『財務省のマインドコントロール』
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- 2014/01/30(Thu) -
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江田憲司 『財務省のマインドコントロール』(幻冬舎)、通読。
実家から持ってきて、積読にしている間に 著者は「みんなの党」から追い出されてました。 本文中に繰り返し出てくる「我々みんなの党は」「私やみんなの党は」というフレーズが 哀愁を漂わせています・・・・・。 さて本題ですが、野田政権下で消費税増税の議論をしていたときに書かれたもので、 「デフレ下で増税政策などありえない」という主張です。 確かに野田政権末期は、消費税の話題しかなかった印象です。 しかし、あそこで無理して消費税増税を決めてくれたおかげで、 今の安倍内閣は、ホッとしてるのではないでしょうか。 景気回復も(今のところ)上手くいき、しかも税収アップが見込めるなんて、 歯車がかみ合うと、こんなことになるんですね。 第1章は、分かりやすい例を引いて 増税や国の借金の解説をしているので、興味深く読みました。 第2章は、橋本政権下での思い出話、 第3章はその他諸々という感じで、だんだん内容は散漫になっていきます(苦笑)。 いろいろ書いてますが、大局観についてはよく分からなかったのが残念。
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『レッド・ライト』
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- 2014/01/30(Thu) -
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『レッド・ライト』
30年ぶりに表舞台に復帰した超能力者と、 そのトリックを暴こうとする物理学者たちの戦いを描きます。 ちょっと独特な見せ方をする監督さんで、 時々こちらが置いてきぼりになった感覚になるので、最初は戸惑いました。 ちょっと見てると、後から説明してはくれるんですけどね。 言っていることはロジカルだけど、見せ方がロジカルじゃない感じ。 ちょっと疲れました。 中盤、いよいよ超能力者サイモン・シルバーが登場してくると、 この演出の非ロジカルな感じが、逆に不気味さを際立てる効果として生きてきます。 なぜ、そんな現象が起きるのかわからないけど、展開にドキドキするという。 ただ、終盤、シルバーのトリックが部分的に示されますが、 なんともアナログな方法で、ちょっとガッカリ。 まぁ、手品というのは、大なり小なりこんなものかもしれませんが。 むしろ彼が凄いのは、演技力や心理戦による話術、演出力なんでしょうね。 公演会場のホールに響く声を聞いていて、惚れ惚れしました。 超能力者の話す内容や、見せる内容を眺めながら、 「なーんか、科学者の名を騙って、怪しい仮説を真実として振りかざす人もいるよな・・・」 なんて思っちゃったりして (-m-) オチは・・・・まぁ、ねぇ。 最初は「オッ!」と思いましたが、それをもってしても いくつか「コレってどういうことだったんだろう???」という疑問が残り、 イマイチすっきりしない感覚が。 うーん、そこは想像力で補うべきなのかな。 マシスン博士、格好良いなと思いながら見てたのですが、 シガニー・ウィーバーだったんですね! いつのまに、あんな立派なおばさんに・・・・(爆)。
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S革&Q
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- 2014/01/29(Wed) -
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『スクール革命!』(2012年8月12日放送)
「1000人アンケート」ということで、「好きなフルーツは?」なんていう シンプルな問題のNo.1回答を当てていきます。 先生はオリエンタルラジオのお二人。 淡々とクイズをやっていくだけなので、まさに司会の力量が問われますが、 もたっとしたVTR構成なのに、スタジオを上手く盛り上げてテンポ良く見られました。 チャラメガネ先生、チャラそうに見えて、芸人スキルはしっかりしてると思います。 武勇伝ブームが去った後に好きになりました(笑)。 レギュラー陣はいつものチーム分けでクイズ回答をしてましたが、 得点調整のために内村先生がしらっと回答を書き換えたり・・・あまりに不自然(爆)。 ま、でも、そのおかげで上手いこと得点差がつきましたね。 そして、最下位なのに搾取される春日チーム、大活躍です。 最後に登場した「たけし」は、なんと病院搬送の羽目に(笑)。 ここのスロー演出、最高でした。こういう遊び心が良いですよね。 『世界の果てまでイッテQ!』(2012年8月12日放送) 今回はアワードでした。 ランキング形式もなくなって、総集編です。 あんまり1つのVTRに拘らずに、いろんなVTRを切り貼りでテンポ良く見せていて まさにオイシイところ取りで2度楽しめるVTRになってました。 さすが、毎回、濃い放送をしている番組の実力を見ました。 スタジオも和気藹々、いいことですね♪
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『見仏記3』
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- 2014/01/29(Wed) -
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いとうせいこう、みうらじゅん 『見仏記3』(角川文庫)、読了。
見仏野郎たちが、ついに海を渡りました(笑)。 仏教伝来のルーツを逆に辿っていく旅ということで、 韓国、タイ、中国、インドの諸仏を巡ります。 ただ・・・・今のご時勢、なかなか韓国の仏像の話題は、 気持ちが重くなりますね。どうしても政治の話が頭に浮かんでしまって。 本作の中でも、秀吉の朝鮮出兵による仏像破壊の話に触れています。 現地の人との交流もあまりなかったようで・・・・。 一方、中国では、その文化の奥深さに触れるとともに、やはりここでも仏像破壊の跡が。 日本人によるものだけでなく、文化大革命などによるものも多そうですが、 いずれにしても痛ましいことです。 ただ、中国では、現地の人々と「阿弥陀=アミトヮフォ」の大合唱で一体感を得たようで 中国人の懐の深さというか、歴史ある国が持つ泰然さを感じました。 タイやインドでは、仏教以外の宗教の寺院のレポートもあり、 いろんな文化に触れられて面白かったです。 で、この本を読んで得た私なりの結論は、 「いろんな仏教文化があるけれど、日本のものが私には一番面白いな」というもの。 優劣の問題ではなく、自分は、どれが一番心惹かれるか、落ち着くかという問題です。 木造の仏像の温かさが一番好きです。
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『地球と一緒に頭も冷やせ!』
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- 2014/01/29(Wed) -
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ビョルン・ロンボルグ 『地球と一緒に頭も冷やせ!』(ソフトバンククリエイティブ)、読了。
地球温暖化説への懐疑派として有名な著者の本が ブックオフで500円だったので買ってきました。 様々な角度から、温暖化説への疑問をぶつけていますが、 自然科学的な観点での疑問は、これまでに読んできた本と被っている内容が多かったです。 しかし、社会科学的な観点での疑問の投げかけは、興味深く読みました。 同じコストをかけるなら、もっと人間の生命の危機へのインパクトの高い案件があるのでは? 温暖化で死ぬ人ばかりスポットが当るが、冬の厳しさが和らいで助かる人も多いのでは? なぜ足元の何万人もの交通事故の死者よりも100年先の温暖化で死ぬかもしれない人を心配するの? これらの疑問に対する、著者の回答は、 ぼくたちの最終的な目的は、温室効果ガスを減らすことや、温暖化を止めること そのものではなく、人々の暮らしや環境の質を改善することだ この言葉に尽きると思います。大納得。 いくつか温暖化の本を読んできて、今、私の頭の中では、 温暖化の議論は、自然科学の頭ではなく、社会科学の頭で考えるようにしています。 「この主張が実現すると誰が得するの?」という問いかけを常にするようにしています。 ある意味、科学的に正しいかどうかは、二の次になってきました。 そういう意味では、原発問題と似たような問題を抱えているように思います。 「技術が確立されているのか」「リスクはコントロールできるのか」ということよりも 「どんな主張をすると誰に受けるのか」という観点です。 原発問題と温暖化問題を繋げて論じる勢力も大きくなってますし、 なかなかこの分野の話は、腰をすえて勉強しないと理解しにくくなっちゃってますなぁ。
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S革&そうだ旅
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- 2014/01/27(Mon) -
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『スクール革命!』(2013年8月5日放送)
外国人学の続編ですね、イモト先生の登場です。 イモトさんは、持ってる1個1個のエピソードは面白いのですが、 どうにも語る技術が伴っていないのが残念。 ツッコミに対する返しが平凡なんですよねー。残念。 それでも、前半はトークが多くて、ワイワイ楽しかったです。 後半は外国人の方がたくさん出てきて情報番組化。 ボビーの使い方が気に食わないんですよねー。 前から言ってますが、もう、この展開は限界ですよ。 ネタも『教科書にのせたい!』と被ってたりで、取材不足です。 そして、最後の若林さん仕切りのクイズは、なんだかテンポが悪かったです。 若林さんというより、インサートの演出側の問題ですが・・・。 外国人の方を回答者に加えたのも、ガヤガヤし過ぎて。 てなわけで、尻すぼみな回でした。 『そうだ旅に行こう。』(2013年8月6日放送) 光浦さん、KABAちゃん、MAXナナさんで行く沖縄旅行。 なのに、那覇空港に到着したら土砂降りって・・・・。 しかも、ロケ日は光浦さんのお誕生日。友達2人は全く気づいておらず・・・(哀)。 自らの口で誕生日であることを伝えても、誰も「おめでとう」と言ってくれず。 もう、この展開が光浦さんという人物の人生を凝縮してますよね。 残念ながら、重く、暗いです。 そして、「友達」って、得ることが難しいよね・・・とも思います。 いろんなレベルの友達が居ますからね。 大勢居るようで浅い付き合いだったりと。 とまあ、なかなか様々なことを考えてしまう放送でした。
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『六の宮の姫君』
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- 2014/01/26(Sun) -
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北村薫 『六の宮の姫君』(創元推理文庫)、読了。
気がつけば、北村ワールドは3年ぶりでした。 特に避けていたわけではないのですが・・・・。 さて、円紫さんシリーズの第4作です。 卒業を控えた主人公は、卒論に「芥川龍之介」を書くことに。 夏のドライブ小旅行、出版社でのバイトなどでの出会いを経て、 芥川の「六の宮の姫君」の謎に迫ります。 正直、お気楽な短編集でも・・・と思って手に取ったのですが、長編でした(苦笑)。 しかも、大正文学における作品や作者がどんどん登場してきて、 非常に濃密な内容となっています。 しんどい・・・・・。 でも、1つの作品における「謎」が気になり、 また「謎」が「謎」を呼ぶ展開に、読み止められませんでした。 結局、朝~お昼にかけて、喫茶店はしごで読書する羽目に(笑)。 前半は、小説的な展開もあって、読みやすくなってます。 正ちゃんの合いの手が、易しい手ほどきになってるんです。 後半は、真相に向けて調査結果を一気に展開させていく流れになり、 小説としては少々味気ない感じになってしまいますが、 菊池寛の作品が読みたくなってきました。芥川よりも。 文学部の人って、こういうことを学んでいくんだー、と変なところに関心も。 (私の出た大学には、文学部がなかったもので・・・・) 書誌学の講義は一度履修したことがありますが、 たしかに「地道な研究をする学問だなぁ」と思いました。 それを地で行く展開ですね。 シリーズの番外編的な感じでしょうかね。
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『マリー・アントワネットに別れをつげて』
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- 2014/01/26(Sun) -
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『マリー・アントワネットに別れをつげて』
WOWOWが「レア・セデュ、レア・セデュ」と連呼しているので 試しに観てみました・・・・が、彼女のファンでないと辛いかも。 マリー・アントワネットの朗読係の立場から、 バスチーユ監獄の襲撃事件前後のベルサイユ宮殿内を描いています。 しかし、ただひたすら朗読係目線で描かれるので、 フランス革命自体の描き方は偏っていて、 しかも淡々とした展開になります。 作品の残り時間を睨みながら、 「一体いつ身代わりになるんだ!?」と思っていたら、案の定のエンディングでした(苦笑)。 『テッド』の直後にこの作品では、あまりのテンポの差に、しんどかったです。 (ま、選んだ私がいけないのですが・・・・・もっとサスペンス調かと思ってたので) 睡魔に襲われなかったことが奇跡! 一つ気になったのは、ベルサイユ宮殿で働く人たちの粗野さ。 最初の頃のシーンで、主人公の朗読係の食事の仕方の汚さにびっくり。 下女たちの食堂だからというのはあるにしても、フォーク、スプーンの使い方が・・・。 王妃の前でも、結構、露骨な目線を投げかけてみたりと、なかなか大胆。 フランス映画ですから、米国的な他国の文化歪曲でもなさそうですし。 それとも、日本の歴史モノでの描き方がお上品過ぎるのでしょうか??? WOWOW一押しのレア・セデュについては、私はあんまり魅力を感じませんでした。 そんなに美人さんな印象がしませんでした。 マリー・アントワネットを演じたダイアン・クルーガーは流石に美人さんでしたが、 私の持つマリー・アントワネットのイメージとはちょっと違ってました。 マリー王妃は、もっとゴテゴテした脂っこい美人の方が似合う気がします。 本作でのダイアン・クルーガーは、なんだか自然美が溢れ出過ぎているように感じました。
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『テッド』
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- 2014/01/26(Sun) -
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『テッド』
大ヒット映画です。 テッドのお下劣ギャグが話題になりましたが、 正直、アメリカ人の非エリート男子の会話なんて、こんなものかなと思っちゃいます。 ぬいぐるみのクマが口にするから驚くのであって、冴えない独身中年男の会話だと思えば 違和感全然ないです・・・・映画としては見たくないけど(爆)。 ギャグの中では、お下品ネタよりも、 エスニックジョークや、さらに踏み込んだ人種差別的なジョーク、 そして、有名人の実名を堂々と使ったジョークが冴え渡ってます。 この手のジョークは、笑えるものと顰蹙モノと紙一重ですが、 危ない橋を渡ってる感ぷんぷんです。 そこがスリリングで面白いです。 ジャスティン・ビーバーは、予言どおり、最近、薬でトラブってましたしね(苦笑)。 テッドのキワモノ感が溢れてますが、 実は、意外と世の中のことが分かってる気がします。 分かっててバカやってる感じ。根の部分は大人だと思います。 一方、主人公のジョンは、頭を使わずに流されてしまうバカ。 作中でも「無責任」「人のせいにする」なんて彼女からも、テッドからも言われてましたが、 まさにその通り! あんまり周囲には居て欲しくないタイプの人間です・・・。 本来は、彼女ローリーとは釣り合いが取れないように思いますが、 彼女の側がサバけているので、おバカなジョークにも付き合って上げられるというカップル。 ある種、気を使わなくて済む気安い恋人で、 しかも彼氏のほうがゾッコンなところが伝わってくるので、安心できるんでしょうね。 お互い精神安定剤的なカップルなんだなと思いました。 最後は、気持ちの悪い展開を挟みつつ、また辛口ジョークをぽんぽん出しながらも 大団円で終わっていくというアメリカらしい展開。 お下劣ファンタジー・コメディにはぴったりですね。 あと、ミラ・キュニス、美人でした!
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ダイビング @獅子浜
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- 2014/01/25(Sat) -
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先週に引き続き、またまた獅子浜に行ってきました。
今日はバディ・ダイビングということで、2人きりで勝手気ままに潜ってきました。 1本目は35mオーバーの深場へ。 バディ・ダイビングでディープをするのは初めてでしたが、 落ち着いていつもどおり潜ることが出来ました。 2本目は20mまで行かない程度のところでゆっくり。 最近のウミシダブーム(私の中だけですが・・・)で、獅子浜のウミシダを 端から順にひっくり返してみましたが、結構いろいろ付いているものですね。 水面あたりを優雅に ![]() 深場にて ![]() 深場から浅場を見上げると・・・ ![]() アゴだけ(笑) ![]() 緑のじゅうたん ![]() 先週から3m移動(笑) ![]() なんだか絵になる ![]() いまだに本体を見たことがありません・・・ ![]() 冬も産卵シーズンなんですね ![]() 久しぶりです ![]() ちょっとブレました ![]() 体長7mm見つけた!! ![]() きれいに撮れました ![]() 最近のマイ・ブーム ![]() 地味ながら模様が素敵です ![]() たくさんいました ![]() 小さ過ぎ! ![]() 逃げ足が早くて撮れず・・・ ![]() 終日富士がきれいでした ![]() ↓海の写真はこちら かもめ組図鑑 |