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『プリティ・ブライド』
- 2015/01/24(Sat) -
『プリティ・ブライド』

リチャード・ギア×ジュリア・ロバーツで、スタッフも引き連れて、
邦題は「プリティ~」って、二匹目のドジョウ狙いがあからさま(苦笑)。

田舎町に住む金物屋のマギーは、
結婚式の最中に逃げ出すという結婚未遂事件を過去に3回も引き起こしており、
今回、4度目の挑戦をすることに。
それをNYから取材に来たアイクは、なぜ逃走するのか真相を追求することにより
本当の彼女を知っていくことになる・・・・・。

って、まぁ、展開と結末が簡単に分かってしまう設定ですな(爆)。
それを、どうやって面白く見せるかなのですが、
ジュリア・ロバーツのコメディエンヌ・スキルと、
リチャード・ギアのスタイリッシュだけど嫌味な男というキャラにおんぶに抱っこの状態です。

うーん、どちらのキャラクターにも共感しにくいいんですよね。
行動が唐突で。
逃走の理由も、なんだか抽象的だったし。

この組み合わせで幸せになれるのか、説得力に欠けるストーリーでした。


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『毒舌訳 哲学者の言葉』
- 2015/01/23(Fri) -
有吉弘行 『毒舌訳 哲学者の言葉』(双葉文庫)、読了。

内Pで猫男爵をやったり大喜利をやったりしているときは、
番組内でのポジションをしっかり押さえて、ピンポイントで持っていく人だな、面白い芸人さんだなと
思っていたのですが、まさか今のようなMC業で人気になるとは。

猿岩石の仕事がオフの日に押しかけるという(態の)内P企画のときに、
有吉さんが部屋でお酒を飲みながら訳のわからない小説の原稿を書いていたという場面(設定?)に
あぁ、ネタ作り担当なんだな、不真面目な振りしてお笑い好きなんだなと
何となく好感を持ったのを覚えています。
演出上の設定だったとしても、スタッフさんからそういう目で見られているということなんだろうなと。

現在、テレビで持て囃されているのも、
単に毒舌だというだけではなく、言うことに筋が通っているから説得力があるのだと思います。
その場その場で悪口を言っているのではなく、有吉さんの信念があり、
それに反したり外れたりする人々にスバリと物申す姿勢が受けているのかなと。
だから、本作の中でも御自身が言っていますが、
ここから良い人キャラに転向するのは意外と簡単だろうなと思います。
物申す内容は変えずに、言い方を毒舌から正論風に変えれば良いだけですから。

頭の良い人だと思いますし、
世の中のことを冷静に見つめている人だと思います。
そして、その根底には、とんでもない貧乏をした、人気の絶頂から転落したという経験が
ものすごい自信と恐怖の融合となって、本人の中に蓄積されているんだろうなと。

本作の内容は、哲学者の言葉に露悪的につっこんでいるものなので、
サクサク読めますし、軽く読み終わってしまいますが、
ときどき、面白い人生観だなと唸ってしまう信念が垣間見えます。


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『九つの殺人メルヘン』
- 2015/01/21(Wed) -
鯨統一郎 『九つの殺人メルヘン』(光文社文庫)、読了。

鯨作品、今回はメルヘン・童話の世界です。

現実世界で起きた殺人事件のアリバイ崩しを、
おとぎ話の真相解釈を手がかりに解き進めるという趣向です。

まぁ、殺人事件の謎解きという面では、
安楽椅子探偵の設定ではあるのですが、
あくまで「こういう想像が可能である」という提案にとどめていて、
緻密な謎解きまではしません。
それがメインの話ではないので。

モチーフになっているメルヘン世界の解釈の面白さに、やはり惹かれます。
「狼と7匹の子ヤギ」が、母親の新しい男による連れ子殺人だった・・・・とか。
童話の世界から、そいういう裏の意図が読み取れるんだぁという新鮮さと言いますか。

あとは、舞台設定のバーで繰り広げられるサブカルチャーの応酬と、
日本酒やそのおつまみに関する具体的過ぎるほどの美味しい解説。
変なところがやたらと詳細な描写なんです。

というわけで、この作家さんの癖を楽しめる人には
面白い読書時間になると思います。


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『ビジネス寓話50選』
- 2015/01/20(Tue) -
博報堂ブランドデザイン 『ビジネス寓話50選』(アスキー新書)、読了。

思いの外面白かったです。
50個の寓話を紹介し、そこから得られる教訓をビジネス目線に落として解説するという趣向。

知っている話もいくつかありましたが、
博報堂スタッフが付けている解説の内容が勉強になり、
新鮮な気持ちで読めました。

すんなり読み取れる教訓だけではなく、
別の視点から見ると・・・・・という形で、より現実に即した横からの解説があるので、
納得感が高まります。

おかげで、この手の本にありがちな「キレイゴトばかり言われてもなぁ」という感想が
和らげられた印象です。

また、寓話と銘打っていますが、箇条や詩などからも題材を持ってきており、
目先の幅の広さも面白かったです。

分量も各編が数ページで読みきりサイズとなっており、
さすが広告マン、伝えることが上手いです。


ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書)ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書)
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『英語ヒアリング術』
- 2015/01/19(Mon) -
斉藤なが子 『英語ヒアリング術』(日本実業出版社)、読了。

先週金曜日、会社のお付き合いの関係で
とある米国ベンチャーキャピタルの東京事務所を表敬訪問したのですが、
先方のアメリカ人や中国人の方々と、こちら側の部長たちとの会話の
通訳をやることになり、つっかえつっかえ取り次ぎました。

なるべくシンプルな英語を話そうと思っていても、
部長が話した日本語の文章に引きづられてしまって、
思うように英単語が出てきません。

一方、先方はゆっくり英語を話してくれるのですが、
興に乗ってくると早くなったり一文が長くなったりして、
上手く日本語に要約ができず、へどもどしてしまいました。

家に帰ってから、かなり反省・・・・・というか落ち込みます。

というわけで、買ったままになっていた本作を手にとって見ました。

ヒアリングという、非常に本に落としにくいジャンルのことを、
なるべくシンプルに、奇をてらわず解説しています。
発音などは堂々とカタカナで解説しており、
この開き直りが、下手なりに英語を話す場合には特に重要なんだろうなと
英語のプロの文章を見て感じました。

でも、結局は、何よりも話す機会を持つこと、聞く機会を持つことなんでしょうね。
その一歩が踏み出せずにうじうじしている私は、ダメなヤツですね。


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『ユーラシア大陸思索行』
- 2015/01/18(Sun) -
色川大吉 『ユーラシア大陸思索行』(中公文庫)、読了。

色川大吉・・・・なんだか聞いたことがある名前だなぁと思い、試しに買ってみました。
ヨーロッパから中東を経てインドまで車で横断した記録です。

日本という国をあまりお好きではないようで、結構、毒づいた物言いから始まります。
ま、1970年当時といえば、高度経済成長期の終盤で批判も出始めた頃でしょうから
時代の空気にはフィットしていたのかもしれませんね。

著者は、1人1人の日本人のことは好きで、誇りにも思っているようですが、
日本という国や、また日本を背負って日本の名前を語って何かをしている人が好きではないようです。
この、ちょっと左がかった感じは、私の思想には合わなそうです・・・・・。

ただ、思索行というタイトルの割には、どちらかというと紀行文としての印象が強く、
思想云々のところは横に置いておいたとしても読める本になっています。
(トルコ人の日本愛について、断片的に何度も触れるだけで全然掘り下げて分析してくれないので
 正直、読んでいてストレスが溜まりました・・・・・)

各地域の特徴の描写や風土・文化の比較、特に、国境を越えたときに急変する雰囲気についての
記述が興味深かったです。

大学教授という立場でいながら、車に乗ってユーラシア大陸を横断しようとしう行動力と、
いわゆる「学術研究」の枠組みの常識に囚われないところに驚きました。
こういう異色の学者さんが居ることは、研究の幅が広がって面白いと思います。

そして、もう一つ感じたのは、何とも当たり前のことですが、
道って繋がっているんだなぁ・・・・ということ。

ポルトガルからインドまで、道が繋がっていて、車で行けてしまうんです。
空を飛べる鳥はともかくとして、地を這う生き物にとっては、
これって凄いことだと思います。

人間が道というものを作り、世界中に張り巡らしているというインフラ的な要素だけでも
凄いことだと思うのですが、さらに、地図を作ることで迷わずに行きたいところに行けるということ
そして、たとえ迷ったとしても、現地の人に聞けば正しい道を教えてもらえるという社会性。
なんだか、こういう基本的な部分に感動してしまいました。
人間社会って凄いな・・・・・って。

世界には様々な民族、文明、文化がありますが、
違いはありながらも、ちゃんと繋がっていけるところが凄いと思います。
なんだか語彙が貧相ですみません。


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『飛行士たちの話』
- 2015/01/17(Sat) -
ロアルド・ダール 『飛行士たちの話』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、通読。

以前読んだ作品が面白かったので本作も読んでみましたが、
こちらは正直イマイチでした。

最後の数行で気持ちよく落とす短編の醍醐味が
あまり本作では味わえませんでした。
ちょっと起承転結とか、話のヤマ場が分かりにくかったりもして、
「えっ?ここで終わり?」みたいなものもあり・・・・。

解説の阿刀田センセによると、どうもダール作品は打率が低いようで、
本作の収録作品は、そういう意味ではゴロっぽいものが多いようです。

一方で、タイトルどおり、飛行士の話が多いのですが、
要は空軍の飛行機乗りたちの話です。

イギリスって、こんなにも戦争してたんだなと、改めて感じ入りました。
世界の警察を自ら任じているアメリカとは違って、
イギリスの場合は宗主国として出向いていく戦争が多いのでしょうけれど。

世界No1の座をアメリカに奪われたとはいえ、
かつては世界を牛耳っていた大英帝国の歴史の重みを今に伝えるのが、
戦争や紛争から抜け出せないというポジションなのかなと思いました。

というわけで、読後感は少し重かったです。


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『「まずい!」学』
- 2015/01/16(Fri) -
樋口晴彦 『「まずい!」学』(祥伝社新書)、読了。

失敗学というのは、一気に浸透しましたね。
何がターニングポイントだったのか、気になるところです。

さて、本作は、実例を用いて、具体的に何が良くない行動だったのかを分析する本です。

ニュースで過熱報道気味に取り上げられていた事例を使っているので、
それなりに知識のあるところから始まって、理解がしやすいのと、
一方で、分かったつもりになっているだけで、事件の本質は全然別のところにあったりして、
目からウロコというものもありました。

思い込み、分かったつもりでは、再発防止はできない、むしろ逆効果ということが
自分の反省も踏まえて実感できました。

事例紹介に特化しているので、
それほど理論として体系だったものを学べるわけではないですが、
企業なりの組織に属するものとしては、こういう個別具体的な事例解説が役立ちます。


「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく (祥伝社新書)「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく (祥伝社新書)
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『本当はちがうんだ日記』
- 2015/01/15(Thu) -
穂村弘 『本当はちがうんだ日記』(集英社文庫)、読了。

タイトル買いしてきた一冊。歌人さんのエッセイでした。

1篇が4ページずつなのでサクサク読めます。
最初に収録されている「エスプレッソが苦い」という、ただそれだけのことを
延々と書いている文章を読んだときに、ムネリン系のエッセイかな?と思ったのですが、
ムネリンが外部世界と齟齬を来たしてしまう自分というI/F部分を描いているのに対して
穂村サンは、なんでこうなっちゃうんだろう・・・と内面世界の洞察に落ちていくことが多く、
基本的に異質なエッセイだと理解できました。

内面に落ちていくので、時々しんどい部分が垣間見えます。
暗い部分と言っても良いでしょうか。
でも、読んでいるこちらが暗い気持ちになることはないです。
多分、著者が、世界との向き合い方を自分のものにしているというか、
達観しちゃってる部分があるからかなと思います。
こんな自分なんだから仕方ないじゃん的な。

そして、その達観が、なんとなく私自身に通じるところもあり、
著者が書いた文章を読むと、「あ、なんだか、ここは割り切っちゃいけないのかも」と
反面教師的な反省をしてみたり・・・・。

いろいろ複雑な思いを抱える読書となりました。


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『カスタマー・エクイティ』
- 2015/01/14(Wed) -
ローランド・T・ラスト、バレリー・A・ザイタムル、キャサリン・N・レモン
                             『カスタマー・エクイティ』(ダイヤモンド社)、通読。

何年も前に、会社の大掃除で捨てられそうになっていたのをもらってきて、
以来、ずーっと積読でした(苦笑)。
ようやく。

ブランドを構築することだけでは効果がなく、
顧客が志向する価値観とのリンク、そして顧客の具体的な行動の呼び込みが必要だと説く一冊。
重要な視点ですが、もう14年も前の著作ということで、
今となっては当たり前の内容になってしまっています。
あまり新鮮味がありません。

しかし、刊行当時の社会においては、意義深い主張だったのではないかと推測します。

当事の常識を破るための提言として、本質をシンプルに語る構成になっているため、
今の時代からすると、シンプル過ぎて現実から少し乖離してしまっているような印象を受けます。
机上の空論的というか、理想論というか。
刊行当時から、様々な具体的な事例が積み重ねられてきていると思いますので、
今の時代に読むなら、そういう事例分析の方が役に立つのでしょうね。

本書の途中で、「クオリティには単に満足させるレベルと喜ばせるレベルがあり区別が重要だ」
というような趣旨の研究が紹介されており、我が膝を打ちました。
数年前に勤め先の昇進試験の中で、自作のアンケート結果からそのような結論を導き
小論文を書いたんですよね~。しかも、結構、良い評価をもらえました。
一応、自分でその結論に辿り着いたので、そういう研究がされていることで
裏書してもらったような気持ちになりました。
(もしかするとこの研究について何かで読んだのが意識の底に残っていたのかもしれませんが・苦笑)。


カスタマー・エクイティ―ブランド、顧客価値、リテンションを統合するカスタマー・エクイティ―ブランド、顧客価値、リテンションを統合する
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