで、かつガッツもありそうなので、
著者だから成り立っている部分も大きいような気がします。




にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『がちんこ農業生活 会社勤めよりは楽しいか? 』
- 2021/11/04(Thu) -
そがしんいち 『がちんこ農業生活 会社勤めよりは楽しいか? 』(スペースシャワーネットワーク)、読了。

農家さんの収支というかキャッシュフローについて知りたくて図書館に行きました。
で、ついでに、農家さん自身が自分の仕事について書いている本を借りてきました。

本作の著者は、新潟で家業のトマト農家を継いで直売を中心に農業をやっている方ですが、
かなりファンキーな文章を書くので、農業のイメージが変わるかも(笑)。

農家を継ぐまでは、海外を放浪していたと書いていますが、
いずれも現地の農業に関わる仕事をしていて、大学で農業を学んだあと、
世界各地で農業の現場を経験して回り、そのうえで、家業を継ぐという、
ある種、非常に計画的というか、視野を広げてから自分のフィールドを持つというプロセスを踏んでいて
行動力が羨ましい。

そして、継いで1年目は、直売所の魅力を上げるために様々な野菜を作ったそうですが、
効率が悪いと分かると、翌年からはトマト、アスパラ、枝豆の3つに主力を絞って、
美味しいものを効率的に作れるように工夫を凝らしていく方針に転換していて、
そういう判断力の良さも素敵ですね。

ものすごく前向きに農業に取り組んでいる姿が伝わってきて、
農業もやりようによっては若者がやりがいを感じられる仕事なんだなという可能性を感じることができました。

一方で、1日の仕事のスケジュールが、繁忙期と余裕期で紹介されていますが、
繁忙期は、朝2時起き、昼寝を2時間しつつ夜10時就寝という、
やっぱりハードな日々ではあります。
毎日そういうスケジュールで動いていたら、体も馴染んでくるものなのかな。
あとは、日中の農作業を、仕事と休憩を織り交ぜながら、うまくコントロールするのが
コツなんでしょうね。

本だけでなく、Blogを書かれていたり、ちょっと検索してみたら
いろんな農業サイトでの情報発信にも協力されているようなので、
この著者に刺激を受けて、新しい、自分なりの農業を作っていこうと努力する若い農家さんが
増えていくとイノベーションが起こりそうだなと思いました。




にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
前ページ | メイン | 次ページ