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『運を天に任すなんて』
- 2008/09/21(Sun) -
城山三郎 『運を天に任すなんて』(新潮文庫)、読了。

興銀頭取の中山素平の人物に焦点を当てた作品。

大学の先輩・後輩ということもあってか
中山素平氏の生の言葉がふんだんに盛り込まれていて
非常に活き活きとした内容でした。

また、興銀時代のエピソードも豊かで、
その行動力には驚かされます。

一方で、「流れのままに」という考え方は
日本の財界を引っ張るトップのイメージとは違っていて、
こういうリーダーもいるんだなぁと再認識。

少しでもこの人のようなエネルギーと寛容の心を持ちたいものです。


運を天に任すなんて―人間・中山素平 (新潮文庫)
運を天に任すなんて―人間・中山素平 (新潮文庫)城山 三郎

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star財界の鞍馬天狗はもう現れないか・・・
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『海の向こうで戦争が始まる』
- 2008/09/20(Sat) -
村上龍 『海の向こうで戦争が始まる』(講談社文庫)、読了。

視点の移動が新鮮に感じました。
いつの間にか海岸からゴミ山に移り、また気がつけば白い絨毯の上に・・・。

やっぱりちょっとグロい描写もあって、
そこは苦手なのですが、それが人間なのかもしれません。

洋服屋と母親の話が、優しくも悲しくて、
一番印象に残りました。

血にまみれた戦争に襲われる街がありながら
ひとつ海を挟めば、ホテルのプールサイドでラムパンチを楽しむ。

そのどちらも現実。


海の向こうで戦争が始まる
海の向こうで戦争が始まる村上 龍

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starsビジョン
stars水墨画と詩人
stars海の向こうでいつも始まりつづけているビシシチュード
stars一番すき!!

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『旅のラゴス』
- 2008/09/20(Sat) -
筒井康隆 『旅のラゴス』(徳間文庫)、読了。

筒井節炸裂のSFかと思いきや、
正統派のファンタジー小説で、びっくり。
とても面白かったです。

ラゴスが旅の間に出会う人々との交流。
別れのシーンはいつも悲しいものです。

そして、旅の過程で少しづつ明らかになっていく
この星の歴史とラゴスの旅の目的。

なんだか、ほんとうにこのような世界がありそうで、
畏怖を感じてしまいました。

彼らなりに幸せな生活を営んできたと思うのですが、
ラゴスが歴史の壁を破ったことで、
また悲惨な未来が巻き起こりそうな気がします。

そして、北の果てへと旅立ったラゴス。
急激な世界の進歩を見ずに済んだのは、
ある意味幸せかもしれません。


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旅のラゴス (新潮文庫)筒井 康隆

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stars「アルケミスト」より優れた名作だと思う
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『崖の上のポニョ』
- 2008/09/20(Sat) -
『崖の上のポニョ』

ポニョを観ました。

前評判は、賛否両論だったように記憶していますが、公開してみれば大ヒット。
さすが宮崎作品と思っていたのですが・・・・・。

なんだかストーリーが雑なような気がしてしまいました。
「なんでそうなるの?」という説明がなされていないような、
子供の頭でストーリーが語られていくような突飛感。

ポニョの存在を大人が受け入れているのも不思議。

『千と千尋の神隠し』もストーリーに「なぜそんな行動を?」と思うところがありましたが、
あれは八百万の神々の世界に千尋が紛れ込んで経験した出来事。
こちらはポニョが人間の日常世界に侵入してきた出来事。
舞台装置が違うと思うんですよね。
いくら嵐のさ中でのドタバタとは言え・・・・。

そして、本作のアニメーションのタッチも、個人的にはあまり好みではありませんでした。
これまでの宮崎作品にあったような繊細さが足りないような。

でも、「動き」をアニメで表現する描写力は素晴らしいです。
歩く、走る、覗く、持ち上げる、一つ一つの動作が人間味を持っています。

子どもが喜ぶ映画を作ったとのことですが、
子供さんたちは理解できたのでしょうかね?
それとも感覚で「楽しい」と受け止められればOKなんでしょうかね?


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崖の上のポニョ サウンドトラック久石譲 覚和歌子

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stars映画は観ていませんが・・
starsよくばりかな
stars買って良かったです!
stars「海のおかあさん」が素晴らしい!
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『堪忍箱』
- 2008/09/17(Wed) -
宮部みゆき 『堪忍箱』(新潮文庫)、読了。

久々の時代もの。

表題作「堪忍箱」は、
結局、コトの真相は明言せずに読者に想像させるという手法だったので
もやもやしたものが残ってしまい、また物語としても悲しい内容だったので
読後感がどよ~んとしていたのですが、
後ろの作品ほど明るい感じになっていき、
当初覚悟したような読み疲れは感じませんでした。

というわけで、最後に収録されていた「砂村新田」が
起承転結のもっていき方が良かったです。

短篇集としては、ちょっと小粒かな?という印象でした。


堪忍箱 (新潮文庫)
堪忍箱 (新潮文庫)宮部 みゆき

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stars参考にします
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stars庶民は強いのだ
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一橋フォーラム21
- 2008/09/16(Tue) -
一橋フォーラム21 『オリンピック後の中国の行方』①(2008年9月16日)、受講。

今クールは現代中国というあまり縁のないテーマだったので
受講するかどうか迷っていたのですが、取って正解でした。

本日はコーディネーターである小島麗逸先生による総論的な回でしたが、
中国経済の成長の仕組みの概要がわかり、
これからの10回の講義を受けるための土台を
何とか掴むことができました。

また、中国経済の仕組みが構築されるにあたっての
政治的要素、地理的要素、歴史的要素等々も重要であり、
改めて、経済とは社会科学の一要素であり、
各分野が複雑に絡み合って今があるのだと実感しました。

小島先生が合間合間に語られるエピソードは
その内容の幅の広さに興味をひかれ、
またユーモアあふれる語り口は聞くものを飽きさせません。

重厚なテーマかな?と尻込みしていたところもあったのですが、
全10回、楽しめそうです。


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『会社を変える「日本式」最強の法則』
- 2008/09/16(Tue) -
柴田昌治 『会社を変える「日本式」最強の法則』(ダイヤモンド社)、読了。

スコラコンサルティングの本は4冊目となりましたが、
だんだんと、当初のインパクトが薄れてきてしまっています。

新鮮味が薄れてきたのか、
自分の熱意が枯れてきたのか、
それとも読むだけで行動の伴わない自分への罰か。

課題の整理はわかりやすかったのですが、
次の具体的一歩がイメージし難かったです。

なんとなく流し読みになってしまったせいでしょうか。


会社を変える「日本式」最強の法則―創造的な企業体質への変革!
会社を変える「日本式」最強の法則―創造的な企業体質への変革!柴田 昌治

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『蛇を踏む』
- 2008/09/15(Mon) -
川上弘美 『蛇を踏む』(文春文庫)、読了。

こういう深刻な雰囲気があるのに捉えどころのない作品は、
正直言って苦手です。

非現実的な出来事があったとしても
主人公は現実世界に居てほしいのです。
もしくは、その非現実的な出来事が現実として受け入れられる世界が
前提であってほしいのです。

非現実的な出来事を、非現実的だなと主人公が思いつつも
だんだんと現実と非現実の境界が曖昧になっていく・・・・・
その不安定さが苦手なのです。

そういう意味では、「消える」が一番馴染めたかな。

「惜夜記」は、『掌の小説』が頭に浮かんできました。

よくわからないままに、恐怖だけは、読後感に残りました。


蛇を踏む (文春文庫)
蛇を踏む (文春文庫)川上 弘美

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掌の小説 (新潮文庫)
掌の小説 (新潮文庫)川端 康成

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stars少女の官能的美の珠玉
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C&A
- 2008/09/15(Mon) -
『魁!音楽番付』(2007年1月24日)
CHAGE&ASKA が 『DOUBLE』 をリリースした時の
音楽番組が出てきました。
短いトーク&淡白な質問でしたが、笑いのツボを押さえたコメントが ◎。
さすがチャゲアス。
ASKAさん、サングラスしていると哀川翔のアニキみたいですね。
そして、独特な話し方、年々聞き取りにくくなってるわ(苦笑)。


『みゅーじん』(2007年1月?)
こちらは、C&A再始動の過程に密着取材した番組。
いやぁー重い!(苦笑)
この番組を見て改めて思ったのは、
私は、CHAGE&ASKA が作り上げた作品が好きであり、
またCHAGEなりASKAなりCHAGE&ASKAなりの
ミュージシャンとして魅せてくれる(ある意味演じている)2人が好きだということ。
作品を作っていく過程にいる2人を見るのは、しんどくて、
正直なところ見ていて苦しい時があります。
2人がまじめに音楽に取り組んでいるからなのですが。
そして、産みの苦しみを経ているからこそ、
あれだけの音楽が生まれ、ステージが出来上がるのだと思いますが。
私は、その完成された上澄みの部分を楽しませてもらえれば幸せなのだと
実感しました。
密着番組としては、非常に頑張っていたと思います。


DOUBLE
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stars長く歌ってきた両氏のうた、そして飛鳥の詞が更に深みを持ってきたように思えます
stars声にしびれます
stars気持ちはまだソロ?
starsパパラッチはわっち(私)
starsCHAGE&ASKAの方向性

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『死体農場』
- 2008/09/15(Mon) -
パトリシア・コーンウェル 『死体農場』(講談社文庫)、読了。

検屍官シリーズの5作目です。
年の頭に先に6作目を読んでしまい、4-5-6と続きの要素が強かったため、
「順番間違えたなぁー」と悔やんでいたのですが、
きれいさっぱり6作目の内容を忘れてます ^_^;
で、恙無く5作目を楽しめました。

犯人の動機としては、
「こういう人も世の中にはいるんだろうな・・・・・」と
アメリカやヨーロッパで起きている少女の殺害事件を思いながら悲しくも納得。
謎解きも、運任せではなく正攻法な印象で、展開にも満足。

ただ、本作ではマリーノが使い物にならなかったのが非常に残念。
刺身のツマにもなっていないような扱いです。
ケイとウェズリーの関係も微妙だし、ルーシーも大変なことになってるし。
ミステリー以外の要素が重すぎて疲れました。

まぁ、連作として大成功するためには、
謎解きに心を砕く以外に、
各キャラクターの生活をしっかりと描くことも大事な要素なんでしょうね。



死体農場 (講談社文庫)
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私刑 (講談社文庫)
私刑 (講談社文庫)Patricia Daniels Cornwell 相原 真理子

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