『アメリカ50州を読む地図』
| ||||||||||||
- 2007/01/30(Tue) -
| ||||||||||||
浅井信雄 『アメリカ50州を読む地図』(新潮文庫)、読了。
300ページでアメリカ50州を紹介。 各州とも読みやすいボリュームで、すらすら読めました。 そして、日本人に馴染みの有る州も無い州も平等に扱われていたので、 馴染みの無い州について、非常に興味が湧きました。 さらっと書かれていますが、 なぜそこに大きな黒人社会ができあがっているのかという洞察や 州の政治傾向とそこから誕生した政治家のエピソードなど、 キラリと光るものもありました。 新潮文庫のこの手のシリーズ、お手頃で結構役に立ってるかも。
![]() |
||||||||||||
内村さまぁ~ず
|
- 2007/01/29(Mon) -
|
『内村さまぁ~ず #6』
更新期が迫ってきて、慌てて見ました第6回。 ファンの方達のblogで下ネタ満載と伺っていましたが、 実際に映像で見るとグロイですね~(苦笑)。 まずはオープニングでお正月休みトークですが、 1泊5日のアフリカ旅行に行ってた内村さんと 飛行時間6時間でイスタンブールに行ってた大竹さんと、 なんとメソポタミアに行って砂遊びしてた三村さん。 三村さんの1本だな。 メソポタミアって・・・チグリス川とユーフラテス川の間で砂遊びしたんでしょうか? さて、今回はMCにカンニング竹山さんを迎えての「好奇心旺盛に挑戦」。 オープニングで好き放題にMC潰しを楽しんだ後、 ウォーミングアップ企画として「箱の中身はなんじゃろかクイズ」です。 この3人でダチョウ倶楽部をやると内村さんが上島さんのポジションなのね。 おいしいね。でも、超ビビリの内村さん、酷いよー。 芸人魂消えちゃってましたが、 触ってもいないのに超ビビリというのは逆に面白かったです。 移動バスで問題の企画が登場。 「股間に触るとどんな感じ?」って、あまりにも唐突な質問メール。 バスの後部座席でキャッキャキャッキャ言いながら 互いを触りあう40男達・・・凄い画だ。クダラナ~イ。 40過ぎにして内村さん下ネタ解禁ですか!? まぁ、タマ職人&セクハラ王とずーっと仕事してきて、 これまで清潔だったというのも奇跡に近いことですが。 移動して、シガーバーへ。 内さまはスモーカーズですが、葉巻ってやっぱりキツイんですね。 クラクラするって、体に悪そぅ。 で、ここでの企画は「経済について語ろう」。 『やるやら』でこんな企画やってましたよね。 「しった君とかぶり君」でしたっけ?(タイトル違ってたらごめんなさい) 西山喜久ちゃんがMCで、ウンナンさんで対決してたような・・・ そして、そのときも「G7」がお題に上がっていたような・・・。 続いて、秋葉原へ移動中の車内では、またもやエロ路線。 竹山さんもお気の毒に・・・面白かったけど。 秋葉原では、「メイドカフェ」の続編「妹カフェ」へ。 ちょっと安っぽい作りの店内でしたが、今も営業続けられてるのかしら? しかし、こういう若干風俗寄りなお店は、内村さん似合いませんねー。 オドオドしてるのが良くわかります。 「ツンデレ」「ほぼ無視」のオプションは、どう楽しめば良かったのか よくわからないままでしたが(苦笑)、「ほぼ無視」の妹を笑わそう企画では、 意外にも内村金八がツボに入ったようでしたねー。 勢いの勝利でしょうか? 三村さんも勢いに乗っかって笑いGet! でも、大竹さんはあえなく撃沈。 「何で俺のときだけ笑わねぇんだよ」に爆笑。 全般的にド深夜のオーラが漂ってた今回でしたが、 このノリで内村さんの新しい一面が引き出されるかも!? |
ウンナンタイム
| ||||||||||||||||
- 2007/01/27(Sat) -
| ||||||||||||||||
『ウンナンタイム』(2007年1月25日Web版)
先週分、聞き逃してしまいました(哀)。 最近は更新が早いですねー。 「もし熊本知事選挙に出馬したら?」 内村さんのスローガン「ばってん良かとこ知っとっと」は、まるで観光PRみたい(苦笑)。 「人吉市長選挙に出たらどれぐらい票が集まるか」なんて話をしてたみたいですが、 内P軍団による「人吉市政をプロデュース!」なんて、企画的には面白いかも。 さて、珍しくお2人の活動の宣伝が行われましたが、 相方の落語の舞台をネットチェッカー徳ちゃんから教えてもらったという内村さん。 奥さんから「やるみたいよ~」と言われても、リアクションに困りますわなぁ。 夫婦揃って見に行ってたら、それはそれで面白いですが。 「末広亭って俺ら立ったことあったっけ?」っていう話が 舞台コント出身のコンビらしい会話で、なんだか嬉しくなっちゃいました。 2007年は、さまぁ~ずも望んでいる 「ウッチャンナンチャンライブ」を実現させて欲しいですね。 そして、伝説の社長話。 元旦の番組の楽屋で久々の社長vsウンナンさんのトップ対談があったとのこと。 内村さんも南原さんも話半分で聞いていたって・・・あしらい方が上手いです。 南原さんが「若手育成のために稽古場開設の投資をしなさい」と まじめに社長を諭していた一方で、 内村さんは予科練の話を振ってしまい、 「敵の戦車のキャタピラに木を突っ込んで止める訓練」について 滔々とお話を伺っていたそうです。 内村vs社長の対談って、ピントがずれてて面白そうって思っちゃいました。 『西遊記』の中国ロケは、相当なハードスケジュールのロケだったみたいですね。 ラジオで結構お話は聞いてますが、映像でも見たくなってきました。 公開前の番宣でたくさん流れることを期待! 「40歳にもなればドキドキすることが無い」という話から 南原さんが掛かったタメ口の眼科の女医さん話で大盛り上がりのウンナンさん。 バカだね~。 南原さんの中学生のような興奮振りにも笑いましたが、 完治してしまって女医さんのところに行く理由がなくなった南原さんに 「何か眼やってこい」と指示する内村さんに爆笑。 内村さんが眼を患ったら、南原さんがこの女医さんを紹介してあげるそうです。 ほんとバカだね~。
|
||||||||||||||||
『箱男』
| ||||||||||||
- 2007/01/25(Thu) -
| ||||||||||||
安部公房 『箱男』(新潮文庫)、読了。
先週からタクシー帰宅続きで鬱々。 そんな状態でちまちまと本作を読み進めていたのですが、 箱を被って仕事からの逃避を夢見てしまいました。 誰が箱男で、誰が贋箱男? 文章を書いているのは誰? この世界は現実?箱男の妄想?それとも贋箱男の妄想? 虚実入り混じった不思議な世界観で、ちょっと苦手なジャンルですが、 なんとか読み終えられました。 『砂の女』とか『飢餓同盟』のように もう少し小説作品として論理的で起承転結のわかり易い作品が好きですが、 妙に存在感のある箱男の主張は、読み応えがありました。 「箱を被って生活する男」という設定は荒唐無稽ですが、 「箱を被って生きているような男」は、そこらへんにいくらでも居そうです。
![]() |
||||||||||||
上々。SP
| ||||||||||||||||
- 2007/01/22(Mon) -
| ||||||||||||||||
『気分は上々。SP 旅バトル北海道vs上海』(2005年4月13日放送)
これまでの旅対決で、一番面白かった! 私の中でタケヒョクを抜きました。 まず、内村&キャイ~ントリオは、『上々。』で最強です。 そして、今回はそこに毒舌直ちゃんが加わり、絶妙のチーム誕生。 面白くないわけが無い! まずは、釧路駅近くの市場で駅弁作り。 海鮮具材を自由に選べる「勝手丼」、超おいしそう。 さすがに良いお値段してましたが、あれは食べたい! カニの外子っていうのは、要は卵のことですよね? 珍味なのかしら? ウドちゃんの不気味丼のインパクトは凄かったです。 SLで釧路湿原を通って、タンチョウヅルを間近で観て、いいなぁー。 北海道の自然を満喫・・・といったところで 「求愛ダンス」と来るのがウド監督演出の凄いところ。 無表情に踊る内村さんがかわいらしい。 そして、直ちゃんも、これまで女優として築き上げてきたものを かなぐり捨てての熱烈ダンス・・・となるはずが、 何とダンスで指輪が飛んじゃいます。大トラブル! 1時間探しても見つからず、ロケ続行のため現場を後にする一行。 直ちゃん、相当ショックだったろうと思うんですが、 ウドちゃんの土下座に「そんなことしないでください」と対応するところなんざ、 さすがプロですね。 続いてスキー場へ。 直ちゃん、生涯2回目のスキーのようです。 この方にはスポーツ似合いませんもんね。 ここでは、大暴走ウドちゃんに「鈴木さ~ん」と呼びかけてるのに大爆笑。 きれいにフェードアウトして行くます(笑)。 『Pump It!』が良く似合う。 次は白鳥の群れが目の前に居る屈斜路湖の露天風呂。 気持ち良さそう~。 ここでも主演内村さん大熱演。 ウド監督の演出どおり、本当に裸で水温0℃の屈斜路湖に入って行きます。 素晴らしい芸人魂! それに感動したのか白鳥たちも「クワックワッ」の大喝采。 内村さんの「うっせぇ!」に大爆笑。 夕食の囲炉裏鍋、美味しそうでしたね。 そして、直ちゃん、指輪見つかってよかったですねー。 駅員さん、お疲れ様でした。 思わぬところで旅の盛り上がりシーンが出来ちゃいましたね。 残念ながら直ちゃんはここまで。 歌って踊れる女らしさ抜群の直ちゃんの友達とは・・・KABAちゃん。 やっぱり内村班はこういうオチがなくっちゃね。 ぼったくりゲイバーでママに捕まる内村師匠。 天野くんの裏切りぶりに爆笑。展開がわかってても笑えます。 この夜は内村&天野コンビが最高に面白かったです。 「大体、何だKABAって!」 翌日は流氷見学ツアー。いいなぁ。 ドライスーツは、ダイビング用のスーツでしたね。 スノーモービルぶっ飛ばして、流氷のうえ飛び回って。楽しそう。 しかもKABAちゃんのキス付。 それにしても、今回の内村班は、 直ちゃん、ウドちゃん、KABAちゃんを相手に、 婚約中内村さんの浮気な旅でしたねー。 後者2名はネタだとわかっていても、ウッチャン直ちゃんのツーショットは ちょっと危険な香りが漂います。 『ヤシガニ』の時から思っていたのですが、 直ちゃんって、内村さんにタメ口の甘え口調なんですよね。 勝手丼の具を「ねぇ、これあげる」なんて自然に渡しちゃうところなんかは まるでラブラブカップル。 ドラマの映像もバンバン使って、TBSさん太っ腹! いやぁ、面白かったね。
|
||||||||||||||||
『塀の中のプレイ・ボール』
| ||||||||
- 2007/01/21(Sun) -
| ||||||||
安部譲二 『塀の中のプレイ・ボール』(講談社文庫)、読了。
「ユーモアを交えて描く『塀の中』の出来事」というジャンルが実は好きです。 「ゴロツキは人を見て飯を食っている」と作中でも書かれているように 彼らの人間観察力には勉強になるところが多いです。 そして、社会を見る冷静な眼差しや 組織のルールを守らせる統率力なども、興味深いです。 以前、映画館に観に行った『刑務所の中』という作品を思い出しました。 この作品は、いわゆる「堅気」が主人公でしたが ゴロツキを主人公とした刑務所モノも観てみたくなりました。
![]() |
||||||||
『ホリー・ガーデン』
| ||||
- 2007/01/20(Sat) -
| ||||
江國香織 『ホリー・ガーデン』(新潮文庫)、読了。
日常を描いているのに非日常的な雰囲気が漂う不思議な作品でした。 果歩と静枝の日常には、 祥之助や浩二や涼子やこうくんや象足といった、 名前や綽名で呼ぶ友人や同僚に囲まれながらも、 最も親しい男性たちは中野であり芹沢であり津久井である。 男性とのこの距離感が、2人の独特な性格を表しているように感じました。 この距離感は、親しい男性に対してだけではなく、 人間全体に対しても垣間見え、2人の観察眼から来る「発見」と その描写には驚かされます。 3人の人物が会したときに静枝が感じた疎外感から、 「誰が誰に気をつかい、誰が三番目の登場人物になるのだろう」 と他の組み合わせを想像してみるくだりなど サラッと描かれているけれど、それに気づいた瞬間の重苦しさは なかなかの衝撃だと思われます。 また、果歩がところどころで口ずさむ詩の一片が興味深く、 場面とは直接関係の無さそうなフレーズが その場面に大きな意味合いを持たせているように思え、 印象付けられました。 淡々とした日常に意味を持たせる描写が非常に上手い作家さんだと思います。
![]() |
||||
ウリナリSP&内PSP番宣
|
- 2007/01/16(Tue) -
|
『ウリナリ社交ダンスSP』(2005年4月3日放送)
ついに、録画したにもかかわらずスキップしてしまいました(苦笑)。 ウリナリ式の企画構成&番組演出が、年々苦手になっていきます(哀)。 安定したベテランから売れ線の若手まで、あんなに才能を集めているのに みんなでダンスをしていることを、「勿体無い」と感じちゃったら、 楽しんで見ることはできなくなっちゃいますね。 残念なことではありますが、やむかたなし。 『内村PSP 番宣』(2005年4月中旬放送) 直前番宣でしたが、なんだか不出来。 内P名物のテロップ&SEがまだ付いていないだけでも寂しいのに、 ネタ対決には審査員!? テンポ悪くならない?? それに内Pの傍若無人ぶりは如何に?? とりあえず番宣内では、内村PがプロデューサーからMCの位置に落ちちゃってます。 まぁ、本放送では、いつもの内P魂溢れる演出になってるんでしょうが、 何もかもに違和感を感じちゃうこの番宣の演出じゃぁ、気分盛り下がるよ・・・。 そして、番宣見てて気づいたのは、 内Pは、「衝撃の瞬間はCMの後で」とか「巻き戻しの演出」とかが一切無く、 テンポ良く全てを出し切ってる「常に全力投球の番組」だってこと。 だから、番宣の演出スタイルは違和感アリまくり。 これは、本番で大笑いさせていただくしかないですね。 |
『開けっぱなしの密室』
| ||||
- 2007/01/16(Tue) -
| ||||
岡嶋二人 『開けっぱなしの密室』(講談社文庫)、読了。
ちょっと箸休めのつもりで手にした短編集でしたが、 予想以上に軽めの内容に、流し読みしてしまいました。 短編の謎解きモノは、意外と苦手かもしれないと、ここに来て気づきました。 あまりに突飛なトリックに、ちょっと白けてしまうのかも。 いずれにしろ、高村薫の次に読んじゃぁ、いけなかったですね。
![]() |
||||
『黄金を抱いて翔べ』
| ||||||||||||
- 2007/01/16(Tue) -
| ||||||||||||
高村薫 『黄金を抱いて翔べ』(新潮文庫)、読了。
『オーシャンズ11』のような金庫破りのお話かと思い、 軽い気持ちで読み始めたら、ガツンと殴られました。 『テロリストのパラソル』でも、同じような衝撃をうけたなぁ。 銀行から500kgの金塊を盗み出す・・・というのは あくまで登場人物たちを結び付けている舞台装置に過ぎず、 本質は、幸田・北川・野田・モモ・ジイちゃん・春樹が 何を感じ、何を考え、何をしたのか描くことの中にあるのだと思います。 幸田を中心に、それぞれとの人間の関係性が 出来事の推移とともに変化していく様子が緻密に描かれていて ぐいぐい読ませてくれました。 わたしは、途中から金庫破りのことなんぞにはあまり感心が向かなくなってしまい、 極言すれば、金庫破りに挑戦すらできない状況に陥っても、 物語が進んでいくのならば、納得できてしまうような気になっていました。 彼らの関係にひとつの結末が付くのなら、それで十分楽しめるだろうなと。 それぐらい、彼らに引き付けられてしまいました。 惜しむらくは、題名かなぁ。 そして、裏表紙の紹介文。 痛快犯罪モノだと思って手に取り、 私のようにハマるタイプと、「騙された!」となっちゃうタイプと 両極端に分かれそうな気がします。
![]() |
||||||||||||