『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』
- 2016/02/29(Mon) -
戸塚隆将 『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』(朝日新聞出版)、読了。

ゴールドマンサックスとマッキンゼーに勤務経験のある著者が解説する
エリートビジネスマンの働き方。

世界の超エリートのビジネススタイルというよりは、
もっと身近なレベルでの「デキル人」ぐらいの働き方を紹介しているような感じです。
タイトルは盛りすぎですが、しかし、一般サラリーマンがお手本にするには
むしろこのぐらいのレベルがちょうど良いかと思います。

解説している内容は、シンプルで分かりやすく、
行動のレベルにブレイクダウンして語られているので、今から真似してみることが可能です。
具体的な行動なのに、読者の多くが取り入れられるという汎用性があるのは
意外と提案として難しい水準なのではないかなと思います。

この本で解説されている1つ1つの行動に加えて、
こういうプレゼン力や提案力を身につけていきたいです。


世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?
戸塚隆将 208

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『スティーブ・ジョブズ超解釈』
- 2016/02/28(Sun) -
成毛眞 『スティーブ・ジョブズ超解釈』(KKベストセラーズ)、読了。

マイクロソフトの元日本支社長がジョブズの仕事哲学について語るというので、
一体どんなことを述べているのだろうかと期待したのですが、
ちょっとイメージしたものとは違っていました。

まず、ジョブズは日本で持ち上げられすぎているというのは同意します。
エキセントリックな部分も含めて礼賛されてるきらいがありますが、
ビジネスマンとしては異様なところがある人だと思いますし、
経営者とか組織人とかいう観点で見たときに、このスタイルで成功するか否かは
結構、運次第なところがあるように思います。

だから、ジョブズの仕事の仕方から何かを学ぼうとするのは危険かなと思います。
一方で彼の人生哲学には学ぶべきところが多くあるようにも思います。

で、そんなジョブズの仕事の仕方を批判するときに、
著者は、マイクロソフトの立場から発言を繰り返しており、
折角の興味深い批評も、アップルVSマイクロソフトという矮小な世界に落ちてしまっているように思え、
そこは残念でした。

著者自身の仕事哲学は、それはそれで面白い方だと思うので、
変にアップルVSマイクロソフトという構図を取り入れない方が
読める内容になったのではないかと思います。


成毛眞のスティーブ・ジョブズ超解釈成毛眞のスティーブ・ジョブズ超解釈
成毛 眞

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『明治・大正を生きた女101人』
- 2016/02/26(Fri) -
歴史読本編集部 『明治・大正を生きた女101人』(新人物文庫)、読了。

タイトルの通り、明治・大正時代に活躍した女性を紹介した本です。

101人ということで、数ページだけの通り一遍の紹介かなとも思ったのですが、
数行の紹介で終わっている人も含めて101人だったので、
主だった人の人生にはページを割いていて、結構、読める内容でした。

個人的には、「女性で始めて○○した人」というような先駆者的な人よりも、
明治や大正といった時代を作った政治家たちを支えた奥さんという位置づけの女性の活躍に
興味を持ちました。

それは、女は家を守れ!というような思想ではなく、
新しい時代を作った男性たちを支えた女性は、当然にして、新しい時代というものに
自ら対応しようとする進取性のある女性だったのだろうなと思うからです。

新しい世の中を作ろうとする旦那の活動に理解がなければ、支えられるものではないと思います。
そういう立場の女性の物語を、是非、長編小説のような形で読んでみたいなと感じる読書でした。


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『歴史読本』編集部

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『ダブル』
- 2016/02/25(Thu) -
永井するみ 『ダブル』(双葉文庫)、読了。

この本で描かれる人間の心のありようというのは、本当に怖いです。
しかも、女性特有の怖さのような気がします。

常識的なものの考え方から逸脱して、
独特な自分の世界観を作っていった結果、犯罪を犯してしまう人というのは
男性にも女性にもいるものだとは思うのですが、
男性の場合は、自分の内側にこもっていき独りの世界を作ってしまうのに比べて、
女性の場合は周囲の人をも巻き込んでその中で独自の自分の哲学を作り上げてしまうような
オープンな傾向があるように思います。

男性は、見るからに怪しい人というレッテルを貼りやすいのに比べて、
女性の場合は、一見普通のように見えてしまうため、知らず知らずのうちに周囲が巻き込まれていくような
怖さがあるのではないかと思います。

その怖さを、まさに、小説の世界で具現化したのが、この作品なのではないかと思います。

犯人像は、早い段階で分かってくるので、謎解きの面白さというよりも、
本作はやはり人間の異様さを怖がるためのサスペンス作品だと思います。

1つ残念だったのは、最後の最後に、真犯人がいきなり真相をペラペラ語り始めるところ。
ときどき、この手の演出をする作品を見かけますが、
真相をしゃべり始める必然性が感じられないんですよね~。
こういうネタばらしの仕方は、好みではありません。 

ま、ただ、本作に関しては謎解きがメインではないので、
満足度を下げる要素ではなかったです。

結論、女は怖い!


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『「のび太」という生きかた』
- 2016/02/24(Wed) -
横山泰行 『「のび太」という生きかた』(アスコム)、読了。

「ドラえもん」に登場するのび太の思考や行動を通して、
最後はしずかちゃんと結婚という成功を手に入れる人生のススメを説いた本。

「のび太=ダメな子」という前提に立っているからこそ
「のび太流の生き方は、実は成功に近づく術だった!」というようなインパクトを
読者に与えているのだと思います。

しかし、私の目からすると、のび太の行動力は凄いと思います。
時に変な方向に突っ走ってしまいますが、普通の人は、変な方向であることに途中で気づいちゃいますし、
仮に気づかなかったとしても、ここまでのエネルギーをもって取り組めません。
のび太の凄いところは、ときに思い込みのエネルギーを得た突っ走り力だと思います。

長編作品なんて、八面六臂の活躍だったりするわけですよ。
しかも、優しくて、情に厚くて、弱者の側に立てる男です。
伊達に、人気漫画の主役を張っているわけではないのです。

のび太に見習おう!という主張ですが、正直かなりハードル高いと思いますよ。
こんな男はなかなか居ませんよ。

のび太を、出来ない子、ダメな子として認識をスタートさせ、
「のび太でもできるのだから、あなたも無理せずに達成できますよ~」
と呼びかけるのは、間違っているのではないかと思います。

日本人みんな、のび太をどのように評価しているのか、
そこを知りたくなってしまった一冊でした。


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横山 泰行

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『国際メディア情報戦』
- 2016/02/23(Tue) -
高木徹 『国際メディア情報戦』(講談社現代新書)、読了。

具体的な国際政治の出来事を取り上げて、
その裏側でどのような情報戦略が取られていたのか、誰が動かしていたのかを解説した本。

その仕組まれた内容を知るに付け、
政治というものの狡猾さと、国際政治という大舞台で戦略がハマったときのインパクトに、
興味をそそられます。

ボスニア紛争での世論の喚起、アルカイダとアルジャジーラの関係、オバマ大統領の失点の取り返し等、
大局的には成功していても、ところどころで小さく躓いていたり、効果がなかったりして、
力量のあるスタッフをそろえても、必ずしも百選連勝ではないところが、
これまた人間社会の面白いところですね。

欧米どころか、東欧や中東でさえも、世界を相手にした情報戦をやってのけている一方で、
日本は情報戦が下手だというのが世間一般の評価であり、この本の評価でもあるところですが、
果たして、欧米並みに日本が策士になることについて、メリットは大きいのでしょうかね?

欧米に並んで公然と策士風を吹かすよりも、
今までのように、「わたくし、策士になる知恵も実力も持ち合わせていないんですよ~」という顔をしながら
裏では着々と情報収集をして根回しをしているという狡賢さを持った方が、
後から情報戦の世界に入っていくには効果的なのではないかなと思います。

ま、そういう狡賢い振る舞いが、一番難しいのだとは思いますが・・・・・。


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高木徹

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『ビジネス書大バカ事典』
- 2016/02/22(Mon) -
勢古浩爾 『ビジネス書大バカ事典』(三五館)、読了。

帯には勝間女史と思われるイラスト、
そして「バカ」呼ばわりするタイトル、
これは、売れているビジネス書を批評する本なのだなと思って買ってきたのですが、
いきなり、まえがきの部分で、これはビジネス書「もどき」である成功本の類を
批評する本であると書かれており・・・・・・えっ、玄関前で看板を掛け変えられちゃったよ!という衝撃。

それなら、「成功本、自己啓発本 大バカ事典」というタイトルにしてくれよ~てな感じです。

前半で登場する本田健、石井裕之、苫米地英人、
彼らの本を「ビジネス本」だと思って読んでいる人って、そもそも少ないんじゃないでしょうか。
明らかに、自己啓発本ですよ。

著者は、何をそんなに力んで、大したものじゃないと皆が分かっているものについて
「それは大したものじゃない!」と声を荒げているのか、意図が良くわかりませんでした。

ま、でも、批評対象の本はともかくとして、
著者自身が自分の考えを述べている部分は、なるほどなと思うところもありました。

わざわざ他人のふんどしで相撲を取らなくても良いのでは?と思ってしまいました。


ビジネス書大バカ事典ビジネス書大バカ事典
勢古 浩爾

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『キャッチフレーズの戦後史』
- 2016/02/22(Mon) -
深川英雄 『キャッチフレーズの戦後史』(岩波新書)、読了。

広告におけるキャッチフレーズは、
その時代の世相や志向を象徴的に表しているものだと思います。
キャッチフレーズの変遷を辿ることで、
日本の戦後の歴史を見ていこうという趣旨です。

「オー!モーレツ」のような有名どころのキャッチフレーズももちろん出てきますが、
新聞広告などは知らないものも多く、面白く読めました。

何とか人の目や耳をひきつけようと、キャッチーな言葉を考えたり、
ギャグを盛り込んだり、スカしてみたり、広告屋さんの様々な工夫が見られます。

でも、やっぱり、世の中の常識に挑戦しようとする気概のあるちょっとドキッとする広告が、
制作者の時代を作ろう、変えようという意欲が伝わってきて面白かったです。


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『にじんだ星をかぞえて』
- 2016/02/21(Sun) -
上原隆 『にじんだ星をかぞえて』(朝日文庫)、読了。

最近、深夜残業続きで、しんどい生活を送っています。
そんな中で読んだ上原隆は、そっと寄り添ってくれる温かさを感じられて、
少し心が軽くなりました。

著者の取材対象は、客観的に見ると悲しい生活や苦しい生活を送っている人々が多いのですが、
自ら取材対象となることに手を挙げた人の力強さと、
著者の寄り添いながらもどこか突き放したようなそっけない文章の組み合わせにより、
インタビューの中に、安心できる力強さを感じることが出来、
それが読後感の前向きさにつながってるように思います。

もし、これが、取材対象にベタベタによっかかって、
これでもかと悲しみと苦しみを書き立てて、共感を強要するような内容であったら、
とても、しんどくて読めないと思います。

上原隆のそっけない温かさが、今の自分にもちょうど良い感じで心地よかったです。


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上原 隆

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『科学的思考とは何だろうか』
- 2016/02/20(Sat) -
瀬戸一夫 『科学的思考とは何だろうか』(ちくま新書)、通読。

「科学的思考」という単語から、
モノゴトを客観的に捉え、ロジカルに分析し、合理的な解を見つけ出す方法論について
書かれているのかなと期待したのですが、
抽象的だったり、概念的だったりして、何を言わんとしているのか理解できませんでした。
ときには例示を挟んでいるのですが、それで理解が進むかというと、そうでもなく・・・・・。

大学で、一体どんな授業をしているのだろうか、
どういう学生が聴講しているのだろうかと、逆に興味を持ってしまったぐらいです(苦笑)。


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