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『これから何が起こるのか』
- 2015/04/30(Thu) -
田坂広志 『これから何が起こるのか』(PHP研究所)、読了。

冒頭、Web2.0の解説が延々と続き、8年前の出版という時代を感じます。
この手の話は、田坂センセにわざわざ解説してもらう必要性を感じないというか、
ネット業界にもっと近い立場の人の本のほうが熱気があって面白いと感じます。

やはり、田坂センセの本であれば、もっと全体を俯瞰した視点が欲しいということで、
中盤以降の「商品生態系」の話が興味深かったです。
既に、他の本で読んでいた概念でしたが、
Web2.0の事例を絡めての解説で、改めて良く理解できました。

「何を売るのか」ではなく、「どうやって売るのか」が肝になる。

最近、出席した金融系のセミナーでも、そういうテーマでの講演があり、
タイミング的にも頭にすっと入ってくる内容でした。


これから何が起こるのかこれから何が起こるのか
田坂 広志

PHP研究所 2006-11-23
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ダイビング @城ヶ島
- 2015/04/30(Thu) -
たくさん写真を撮ったので、2つに分けますね。

エビ&カニは、ウミシダを中心に捜してみました。


ところで、FC2の写真アップロード、
また縦横方向の自動調整が入って、気持ち悪いことになってますねぇ・・・・。
面倒だから手直しまではしませんけど。


アケウスかな?
モクズショイ3 20150429 城ヶ島
逃げ逃げ
ミツハコマチガニ 20150429 城ヶ島
ポーズ!
ホムラチュウコシオリエビ 20150429 城ヶ島
小さかったです
コマチガニ 20150429 城ヶ島
爪だけ
コシオリエビの仲間 20150429 城ヶ島
エントリーしていきなり
ウミシダヤドリエビ2 20150429 城ヶ島
正体不明
ヨコエビの仲間2 20150429 城ヶ島
こちらも
ヨコエビの仲間 20150429 城ヶ島



↓海の写真はこちら
かもめ組図鑑


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ダイビング @城ヶ島
- 2015/04/30(Thu) -
昭和の日(・・・・・うーん、慣れない名前だ)の今日は、
2年ぶりに城ヶ島へ行ってきました。

陸上は過ごしやすい陽気だったのですが、
水中は良くない潮が入ってしまい、上層の透明度が3~5m。
暗い海でした。

というわけで、マクロ中心に楽しんできました。
ま、最初からそのつもりだろ!?と言われれば、そのとおりなのですが(苦笑)。


紅白でおめでたい!
ハナタツ4 20150429 城ヶ島
またまたお会いしましたね
ダンゴウオ 20150429 城ヶ島
目の前に居たので撮ってみた
ハオコゼ 20150429 城ヶ島
やたらキレイに撮れました(笑)
ホシササノハベラ 20150429 城ヶ島
お初です
コミドリリュウグウウミウシ10 20150429 城ヶ島
ライト失敗した~!
スミレウミウシ 20150429 城ヶ島
この形、実はちょっと苦手
ニシキウミウシ2 20150429 城ヶ島
黄色が鮮やか
ミツイラメリウミウシ2 20150429 城ヶ島
イボイボ感満載
マンリョウウミウシ2 20150429 城ヶ島
鮮やかな紅
ヒロウミウシ 20150429 城ヶ島
ボケボケ
スミゾメミノウミウシ 20150429 城ヶ島
でかっ
シロウミウシ 20150429 城ヶ島
ホワイトバランスで上手く取れました
シラユキウミウシ3 20150429 城ヶ島
ツノが1本しかない!?
サラサウミウシ 20150429 城ヶ島
丸々と太って
アオウミウシ2 20150429 城ヶ島
ナマコについてました
イソウミウシ 20150429 城ヶ島
超高速移動中
ヒラムシの仲間 20150429 城ヶ島



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『仕事は早くて雑でいい』
- 2015/04/29(Wed) -
神谷健司、小松俊明、町田秀樹 『仕事は早くて雑でいい』(アスペクト)、通読。

ついつい仕事を抱え込んで、しかも相応のアウトプットに持っていかなきゃ!と
思い込んでしまうために、スピードが遅く、期待に上手く応えられない事態に陥りがちです。

で、上司から、「60%の出来で良いから早く見せて欲しい」と言われており、
このタイトルに引っかかって、買ってきました。

が、タイトルに合致する内容のお話は数行で終わってしまい、
いかに自分の市場価値を高めるかという、かなり上位概念での話が続きます。
私は、ハウツーのところが知りたかったのに・・・・・。

というわけで、ニーズ違いな読書になってしまったのですが、
それだけでなく、著者らの自分に酔っているような文章がちょっと気になってしまい
素直に読めませんでした、
第1章の著者のキャラかな?と思ってたら、次の人も同じ感じだったので、
あ、そういう層に属する人たちなんだな・・・と距離を置いてしまいました。


仕事は早くて雑でいい―会社が手放さない人材になる秘訣仕事は早くて雑でいい―会社が手放さない人材になる秘訣
神谷 健司 小松 俊明 町田 秀樹

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『謎の会社、世界を変える。』
- 2015/04/28(Tue) -
須田将啓、田中禎人 『謎の会社、世界を変える。』(ミシマ出版)、読了。

ブックオフで目に止まったので、試しに買ってみました。
博報堂を辞めてマーケティング・ベンチャー企業を立ち上げたお話です。

関係者が数パラグラフずつ書き進めていく形式なので、
本質の軸に触れているのか心もとない読書にはなるのですが、
しかし少人数で立ち上げたベンチャーなので、
比較的各メンバーのスタンスは同じ方向を向いているように感じました。
ま、だからこそ成功できたのでしょうけど。

先日、会社の元同期で、今は他社に転職している友人から
「飲もうよ!」と言われて、まだ同期として残っている友人と3人で飲みました。
で、その元同期は、切々と、「何かみんなで新しい事業やろうよ!」と訴えてきます。

新しいことに挑戦する意欲があるのは凄いなぁと思いながらも、
かといって「これがしたい!」という肝心な部分がぼんやりしていることに苦笑し、
何となくその日は、飲み会で終わりました。

で、本作を読んでみて、
「何で著者らには新規事業立ち上げのエネルギーがあって、自分にはないのだろうか?」と
自己嫌悪に陥ってしまいました。

確かに、著者らのように、「コレをやろう!」という具体的なプランがなかったので
元同期からの提案(というかお誘いレベル)に乗るに乗れないという面はあったのですが、
では、もし元同期が「コレをやりたいんだよ!」と具体的な何かを出してきたときに、
果たして自分は乗る勇気があるのだろうかと。
はなから、起業なんて・・・・・という、ツマラナイ態度を示してしまうのではないかと
自分自身に残念な気持ちになってしまいました。

世界初のことをやろう!というような意気込みが、
自分の人生の中にはないなぁ・・・・と悟ってしまうと、凹みますね。

まずは、今の作業に追われる仕事を投げ捨てて、
もっと前向きな、将来を描くような仕事に、自分の時間を投入していきたいと
この本を読んで、切に願うようになりました。


謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦
須田 将啓 田中 禎人

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『悪の対話術』
- 2015/04/28(Tue) -
福田和也 『悪の対話術』(講談社現代新書)、通読。

うーん、これは期待はずれでした。

みんな外面は作るから、会話をするときは気をつけなさいよ、
ということは分かるのですが、なんだか中身が薄い感じが・・・・・。

著者が口頭でわーっと話したことを
そのまま本にしたのではないかと思ってしまうほど。

残念。


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『米原万里の愛の法則』
- 2015/04/27(Mon) -
米原万里 『米原万理の愛の法則』(集英社新書)、読了。

万里さんの4つの講演内容が収録されています。
亡くなられてから出版が企画されたのかな?と思ってしまうほど
内容に特に流れはありませんが、それぞれが面白い講演になっています。

通訳を生業とする人は、世の中に相応に存在していますが、
そのエピソードを本にして面白く読ませる力というのは、
通訳としての力量よりも、人間的な魅力や教養のなせる業でしょうね。

第一章では、生物学の知識を駆使しながら、通訳のエピソードも絡めて、
人間について、男と女について語るという、非常に幅の広い、また奥の深い話で、
非常に面白かったです。
私も、こういう、厚みのある人間になりたいものです。

残念なのは、冒頭の池田清彦センセの「本書に寄せて」。
万里さんの死を悼むのは良いとしても、
講演内容のくすぐりの部分を要約して紹介しちゃうのはルール違反でしょう!
笑えるくだりの魅力が半減してしまったのは、何とも残念。


米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
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『ロコモーション』
- 2015/04/26(Sun) -
朝倉かすみ 『ロコモーション』(光文社文庫)、読了。

これまで一勝一敗だった著者の本ですが、
うーん、二敗目な感じの読後感でした・・・・・。

前に読んだ2作とも、確かに薄味な部分はあったのですが、
その分、設定とかで味付けをしてくれないと、淡々と終わっていってしまい、
あまり心に残りません。残念。

本作の主人公のような、表向きは良い子を演じているけれども、
心の中ではいろいろ毒づいたり批判したりと斜に構えた性格の人物の物語は、
私自身の姿を重ねてしまうこともあり、いつもは興味深く読むのですが、
本作はあまり共感ができなかったです。
反感を持ったというわけでもなく、つかみどころの無さにとまどったと言いますか。

主人公の「自分」を感じさせない突き放した文章のせいかもしれませんが、
あんまり「生きている」感じがしなかったです。

周囲の人々も、結構、あっさりと離れていったりして、
なんともお寒い人間関係です。
正直、読んでいて楽しくないので、辛いです。

うーん、いったん、著者の作品からは距離を置こうかなぁ。


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朝倉 かすみ

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『小森生活向上クラブ』
- 2015/04/25(Sat) -
室積光 『小森生活向上クラブ』(双葉文庫)、読了。

タイトルと表紙絵から、なんとなく買ってしまった一冊。

くたびれた人生を送る中年男が、
ある日突然、殺人事件を起こしてしまい、そこから「天誅」のとりことなる・・・・。

ブラックユーモア小説ということなのですが、
前半のストーリー展開はなかなか面白かったです。

主人公が殺人に対して作り上げる「思想」は、まぁ、王道な印象ですが、
そこに巻き込んでいく周囲の人間との関係性が興味深かったです。
今の社会の問題を上手く捉えているというか。

ただ、終盤がイマイチ。

どんな風に話をエンディングに繋げるのか期待したのですが、
かなりスッポ抜けた感じを受けました。
え、それで終わり!?的な。

「思想」の発端を明かしておきながら、そこへの突っ込みが甘いように思います。
もう一捻りできたのではないかと思ってしまい、そこは物足りなかったです。


小森生活向上クラブ (双葉文庫)小森生活向上クラブ (双葉文庫)
室積 光

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『拝金』
- 2015/04/25(Sat) -
堀江貴文 『拝金』(徳間文庫)、読了。

ホリエモン、またまた、露悪趣味なタイトルの本を書いてるなぁ・・・・・と思ったら、
何と小説でした!?

ライブドアの急成長~ニッポン放送買収事件~逮捕と続く
ホリエモンの半生(といってもたかだか数年)を下地にした私小説というか暴露本?
いや、これは、言い訳本かも。

株式会社伝書鳩の話は、素直に面白いと思っちゃいました。
単なる時間つぶしのゲームというだけではなく、
自分自身が遠くに出向いて鳩を放つというアクションがある点や、
ユーザー同士の交流があったり(しかもランダムに)、
あえて通信ネットワークとしてノイズを入れてみたりと、アイデア満載。

こういうところを見ていると、やっぱりホリエモンは、
最初は自分の頭の力で出てきた人なんだなと感じます。

しかし、物語が進み、主人公の経営する会社が一定の大きさになってくると、
(創業から、この一定の大きさになるまでの間が結構端折られているのがそもそも不満・・・・)
話の軸がアイデアやひらめきから、闘争というものに変わってきて、
ビジネス感覚としての面白さが失われていきます。ただの戦争。

実際の事件をモチーフにしているので、
こういう見せられ方をすると、かなり言い訳がましく聞こえてしまいます。
敗軍の将、くどくどと過去を振り返る・・・・みたいな。
しかも、主人公の黒幕に、「チーフデザイナー」という存在を置いてしまう設定が、
なおさら責任逃れのように思えてしまいました。

ただ、最後のフジテレビ批判というか、フジテレビの将来を予言したところは興味深かったです。
現に今、フジテレビがボロボロになってしまっているのは、
ライブドアとの闘争において多額の資金を使い果たしてしまい、
節約に節約を重ねた結果の番組の質の急低下なんだなと。

ホリエモン、こんなに自分を露悪的に見せる必要ないのに・・・・と感じることが良くあります。
もう、病気みたいなものなのかもしれませんが。
根は、ちゃんと社会を捉えている人だと思うのですが。


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堀江貴文

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