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『英語で読む世界経済入門』
- 2015/12/27(Sun) -
井上邦夫 『英語で読む世界経済入門』(朝日新聞社)、通読。

英語が学べて、しかも経済の勉強にもなる!
と思って買ってみたものの、取り上げられている経済記事が80年代(苦笑)。
さすがに古すぎです・・・・。

でも、英語の解説だけでなく、経済の解説もついていたので、
構成としては満足できました。

日米貿易摩擦などが取り上げられているのですが、
差し詰め今なら、円安とかアベノミクスとかですかね。

フィンテックをテーマに、こういう英語記事の解説本があったら読みたいのですが、
本として出版されている頃には、きっと記事の内容が古くなって、
たぶん情報として使い物にならないんでしょうね。


英語で読む世界経済入門英語で読む世界経済入門
井上 邦夫

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『行政ってなんだろう』
- 2015/12/27(Sun) -
新藤宗幸 『行政ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)、通読。

ジュニア新書という名前から、
中高生向けに分かりやすく書いてある本だろうと思っていたら、
普通に行政について解説した入門書でした。

というか、教科書的な感じで、
ジュニア新書としての工夫があまり感じられませんでした。

まじめな入門書としてはコンパクトにまとまっていると思います。


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新藤 宗幸

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『きっと君は泣く』
- 2015/12/27(Sun) -
山本文緒 『きっと君は泣く』(角川文庫)、読了。

山本文緒の世界観、畏怖を覚えながら、好きだと答えます。

自分の美貌に自身のある主人公。
母は地味でつまらない女、父は事業家だが浮気性でダメな男、その2人を蔑む主人公。
祖母は妾として人生を送り、主人公はその矍鑠とした姿に憧れる・・・・。

この人間関係の設定だけで、かなり読ませてくれる内容になっているのに、
中盤以降、一気に新展開が押し寄せ、勝気な主人公はぶちのめされる・・・・。

この主人公、かなり人生なめてる感じの女性なのですが、
不思議と私は嫌な印象を持ちませんでした。
むしろ、その孤独さに共感を覚えてしまうほど。
外に向かって刺々しいか否かを別にしてしまえば、
この主人公のように世間を突き放して無関心に眺めている自分や、
他人を蔑んでいる自分、自分の将来を理由もなく肯定している自分がいます。

そんな境地で読み進んでいたら、
主人公が身近な人に、「あなたに足りないのは想像力だ」と叱られたシーンにぶつかり、
自分自身、ギクッとしてしまいました。

私も、自分の将来について計画を立てるのは好きですが、他人の動きを想定して想像するのは苦手です。
自分の行動のみを考えてしまいがちです。
他人がどう思うか、他人がどう反応するか、そういうことを考えるのが面倒だと思ってしまいます。
また、どれだけ考えても分からないからムダだと、最初から考えないようにしてしまっています。
そんな自分を、この作品の登場人物に、ズバリと指摘された心持ちになりました。

やっぱり、山本文緒の世界観はエグイです。
主人公を、一回どーんと谷底に突き落とすような展開を作るので、
主人公に共感していると、自分自身もどーんと谷底に突き落とされてしまいます。

それでも、次の作品を読みたくなってしまうのは、
著者の力量のせいなのか、なんとかエンディングで光が見出せるような作品に仕上がっているからなのか。

いろいろ考えてしまう読書でした。


きっと君は泣く (角川文庫)きっと君は泣く (角川文庫)
山本 文緒

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『無茶な人々』
- 2015/12/25(Fri) -
中野翠 『無茶な人々』(文春文庫)、読了。

全くノーマークの作家さんだったのですが、
たまたま100円の棚で目に止まって、読んでみました。

が、面白い!

従軍慰安婦問題について冷静な見解を述べていたかと思いきや、
背任行為で捕まった大企業のエリートビジネスマンのネクタイの柄が可笑しかったと盛り上がってみたり、
硬軟の使い分けが自由自在なんです。

文芸作品や映画への造詣も深く、
いろいろ紹介されている本は、読んでみたいと思わせるものがいくつもありました。

『サンデー毎日』にずっとコラムを連載されているということで、
エッセイシリーズがたくさん出ているようなので、他の本も読んでみたいと思います。


無茶な人びと (文春文庫)無茶な人びと (文春文庫)
中野 翠

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『オレたち花のバブル組』
- 2015/12/25(Fri) -
池井戸潤 『オレたち花のバブル組』(文春文庫)、読了。

ようやく半沢直樹です。
もう、世間から三周半遅れぐらいな体たらくです(苦笑)。
第1弾読んでからも6年経っており、テキトーな読書姿勢ですわ。

さて、わたくし、ドラマは全く見ていなかったので、
ゼロスタートの状態で本作を読むことになりました。
当然、その面白さに一気読みです。

老舗ホテルの建て直しと金融庁検査という大きな軸に、
銀行から取引先への出向というサブストーリーも絡めて、
銀行員としての生き様を一気に見せていきます。

どの企業にも、自分の利益をたくらんだり、保身に走ったりする悪人がいるものですが、
一方で、黙って耐えていたり、やり返す時期を狙っていたりする正義の人もいるわけで、
そのバランスが、エンタメ小説として丁度良いのでしょうね。

あと、正義の人も、目の前のニンジンに浮ついてみたり、
最後の勇気が出せなかったりと、完璧ではない人間臭さがこれまたリアルなんでしょうね。

半沢シリーズはまだあるので、次の作品も楽しみたいと思います。


オレたち花のバブル組 (文春文庫)オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤

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『クロスイッチ』
- 2015/12/23(Wed) -
電通クロスメディア開発プロジェクトチーム 『クロスイッチ』(ダイヤモンド社)、読了。

複数のメディアを活用して、積極的に顧客に働きかけていく
クロスメディア・マーケティングについて解説した本。

電通のチームが書いているだけあって、
自社の事例をふんだんに使って分かりやすい説明になっています。
有名で大掛かりな事例が多いので、自分が触れたことのあるものが大半で、
親近感を持って読めるというのも面白かったです。

ただ、ここまで大規模で複雑なマーケティングを展開しようとすると、
天下の電通、他数社しか対応できないような気もします。

そうすると、何のためにこの本があるのか・・・・・
電通に依頼するための入り口か!というわけで、
どれだけ実用的な内容なのかは、やや疑問です。


クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかたクロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた
電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム

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『起業革命』
- 2015/12/22(Tue) -
田口弘、エムアウト事業開発グループ 『起業革命』(東洋経済新報社)、通読。

サブタイトルに「スタートアップのプロが伝授する」とあったので
まさにゼロから起業していく話が書かれているのかと思いきや、
前半は一般的な日本社会の概観を述べた当たり障りのない内容で、
中盤は起業の成功事例として大きく育ちすぎた感のある企業が取り上げられており、
なんだかスタートアップのイメージと合わない話が多いように感じました。
今更、ユニクロとか言われてもねぇ・・・・ってな感じです。

後半の成功企業の社長さんへのインタビューは面白かったです。
ライフネット生命の出口社長とか、ケアプロの川添社長とかは有名ですが、
アニコムの小森社長とか一休.comの森社長とかの話は
初めて読んだので興味深かったです。


起業革命―「スタートアップ」のプロが伝授する事業創出のノウハウ起業革命―「スタートアップ」のプロが伝授する事業創出のノウハウ
エムアウト事業開発グループ 田口 弘

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『自然のしごとがわかる本』
- 2015/12/21(Mon) -
永田さち子、沼澤将夫 『自然のしごとがわかる本』(山と渓谷社)、読了。

「森と山」「海」「大地」「空」「動物」「環境」「食べ物」の7つの分類で
自然に関わる仕事を94種紹介しています。

実際に働いている人にインタビューしている部分、
特に異業種から転職した人の話は面白かったです。

各仕事の収入やニーズなどをグラフ化して比較できるようにしていますが
私が知っている範囲での情報からすると、
当てにならない数字になっていると感じました(苦笑)。
少なくとも気象予報士で高収入な人は、ごく一部のみです。


新・自然のしごとがわかる本―自然・環境・田舎暮らしの仕事全94種を徹底ガイド新・自然のしごとがわかる本―自然・環境・田舎暮らしの仕事全94種を徹底ガイド
永田 さち子 沼沢 将夫

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『乱世を生きる』
- 2015/12/20(Sun) -
橋本治 『乱世を生きる』(集英社新書)、読了。

相変わらず文章がクドイので、読む気を起こすまでが大変です。
そもそもなぜこの本を書こうと思ったか、そして、なぜだか思い当たるものがはっきり言えない・・・・など
あーだ、こーだ書かれていますが、その狙った演出が鼻につきます(苦笑)。

ま、でも、勝ち組と負け組の線引きが出てきた経緯や、
勝ち組側の精神構造、および負け組を見る目のような部分の話は
斜に構えた文章ですけど、でも、本質的にはそうだなぁと納得。

民主主義で自分たちで何でも考えなければいけない世の中より
独裁者に全部任せてしまったほうが楽という考え方もあるというのは、そうだなと。
革命を起こした人物なんていうのは、冷静に考えれば独裁者に近い組織統括をしてますからねぇ。

後半は、ちょっと私が疲れてしまって、流し読みになってしまいました。


乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない (集英社新書)乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない (集英社新書)
橋本 治

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『掏摸』
- 2015/12/20(Sun) -
中村文則 『掏摸』(河出文庫)、読了。

スリを主人公にした犯罪エンタメ小説だと思って買ってきたのですが、
下層で生きる人々の姿を通して、主人公の内面を描いている作品で、
当初の想定(私が勝手に思い込んだのですが・・・)とのギャップが重たすぎる感じでした。

私の頭が痛快モノを求めていたせいかもしれませんが、
本作を通して作家さんが主張したい内容が、
その文章から、結構、ぐいぐい押し付けられてくるような印象を受けて、
抵抗感を覚えてしまったのも事実。

なんだか、「こういう世界があることを知れ!」と怒られているような気がして。
それだけ力のある作品だということなのかもしれませんが。

中盤、黒幕の木崎が登場してから面白くなってきました。
木崎の哲学の突き抜けっぷりが何ともいえない味付けになっています。
断片的にしか、その哲学が語られないのが残念です。

もっと木崎や木崎の組織に寄った内容の作品を読んでみたいと思いました。


掏摸(スリ) (河出文庫)掏摸(スリ) (河出文庫)
中村 文則

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