『人生、ブラボー』
- 2016/05/31(Tue) -
『人生、ブラボー』

お金のために継続的に行った精子提供により
なんと533人もの子供ができてしまった主人公。
このうち100人を超える子供から、父親が誰なのか知りたいという
訴訟を起こされてしまうが、こっそりと1人1人の子どもに会いに行くうちに
彼らの人生のサポートをしようという気が湧き起こり・・・・。

コメディタッチになっていますが、
精子バンクとか、父親を知る権利とか、精子提供で誕生した障害児とか
重たい社会問題をテーマにした作品です。
533人というのは非現実的であったとしても、
その分、精子バンクの問題を集約して扱えているように思います。

中盤、主人公の借金問題がうやむやのまま展開していくので
都合よく甘い展開だなと感じてしまいましたが、
まぁ本題でもないので、こんなものなんでしょう。

子ども1人1人に会いに行った先々での展開も
都合よく甘い部分はあるものの、
なんだか応援したくなる憎めない主人公。

温かい心を持っているのに、話の段取りとかつじつま合わせに失敗し
軽い男と思われてしまっている不幸。
でも、きちんと見てくれている人には伝わるというのが
作品の温かさの理由かな。

判決後の弁護士インタビューの展開には笑いましたが、
くすっと笑えるシーンも多く、ハートフルコメディとしてしっかりした作品だと思います。


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『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
- 2016/05/30(Mon) -
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』

キューバ音楽の知識なんてゼロなんですが、
知人に誘われて鑑賞会にお邪魔しました。

キューバでも忘れ去られたミュージシャンたちが、
ドイツ系米国人ギタリストの旗振りで
再集結した様子を収めたドキュメンタリー。

バンド「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の各メンバーたちの
生い立ちについての短いインタビューと、セッションでの姿を
順番に見せていくという非常にシンプルな作りです。

各ミュージシャンのことを知らないため、
純粋に、場面場面で流れてきた音楽に耳を傾け、
気に入ったシーンを楽しむことができました。

私がハッとしたのは、ピアニストのルベーン・ゴンサーレス。
1919年生まれという高齢でありながら、
そのピアノは生き生きと躍動的です。

舞台でのピアノが素敵だったのはもちろんのこと、
インタビューの際に、まだ小さい少女たちのバレエ教室の片隅で弾くピアノが
とても印象に残りました。
女の子たちが、ピアノの周りに集まって、本当に楽しそうにしており、
ピアノの音に自然と体が反応している感じでした。
音を楽しむって、こういうことなのかなと。

そして、本作の中で見られる様々なキューバの風景にも惹かれました。
町の雰囲気は貧しくボロボロの建物が並ぶ中に、植民地時代の豪華で堅牢な建物があったり、
中高年でも原色系の派手な服装に身を包みながらも、ステージではスーツにタイだったり、
大人たちが街中を用事もなくブラブラしている退廃的な雰囲気を醸し出しつつも
子どもたちは明るく元気にはしゃいでいたり。

不思議と、そのアンバランスさが、アンバランスに感じないというか、
キューバらしさなのかなと腑に落ちる感じ。

今日は、異文化体験をしたような気分です。


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『風流武辺』
- 2016/05/30(Mon) -
津本陽 『風流武辺』(朝日文庫)、通読。

戦国時代に、茶の湯の道を極めた上田宗箇を描いた作品。

知らない人物の話だったので、
正直、興味を盛り立てるのが難しかったです。

尾張に生まれ、紀州藩に勤めたということから
三重県の地名もときどき出てきましたが、
それだけで500ページの大作に興味を持ち続けるのは
しんどかったです。

そもそも、冒頭のところから
あまり文章が頭にすんなり入ってこなくて苦労しました。
読むタイミングを間違えたかな。


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『聞かなかった場所』
- 2016/05/28(Sat) -
松本清張 『聞かなかった場所』(角川文庫)、読了。

出張中に妻が急死したとの連絡を受けた主人公。
心臓が弱かった妻は、なぜ急な坂を上ったのか。
その死因に不審な点を見出した主人公は、
独自の調査を進めることに。

松本清張にしては、事件の世界観が小さいなと思ったのですが、
起承転結の「転」の部分が、予想していなかった方向に向かったので、
中盤でダレずに読めました。

仕事ができる男の逸脱。
うーん、とっさの判断というのは怖いですね。


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『数学漂流記』
- 2016/05/27(Fri) -
『数学漂流記』(三省堂選書)、通読。

小川センセの流れを受けて、
祖父の本棚から持ってきました。

数学者が、自らの日常を小説風に書き改めて、
その中に数学の問題を盛り込んだという感じでしょうか。

うーん、何とか数学を楽しんでもらおうと努力しているのは理解できるのですが、
如何せん、小説風の日常生活の展開が素人仕立てで読みにくいですし、
数学の問題は突如、難しいものが飛び出してくるので
これまた付いていくのが大変です。

小説部分は、会話形式で進んでいくのですが、
そもそも、この会話の進み方が、何だか分かりづらい。
急に話が展開したり、面白おかしく書こうとした文章が回りくどかったり。

数学の先生というのは、一般人とちょっと感覚が違うのかな?と
思ってしまうような印象でした。


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『フライト』
- 2016/05/26(Thu) -
『フライト』

航空機事故から奇跡の生還を果たしたパイロットが、
一転してアルコール操縦の疑いをかけられるというサスペンス。

ま、疑いというか、もろアル中なんですけどね(苦笑)。

前半の飛行機事故シーンは、
緊迫の場面の連続で、手に汗握る、まさに映画としての本領発揮でした。

事故当日の朝に、コカインを吸うシーンがあったので、
最初は、薬物による操縦ミスという設定なのかと思ってしまいましたが、
事故原因は機体の整備ミスという展開。
機長としてはベストを尽くしたということでしょう。

で、物語は中盤から、
機長のアル中をどうやって隠ぺいするのかということに向けて
組合や弁護士が動いていくわけですが、
そこはアル中、期待を裏切らないダメ男っぷりを露呈していきます。

この隠ぺい作業が、意外とあっさり進んでいくのが何だか拍子抜け。
マスコミの攻勢もぬるい感じですし。

で、最後は大きな展開があるのかと思いきや
オーソドックスな流れで大団円を迎えました。
ま、社会派メッセージを持った作品ですから、
こういう締めくくりにしておかないと落ち着かないのかな。

一つ気になったのは、
機長の問題が、アルコールに集中していて、コカインへの言及が少なかったこと。
日本人の感覚としては、アルコールよりも薬物の方が重大な問題のように思えるのですが、
コカインというのは米国では、その程度の扱いなのでしょうかね。
生活を破壊する威力としては、アルコールの方が怖いということなのでしょうか。

この米国人の感覚も、何だか麻痺してしまっているようで怖いです。


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『闇の歯車』
- 2016/05/25(Wed) -
藤沢周平 『闇の歯車』(講談社文庫)、読了。

押し込み強盗を企む男が
共犯者を募っていく過程を描いた作品。

なので、押し込みメインで期待すると
当てが外れるかと思います。

押し込みに加わらざるを得なくなった人々の姿を描いていると
表現すればよいのでしょうかね。

期待したようなワクワク感が得られず、
じとっとした仕上がりに、あまり物語の世界に入れませんでした。

こういう作品だと予めわかっていれば
もっと読み込めたのかもしれません。


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『科学の扉をノックする』
- 2016/05/24(Tue) -
小川洋子 『科学の扉をノックする』(集英社文庫)、読了。

著者の数学に対する熱意は
小説でも対談でも十分に堪能できるのですが、
本作ではさらに視野を広げて自然科学の専門家にお話を伺います。

小説家なのに、子供のころから自然科学に興味があったという著者。
文系/理系の枠組みに囚われない幅広な興味関心の持ち方は、
私自身もそうですし、こうやって「数学って面白い!」「地学って不思議!」という感動を
素直に表現できる姿勢に爽快さを感じます。

自然科学の専門家の先生が、
自分の分野について「こんなに面白い分野なんですよ!」と語ってくれる本にも
ワクワクする面白さがありますが、
こうやって専門家ではない人が、専門家の話を聞いて、
どんな風に感動したかをじっくり書いてくれると、とても共感できる楽しい読書になります。

小説家が書く「こんなに感動した!」という文章は、
そのワクワクの臨場感が伝わってきて、自分自身が感じたように思えてしまいます。

あ、自然科学って、単純に純粋に知的好奇心を刺激する分野なんだなということが
良く伝わってきました。

それと、

人間の力など到底及ばないスケールで地球は出来上がっているのだから、
多少人間が愚かな失敗を犯しても、取り返しがつくように思える

この発言には、非常に共感を覚えます。
地球への絶大なる信頼感と言いますか、人間の非力さを認める控え目さと言いますか。
地球環境に悪影響を与えないという心配りは当然必要ですが、
しかし、人間の影響力を過信するのも何だか違うように思います。
地球に住む1つの生物として、身の丈を自覚しながら生きたいものです。


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小川 洋子

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『チームリーダーの仕事のルール』
- 2016/05/23(Mon) -
PHPエディターズ・グループ 『チームリーダーの仕事のルール』(PHP研究所)、読了。

ドカ買いしてきたときに、何となしに買った本。

オールカラー&イラスト多用で
軽めの本かと思いきや、至ってオーソドックスな至難の数々。

まじめな作りということになるのでしょうが、
逆に目新しさはないです。

分かりやすさということでしょうかね。


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ダイビング @尾鷲 九鬼浦
- 2016/05/22(Sun) -
充実の甲殻類。
尾鷲の海は楽しいです♪


いつ見てもお美しい
アカホシカクレエビ 20160522 九鬼 (1024x768)
ポーズ!
ミツハコマチガニ2 20160522 九鬼 (1024x768)
ほぼ撮れていないという(苦笑)
ホムラチュウコシオリエビ 20160522 九鬼 (1024x883)
小さい!
スジテコシオリエビ2 20160522 九鬼 (1024x819)
これも撮れず・・・・
ザラカイメンカクレエビ 20160522 九鬼 (1024x768)
背景と相まってきれいです
コマチコシオリエビ4 20160522 九鬼 (1024x768)
たくさん付いてました
クダヤギクモエビ 20160522 九鬼 (1024x817)
その写真に入り込んでました
クダヤギクモエビ4 20160522 九鬼 (1024x783)
いつものも
オルトマンワラエビ 20160522 九鬼 (1024x768)


↓海の写真はこちら
かもめ組図鑑



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