『翳りゆく夏』
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- 2008/12/31(Wed) -
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赤井三尋 『翳りゆく夏』(講談社文庫)、読了。
久々の長編推理モノでしたが、読み応えがありました。 人物造形がうまく、一人一人が抱えている物語が積み重なって 一つの大きな物語になっているような。 また、我が母校が舞台の一つとして出てくるので、 そこにも親近感を得たり。 20年前の誘拐事件の身代金受け渡しまでの過程も スリリングで面白かったです。 (「撒き散らす」という手法は他の作品で読んだことがあるような気がしますが・・・) そして、コトの真相の部分は、 こういう立場の人が真犯人だったという作品も多いので、 正直、「またかぁ」と思ってしまいましたが、 この作品は犯人捜しよりも登場人物たちの思索・行動に魅力があったので 作品全体への私の評価は高いです。
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27HTV
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- 2008/12/31(Wed) -
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『27時間テレビ 西遊記SP』(2007年7月28日~29日放送)
映画西遊記の巨大宣伝ともいえたこの年の27HTV。 久々に全部録画しました。 「自分、バカだな~」と思いつつ。 ガッツリ飛ばして見ていったら、5時間ぐらいで見終わりました。 それでも、数日かかりましたが。 疲れたよ・・・・・・。 さてさて、西遊記メンバーですが、 香取くんはTVスターだから心配無しですが、 女優の深津さん、水川さん、 俳優の伊藤君、大倉さんなどは、 生放送バラエティにすごく緊張しているのが伝わってきて、 「本業と違う舞台に乗せられて可哀そうに・・・」という気持ちになってしまいました。 特に「ネプリーグ」はね。 そこを、沙悟浄は上手くフォローするんですよね。 この共演者キラーめっ! ボーリングは、最近フジテレビ一押し企画になってますが(苦笑)、 今回は失敗ですかな。 ルールが空回り。 「CLUB天竺」は、悟浄さんいないけど観ちゃいました。 あのノリ、良いわぁ。カッコいい。 そして、そこにスッと入っていける悟空とキムタクは 「やっぱ、これがSMAPなんだなぁ」と感嘆。 (教養で勝負のネプリーグは、ちと辛かったですが) 「もしもツアーズ」は、キャイ~ン、ちりちゃん達と京都・奈良の旅。 ことごとくルーレットに外れて、美味しそうな料理が食べられない内村さん。 もう、お決まりパターンですね。 それにしても、川床、気持ち良さそうでしたね。 あのような風流なものを作ってしまう京都文化は素晴らしいです。 そして、薬師寺。 小学校・中学校の遠足で、奈良や京都はよく行きましたが、 あんな子供のころではなく、仏教に興味を持った今行きたいです! 猪八戒の日本一対決では、 素潜り対決を沙悟浄がピンチヒッターで。 プロテクター類つけての素潜りは、どー考えても無理でしょうに(苦笑)。 体張って芸人魂も見せてくれました。 てなわけで、なんとかこの大玉も年内に見終えることができて良かったです。 |
『中期経営計画の立て方・使い方』
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- 2008/12/30(Tue) -
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三和総合研究所 『中期経営計画の立て方・使い方』(かんき出版)、通読。
ただいま、中期経営計画のローリングということで、 主担当としてプロジェクトに関わっています。 ホントは、もっと早い段階でこの本を読むつもりだったのですが、 なんだかんだでフラフラしてたら、もう年末。 内容は、かなり実務的な内容にブレイクダウンされていて、 わかりやすくまとめられています。 しかも、陥りやすい失敗なども指摘してあるので、 「あぁ、まさに今、この状態!」と目からウロコ。 結論は、「やっぱり早く読んでおくべきだった・・・・・」 この年末年始、この手の本を読み漁る予定です。
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『死神』
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- 2008/12/30(Tue) -
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篠田節子 『死神』(文春文庫)、読了。
初っ端、不思議体験の話から始まったので、 てっきりホラーものかと思いきや、社会福祉事務所のお話でした。 なんか、篠田作品はタイトルがしっくりこないことが多いです。 さて、ケースワーカーのお仕事というのは 存在は知っていてもその仕事ぶりを読んだのは初めてです。 気骨のある面々が揃っていて個性豊かな職場のようですが、 個々のケースワーカーの体験談に留まって あまり横の連携が見られなかったのは残念でした。 でも、「社会福祉」という 政治家が口にするときれい事のように聞こえる世界が どれだけ人間臭くてドロドロした現実なのかは、良くわかりました。
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お笑いDynamite
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- 2008/12/29(Mon) -
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おぉぉぉぉー 撮り忘れたよーーー まだ、頭が年末年始モードになってないです ((+_+)) |
『WALL・E』
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- 2008/12/29(Mon) -
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『WALL・E』
ディズニーアニメを映画館で観たのは初めてです。 ちょっぴりスパイスの効いたストーリーのようだったので 気になって見に行きました。 さて、前半は、ほとんど台詞らしいセリフが無いままに物語が進行していきます。 つまりは、「動きで魅せる」ということなのですが、さすがディズニー。 ちょっとした所作で、キャラクターの性格をばっちり描写していきます。 そして、人間が作り上げてきた文明社会への皮肉も効いてます。 地球を捨て、700年間宇宙船の中で快適な暮らしをしてきた人類の末裔は ぶよぶよで主体性の無い風船人間。 それはまるで『1984』のような世界。 心を持ったロボットはWALL・Eだけなのかと思っていたら、 意外や他のロボットたちも自分を持っていて、 そこは無機質にならないディズニーらしさでした。 最後、現実的なラストシーンに持っていくのかと思いきや、 夢のある終わらせ方もディズニーですね。 厳しい文明批評を裏に秘めながらも、心温まるアニメーションでした。
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『ブラフマンの埋葬』
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- 2008/12/27(Sat) -
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小川洋子 『ブラフマンの埋葬』(講談社文庫)、読了。
タイトルでなんとなく買ってしまったのですが、 私には難しかったです。 場所も登場人物の名も生き物の正体も分らないまま進んでいく物語。 そして、唐突に訪れる終焉。 消化しきれませんでした。
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『ビタミンF』
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- 2008/12/27(Sat) -
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重松清 『ビタミンF』(新潮文庫)、読了。
30代後半~40代前半というのは、今の私にとって未知の年代です。 自分が経験したことが無いというだけではなく、 それなりに成長した自分の子供たちと一緒に生活しているという日常が想像できませんし、 反対に、子供の目になっても、自分が小学生の頃の両親の内面なんて 思い描くことができません。 思い出すのはあくまで自分のお父さん・お母さんであって、 その立場に立って想像することができないのです。 しかし、この作品に出てくる主人公たちは、 要所要所で、自分の父や母に、自分を重ねて、今の自分を考えるのです。 この感覚は、まだ私にはありません。 あと数年もすれば、そうなるのでしょうか。 それとも、年齢ではなく、自分に家族ができればそうなるのでしょうか。 自分のことをいろいろ考えさせてくれる物語でした。 一つ一つの作品としては、 「セッちゃん」が一番印象に残りました。 最も辛く悲しい物語なのですが、 ラストシーンが、重すぎず、かといって軽率でもなく、安心できた終わり方でした。
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『ワイルド・ソウル』
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- 2008/12/27(Sat) -
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垣根涼介 『ワイルド・ソウル』(幻冬舎文庫)、読了。
アマゾンの奥地に捨てられた日本からの移民家族たち。 上巻の前半は、読むのに苦労しました。 何よりも悲惨な現実。 なかなか泥沼の生活から進捗が無いので、 物語としてもちょっとイライラしてしまいました。 が、舞台が現代に戻ったところで一気に話が動き始めます。 何よりもまず、このスピード感が気持ち良かったです。 ケイと松尾を中心とした実働部隊のテキパキぶりとソツのなさ。 そして、復讐にも燃えながらも決して自分を見失うことのないケイという 強烈なキャラクターの存在。 また、彼を取り囲む貴子たちマスコミや警察の面々。 どれもこれも粒ぞろいでした。 最後まで読み終わって見ると、 前半のしんどいストーリーテリングも、 復讐の意味を理解するには大事なステップだったのだと納得。 同情を誘う復讐理由でありながら、彼らの犯罪の完全成功は許さない。 このバランス感覚も、私好みな感じの落とし方でした。
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トークライブ2007~立ち話
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- 2008/12/26(Fri) -
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本日、Amazonから届いて、早速開けてしまいました。
「面白かったところだけ、ちょこっと見よう」と思ったら、 結局、全部見てしまいました。 やっぱ、ウンナンさんは別格だわ。 あの間といい、掛け合いといい、アイコンタクトといい。 特典映像の楽屋の様子も良かったです。 ベタベタするでもなく、でも余所余所しくもなく、サラッと会話。 この自然体な感じが、以前、C&Aの密着番組を見たときと 同じような印象を受けました。
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