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『ああ言えばこう食う』
- 2008/10/31(Fri) -
阿川佐和子、壇ふみ 『ああ言えばこう食う』(集英社文庫)、読了。

アガワ女史は『TVタックル』などでお馴染みだったのですが、
ダンフミさんは、「名前は知っている女優さん」という程度でした。

ところがどっこい、この往復エッセイはダンフミさんから始まるのですが、
まー、アガワ女史を貶めてます。
それを返す刀でバッサリのアガワ女史。
見事な試合です(笑)。

お互いのお父様が文壇で地位を築いた方ということで、
バックボーンが似ているところも気が合う一要素なのでしょうが、
それより何より、お二人とも食べることが大好き。

しかも、高級グルメばかりではなく、
毎日の朝ごはんや、飲んだ後の小腹埋め等、
庶民にも「わかるーっ!」と頷けるエッセイなので、より笑えます。

仲間に入れてほしいわ、と思わせるほど。
(相当エネルギーが要りそうですが)

他の往復エッセイも読みたくなりました。


ああ言えばこう食う (集英社文庫)
ああ言えばこう食う (集英社文庫)阿川 佐和子

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starsこれくらい軽い気持ちでいるのがいい
starsここまで言って大丈夫?
stars味わうということは、食べることである・・・
starsあははw
stars理想論

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『苺をつぶしながら』
- 2008/10/29(Wed) -
田辺聖子 『苺をつぶしながら』(講談社文庫)、読了。

田辺センセ、文化勲章だそうですね。
おめでとうございます・・・・・なのかな?

さて、本作は『私的生活』の続編ですが、
乃里子さん、離婚しちゃってます。
でも、それがあるべき姿であるかのような独身生活の満喫ぶり。
一人でいることの自由を積極的に楽しんでいます。

結婚したことないくせに「一人って気楽ぅ」と思ってしまう自分は
堕落モノ??

で、やたら前向きな乃里子さんですが、
一番羨ましいのは、下らない会話を楽しめる仲間がいること。
そういうのって、「豊かな生活」なようで憧れます。


苺をつぶしながら―新・私的生活 (講談社文庫)
苺をつぶしながら―新・私的生活 (講談社文庫)田辺 聖子

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star3部作の完結編!

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私的生活 (講談社文庫 た 2-8)
私的生活 (講談社文庫 た 2-8)田辺 聖子

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stars大好き!!
starsだいすき
stars表紙と田辺聖子著作で甘く見ててはいけない
stars人生のほろにがさを知る
stars乃里子が私的生活をとりもどすまで

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『リビング』
- 2008/10/28(Tue) -
重松清 『リビング』(中公文庫)、読了。

やっぱ、重松さん、いいわー。

人物の描き方に、とても納得感があるんです。

しっかり描き込むような文章ではなく、
むしろあっさりとしたタッチという印象を持ってしまうのに、
「この人がこの立場に居たらこうするんだろうな」というふうに
さらっと納得させる文章。

また、お洒落な生活を送る夫婦の姿も
決して浮足立った人たちのようには感じさせず、
「あぁ、東京の郊外にはこういう夫婦もいるだろうな」とか
「そのお隣にはこんな困った奥さんが住んでいるんだろうな」とか
イメージがさらさらと湧いてきます。

「生きている」小説を書く作家さんだと思います。


リビング (中公文庫)
リビング (中公文庫)重松 清

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stars設定、描写、いつも以上に生き生きしていておもしろい・・・
stars普通の家族、普通の夫婦をテーマにした短編集
stars「いらかの波」がお気に入り
stars家族っていったいなんだろうと感じさせてくれる短編集
stars女性向の生活感のある短編集です。

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一橋フォーラム
- 2008/10/28(Tue) -
一橋フォーラム21 『オリンピック後の中国の行方』⑥(2008年10月28日)、受講。

本日のテーマは「貿易」。

中国における輸入・輸出の変遷を辿っていったのですが、
21世紀に入ってからの爆発的な貿易拡大に目を見張ります。

金額ベースで見ると、ドイツに次いで世界第2位の輸出大国です。
なんと世界の輸出の8.9%を担っているとのこと。

しかし、輸出品を自国の技術で育ててきたかという点は微妙なようです。
基礎研究・研究開発・技術革新という部分には
あまり力点を置いていない模様。

これでは、世界の技術に一歩遅れてついて行くことしか
できないのではないのでしょうか?
それとも、常に世界のニーズに合わせて身軽に動けるという
柔軟性にもなるんでしょうかね?

先進技術の国だと自惚れていては、足元をすくわれそうです。


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サラリーマンNEO
- 2008/10/27(Mon) -
『サラリーマンNEO』(2007年6月25日放送)

うーん、期待し過ぎたのでしょうか?

ズラ系のキャラが中途半端というか、空気に馴染んでいなかった気がしました。
まぁ、初めて見た番組なので、いつもこんなものなのかもしれませんが。

サラリーマン世界の悲喜交々を見せるなら、
メイク無し、徹底的な演技重視でもっていって欲しかったという欲求が
自分の中にあったのかもしれません。
演者さんも俳優さんばかりですからね。

その点でラストのコントは面白かったです(オチは弱かったですが)。
生瀬×内村×入江の掛け合いが良かった。

その他のコントは、オチの弱さと笑いどろこでの場の雰囲気とが
民放と若干違っているようで、観ていてノリ切れませんでした。
自分の中で、「NHKだ!」という変な壁を作っちゃってたのかもしれませんが。

ネクタイ結びの講座とかが意外とツボでした。
「『やるやら』の「大人養成講座」とか、面白かったなー」なんて
思い出しながら。



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star「逸脱のろくでもない、この素晴らしき世界」のコント
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『地下街の雨』
- 2008/10/26(Sun) -
宮部みゆき 『地下街の雨』(集英社文庫)、読了。

宮部短篇は、自分的に当たりが弱いということに
最近気づいてきました・・・・・残念。

本作も、「謎」の種明かしをされて、
ガッカリしてしまうことが多かったです。

楽しく読み進んでいたSF作品が
最後は夢オチだった・・・・みたいな。

こんな真相なら、謎は謎のままの方が良かったよ~
と思ってしまうのは、とても悲しいことです。


地下街の雨 (集英社文庫)
地下街の雨 (集英社文庫)宮部 みゆき

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stars個人的に感慨深いです。
stars短編のよさ
stars前はもっといい短編書いてなかったかな
stars世にも奇妙なモノガタリ。
stars短編は短編だけど

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『フラット化する世界』
- 2008/10/26(Sun) -
トーマス・フリードマン 『フラット化する世界』(日本経済新聞社)、読了。

昨年、一條和生先生の講義を受けてから、
読みたい読みたいと願っていたものの、なかなかブックオフで見つけることができず、
最近、ようやくヤフオクで購入いたしました。

上下二巻のボリュームを前に、「小難しい内容だったらどうしよう・・・」と
不安だったのですが、最初の20ページを読んで、杞憂に終わりました。

まず何よりも、読んでいて面白い!

この数年で世界がどう変化したのかを、
まさに変化している最先端の部分を紹介することで、
読者をぐぐっと引き寄せます。

そして、その具体事例が、知的サービスのアウトソーシングという内容で、
まさに自分の会社が乗り出そうとしている事業に関する部分。
これは読まずにはいられない!

さらに、現在の状況を生み出した6つの改革要因が説明されるのですが、
個々のイノベーションだと思っていた事項が
見事にリンクしていく様に、世界が大きく動いた理由として大納得。

なぜ、こんなにもインターネットを中心とする知の世界が急速に広まったのか。
技術革新という進化論には、進化せざるを得ない理由=産業界のニーズとの合致が
あったのだということが、多角的に語られていきます。

経済学的にも面白いし、社会学的にも非常に面白い内容でした。


フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
フラット化する世界 [増補改訂版] (上)伏見 威蕃

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フラット化する世界 [増補改訂版] (下)
フラット化する世界 [増補改訂版] (下)伏見 威蕃

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stars大幅改訂増補、一方でさらに加速するフラット化
starsフラット化する世界での競争に勝つためには
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大琳派展
- 2008/10/26(Sun) -
『大琳派展 継承と変奏』

またまた上野に行って参りました。
夏に俵屋宗達と尾形光琳の「風神雷神図」を見て、
「やっぱりこの系列は江戸文化というだけではなく日本文化の一つの柱だ」
と感じましたが、その一派の展覧会となれば、逃している場合ではありません。

本日の展示物では、
光琳・抱一・其一3者の「風神雷神図」が並べて展示されており、
その迫力は素晴らしかったです。
個人的には、絹面を広々と使って描かれた其一の「風神雷神図」が
ユニークで気に入りました。

しかし、宗達も光琳もそうですが、
絵画一つとっても様々な手法を凝らし、油絵のようなタッチから水墨画まで幅広いです。
さらには、扇、蒔絵、小袖と、何でも来いの姿勢。
この貪欲さには頭が下がります。

また、これまであんまり興味がなかった「蒔絵」も、
あれだけの技巧を凝らした作品を見ると、引き込まれますね。
永田友治の作品たちが見事でした。


大琳派展
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イッテQ&NEO番宣
- 2008/10/26(Sun) -
『世界の果てまでイッテQ!』(2007年6月24日放送)
世界の美女探しニューハーフ編は、タイでぐっちょんが東奔西走。
しかし、あれだけニューハーフという存在が市民権を得ている社会って、凄いですね。
それも、ここ数年の話ではないのでしょうから。
仏教国の心なのでしょうか?
そして、どの人たちも美人さんでした。
お金掛けて手術をしているためでしょうか、
皆さん自分の理想形に変身出来ているように感じました。
そして、最後に登場したニューハーフさん。
登場のときはあんまり感じなかったのですが、
メガネかけたら「萌え~っ!」となるのに納得。
あれは可愛いわ。
そして、恋人選びでは、ニューハーフと言えば内村さん、外れ無しです。
昔から男性にモテモテですからねぇ。
後半は、「日本人に一番人気のない国・ナウル」。
リン採掘で大儲けしたあと、リンが尽きたら産業ゼロの斜陽国に。
がんばれば観光資源になりそうなものはあるんですけど、
失業率90%で、しかも働く気がないというのでは、なかなか立ち直れそうにないですね。
なんとか明るい感じで編集していましたが、抱えている問題はかなり深刻だと思います。
笑えそうで笑えない企画でした。
あと、Qハンターの女優さん、明るいのはバラエティ向きですが、
ちょっと元気があり過ぎて疲れました(苦笑)。

『サラリーマンNEO番宣』(2007年6月?日放送)
まもなく『サラリーマンNEO』に辿り着けそうです!
NHKでも最近は露骨な番組宣伝するようになったんですよね~。
ファンとしては嬉しいですけど。
民放との勝手の違いに戸惑う内村さん、
新しいスタッフさんとのモノづくりは様々な刺激があって
良い発奮材料になったんじゃないですかね?
やたら「コントの天才」と強調していて、
あまりのストレートさに自分のことのように恥ずかしくなっちゃいました。
でも、やっぱこの人、コント芸人だと思います!
あと、ハラフミちゃん、久々に見たら、ぽっちゃりしてました。

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イッテQ
- 2008/10/25(Sat) -
『世界の果てまで行ってQ!』(2007年6月3日放送)
「ダイヤの原石」の方は、以前の「宝石は探すのと買うのでどっちが安い?」の
二番煎じのような感じでしたね。
しかし、1か月1~2個しか取れないというダイヤが
うまく見つかっちゃったので、ラッキーというか興ざめというか。
ところで、内村さんの指令VTRは作るならちゃんと時間を取る、
そうじゃなければ作らないと、はっきりしてほしいですね。
あんなVTR、意味ないじゃん。
そして、後半の「世界三大美女コロンビア編」は、
これまでで一番外れ無しのラインナップだったように感じました。
11番目の人、綺麗だったなー。
でも、個人的にはインド美人が世界一だと思います。
そして、恋人にしたい日本人に選ばれた内村さん、おめでとー。
理由が「面白そうだから」って、国境を越えても笑いの神は通じるのね。

『イッテQ』(2007年6月17日放送)
今回は父の日特別企画ということで、
スリランカで仕事をするお父さんの元へ息子が会いに行きます。
それにしても統吾くん、良い子でしたねー。
しっかりしているし、礼儀正しいし、めげないし。
ご両親の子育て理念がちゃんと伝わっている印象です。
そして、息子の眼から見て、大きなモノづくりをしているお父さんの姿って、
誇りに思えるでしょうね。
心温まる企画でした。
あと、今回感じたのは、オセロ中島さんが子供との間に取る距離感って、
内村さんと似てるかも(苦笑)。
後半は、祭男・宮川大輔。
今回はミニコントも挟んで、益々面白くなってました。
チーズ転がし祭りで35度の斜面を走り下りる宮川さん。
そのスタートダッシュの潔さに、
芸人魂や男らしさの点で内村さんと似てるかも・・・なんて想像。
新聞記事になるときに必ず笑いの神様が降りてくれるところもね。
そして、雨男なところも。



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