番宣&Q&RT
| ||
- 2011/07/31(Sun) -
| ||
『世界の果てまでイッテQ!番宣』(2010年9月5日放送)
モンブラン登頂企画の前に、富士山登頂企画の再編集版。 単に短く編集しているだけで、新しい要素ゼロだったので早送り。 『世界の果てまでイッテQ!』(2010年9月5日放送) モンブラン登頂企画の後編です。 あの山に登るのは凄いことだと思います。 あの景色も素晴らしかったです。 でも、なぜこの番組で・・・・・・・? ところどころに笑いは入れていますが、9割方は苦しいシーンの連続で、 私の苦手な『ウリナリ』を、そこに見てしまいました。 結果、こちらも早送りがちに見るという始末。 イモトさんゴメンね。でも、私は、登山家としてのイモトさんではなく、 芸人イモトアヤコのほうに興味があるのよね~。 次回からのレギュラー放送に期待ですね。 あ、角谷さんは、めちゃくちゃ格好良い人ですね。 褒めて、おだてて、叱るところは叱って。大人の男を見ました。 『THE RED THEATER』(2010年9月8日放送) 最終回も、通常通りの1時間放送。 そういうところでも、やっぱり失速感じは否めないですねぇ。 ユニットコントとして成功したものをもってきていましたが、 ストーリーものは、感動的な最後を付けようとしたのが若干鼻について・・・。 壮大なストーリーにもっていくのは、1個でよかったのではないかと。 観客のリアクションも興を殺ぐようなわざとらしさで・・・。 『笑う犬』での小須田部長を思い出してしまいました。 あれは、本当に、作り込んだ良いコントだったなぁ・・・としみじみ。 あの小須田さんの壮大さが映えたのも、他のコントが下らなかったからだと思います。 というわけで、この放送でも、もっと軽いノリで最後を締めるものがあっても良かったのかなと思います。 ま、コントへの皆の熱い思いがそうさせてしまったと思うことにします。 その点、天使と悪魔と小柳は、最後まで下らなくてよかったです。 メンバー全員の登場のさせ方も、一人ひと笑い取れよという 支配人からの叱咤激励だったと感じました。 感動ではなく、あくまで笑いがメインというのが、支配人らしくて良かったです。 杉山さんがコントに参加できなかったのは残念ですが、 その分、EDトークで活躍してたので、番組としては上手く締まったのではないでしょうか。 EDのメッセージ ”ALL YOU NEED IS LAUGH” には、ジーンときました。 観る方、作る方、両者に向けたものだと思います。 いつか、また、充電して、良いコントを見せてほしいですね。
|
||
『トーキョー・プリズン』
| ||
- 2011/07/31(Sun) -
| ||
柳広司 『トーキョー・プリズン』(角川文庫)、読了。
戦後の巣鴨拘置所で起きた殺人事件の謎解きに NZ人の私立探偵と拘置されているB級戦犯とがタッグを組んで取り掛かる・・・。 こんな風にまとめてしまうと、なんだか違う話のような感じになりますね(苦笑)。 B級戦犯自身、戦争当時の記憶を失っており、 また脱獄を繰り返すために独房に閉じ込められている始末。 そこに、占領者と非占領者の関係が最も先鋭的に表れる拘置所という環境、 米軍における人種差別構造、東洋と西洋の文化の相違など、 様々な要素が絡み合っており、要は、詰め込みすぎな感じ・・・。 結局、どれもが中途半端になってしまった印象を受けました。 ミステリーとして読むと、後半は、謎のほうから明るい場所に出てきてくれるので、 謎解きのカタルシスは、あんまりありません。 作品の冒頭で輝かしく描写されたキジマの観察力と推理力も、 要素としては後半も出てくるのですが、ビビッドな形で描かれることはなく、 なんだかパワーダウンな感じ。 ただ、戦後の東京と日本人の描き方としては、なかなか興味深い形式だと思いました。 ミステリーより文化論としての面白みがあるというのは、 『はじまりの島』と同じ感想ですね。 これからも、文句を言いつつも、この作家さんの本は読んでしまう気がします。 歴史好きとしては、新しい切り口で見せられるところに惹かれてしまいます。
![]() |
||
『シャッターアイランド』
| ||
- 2011/07/31(Sun) -
| ||
『シャッターアイランド』
この映画でもディカプリオは苦悩しています。 図らずも、夫婦関係に恵まれなかったディカプリオを立て続けに見ることになりました。 凶悪犯が収監される島で起きた囚人の失踪事件。 その事件の担当刑事として島に派遣されたディカプリオ。 しかし、施設の関係者は非協力的で、さらには嵐で島に閉じ込められる・・・。 囚人および施設の人間たちの人間不信ありありな表情や目つき、 そして古い建造物、暗い画面、悪天候、重々しい音楽、 どよ~んとした空間が、ずーっと続きます。 そんな中で、施設の人間たちの数々の怪しい言動が表れ始め、 精神的に追い詰められていくディカプリオ。 暗い、暗いよー。 ところどころ挿入される、トラウマによる悪夢の映像が、 これまたグロくておどろおどろしい。 奥さんが悪夢や幻覚で迫ってくるというのは、 『インセプション』で嫌というほど見せ付けられたので、ちょっと食傷気味。 そして、本作でも、真相はディカプリオの心の中に・・・。 丁寧に、発言の一つ一つを追っていけば、 意外と早い段階で気づけたかもしれませんね。 ま、私は、頭を使わずにボーっと見てたので、最後の真相に迫る過程も楽しめました。 人間の精神世界に斬り込んでいく作品を立て続けに見たことになりますが、 あんまり自分は関わりたくない世界です。 知ることが、自分の破滅につながる気がしてなりません。
|
||
『ザ・ウォーカー』
| ||
- 2011/07/31(Sun) -
| ||
『ザ・ウォーカー』
戦争により世界が滅びてから30年、 生存した人類が荒んだ生活を送る荒野を、ただただ西に向かって歩く主人公。 その目的は、ある一冊の本を届けるために・・・。 って、30年も西に向かって歩き続けたら、地球何周できちゃうのよ? 1日4kmしか歩かなくても、毎日30年歩いたら4万kmで1周出来ちゃうわよ。 どこをどう、30年も歩き続けてたのかしら??? というように、設定に疑問が湧き続ける作品でした(苦笑)。 たった30年で、キリスト教の教えが誰の頭にも残らなくなるものなの? 宗教って、そんな軽いものじゃないよね。米国ならなおさら。 宗教が理由の戦争で、聖書を全て焼かれてしまったとしても、 そんな環境なら、なおさら人々の心には祈りや信仰が芽生えるものではないのかしら? 主人公が、何であんなに無敵感溢れる感じなのかも バックグラウンドの説明が無くて、 ただ「神の啓示」と言われてもピンとこないし。 極力、無駄な台詞を抑えて、映像で雰囲気を作っていく手法はアリだと思いますが、 ちょっと雰囲気倒れしてしまった感じも。 ゲイリー・オールドマンは、相変わらずの狂気っぷりで、 あの怒りの中で発するニコッとした笑い方が やはり空恐ろしさを感じさせる怪演ぶりでした。
|
||
『三婆』
| ||
- 2011/07/30(Sat) -
| ||
有吉佐和子 『三婆』(新潮文庫)、読了。
有吉短編集は、ちょっと肌に合わないのかもしれません。 前にも感じたのですが、なんだか硬さが気になってしまうんです。 初期の頃の文章だからなのでしょうかね? それでも、表題作「三婆」は面白かったです。 訳あって、同じ場所に住むことになった本妻と義理の妹と妾の三婆。 この3人の確執と共謀を、間借りしている若者夫婦なんかも上手く使って 生き生きと描いています。舞台化されたのも納得。 最後の締め方も見事でした。 他には、「亀遊の死」「うるし」などが面白かったです。 やっぱり、女性を主人公にしたものが、特に上手いですね。
![]() |
||
内さま
| ||
- 2011/07/30(Sat) -
| ||
『内村さまぁ~ず #114』
東MAXを迎えて、オジサン好きの女の子と遊ぼうという よく分からない企画でした(苦笑)。 オジサン好きって、流行ってるの??? 基本、グイグイ来る女の子って、 内村さんはもちろんのこと、大竹さんも苦手っぽいですよね。 セクハラキャラで隠してますが、大竹さんもシャッタータイプな気がします。 というわけで、この企画にノリノリなのは三村さんだけ(爆)。 最初に3人+東MAXで、心を鷲づかみされる女の子の5か条をやってましたが、 基本、おじさん同士で盛り上がってるほうが、この3人は面白いですよね。 素人の人が入ってくると、変な距離感が目に付いてしまって。 インスピレーションクイズは、あまり盛り上がらないまま淡々と過ぎていきました。 20代の女子当てクイズは、さまぁ~ずのセクハラがかなり控えめで、 こちらも、あまりお笑い的に盛り上がらず。 最後のお寿司屋さんデートは、なぜか内村さんが小悪魔21歳に気に入られるという 奇跡のような展開になった以外は、大して見所も無く・・・。 あ、三村兄ちゃんからの電話には笑いました。 うーん、もっとオジサンたちの面白いところを引き出してほしいなぁ。
|
||
『ウソから始まる恋と仕事の成功術』
| ||||
- 2011/07/28(Thu) -
| ||||
『ウソから始まる恋と仕事の成功術』
建前やウソの概念が存在しない世界で、突然ウソをつく能力を身につけた男の話。 設定が面白いと思って観てみたのですが、 「本当のことしか言葉にできない」ということと、「攻撃的」「露悪的」ということが ごっちゃになっていて、脚本として整理されていないところが 5分で辛くなってしまいました(苦笑)。 もちろん、最後まで、それは改善されず。 こんなにも他人を攻撃しあって、傷つけあう社会では、 社会生活が成り立たないような気がします。 倫理的な観点だけでなく、騙し合いがない世界は、 文明も文化も、大したものが育たない気がします。 たぶん、人間の脳も、つるつるのまま、進化しないように思えます。 ウソや建前が無いのに、今と同じような世界が前提となっていることが あまりに信憑性が無くて、残念でした。 なんで、最後まで観れてしまったんだろうか・・・・・。
|
||||
『アリス・イン・ワンダーランド』
| ||||
- 2011/07/26(Tue) -
| ||||
『アリス・イン・ワンダーランド』
ティム・バートン版『不思議の国のアリス』ですが、 思ったほど、独創的な味付けにはなっていませんでした・・・。 当然、映像の不可思議さはお見事なのですが、 物語が追いついていないような印象を受けました。 そして、赤の女王 vs 白の女王 ですが、 どう見ても、赤の女王のほうが可愛らしいキャラに感じてしまいました。 残酷なんだけど、なんだか子供っぽいんですよね。 そこが、あの独特の見てくれのおかげで、可愛らしく見えてしまいました。 一方、白の女王って、カマトトぶってて、なんだか腹黒そう。 アン・ハサウェイの風貌のせいかしら?(苦笑)
|
||||
『ファンダメンタルなふたり』
| ||
- 2011/07/26(Tue) -
| ||
山田詠美、中沢新一 『ファンダメンタルなふたり』(文春文庫)、読了。
小説家のこの手の本は普段は買わないのですが、 組み合わせの妙に、お試しに買ってみたくなりました。 が、初っ端から、中沢センセのオウム真理教擁護論炸裂(爆)。 もしや、これが噂の問題発言!?なんて興味深々で読み進んだのですが、 すぐに飽きてしまいました(苦笑)。 なんと言うか、中沢センセの言葉が軽過ぎて・・・・。。 事象一つ一つの分析には、そんなに違和感無いんですよ。 なるほどなぁと思わせる視点もあったり。 でも、その分析から、結論が、突然飛躍してしまうんですよね・・・・・。 分析から得られる結論には、一定の振り幅があって、 検討の結果、どの結論を選ぶかが、こういう学者や評論家先生の勝負どころだと思うのですが、 中沢センセは、常に、最も軽薄な結論に飛びつくような印象を受けました。 それは、半分はこの人のキャラクター、半分は、そうすれば受けるだろうという判断な感じ。 というわけで、途中で挫折しそうになったのですが、 ふと、「山田詠美は、なぜこの論理展開に耐えられるのだろうか?」と疑問ムクムク。 で、気づいたのですが、中沢センセが極論を振りかざすとき、 必ずといっていいほど、Amyは疑問で返すか、別の話題を振るか、無視するかしていて、 うなずいたり、ましてや同意を示したりをしないんですよね。 その判断力は凄いと思いました。 浮かれポンチに巻き込まれずに、きちんと受け流すテクニック、 山田詠美の凄さをいろいろ勉強できた対談でした。
![]() |
||
イメドキ&S革
| ||||
- 2011/07/26(Tue) -
| ||||
『イメ×ドキ』(2010年9月4日放送)
3回目の放送は、ザキヤマさん&オードリーと万全の布陣。 しかも、イメージランキングは「口が軽そうな芸人」ということで、 ザキヤマさんにドッキリを仕掛けるというもの(笑)。 これで、面白くないはずがない。 「春日さんは本物のゲイ」「若林さんは10歳年上の漫画家と結婚6年目」 「内村さんの前髪は植毛」、どれも、ありそうな空気が漂うネタばかり。 そして、仕込みの芸能雑誌記者さんが、また上手いんだわ。 その翌日、『スクール革命!』の収録前の楽屋で、 仲の良いスタッフさんと雑談するザキヤマさんは・・・・・ばらした! しかも、若林さんのネタに関しては盛っちゃった!! 想像の斜め上を行く暴露っぷりで、これは全部仕込みなのではないかと 疑ってしまいたくなるほどのお調子者でしたね(笑)。 きっと、このドッキリの日から、イメドキのスタジオ収録までの間の数日間に、 何百人という人に植毛疑惑を語ってるんでしょうね~。 後半の「歌唱力がある芸人」は、笑いポイントとしては少なかったけど、 合間合間の友近さんと野生爆弾・川島さんのコメントで楽しめました。 『スクール革命!』(2010年9月5日放送) 唐沢俊一先生とケンコバ先生を迎えての面白名前学。 こんなに唐沢先生が進行できる人だとは知りませんでした。さすが、多才の方です。 前半は、名前の統計や読み方などの、どちらかというと学問的な方。 ケンコバ先生、全然、いる意味無いじゃん(笑)。 途中から、生徒と同格に格下げされてるし。 ところが!ケンコバ先生仕切りの珍名さんクイズ、またの名をフリップ芸(笑)に 移行したとたんに、ザキヤマさんとの奇跡のコラボで 下らないクイズが、めちゃめちゃ面白かったです。 そして優木まおみに迷い無し!潔い。 さすがにクドイとスタッフさんも考えたのか、途中でロケVTRを挟みましたが、 それでも後半の勢いも衰えなく、ガンガン攻める笑いでしたね。 気持ちよく笑えました。 個人的なツボは「準備我々」(笑)。
|
||||