『トラッシュ』
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- 2007/12/31(Mon) -
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山田詠美 『トラッシュ』(文春文庫)、読了。
半年ぶりとなってしまった山田詠美作品。 ぶあっついのに挑戦です。 毎日毎日、淋しく苦しいにも関わらず、その場を離れることができないココ。 もしも自分がそのような環境に置かれたとしても、 たぶん自分の感情を説明することはできないんだろうなと思います。 なのに、この人は、ココの思いを文字に乗せて、物語ってしまえるんです。 そして、私たちは、納得感を持って読めてしまう。 ココの前にランディが現れたとき、 ココも私も「この男の子とココにはギャップがあるな」と感じてしまうのに、 次第にココがランディを必要としていく様が、 違和感も突飛さもなく描かれていく。 凄い才能です。 そして、私は、詠美作品に出てくる少年たちが大好き。 ジェシーがココにぶつける疑問の鋭さと純粋さ。 そして、その疑問の行き先を逸らして誤魔化すのではなく、 答えられる範囲で応えようとするココの誠実さ。 素敵な関係です。 あと、この作品では、バッキーの存在がありがたい。 彼の優しさが、物語で一休みできるポイントになっていて、読み疲れしません。 バッキーみたいな友人が得られたらなぁ。
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Mステ&ワーレコ&イッテQ
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- 2007/12/25(Tue) -
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『MUSIC STATION』(2005年8月12日放送)
昔のビデオが出てきました。 Mステに3度目の登場のときです。愛されてんなぁ、NO PLAN。 Gacktさん、Aikoさん、上戸彩ちゃんに思いっきり絡んでいくNO PLAN。 タモさん、そしてついにはリーダー内村Pからも叱られてます。 でも、今回のゲストはお笑いに寛容な人たちが多くてよかったです。 アーティスト然として全然笑わない人が共演だったらどうしよう・・・ と、変な心配をしてしまいます。 aikoさんとか、お笑い好きで有名ですもんね。 Gacktさんを見てたら、内村さんにガックンをまたやって欲しくなりました。 『ワールドレコーズSP』(2005年10月3日放送) 内容てんこ盛りの2時間でした。 500本ボーリングは、見ごたえある映像でしたね。 ボブ・サップのボールはマイボールですか? それに比べて武蔵丸親方のはボーリング場のボールみたいでしたから、 ちょいとそこにはハンデがありましたね。 「景気付け」(笑)の勝ちゃん投入は正解! 会場も盛り上がってましたし、何より内村チーフのテンションが上がってて、 コメント多いし、ツッコミの切れが良かったです。 次長課長の河本さんは、ちょっと押しが強すぎで後半食傷気味。 もっとキンコン梶原さんを見たかったです。 また、野菜早切り対決では、山口もえちゃん、凄技でした。 「疑惑の優勝」のアンタッチャブル山崎さんも、ある意味ナイスボケ。 お笑いさんは、器用な人多いですよね。 そして、体力ものは器用にこなすけど、手先がぶきっちょな我らが内村チーフ。 鼻息ローソク消しでは、予想に違わず低記録(苦笑)。 ドリフト駐車は、右京さんまたもや残念。 しかし、小川直也さん凄いですね。そして闘う姿はテレビ映えします。 強い男は格好いいですね。 『イッテQ!』(2005年11月21日放送) ちょっとビデオテープが混乱しており、飛び飛びで見ております。 さて、今回は杏さゆりさんをQハンターに迎えてウェディングがテーマです。 冒頭から内村さんが「クイズ番組らしくなってる」ということを連呼してますが、 いつもどおりスタジオはバラエティ一色で面白かったです。 YOUさん、好き勝手し放題。 取材させてもらった素人さん(それとも仕込み?)相手に言いたい放題の解答。 この人だから許されるって感じです(苦笑)。 でも、YOUさんが暴走するほど、内村さんのMCもノリが良くなって 本日もスタジオ部分絶好調でした。 そして、内Pで、アイドル系と仲良くなっておいたのは、 意外な財産になってるようですね、内村さん。 MCとして杏くんに絡み易そうにしてましたね。
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『焦茶色のパステル』
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- 2007/12/25(Tue) -
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岡嶋二人『焦茶色のパステル』(講談社文庫)、読了。
岡嶋作品は、自分に合うもの合わないものが結構はっきりしているので、 正直、恐る恐る読みはじめたのですが、一気読みしてしまいました。 競馬の世界というものは、ほとんど未知の世界に近いので、 非常に新鮮な気持ちで読めました。 また、香苗という競馬素人を主人公に配してくれているおかげで、 物語の会話の中でうまく説明がなされており、 違和感なく競馬知識を得ることができました。 そして、なによりも探偵役の芙美子のキャラクターが魅力的です。 行動力、推察力、決断力、ユーモアセンス、どれも嫌味っぽくないところが素敵です。 ただ、物語の最後の最後は、「えっ、この人、こういう行動とるの?」と ちょっと違和感のある終わり方でしたけれど。 謎解きの部分も、中盤で大方の結末が見えたかと思いきや、 最後にもうひと波乱あって、飽きさせません。 確かに黒幕は、物語の途中から急に存在感を示し始めたので 「なにを唐突に・・・」という感じは受けてましたが、まさかねぇという展開。 いろんな謎にそれなりの合理的説明がなされていて、納得もできました。 満足、満足。
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『マネージャー・どう行動すべきか』
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- 2007/12/25(Tue) -
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畠山芳雄 『マネージャー・どう行動すべきか』(日本能率協会マネジメントセンター)、読了。
先日、能率協会のセミナーに参加してきたのですが、その際にテキストとして配られた1冊です。 「字がでけぇ」と、まあ、どうでもいいことを最初に感じつつ、 内容としてはセミナーでの講義がまとめられています。 セミナーで、講師の方のお話を聞いている間は非常に興味深く感じたのですが、 文字になってしまうと、それほどのものではないかなと・・・・・。 セミナーで語る力と、本として語る力は別物なんだなと実感。
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『さくらん』
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- 2007/12/24(Mon) -
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『さくらん』
土屋アンナ嬢に期待して観たのですが、 『下妻物語』ほどにはハマリ役とはいきませんでした。 花魁にしては、顔立ちが現代的すぎる気がします。 そして、若手俳優陣のセリフ回しも板についていなくてたどたどしいです。 脚本も、あえて現代言葉を織り交ぜているのが狙いなのかもしれませんが、 それは俳優さんの役作りが完璧であって初めてうまく機能するもの。 演技も脚本も浮足立っているような印象でした。 有吉作品を通して花魁世界は見てしまっているので、 物語としての物足りなさを感じてしまいました。 しかし、その分(?)、極彩色の映像美は見事! そして林檎姫の音楽もばっちり。 観ていて飽きることはありませんでした。
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『仏教が好き!』
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- 2007/12/23(Sun) -
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河合隼雄、中沢新一 『仏教が好き!』(朝日新聞社)、読了。
タイトルの柔らかさとしりあがり寿のイラストを見て買ってしまったのですが、 内容はかなり高等で、読者を選ぶ本でした。 河合センセ、中沢センセが博識すぎて、 説明無しに難しい話題が2人の間でポンポン会話が弾むから、 読んでるこちらはポカーンみたいな。 もちろん、注釈はいっぱい付いているのですが、 やはり注釈で補記するのと、本文中で理解できるのとでは違いますよね。 で、ヒーヒー言いながら読んでいったのですが、 博学の合間にユーモア溢れるやりとりがあったりして、 なんとか脱落せずに読み終えました。 入門書と思って読むと、痛い目に遭います。 でも、キリスト教、イスラム教が作り上げた文化と比較して 仏教文化を語っているところなんかは、非常に興味深かったです。
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『マイアミ・バイス』
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- 2007/12/23(Sun) -
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『マイアミ・バイス』
なんだか、空疎な印象しか残りませんでした。 この映画を通して、何を伝えたかったのだろうか・・・・・・。 人も、家も、ディスコも、車も、飛行機も、船も、海も、空も、雲も 出てくる全てのものが、現実とは違う世界のもののような気がして。 マイアミとはそういう街なのかもしれませんが、 ストーリーもイマイチだったので、非現実世界を写し取ったのだとしても、 成立していないように感じました。 新しい運び屋を使うのにチェック甘くないか? イザベラって、国籍どうなってんの? なぜソニーとイザベラは恋に落ちるの? 警察側のチーム構成はどうなってたの? 最大の疑問は、発端の情報漏れ内偵捜査はどうなったの??? 刑事と犯罪者の恋物語になったあたりから、 すごーく空っぽな結末が目に見えてしまいました。 これがヒットした意味がわからん。 イエロ役の俳優さんは、知的で格好良かった。
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内さま
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- 2007/12/23(Sun) -
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『内村さまぁ~ず #28』
今年最後の配信は、上島竜ちゃんを迎えての「かくしていた芸大会」。 なんか、こんなコーナーって、フットボールアワーを迎えて お台場の屋形船の上でやってませんでしたっけ?新年会?? さて、MCで竜ちゃんが仕切っている姿って相当珍しいのですが、 まさにグダグダ司会です。 それにつっこむ3人、楽しそう(笑)。 「かくしていた芸」がどんなものか分らない3人は、 竜ちゃんにお手本を要求しますが、そこで登場したのは「『食後の』サラダの取り分け」。 ネタもグダグダですが、「あぁ、こんなレベルでいいんだ」という安堵感が 内村さまぁ~ずの3人を包み込みます。 よって、3人の「かくしていた芸」も、グダグダ方面へまっしぐら。 内村さんの芸は、体を張ったものがほとんどだったので、 ちゃんと準備をしたら綺麗に出来そうな雰囲気がありましたけど、 内さまではグダグダ狙い。 でも、両面腕立ては、危ないよー。 本人も、あんまりやったこと無さそうなコメントしてましたし。 ウッチャン・リーで手首捻挫とか、ひどい怪我したことあるんですから、 手首には気を付けてほしいですね。 三村さんは、出だしから、「それって芸なの??」という疑問とともにスタート。 大竹さんは、独楽だの剣玉だの、「昔の子供」芸で攻めます。 凄い技も垣間見れましたが、全体的にやっぱりグダグダ。 内さまらしいテンポで、本年の配信も終わりました(笑)。 |
イッテQ&日本語王
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- 2007/12/23(Sun) -
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『イッテQ!』(2005年10月17日放送)
今回は、「沖縄美ら海水族館」がテーマ。 VTR中、内村さんの「俺もこの夏行ってきたぜ」風な発言が目につきました。 そんなに楽しかったのか、嫁との沖縄旅行(苦笑)。 しかし、沖縄泊まりロケとは羨ましい・・・。 一度は見てみたいですね、あの大水槽。 スタジオ部分は、スピワはまだちょっと内村さんと距離があるな・・・というのが感想です。 『イッテQ!』(2005年10月24日放送) ぐっちょんがヨガの世界でヤッテQ!? というわけで、ホットヨガ、ベビーヨガ、本格ヨーガと体験していましたが 精神世界と深ーく繋がっているようで、あの手のノリはちょいと苦手です。 徳ちゃん、いまもホットヨガやってるのかしら? 嫁ネタに動揺するぐっちょん、まだテレビ的には早かったのかしら? さて、スタジオでは、オリエンタルラジオが武勇伝ネタを披露。 わたくし、初めてネタの構造を認知しました。 ありゃ、流行りそうだな・・・なんて。テレビ向けです。 『クイズ!日本語王 グランプリ決定戦SP』(2005年10月13日放送) 問題VTRを全て早送りすると20分ぐらいで観終わってしまう番組。 早送りしながらも答えてると、たぶん7割ぐらいとれたんじゃない?という感じ。 やっぱり、本読んでると感じの読み方とか覚えますよね。 やたらと動物や植物の名前を漢字で書く作家さんとかいますからね。 あと、先生の解説の時間をもっと増やしてほしいですね。 先生とウンナンさんだけのコーナーを作るとかね。 「切羽詰まる」の解説なんか、面白かったなぁ。 『イッテQ!』(2005年11月7日放送) 何回分かビデオが見つかりません(ToT) ま、そのうち出てくるでしょう・・・というわけで、Qハンターふかわ&若槻コンビの回。 ふかわさんと9時間ドライブだなんて、若槻さん、お疲れ様です。 出題VTRは、かなりイラッとくる出来上がりでしたが(苦笑)、 その分、スタジオ部分は面白かったです。 は~とリアクション薄な観客に、ボーっとVTRを見てる回答者、それを恥ずかしむMC、 なんとも愉快な(笑)スタジオでした。 回答者のアイドル席の人も、やっぱり芸人魂寄りの回答しますね。アズー、いいわぁ。 |