『おことば』
- 2011/09/29(Thu) -
島田雅彦 『おことば』(新潮社)、読了。

100円だったので、なんとなしに買ってきたら、
思いのほか面白く、寝る時間を削って読んでしまいました。

昭和天皇、今上天皇を中心とする皇室の人々の「言葉」一つに
1ページずつ島田氏の解説が付くというもの。

あまり皇室について詳しくない身からすると、
一つ一つの皇族の言葉というのは、
読み飛ばしてしまいそうな平易な文章なのですが、
著者の解説により、その奥に仕舞い込まれた思い等がわかり、
とても興味深かったです。

昭和天皇は、口語の会話が最後まで不自然だったという記述に、
終戦までの間に置かれた立場の特殊性を改めて感じましたし、
また、今上天皇は、その昭和天皇を補うように皇室外交を担い、
さらには、美智子皇后の表現豊かな言葉や当意即妙のお答えに
その人柄と知性が伝わってきます。

意外と、皇太子夫妻に対する評価が冷めているというところがあり、
最近また賑やかになってきた雅子様バッシングとも相俟って、
これからの皇室は、前途多難だなあ・・・・・・と感じてしまいました。
いや、もう、すでに難まみれか?


おことば 戦後皇室語録おことば 戦後皇室語録
島田 雅彦

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QSP
- 2011/09/26(Mon) -
『世界の果てまでイッテQ!SP』(2010年10月10日放送)

3時間SP、一気に見ました。
ま、通常放送で見る人は、みんな一気見なんですけど・・・。

まずは、お祭り男 in 竹馬祭り。
OPの日テレで楽屋での一コマは、完全に爆弾コント状態。
宮川さんが爆弾コント初というのが、ちょっと驚き。
芸人さんなら、みんなやってるものと思っていました。
さて、竹馬祭りですが、試技を見たところで、これは難し過ぎる・・・と分かってしまいました。
演出のほうも、取材に来ていた現地TV局の様子をメインにするなど、
「これは、本番、大したことないな・・・」と思わせる展開(苦笑)。
結果、戦わずして転倒というショボイ結果で終わり。

森三中の温泉ツアーは、もはやアクティビティ&ゲテモノがメインに。
アクロバット飛行も、4G体験も、火だるまも、
だいたい想像の範囲内で終わってしまいました。
火だるまなんて、内村さん、『世界征服宣言』でさらっとやっちゃってますからね。
ところが、ゲテモノのほうは強烈でした。
食品自体の強烈さは、過去のものと同程度だったのですが、
強烈だったのは、その映像。
最近、この番組は、虫などの視聴者が嫌がるような生き物も
平気でガンガン放送するようになってますよね。
今回、最もすごかったのは、真っ白い幼虫を生きたまま大島さんが食べるシーン。
その前にムーさんが素手で捕獲しているシーンも結構なものだったのに、
大島さんが前歯で噛み切るシーンも、そのあと、切り口から幼虫の中身が滴り落ちるシーンも
ぜーんぶそのまま放送しちゃいましたからね。
黒沢さんの感想に大きく同意しちゃいましたよ、「なんで漬物食べるみたいに食べられるの?」

続いて、カレンダープロジェクト9月編、手超くんのバンジージャンプ。
あのダムは、凄いわ。
そして、『007 ゴールデンアイ』と聞いただけで、ダムが分かった内村さんも凄いよ(苦笑)。
怖いと連発していながら、本番では何の躊躇も無く飛び、
しかも自分の手につけたカメラに笑いかける余裕のある姿は、さすが孤高のアイドル!
というか、「ジャニーズ」というのが一つの職業なんだということが、実感できました。
タレントとしてとか、アイドルとしてとかではなく、ジャニーズとしてのプロ意識。
御見それしました。

超田舎に泊まろうでは、「スチールで良いんじゃないの?」という投げやりコメントに
自分自身がスチールの罰に遭う内村さん(笑)。
今回も、割愛までの演出が上手かったです。
あと、1泊だけなら・・・とOKが出た家に4日間もいられるのは、武井さんの人柄でしょうね。

珍獣ハンターイモト・ワールドツアーは、西アフリカ。
イモトの訪問国地図で、西アフリカがポッカリ空いてます。
今の政情を表していて、地政学的に興味深かったです。
その西アフリカは、取材陣を受け入れなれていない空気が、画面からもビンビン伝わってきます。
いわば、本当の素の状態が映っているという緊張感があります。
事前調査が難しかったのか、それともガイド業が未発達なのか、
動物情報は少なかったですが、普通の日常生活リポートだけで、十分面白かったです。
しかし、あの漁のやり方なんかを見ていると、生産性を上げるための工夫という発想が
必要から生まれてこないのだろうかと疑問を持ってしまいました。
あの程度の生産性で暮らしていけるのか、それとも生産性を上げる余裕が無いのか、
それとも生産性なんていう考え方が無いのか・・・。いろいろ考えてしまうVTRでした。

お祭り男は今回2本立て。
ヨーロッパのお祭り四天王で制覇していなかった「トマト祭り」に参戦です。
(四天王って表現おかしくないですか?4大祭りとかの方がしっくりくるんですけど・・・)
その起源に驚き、また、その起源の中心人物がガイド役だったことに二度ビックリ。
しかし、四天王の割には、運営ノウハウが貧相(苦笑)。
トマトを運ぶトラックがメイン会場に着く前に、荷台のトマトが無くなってるなんて・・・。
しかも、トラック5台とも同じ過ちを犯すなんて・・・・。
今回の祭りの運営がダメだったのか、それとも事前調査の不手際か。
演出で何とかカバーしようとしていましたが、これは戴けない。

最後、縦軸は、いつもの床屋さんお任せ企画。
ふかわさんは、なんで、無精ひげだったのでしょうか?
あまりに微妙な生え方で、気持ち悪い感が漂ってました。無職で家に閉じこもってる人みたい・・・。
パーマの結果は、小泉元首相みたい!と思ってしまいましたが、
スタジオからは、そんな声は上がらず、私の感想がおかしかったのかしら?
一方、太いほうの縦軸は、イモトさんがカリスマ美容師にカット&メイクを頼むというもの。
制服もAKB風に変えて登場したイモトさんは、確かに、別人のようになってました。
立ち居振る舞いから言葉遣いも、いつもと違っていて、
着飾ることの意味というものが、よくわかりました。
ただ、やっぱり、いつものイモトさんのほうが、人間としては魅力的に見えます。
今回、イモトさんで変化球をつけてきた縦軸ですが、
正直、この企画でのふかわさんは、これ以上の伸びしろが無い気がします。
飽きということ以外にも、ふかわさんの顔立ちが、あまり企画栄えしないことに気づいてしまいました。
むしろ、スタッフさんがモデルになって、一度に何人も各国で試してみるほうが
企画本来の意味では面白いと思います。
中継コントとしては面白いのですが、企画の本質が空っぽになるのは、本末転倒かと思うので。

と、まぁ、最後にちょっと意見をつけましたが、全般的に面白いSPでした。


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Q&S革
- 2011/09/25(Sun) -
『世界の果てまでイッテQ!』(2010年10月24日放送)
世界達人列伝SPということで、前回に引き続き、奇人・変人大会。
う~ん、この企画で1時間かぁ・・・・と思いましたが、
前半のベッキーによるロンドン編は、おしゃれな人たちも含まれてて、意外と楽しめました。
ボックスマンは、新しい大道芸ですね。
あそこまでシンプルな芸に仕上げたのは、素晴らしいセンスだと思います。
バブルマンは、芸術性もさることながら、ジェントルマンで素敵。
シャボン玉大好きって感じが伝わってきて、清らかな気持ちになります。
後半は、過去の登場おじさんのベスト10。
順位は謎でしたが、1位のアイス拳おじさんには納得。
独特の世界観と、意外と小技が出来るところが魅力です。
そして、その継承者てるよし(笑)。
すぐさまアドリブで、あそこまで返せるのは、さすがの一言。
動き面白すぎ。
その前の、軟体おじさんのスタジオ登場のときも、真っ先にダンスを習得してるし(笑)。
奇人・変人を相手にするときは、ちょっと冷めた目で突っ込むのが
安心して笑いを取りにいける定石で、ベッキーもイモトも、そうやっていましたが、
頭っから、おじさんの芸に乗っかっていくことで笑いがとれる内村さんは、
芸人としてのレベルが凄いです。
おじさんの動きを真似しつつ、しかし、内村さんの動きになってるんですよね。
芸人魂炸裂の、よいSP企画でした。

『スクール革命!』(2010年10月10日放送)
グルメランキングの第2弾。
VTRが大半なので、飛ばしまくって見ました(苦笑)。
今回は、知念君が、面白回答で頑張ってたなぁ。
感想は、そのぐらい(苦笑)。
この番組でやる必然性の無い企画だと改めて思う。


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『聖域』
- 2011/09/25(Sun) -
篠田節子 『聖域』(講談社文庫)、読了。

未完の小説原稿を手に入れた編集者が、
その続きを書かせようと、失踪した著者を探しに東北へと向かう・・・。

この未完の小説は、いわゆる幻想小説で、
修行僧が東北の僻地で出会った魔のものたちと対峙するというもの。
序盤は、この小説が作中作という形で展開されていくのですが、
幻想小説というジャンルが、自分の好みでないため、
ここを読み通すのに苦労しました。

しかし、主人公が著者を探し始めた途端に止められなくなり、一気読みです。
原始宗教や地域の信仰、新興宗教などの要素が絡み合い、
社会科学的な側面でも興味深かったこととが大きいです。

そして、「信仰」にまつわる超常現象的なものについて、
それを体験したものの視点から活き活きと描きながらも、
どこかに冷静な視点が残っており、どことなく自然科学的な日常世界の思考とも
違和感無く同居できるような世界観になっています。
これは、かつて著者の『カノン』を読んだときにも感じたことであり、
読んでいて、とても納得感があるのです。

最初は、いろんな要素を詰め込みすぎなのでは?と感じた
一つ一つの出来事も、最後には、意味のある結びつき方をしてきて、
全ての要素が、無駄なく、きちんと作品中で料理されたというスッキリ感も味わえます。

一つだけ気にかかったことと言えば、
主人公が、失踪作家に対し、とにかくすぐに続きを書けと迫るところ。
失踪作家の頭の中に、続きが既に完成しているという前提があってのことなのでしょうが、
小説を書くということが、なんだか軽視されているような印象を受けました。

小説を書く行為を、「ストーリーを作る」作業と、「文字に落とす」作業とに分解して、
前者は作家の腕の見せ所だが、後者は単なる機械的作業と割り切っているようで、
腑に落ちないものが残りました。
文字に落とす作業自体にも、その作家独特の文体や、リズム感を生むための
歴とした創造的な作業だと思ったので・・・。

まぁ、それは、物語の完成に執念を燃やす編集者の熱い心が
言わせた台詞なのかもしれませんね。
それぐらい、いろんな人のいろんな「想い」を、ずっしりと重く感じさせる作品でした。


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『セント・エルモス・ファイアー』
- 2011/09/25(Sun) -
『セント・エルモス・ファイアー』

青春映画の傑作という触れ込みと、
私でさえ、その作品名を知っているという認知度から、観てみました。

・・・・・が、私には合いませんでした。

なんだか、みんな、自分勝手な気がして、ついていけませんでした。
同性相手との結婚を勝手にみんなの前で宣言する男、
学生時代の一目ぼれ相手を追い掛け回す男、
ドラッグ&ローン地獄に落っこちる女、
金持ちの遊びのような社会福祉活動をしている女 等々。

ま、上記のような紹介の仕方は、
私の偏見が入っているので、公正なものではありませんが、
映画から受けた登場人物たちの印象は、そこが一番強かったです。

日本の青春モノは、勉強勉強で時間が無かったり、
お金がなかったり、親の目が厳しくて自由が無かったりと、
「制約」がキーワードになるものが多いと思っているのですが、
アメリカの青春モノは、なんだか小金持ちの集まりみたいなのが多くて、
どうにも、共感が湧かないことが多いです。
国や文化の違いなのかも知れませんけど。

やっぱり、青春モノを堪能するなら、日本の文芸ですね。


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『抄訳マネジメント』
- 2011/09/25(Sun) -
P.F.ドラッカー 『抄訳マネジメント』(ダイヤモンド社)、読了。

この夏の、自分的課題図書。
もう夏は終わってしまいましたが、ようやく読み終え、ノート作りも終わりました。

経営管理の仕方について、課題設定から管理手法、戦略、組織、トップの心構えと、
必要な要素について一通り述べられています。
それでいて冗長でなく、また要旨が簡潔にまとめられていて、
非常に説得力があります。通り一遍の解説書にはない力強さです。

特に、課題設定の仕方と組織論については、
ちょうど会社で下期の体制について議論をしていて、
しかも役員間で大揉めしたところだったので、深刻な心持で読みました。
で、その議論が、いかに的外れなものだったかを思い知らされました。反省。

一つ一つの章立てに対して、
では自分の会社はどうなのかという問いを、きちんと立てて、自分なりに答えを出していかないと
この本を読んだ意味が、半減してしまうのだとわかりました。

これから、一つずつ、やっていくしかないですね。


抄訳マネジメント―課題・責任・実践抄訳マネジメント―課題・責任・実践
P.F.ドラッカー 上田 惇生

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ダイビング @福浦
- 2011/09/24(Sat) -
1ヶ月ぶりとなってしまったダイビングは、福浦に行ってきました。

台風15号通過直後ということで、
どんなになっているかと思っていたら、エントリーロープの西側が無くなっています。

さらに中に潜ると、ゴロタの風景がすっかり変わってしまっていて、
砂地には岩や石が散乱、砂地には細かな砂が積もっていてフカフカの触り心地、
陸から飛んできたのか川に流されてきたのか、水中のゴミも目立つような状況です。

水もまだ濁った状態で、あまりコンディションは良くなかったですが、
自然の力は凄いなぁ・・・と感じて帰ってきました。

水中の写真は、残念ながらカメラトラブルで撮れず(悲)。
キビナゴの群れ、クマノミ、カザリイソギンチャクエビなど、
いつもの面々がちゃんと出迎えてくれました。

というわけで、掲載写真は携帯で撮ったもののみです。


福浦
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『あしたのパスタはアルデンテ』
- 2011/09/23(Fri) -
『あしたのパスタはアルデンテ』

久々にシネスイッチ銀座で映画を観てきました。
この映画館の、おしゃれなコメディを見つけてくるセンスは、さすがですね。

イタリアのパスタ工場を経営する一族。
その跡継ぎとなるべき長男が、家族の夕食会で、突然のゲイ告白。
そのドタバタで跡継ぎにさせられた次男も、やっぱりゲイだった・・・・・。

家族の危機とも言える状況を、次男の視点で描いていきます。
次男は大真面目に苦悩するタイプなのに、
家族や友人たちは、どことなく抜けていて、またお茶目でもあります。
ユーモアの味付けが上手い。
そして、何度も出てくる食事のシーンでのイタリア料理が、本当に美味しそう。

最近、「美食な国は、封建制度が長く続いた国だ」ということを書いた本を読みましたが、
まさに、イタリアは国民レベルの文化として美食が根付いている国だと感じました。
日本もかつてはそうだったはずなのですがねぇ・・・。

終盤に登場する、主人公のお友達のゲイたち。
彼らがまた、魅力的なキャラクターばかり。
ドドドドと笑わせてもらいました。

そして、家族たちを再び結びつけたのは、”爆弾”と呼ばれたおばあちゃんの力。
この結末は、悲しみの中にも、家族愛を感じさせてくれて、
素敵なエンディングだと感動。

イタリアン・コメディを堪能できました!



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『「常識」の非常識』
- 2011/09/23(Fri) -
山本七平 『「常識」の非常識』(文春文庫)、読了。

雑誌のコラムということで、時事評論として面白かったです。
前回に読んだもののような回りくどさも無く、
論旨がわかりやすかったです。

日本人の思考の浅さ、マスコミの独りよがりなどを
バッサバッサと斬っていきます。

このような言論人というのは、今の時代で言うと誰なんでしょうかね。
七平氏にしても、夏彦氏にしても、
鬼籍に入った人たちの本しか思い当たらないのは、残念です。


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山本 七平

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『自民党はなぜ潰れないのか』
- 2011/09/23(Fri) -
村上正邦、平野貞夫、筆坂秀世 『自民党はなぜ潰れないのか』(幻冬舎文庫)、読了。

タイトルで買ってきた一冊。
政界を引退もしくは退場させられた3人による鼎談。
森内閣以降の自民党の衰退過程における裏話がメインです。

3人の出身母体が、自民党/民主党/共産党と三様なので、
同じ出来事を語っても、その見解が異なるのは当然のことながら、
知っている事実もそれぞれの立場から見えることだけなので、
鼎談により出来事の全体像がつながってきたりして、面白かったです。

ただ、あまり鼎談や座談会という形式が好きになれない理由が
この本でも時おり見受けられて、そこは残念に感じました。
それは、3人が論を戦わせているようで、実は、自分の言いたいことしか言ってないということ。
論点がずれていったり、ぼやけていったりで、核心に迫られないときは
やっぱり、イライラを感じてしまいます。
テレビの政治討論番組が苦手なのも、同じ理由です。
鼎談の限界なのか、それとも政治家や言論人の限界なのか(苦笑)。

さてさて、3人の中で惹かれたのは平野貞夫氏。
小沢一郎の知恵袋といわれただけあって、彼が語るシナリオには説得力がありました。
先を見て、その瞬間を語っているような力があります。
なので、エピローグで筆坂氏が「平野さんは、話が上手な人ではない」と書いていてビックリ。
本にするときに編集で上手くまとめてもらったってことなのかな?
筆坂氏よりも、ずっと面白い話だったのですが・・・・・・。


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