『現代の帝王学』
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- 2008/07/31(Thu) -
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伊藤肇 『現代の帝王学』(講談社文庫)、読了。
なんとなく買ってきて積読になっていたのですが、 読み始めたら意外と面白かったです。 故事成語や格言、古典の引用にとどまらず、 現代の経営者の生の言葉を多数示しているので、 読んでいて具体的に理解することができました。 また、その守備範囲の広さに驚きました。 安岡正篤氏の作品も、早々に読みたいですね。
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内さま
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- 2008/07/31(Thu) -
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『内村さまぁ~ず #42』
OP、ハワイに行っていたさまぁ~ずに対し、 内村さんはSuicaでJR乗りまくり!? ネタ探しに街を歩くんじゃなくて電車に乗ろうという発想がフツーじゃないです。 さすが「芸能界で異質な人」(今回のゲスト談)。 というわけで、今回は有吉さんを迎えてのトークです。 最近、トーク多いですね。 移動が少なくて済むから楽なのかしら?? 内Pのときから、有吉さんの独自路線が好きなので、 今回はかなり期待大です。 以前の「有吉単独トークライブ」のような企画だと 有吉さんと3人との絡みがないので、イマイチなんですよね。 やっぱり、暴走有吉vs無茶しない3人の駆け引きが面白いんですよねー。 虫食いトークは、あのパネルの枚数だけ全部トークしたんですかね? 大竹さんがガッカリしたように「相当あるな・・・」という枚数でしたが、 この4人がトークしてたらやっぱり見たいですよねぇ。 テーマトークはエキストラ5人を加えてのさんま御殿形式トーク。 端っこで「席が遠い」という内村さん、何度も聞き返してましたが、目の次は耳ですか!? おじいちゃん、頑張って! 結局、60分とおして、 「芸能界をいかに生き抜いていくか」という生々しい話に終始。 これぞ有吉って感じの企画でした。 |
『偽善エコロジー』
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- 2008/07/29(Tue) -
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武田邦彦 『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)、読了。
『博士も知らないニッポンのウラ』とか『そこまで言って委員会』とかで 武田センセイの発言を聞いたことがありますが、とにかく面白い! 弁が立つというか、斜に構えた姿勢がテレビ映えするというか。 「環境」を捉える角度が全く違うため、 いわゆる「環境派」と議論が噛み合うはずも無く、 そのせいで(ご本人も書かれているとおり)異端児扱いされているようです。 データの真偽のほどは素人には判断がつきませんが、 今年に入ってやたらと「環境」「環境」とうるさくなった日本人を見ていると、 とりあえずセンセイの側に立ちたくなります。 普段いーっぱい無駄遣いしている日本人が、 「マイお箸」とか「エコバッグ」とか「ふろしき活用」なんて喜んでやっているのを見ると、 他の無駄遣いから目を背けるための免罪符、 または単なる流行に群がる烏合の衆のような印象を受けます。 そういやぁ、昔、「プルタブを集めて車椅子を!」っていうのがブームになったなぁ。 あの運動はどこに行っちゃったんだろう? エセ環境活動に浮かれて自己満足最高潮な頭からっぽ人間よりは、 口では「環境保護」と言いながらもビジネスとして算盤をはじいている腹黒人間のほうが、 状況を適切に理解しているという点では、 ある意味、信頼できるような気がします(極論ですけれど)。 今年の暮れあたりでも、この環境ブームは続いているのでしょうか? 続いていなけりゃ、つくづく、日本人って・・・・と思ってしまいますし、 続いていたら、それはそれで、ユーウツかも。 ところで、仕事で必要になって、この本を書店へ(ブックオフじゃないよ) 買いに行ったのですが、新書って、めちゃめちゃ増えましたね(驚)。 一昔前まで、新書と言えば、岩波とか筑摩とか新潮とか 結構限られていたような印象なのですが。 そして、新書の性質もだいぶ様変わりしたような。 本作を読んで感じたのは、「現在」を強烈に感じるということ。 2年後に読んでもピンとこないだろうな・・・という。 学生の頃は、新書は一般書と学術書のつなぎ役のようなイメージだったのですが、 今や一般書と雑誌の中間点のような感じです。 耐久財から消費財に変質したような。 あれ?これって、新たなゴミのモト??
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『シャンハイ・ナイト』
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- 2008/07/27(Sun) -
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『シャンハイ・ナイト』
ジャッキー作品は、どたばたコメディ調のところがいいんですよね。 ハリウッド進出して、「コンビ」に恵まれているのは成功ですね。 ジャッキーのコミカルなアクションが全開で、 こういう奇抜さがジャッキー作品の魅力ですよね。 『雨に唄えば』のパロディまで出てきちゃったよ! チョンとロイとの掛け合いも最高! そして、登場シーンでは「頼りない顔だなぁ」と感じてしまった ラスボーン卿との殺陣のシーンが良かったです。 アイダン・ギレン、剣さばきがお見事! どんな俳優さんか知りたいのですが、 あんまり詳細情報が載っているサイトがなくて残念。 ストーリーは、もともとコメディ・アクション映画には期待してないこともあり まあ、こんなもんかな?的な。 でも、前作の『シャンハイ・ヌーン』の方がストーリーが面白かったという感想が 映画サイトには多かったので、そちらも気になるところ。
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内P
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- 2008/07/22(Tue) -
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『内PSP リアル性格王どっきり決定戦』(2006年5月8日放送)
前回放送から1か月でまたまたSP放送。 どんだけ愛されてんだ?と思ったものの、今回はスタジオ収録。 とーっても違和感。 仕切りの段取りが多いなんて、内Pらしくないわ。 そしてテンポもイマイチでした。 リアル性格王って、やっぱり内Pメンバーならではの お互いによく知ってるからこその腹の探り合いみたいなところが面白いのであって、 やたらとターゲットの芸人さんを広げても ちょっと違うって感じなんですよねー。 その点では、さまぁ~ずのダブル仕掛け人対決はお見事。 三村さんのグダグダの説明と大竹さんの自然な演技が好対照! そりゃぁ、ターゲットは三村さんになるわねぇと納得。 それにしても、三村さん、気付かなすぎでしょ。 大竹さんが怪しげな薬を口にした瞬間に、私でもおかしいと思いますよ! 大竹さんは絶対にそんなことする人じゃない!! なのに、ATMで出資金400万円を下ろしてくるんじゃないかって 期待しているとこと、やっぱ、お目出度い人だわ(苦笑)。 あと、めぐの安へのどっきりは、ちょっと可哀そうでしたね。 いつの間にか内Pスタッフが知らない人だらけになってた・・・・・なんて ファンとしてもあってほしくない事態です。 安も、なんだか残念そうな様子。 さすが、芸人魂をもったグラビアアイドルなだけあります。 テッチャンは、いつもどおり◎な出来でした。 ネタ的には、板倉さんへの金たらいが、画的に最高でした。 くだらねー。 演技MVPは、京都の女将さん。 豹変ぶりがお見事。 最後、おまけコーナーのようだった 内村光良、みんなと勝手に記念撮影の企画ですが、 無謀な行動をとる不審者のコーナーみたいな(苦笑)。 変なところがチャレンジャーで、 しかも成功させるところは流石だと思いますが、 何分、見てくれが、怪しい・・・・・。 なんで、この人は帽子かぶると、犯罪者オーラが出ちゃうんでしょうかね? あと、ロケ地、身近なところがいっぱい出てきたー! さまぁ~ずダブルドッキリで、大竹さんがATMへと降りたところは 勤務先の会社のすぐそばだし、 内村さんがインパルスとの記念写真を撮りに行ったのは 家のすぐそばの神社だよー。 見たかったなー。 ところで、今回、あずーは居る意味あったのか? もったいないぞ! |
『火車』
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- 2008/07/21(Mon) -
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宮部みゆき 『火車』(新潮文庫)、読了。
3連休、お盆で帰省していました(うちは7月盆なので)。 で、何もせずグータラ三昧の3日間。 やったことは新幹線での移動のみ。 そして、ただ寝転がって本を読むこと。 おかげで、長編を2冊も読めてしまいました。 本作は、読んだら絶対面白いはず・・・・・ と分かっていながら、読み始めたら一気読み間違いなしと思い、 コンディションが整うのを待ってました(苦笑)。 で、案に違わず、です。 一応、わたくしも金融業界の端っこに身を置く者。 本作が多重債務問題を扱っているということは重々承知で、 もしかすると読んでお叱りを受けたような気分になるかも・・・・・・ と、そこだけは憂鬱だったのですが、杞憂に終わりました。 多重債務者を安易に増やしてしまった貸金業界だけを悪者にするのではなく、 バランスのとれた糾弾(日本語変?)になっているなあと感じました。 今の貸金業法の改正なんぞを眺めていると、 「注射の打ちどころを間違えてるんじゃないですか? 下手したら患者さん、副作用で死んじゃうかもしれませんよ??」 という印象を受けるのですが、 本作は、その副作用までちゃんとわかって書いているように思います。 こんな視点で読んでいたので、ミステリー作品というよりも ノンフィクションを読んでいるような気持ちになっていました。 それだけ、語り口も冷静で、読みやすかったということでしょう。 大満足の作品です。
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『ライオンハート』
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- 2008/07/20(Sun) -
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恩田陸 『ライオンハート』(新潮文庫)、読了。
お初の恩田作品。 物語のカラクリがどうなっているのか少しずつ解き明かされていきますが、 まさかそんな源流に辿り着くとは・・・という壮大なお話です。 それとも、歴史好きの方は、タイトルから予想できるのでしょうか? 獅子心王の子孫ですものね。 エドワードがエリザベスに物語のからくりを伝えるシーンがヤマ場になっており、 エリザベスの苦悩と悟りに描写を費やしていますが、 その中で、エドワードが物語のからくりに気付く過程が案外アッサリと語られてます。 エドワードが真相に辿り着くまでを主題に据えたら ミステリーとして面白いかもしれませんね。 本作は、私にはちょっと甘すぎました。
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『政商 小佐野賢治』
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- 2008/07/19(Sat) -
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佐木隆三 『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)、読了。
「政財界の黒幕」ということは知っていながら、 その実、何をした人なのかよくわかっていなかった小佐野賢治。 彼の業績だけでも押さえておこうと本作でお勉強。 でも、結論から言うと、よく分らずじまい。 あまりにやっていることのスケールが大きいので 全体像を掴むことができませんでした。 そもそも、小作人の長男が若くして大金を手に入れた経緯がわからない。 戦中戦後のドサクサの中で一気に仕掛けていったことはわかりましたが、 出発点がつかめないところが「黒幕」というイメージにピッタリ。 そして、山梨交通の買収劇を描いたくだりでは、 「ホリエモンなんて改革児じゃなく二番煎じだ」と思わせるような M&Aの戦術を駆使した駆け引きを繰り広げています。 (でも、小佐野氏の買収先を再建させる能力は、高く評価されているみたいですね) ロッキード事件においては、国会答弁を中心に書かれていますが、 そのノラリクラリ戦法で真実のほどは如何に?という感じ。 「記憶にございません」の流行語が、小佐野氏発だったことは始めて知りました。 あまりに様々な活躍の場を持っている人物なので、 なにか一つの事件に特化した作品で読んだ方が 彼の人物像に近づけるかもしれませんね。
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『実践 リエンジニアリング』
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- 2008/07/18(Fri) -
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ダニエル・モーリス 『実践 リエンジニアリング』(日本能率協会マネジメントセンター)、通読。
またもや会社の本棚から。 たくさんあるのですが、古いのばかりで、なんとも・・・。 序盤は、前置きが長くて本題までがちょっと冗長。 中盤のプロセス管理の考え方については、 上手くまとまっていて、なかなかおもしろかったです。 終盤は、かなり具体的なノウハウになってきたので読み飛ばし。 なかなかグッと心を掴まれるようなビジネス本には 当たらないですね・・・。
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