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『日本地図の秘密』
- 2019/05/31(Fri) -
日本博学倶楽部 『日本地図の秘密』(PHP文庫)、読了。

日本の地理の知識を増やさないといけなくなりまして、
ちゃんと勉強し始めているのですが、暇つぶしの読書も地理のネタ本を。

お気軽に読める話が簡潔にまとまっています。
地理の話だけでなく、地名の由来とか、県庁所在地の変遷とか
歴史ネタに絡めて解説されたネタが、奥行きがあって興味深かったです。

あと、平成の市町村合併で新たに出来ている市で
この本で初めて存在を知ったものがありました。
もう、合併から15年近く経過していると思うのですが、
その間に一度も聞いたことがない(聞いた記憶がない)というのは、
新しく付けた名前としては成功とは言えないですよね。
市町村の戦略の上手さ、拙さが如実に表れますね。




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『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』
- 2019/05/30(Thu) -
ひろゆき 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』(扶桑社新書)、読了。

最近、残業しながらYoutubeを見ていることが多いのですが、
ひろゆきさんの出ている動画も良く見ます。
一言で言うと、本作の中で佐々木俊尚さんが評した「身も蓋もない」という言葉が
最も上手くひろゆきさんを表現しているかなと思います。
現実を直視する、無駄な理想を語らない、本音で話す、そういうところが特徴かなと。

IT技術なり、WEBサービスなりというところへの評価や考察よりも、
「WEB2.0を定義することに何の意味があるの?」というような世の中の動きへの見解や、
「これが当然だと思える人は、僕らみたいな人」と、一般の日本人と自分との間に
線を引いていることを明言してしまうような強さのようなところに興味を覚えます。

佐々木俊尚さんとの対談では、IT技術の革新やWEBサービスの拡充について
基本的には前向きな評価をしている佐々木氏に対して、
「それって意味あるんですか?」的な意見をポンポン放り込んでしまうひろゆきさんを見て、
そういう視点で考えることも必要だなと思いました。
世の中の称賛の流れに、何も考えずに流されるようなことはしないという自重と言いますか。

ただ、ひろゆきさんが、このような斜に構えたところから発言して一定の評価が得られるのは、
梅田望夫さんとかが一生懸命IT技術やWEB世界の夢を語って世の中の期待を呼び起こして
いるからこそだと思うので、ひろゆきさんの主張がメインストリームになることはないと思いますが。

あと、対談では、小飼弾さんとの対談が興味深かったです。
プログラマーとしての技術的な話はさっぱり分かりませんが、
2人が日本人社会をどのように捉えているのかという部分が面白かったです。

最後に、著者自身が書いている(とされる)対談以外の文章ですが、
あまりに読み難くて、内容が頭に入ってこなかったです。
本作は、著者の語り下しだと思うのですが、テープ起こしをそのまま文章にしたのではないか
と思えるような、粗い文章で、残念でした。

ひろゆきさんの動画では、発言しているときの行間の間合いとか、ワードを発した時の口調の強さとか、
話ながら訂正を入れたり、補足をしたりする、その言葉のつなぎ方とか、表情とか、(笑)とか(怒)とか、
画面から様々な情報が伝わってくるので、文章にしたときに違和感があっても、
聞いている側の脳内できちんとした内容に整理できていきます。

しかし、文字の文章は、整った日本語が書かれていると頭は思い込んでいるので、
語り下しそのままでは、非常に読みづらいです。
そこは編集者の腕だと思うのですが、レベルが低くて残念でした。

ひろゆきさんの著作を読むのが、本作が初めて!というような人には、
「日本語で相手に伝えるのが下手な人」という印象がついてしまわないか心配です。




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『大人の見識』
- 2019/05/29(Wed) -
阿川弘之 『大人の見識』(新潮新書)、読了。

タイトルから、日本人に向けて、あーだこーだ文句を並べているのかと思ったのですが(苦笑)、
大日本帝国海軍魂、英国流ユーモア、昭和天皇など、
限られた(というか著者にとって思い入れのある)テーマに絞って
著者の思いが書かれています。

一応、「大人の見識」という横串が刺さっているような話の展開にはなってますが、
あんまりタイトルに引きずられずに、素直にエッセイとして読んだ方が
興味深く読めるのではないかなと思いました。

最初、東条英機をはじめとする、戦時中の日本の首相やその側近たちを批判しまくっているので
阿川弘之って、左側の知識人なの?と誤解してしまうところでしたが、
よーく読んでいくと、日本という国家が健全に運営されるには、
どうすればよいかという視点で語っていることが分かり、
右側の人というか、全体を眺めると保守のど真ん中の人なのかな?と位置づけを修正しました。

細部を切り取って批判のための批判をする人であふれている現在、
著者のような、大きな視野で日本のことを考え、叱るべきところは叱り、
素晴らしところは素直に評価するという、まっとうな知識人の本に触れると
なんだかホッと安心します。




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『ヒトイチ』
- 2019/05/26(Sun) -
濱嘉之 『ヒトイチ』(講談社文庫)、読了。

警察組織内の不正に対処するいわゆる監察の仕事を舞台にした小説。
警視庁人事一課、略してヒトイチだそうです。

最初、長編小説かと思っていたら、
中編小説が3本収録されていました。
あんまり事件を大事に仕立て上げず、さくっと結末をつけていたので読みやすかったです。
何よりも、監察にそこまでの捜査能力があるのかというところに驚きました。
警察官出身の著者が書くのですから、そうなんでしょうね。
精鋭を配置しているようですが、内部統制にそこまで力を注ぐのは、
やはり、不祥事で一気に崩れてしまうという危機感を持っているからなのでしょうね。

警察内の階級による上下関係の厳しさはイメージできますが、
さすがに細かく階級の描写をされてしまうと、ちょっとしんどいので
大まかなイメージ程度で読みました(苦笑)。
警察マニアの人には、たまらない緻密さでしょうね。

各事件は、優秀な人物でも、魔が差す時があるというような話ばかりで
そんなに優秀な人に裏切られてたら警察も大変だな・・・・と思いつつ、
でも、監察の係長が自ら現場捜査に乗り込んでくる事件となると、
やはり監察相手もそれなりに大物にならざるを得ないんでしょうね。
小説として。

このシリーズは、これからも読んでみたいと思います。




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『キリンビール高知支店の奇跡』
- 2019/05/25(Sat) -
田村潤 『キリンビール高知支店の奇跡』(講談社+α新書)、読了。

ブックオフの50円ワゴンにありました。
3年前、高知県に仕事で訪れた際、ひろめ市場の正面にどーんとキリンビールの
宣伝看板が立っていたなぁと思い出し、買ってみました。
自分自身もキリン派ですし(笑)。

アサヒビールに全国シェアを抜かれそうな危機的時期に、
上司の方針に盾突いて本部から高知支店へと左遷された著者。
苦戦地域の支店ということで、本部から言われたことしかやらない部下たち。
そんな部下の意識を変革し、ライバル・アサヒビールに勝つ組織を作り上げた
そのプロセスを解説した本。

いやぁ、面白かったです。
本社がシェア争いに負けていく中で、一人気を吐く高知支店。
前年比伸率で支店No1を達成するなど、
きちんと実績を残し、その過程で部下は自信をつけ、お店との信頼関係も構築する。
その1つ1つが、なるほどなぁと思えることで、こんな上司の下で仕事ができたら
やりがいがあるだろうなと思いました。

一方で、深夜に飲み屋周りをしたり、休日出勤も自由にやらせていたようで、
今の視点で考えるなら、結構ブラックかも(苦笑)。
ランチェスターの時間の法則を地で行くような戦術です。
時間を正しく投入すれば成果は上がるということですね。

この時間の投入に際して、最大のネックは、部下が付いてこないことだと思います。
その点において、部下を巻き込むテクニックが凄いなと。
とっかかりの、高知支店の営業課長を自分の側に引き込めたのが大きかったのかなと思いますが、
ここのくだりは、あまり具体的に書かれていなかったので、
もともと向上心のある課長だったのか、著者が意識づけをしたのか、
それとも、そういう課長を異動させてきたのかわかりませんが、
そこが肝だった気がします。
一番大事なところは曖昧(苦笑)。

この課長が営業部員1人1人を叱咤激励して、
毎日の地道な営業活動を達成できたのかなと。
大した予算をかけているようには思えないですし、
とにかく自分たちの時間を営業現場に投入するという量の部分と、
小さなアイデアをどんどん取り込んでいくという質の部分が
うまくミックスされたのかなと思います。

本作中でどんどん出世していく著者ですが、
最後は営業本部長時代の話で終わっており、副社長としてのエピソードはゼロ。
そして、なぜキリンビールを辞めたのかも言及なし。
アサヒビールからシェアトップを奪還して2年で離職しているというのは、
何かあったんですかね?




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『空からきた魚』
- 2019/05/24(Fri) -
アーサー・ビナード 『空からきた魚』(集英社文庫)、読了。

講談社エッセイ賞を受賞したという著者の『日本語ぽこりぽこり』が
「読みたい本リスト」にずーっとあるのですが、いまだに出会えず。
別の作品がブックオフにあったので、買ってみました。

日常のエッセイだけでなく、著者の半生を振り返ってみるようなものも多く、
著者という人物が出来上がった過程を見るようで面白かったです。

日本語で詩作をしたり、絵本を描いたり、エッセイを書いたりするアメリカ人ということで
ご本人の才能があるのがもちろんなのですが、
日本語を学びに単身でやってきて、たまたま翻訳業に関わった関係で、
そのまま住み着いたという流れや、その前はミラノに留学してイタリア語の勉強をしていた
というような話を読むと、「日本って、こんな良く分からない外国人を食べさせていけるんだから、
経済的に豊かだし、そもそも懐が深いんだなぁ」と変なところで感心してしまいました。

読んで受けた印象からすると、来日時は日本で就職するという思いは薄かったと思うんですよね。
ただ単に、日本語に興味を持って、学びたかったという風に受け止めたので。
そこから、日本語学校の先生の導きのまま、翻訳業に入っていき、
そして日本語で作品を書いていく文筆業で生計を立てられるようになるという。

昨年の入管法改正の議論の時はメチャメチャ反論も出て議論が盛り上がっていたように思いましたが
成立した今や、静かですよね。私が知らないだけ?
日本人って、結構柔軟に、来日外国人という存在を受け入れているように思えます。
日本人と線は引いていますが、露骨に排除する空気は薄いんじゃないかなあと。

著者は、「外タレ枠」に自分が入れられてしまうことを困っているようですが、
それで食べていける部分もあるでしょうし、上手く利用すればいいのに・・・・と感じてしまいました。
まぁ、外タレ活動ばっかりになって、本業の日本語作品が生まれにくくなると問題ですが。

著者の日本語は、大人になってから意識して勉強して身に付けた日本語であるためか、
もちろん言語で仕事をしている人としての感性やこだわり、努力もあって、
今の日本人が書く日本語や話す日本語とは微妙に違っていて、
「あぁ、そんな表現の仕方もあるのか」と気づかされるものが多く、新鮮でした。

文章の合間に挟まれる俳句や短歌も素敵でした。

タイトルの意味は、読む前から気になってましたが、
この意味を説明したくだりは、正直、私にはあまり刺さってきませんでした。
ちょっと頭でっかちな印象でした。

でも、全編にわたって爽やかな日本語で表現されており、面白かったです。





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『クルマは家電量販店で買え!』
- 2019/05/23(Thu) -
吉本佳生 『クルマは家電量販店で買え!』(ちくま文庫)、読了。

『スタバではグランデを買え!』の続編?です。
引き続き、取引コストや機会コストについても解説していますが、
それ以外のテーマも幅広に取り扱っていて、
前作に比べると、ぼやけてしまった印象です。

それでも、1つ1つの事例について具体的に経済学的な考察をしてくれるので
勉強になりました。

例えば、なぜジェネリック医薬品が安いのか。
開発費などの初期投資分が乗らずに、ほぼ製造コストで作れるから・・・・という説明で納得していたのですが、
開発費のような埋没コストは無視して、
むしろ特許有効時は特許使用料で得られるはずの機会コストを見込むべきという発想に、
あぁ、そういう視点があるのかぁ、と。

ただ、著者は前者の一般的な考え方は間違いで、後者が正しいとしていますが、
どちらが正しいという問題ではないような気もしました。
どちらの考え方で販売価格を決めるかは、その会社の経営判断なように思います。
どちらの考え方の方が損失リスクを抑えられるとかいう傾向はあるかもしれませんが、
結局は、値付けは経営者個人のセンスだと思うので。

まあ、でも、前者の考え方しか知らない状況での判断と、
前者、後者2つの考え方を分かったうえでの判断とは、
やっぱり質が違うと思うので、知識を持っているとか、多角的に考察できる能力を持っているということは
重要なことだと思います。

相変わらずタイトルは中身を反映していないと思いますが(苦笑)、
著者にはこれからも、時事ネタ的な事例を使って、
経済学の考え方を解説するシリーズを続けてほしいなと思います。

分かりやすいというだけでなく、
どうしてそんな戦略・戦術が登場したのかという考察をとして、
その時代が、どういう時代なのか理解することができるので、興味深いです。
本作だと、激安缶チューハイがなぜ店頭から消えたのか・・・・とか。




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『地ブランド』
- 2019/05/22(Wed) -
博報堂地ブランドプロジェクト編 『地ブランド』(弘文堂)、読了。

ブックオフで見つけて何となく買ってきた本でしたが、
これは当たりでした。

地方が独自ブランドを構築してお金を稼げるようにするにはどうしたら良いか。
少子高齢化と過疎化で悩む地方にとっては、どこも大きな課題として抱えている問題ですが、
博報堂としてプロジェクトを組む場合の考え方を示しています。

肝は、「博報堂がプロジェクトを組む場合」ということ。
本作を読んでも、地ブランドを作るためのノウハウはほとんど書かれていません。
広告代理店がこの課題に取り組む場合に、どんなステップで戦略を立てていくかという
流れを描いているだけです。
だから、この本を読んでもファーストステップが具体的になる感じではありません。
でも、広告代理店が、どんな角度で地方創生に取り組んでいるのか、
どうやってプランを練って、自治体から仕事を取ってきているのかが分かり、
そこは非常に勉強になりました。

自分自身、生まれ育った地方に戻って起業したことで、
地方創生とか、地域活性化とかいうキーワードを活用したり、反対に巻き込まれたりという
生活を送っていますが、正直、地方で生きる人々って、あんまり戦略性が無いというか
行き当たりばったりなことが多くて、どうにもエネルギー効率が悪いように感じます。

そんなときに、博報堂のような大手広告代理店のブランド構築の考え方を学ぶのは、
意味があることじゃないかなと思いました。

これを、自分の手で、自分の住む町でやってみよう・・・・・という発想ではなく、
自分の住む町を舞台に、博報堂を連れてきて地域活性に取り組んだらどうなるんだろうな?
という想像をしながら、具体的に博報堂を連れてくるプランを考えてみるのも
面白いんじゃないかなと思います。
行き当たりばったりなことをやっているよりは、大手企業に飲み込まれること覚悟で
大きなプロジェクトを動かすのもアリかなと。

地方に住んでいると、何をやるにも金額の桁が小さくてshabbyな感じを受けてしまうので、
たまには大きな夢を描いてみたくなります。
博報堂の頭脳を使い倒してやるぜ!と言えるほどの地方人になりたいものです。




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『うまくいっている人の考え方 完全版』
- 2019/05/21(Tue) -
ジェリー・ミンチントン 『うまくいっている人の考え方 完全版』(ディスカヴァー携書)、通読。

ブックオフの50円ワゴンに入ってました。
ドカ買いしてきた中の一冊。

うーん、あんまり印象に残らない本でした。

まぁ、自己啓発書的な本自体があまり好みではないというのもありますし、
そもそも特に今悩んでいるわけではないということで問題意識も薄いです。
じゃぁ、なんでこんな本を買ったんだ!?と言われそうですけど、
「日本でベストセラー」と書いてあって、50円だったので、後学のために(苦笑)。

100個の教えが1~2ページ程度の解説とともに紹介されていますが、
正直、全然頭に入ってきませんでした。

もちろん、言っていることはまともなことです。
自分を信じろとか、嫌なことは断れとか、失敗でくよくよするなとか。
でも、それは皆が分かっていることで、
問題は、どうやってそれを実現するか、実行するかだと思うんですよね。

嫌なことは断れ、という教えに際して、

今まで相手の頼みごとを聞き入れてきたなら、急に断るのはむずかしいかもしれない。
しかし、その壁は乗り越えることができる。
「ノー」という機会が増えれば増えるほど、楽に断れるようになるからだ。

って、一番の問題は、最初の「ノー」をどうやって言うかという部分でしょうに。
そこの乗り越え方が分からなければ、いつまでたっても「ノー」って言えないのではないでしょうか。

ベストセラーになったということですが、
読者層の中心は、「断っても良いんだということを初めて知った!」という優しい人々なのでしょうか。
それとも、「100個も良い教えを読めて良かった」ということだけで満足できてしまう人々なのでしょうか。

「ベストセラーになった」という事実が、すごくモヤモヤとして自分の中に残った読書となりました。




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『ブログ論壇の誕生』
- 2019/05/20(Mon) -
佐々木俊尚 『ブログ論壇の誕生』(文春新書)、読了。

これは面白い本でした。
炎上がニュースになった事件を通して、
なぜ、そのような事態になったのか、何がネット民の怒りに触れたのかを解説し、
ネット民の思考傾向について分析しています。
ブロガーという、著名人や評論家として名をなしている人とは違う人たちの発言について
ここまでまとまった論評を読んだことがなかったので、非常に興味深かったです。

ブログ論壇というのは、存在は認識していますが、
私自身、あまり馴染みのないものでした。
ブログって、文章を読まないといけないので、結構、時間を取られるんですよね。
意識して読み行かないと目に留まらないし。
ニュースサイトとかで引用されているのを読むぐらいでした。
つまりは、切り取りでしか読んでいません。

それに比べて、動画で発信してくれる人は、ながら見ができるので仕事しながらよく見ます。
ここ3年程、Youtubeで主義主張を発信している人のチャンネルはよく見ています。
なので、本作も、ブログをYoutubeチャンネルに置き換えて読んでました。

もう10年前の本ですが、そのころ、かなり仕事が忙しくてニュースを追えてなかったので
「こんな事件があったんだぁ」という感じで、半分ぐらいは知らない炎上事件でした。
なので、新鮮な気持ちで読めました。
何が炎上したのか、どこが着火点だったのか、なぜ延焼したのか、
いつもの佐々木氏の冷たいレポートの仕方が、これらの分析を読むには読みやすかったです。

ちょっと、「怒っているブログ民=経済的に恵まれない若者」と決めつけるようなところは
そんな単純なものではないだろうと思いましたが、
まぁ、そこは画面の向こうで顔の見えない人々なので
思い切って単純化しないと書けないのかな。

Youtubeで論陣を張っている人って、基本的に顔を出しているので(私が見てるチャンネルだけかな?)、
どんな人が発言しているのか、なんとなく分かった気になってしまいます。
しかし、ブログって、基本的に文字だけなので、Youtuber以上に過激な文章になりそうだなと、
あまりブログ論壇を読んだことのない身からすると、そんな印象を持ってます。

でも、そこに、本音がズバッと出ているというか、黒い感情を隠していない、
むしろ増幅させてぶつけてくるようなところがありますね。
正直、私は、そこまで重たいものを受け止め続ける自信がないので
ブログ論壇からは距離を取っていた方が良いかも。

ニュース記事などで取り上げられるブログの記事をつまみ読みするぐらいがちょうど良いかな。
偏ってる、切り取られているという注意付きでね。




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