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『知に働けば蔵が立つ』
- 2015/06/18(Thu) -
内田樹 『知に働けば蔵が立つ』(文春文庫)、読了。

かねてより、内田センセって、どうやって出版界に出てきたんだろう?と疑問でした。
あるとき気がついたら、一気に本が出版されていたような印象で、
そのきっかけがよく分からなかったのです。

しかし、本作の解説を読んで分かりました。
なるほど、ブログを書き始めて注目された学者さんなんですね。

それを思うと、ブログというツールの価値が実感できますね。
言論を現す場としてではなく、それを誰もが自由に読みに行けるということが重要なんだと思います。

そんなブログの内容を一冊にまとめた本。
ちょっぴりユーモアとシニカルさを交えながら、その時々の時事ネタを中心に
多方面に考察を加えていきます。

私は、内田センセの考え方は面白いなと思って肯定的に受け止めているので
具体的な政策などへの賛否は別として、考え方や視点には納得できます。

真正面から考えるだけでなく、ときには裏返して考えたり
ねじって考えたりすることで、別の視点を意識するという内田センセの思考方式は
自分も意識して試してみたいなと思いました。


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『進化し続ける経営』
- 2015/06/17(Wed) -
北尾吉孝 『進化し続ける経営』(東洋経済新報社)、通読。

SBIグループの北尾さんの経営論かぁ・・・・と思って買ってきたら、
SBIグループの会社案内のような内容でした(苦笑)。

そういえば、サブタイトルにデカデカと謳われてますね。

SBIグループそのものに興味がある方には良いかもしれませんが、
一般経営論を読みたかった身としては、ニーズ違いでした。


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『田中角栄秘録』
- 2015/06/16(Tue) -
大下英治 『田中角栄秘録』(イースト新書)、読了。

田中角栄×大下英治で、面白くないはずがない!
という予想通り、面白かったです。

石破茂の出馬エピソードを序章に、4つの話が収められていますが、
序章の話が、私が知らなかったこともあって、非常に面白く読めました。

都市銀行勤めという安定した立場から、
父親の病死に伴い、20代という若さで衆議院選挙に打って出る覚悟。
それを決めさせたのは、田中角栄と父との間の信頼関係を目の当たりにし、
そして、その角栄が自分に熱心に訴えてきたから。
この人たらしに正面から向き合われたら、逃げ場ないですよね(苦笑)。

子供の頃は、田中角栄という人物が嫌いでした。
金権政治の中心人物で、カネにモノを言わせて強引にコトを推し進めていく人だと思ってました。
社会の時間にロッキード事件を学んだときも、「こんな人物を選挙でトップ当選させるなんて汚れてる!」
と地元の人たちまで悪く思ってました。
ちょうどリクルート事件真っ只中で、私の地元・三重県選出の藤波孝生氏の落選などもあり、
落ちて当然!と子供心に思っていたんだと思います。

しかし、大人になって、田中角栄のエピソードをいろんな本で読むにつけ、
この人たらし術は凄いなと毎度思うようになりました。
意識して行動しているというレベルのものではなく、天性のものですね、これは。

この人のお世話になれば、大の男が泣くという場面もありうるかなと思ってしまいます。

角栄が育てた政治家たちと、田中家の面々とはまた微妙な問題を抱えていたようで、
そちらを今度は読んでみたいなという、ややワイドショー的な関心も持ってしまいました。


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『血の味』
- 2015/06/15(Mon) -
沢木耕太郎 『血の味』(新潮文庫)、読了。

沢木作品って、どうしても『深夜特急』の印象が強いので、
エッセイとかルポの人だと思ってしまうのですが、
本作は長編小説ということでチャレンジしてみました。

いやぁ、何だか凄い小説でした。引き込まれました。

中学三年生の主人公は、母と妹が出て行き、家には寡黙で本ばかり読んでいる父と二人きり。
学校では推薦入学を勝ち取れるほどの才能があった陸上を突然止め、教師には突っかかり叱られ。
銭湯で女装趣味の男に話しかけられたことで、嫌々ながらその男と交流ができ、
鬱々とした日々に変化が訪れるかと思いきや・・・・・・。

とにかく、主人公の心理描写が、淡々としながらも、
あぁ、中学三年生という年代の男の子ってこんな感じなのかな・・・・と
思えてしまうほど、説得力をもって感じられました。

彼の目から見た友人、教師、女装趣味の男、そして何もしゃべらない父。

一見、女装趣味の男に銭湯で言い寄られるという展開に
気色悪さを覚えてしまうのですが、しかし、本当に気味が悪いのは、この父親。

家族とは会話も無く、ただ黒い本を読んでいるだけ。
かつては精悍な男性だったような思わせぶりなくだりがあるだけに、
現在の残念な感じに陥ってしまったきっかけが気になります。

しかし、そこは、少年の目からは見えない部分。
読者にも見えない部分。

自分の家族にこんな人が居たら、耐えられないだろうなぁ。
いや、家族だからこそ、受け入れられてしまうのだろうか。
気づいときには、そんな父親だったら、それが普通になるのでしょうか。

事件の展開が、思っていなかった方向に行ったため、
中盤から読み止められなくなりました。

小説家としても、凄い人ですね。


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『パーソナル・プラットフォーム戦略』
- 2015/06/15(Mon) -
平野敦士カール 『パーソナル・プラットフォーム戦略』(ディスカバー携書)、読了。

DocomoでiD事業を立ち上げた人の著作ということで、
リテール金融をやってる身からすると、解説に紹介する事例を身近に感じることができました。
ただ、iD事業って、そんなに上手く行っているとは思えないですが(苦笑)。

プラットフォーム化というキーワードで、
どうやって周囲を自分の仕事に巻き込むか、様々な力を結集して大きな成果を上げるかを、
コンセプト的な整理から、具体的な行動の仕方まで書かれており、
実践的な内容だなと感じました。

特に、私は、他人にお願いするのが苦手なので、
こういう巻き込み力のようなものに憧れます。

ま、読んで勉強しているだけではダメで、
実践しないと意味がないのですけれど・・・・。


<u>パーソナル・プラットフォーム戦略</u> (ディスカヴァー携書)パーソナル・プラットフォーム戦略 (ディスカヴァー携書)
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『世界の「美女と悪女」がよくわかる本』
- 2015/06/14(Sun) -
世界博学倶楽部、島崎晋 『世界の「美女と悪女」がよくわかる本』(PHP文庫)、読了。

この手の本は・・・・と文句を言ったばかりですが、
本作は結構面白く読めました。

私が世界史を知らないだけかもしれませんが、
へぇ~、こんな女性がいたんだぁという新鮮な驚きがありました。

基本的に、歴史は男性のモノだと考えると、
日本史版であっても面白い本になりそうですね。


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『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』
- 2015/06/14(Sun) -
別冊宝島編集部 『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』(宝島SUGOI文庫)、通読。

この手の本は、大したことは書いていないのだろうけど、
もしかすると面白いことが掘り下げられているかも・・・・・と思いながら読んで、
結局、大したことなかったなぁ・・・・で終わるという。

本作もそのパターン。

WEBで簡単に概要を検索できるようになった今、
個々の事案を掘り下げるか、切り口で工夫するか、
思わぬ事案を織り交ぜるかしないと、つらいですねぇ。


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『プロフェッショナル進化論』
- 2015/06/13(Sat) -
田坂広志 『プロフェッショナル進化論』(PHPビジネス新書)、読了。

非常に真正面から、ビジネスパーソンとしての心構えとあるべき姿を説いた本。

私は、一度、田坂先生のお話を聞く機会があったので、
そのときの様子を思い浮かべながら読んでいると、伝わってくるものがあります。

しかし、ある種、オーソドックスな内容なので、
もし、田坂先生の講義を聞いたことがないまま読むと、
当たり前のことじゃな~い、って感じで、スルーしてしまうかもしません。

結局、基本が一番大事ということなんですかね。

知識社会においては、専門的な知識だけを身につけた知識労働者」は、
「求められる人材」にはなれても、「活躍する人材」になることは保証されていない。

耳の痛い言葉です。


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『日本の課長の能力』
- 2015/06/13(Sat) -
梅島みよ 『日本の課長の能力』(日経プレミアシリーズ)、読了。

課長職のような管理ポジションについてたときに
どのようにリーダーシップを発揮していくか・・・・・・という観点でのヒントが得たくて読んだのですが、
課長の側というよりも、課長を評価する側の視点でかかれています。

著者が課長などのマネジメント層を相手に行った研修や調査の結果が
丁寧に解説されているので、人事担当者としては勉強になるのではないでしょうか。

ただ、私のニーズとはずれてました。


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『ユタと不思議な仲間たち』
- 2015/06/10(Wed) -
三浦哲郎 『ユタと不思議な仲間たち』(新潮文庫)、読了。

なんで買ってきたのか良く思い出せないのですが、
ドカ買いしてきた中の一冊です。

東京生まれの少年が、東北の山奥に母と引越し、
そこで座敷わらしたちに出会う・・・・・。

子供向けのファンタジーと言ってしまえばそれまでなのですが、
小学校6年生の主人公は、変に大人びた物言いをし、
それが物語の味付けになっているかというと、私は違和感の方を強く感じてしまいました。

都会っ子ということで、田舎の子供のコミュニティに馴染めない主人公は、
結局、最後まであまり自分から溶け込もうという努力を見せず、
なんだか結果的に上手くいきました・・・・・的な?

うーん。

児童文学って難しいですね。


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