IQバトル&ワーレコ
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- 2006/12/31(Sun) -
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『東京横断IQバトル』(2005年2月18日放送)
東京メトロ単独スポンサーの特番です。 スポンサーさんがウンナンさんをキャスティングしてくれたのは、 やっぱり地下鉄コントのおかげかな? (南原さんはウロ覚えでしたが・・・) ウンナンと局アナ2名の寂しいオープニングに 思わず「深夜番組?!」と愚痴る内村さん。 (その後も番組途中に「放送時間決まってない」との衝撃発言アリ) 内村チームは宮迫さん、大木さん、森久美子さんとしゃべりが立つメンバー揃い。 同行アナも小林アナで良かった。 (川田アナはバラエティ向きじゃないと思うんですよね。芸人さんがやりずらそう) しかし、これだけの面々を東京の地下鉄に乗せてしまうところが凄い。 お客さんが少なくなる時間帯を狙ってスケジュールが組まれてたんでしょうね。 行く先々での出題も、深夜テイストの小粒企画ばかりでしたが、 宮迫&大木ペアのおかげで面白かったです。 それに安心したのか、内村さんは自分の冠番組にも関わらず前に出ない奥ゆかしさで ゲストよりもさらに後ろを歩いていたりしてました(トホホ)。 でも、要所要所のコメントのでは笑わせてくれます。 街歩きを楽しんでいるところは「上々。」風でもあり、懐かしかったです。 『ワールドレコーズ』(2005年2月20日放送) ランキングはびっくりトイレ。 いずれもなかなか斬新でしたが、バカなことを考える人は世界中にいるんですねー。 ロボットバトルは、アフロvs牛若丸。 綜合警備保障vs九州大学の因縁対決です。 アフロは外見のパワーアップはバッチリでしたが、 オモシロ技が増えていなかったのが残念。 その分、牛若丸がアフロを意識した技構成で、対決はお笑い的にハイレベルでした! 牛若丸の滑らかな動きは凄いですねー。 衣装を着せずに、ロボット本体の稼動状況を見たかったです。 下馬評を覆し、アフロが勝利!また憎めないロボを見られると思うと楽しみです。 その後のコーナーは、番組の勢いが段々尻すぼみになっているような・・・。 |
スティング松岡危機一髪
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- 2006/12/30(Sat) -
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『スティング松岡危機一髪』(2006年12月29日放送)
あっという間の1時間。いやぁ、面白かったです。 見る前はドラマとして捉えていたのですが、 むしろ「豪華で立派で面白いコント」でした。 前半はコントのテンポで突っ走っており、 なんだか「IRON POT」を思い出しました。 和久井映見さん、コメディもイケル! そして「バスストップ」以来の鷲尾真知子さんとのコンビネーションも最高。 2人の間が合ってます。 他にも、神山繁さん&田中要次さんの政治家コンビも 火野正平さんのインチキ親父ぶりもキャスティングバッチリ! (そういやぁ、内村さん、かつて雑誌の「モテル男になるには」特集に 火野正平さんに並んで紹介されてましたね。ドーデモいい話ですが) 後半は、「現実に目を向けろ」なんていう結構思いテーマが絡んできて、 じっくり見せることにウェイトが置かれていました。 コントとドラマのバランス感は、今回特に不満はなかったのですが、 「完璧!」というしっくり感も無かったので、 今後追求していって欲しいですね。 最後に「スティング松岡は架空の芸人さんです」とテロップが出てましたが、 内村さんの人生を切り張りして作ったような物語だなぁと思ってしまいました。 コントタッチの夫婦喧嘩は徳ちゃん。別れ話は八木ちゃん。 そんな空想(妄想?)も加えながら、楽しませていただきました。 ただ、最後エンディングを飾るネタは、 もっとインパクトのあるものが欲しかったというのが正直な感想です。 「言葉は俺の戦闘服」には満たなかったかな。 次回は、このあたりをパワーアップさせて欲しいですね。
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世界の果てまでイッテQ!
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- 2006/12/28(Thu) -
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なんと『イッテQ』がレギュレー復活!
しかもゴールデン1時間!! こんな暮れも押し迫った時期に まさか新番組情報が入ってくるとは思いませんでした。 しかも新番組ではなく「復活」とは いままでに無かった動きなので新鮮です。 さらに2月開始という不思議なタイミング。 西遊記の撮影終了待ち? それとも何か日テレ側の緊急テコ入れ? オセロとの組み合わせが楽しみです。 この2人なら内村さんに構わずバシバシ突っ込んでくれそうですから。 内村&中島コンビは安定してますし、 内村&松島コンビは変なズレがあるところが妙。 来年に向けて、具体的な楽しみが増えてきました!! |
『迷路館の殺人』
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- 2006/12/27(Wed) -
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綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫)、読了。
結論から言うと、「やられたぁ」。 最後の数ページでそういう展開にもってくのか・・・と感心しきり。 というわけで、読後感は「面白かった」になったのですが、 ただ、途中でトリックが判っちゃった(つもりになってた)ので、 後半部分を読んでいる間は、気持ちに盛り上がりが欠けました。 まぁ、結局は上手く乗せられてただけなんですけど、 読んでいる最中のドキドキが小さくなっちゃったのは残念でした。 解説からすると、綾辻ファンという方々は そのあたりのオオオチがあることまで期待して読み進めていくようなので、 私はまだまだ初心者ということですかな。 初の綾辻作品でしたが、この作家さんの特徴が掴めました。
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『和宮様御留』
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- 2006/12/25(Mon) -
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有吉佐和子 『和宮様御留』(講談社文庫)、読了。
半年ぶりの有吉作品。 今回は、幕末の御所を舞台にした歴史モノ。 御所ことばと候文の手紙の数々に、読み進めるのには時間がかかりましたが、 物語運びの上手さと女性らしさを描き出す冷徹さに今回も感服。 4/5ほど読み進んで、 「この後フキはどうなるんだろう・・・もうページも残り少ない・・・」と 気にかけながら読んでいたら、なんとまぁ!のどんでん返し。 あまりの展開にしばし呆然。 事前にWikipediaで和宮にまつわる逸話・奇談を読んでいたので、 若干の予備知識を持ちながら読んでいたのですが、 「有吉作品はオリジナルの展開なのね」と思っていたら、 最後はしっかりと奇談も押さえた結末となっており、ぐぅの音も出ません。 「あとがき」を読むと、 この有吉作品がまさに真実なのだと思えてもくるのですが、 そんなことは些細なことだと思えるほどの傑作長編小説です。
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『会社のしくみがわかる本』
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- 2006/12/20(Wed) -
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生方幸夫『会社のしくみがわかる本』(三笠書房)、通読。
この手の本は、そろそろいいかな。 同じような内容で、変わり映えしないので、飽きてきちゃった。
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内村さまぁ~ず
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- 2006/12/17(Sun) -
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『内村さまぁ~ず #4』
今回は静かにカフェでオープニング。 若干テーブルが高くない?とどーでもいいことを感じつつ、 「こんなカフェがあったらいいな」という内村さんの問いかけから やっぱりグダグダになっていくオープニング。 夢の回だった第2回のディレクター関谷さんが、再度Dの回とのことで、 「即答倶楽部」という企画に、ちょっと危機感を覚えます。 MCはバナナマンの設楽さん。日村さんの雪辱なるか!? まずは、相談バス。 即答回答のテンポの良さに爆笑の連続。 しかも悪乗りを始めた後半はサイコー! いつしかアイウエオ作文に突入。 内村さん、内Pの時は回答者に回る事が少なかったので気づきませんでしたが、 アイウエオ作文の才能あるんじゃないですか? あと、某芸人さんの登場には、別の人を想像してました。 この芸人さんをもってくるとは、内Pマニアのツボにはまります。 このコーナーが一番好きでした。 次に本屋さんでお客さんの注文に即答推薦。 最近見た内Pでも同じようなコーナーがありました。 お客さんの男の子かわいかったなぁー。 ダジャレオバちゃん、キョーレツだったなぁ。 でも、素人さん相手はちょいとやり辛そうな3人。 芸人さんをネタにしたほうが勢いがあって面白いですね。 途中から即答じゃなくなっちゃってましたけど・・・。 最後はライブハウスで即答ライブ。 企画内容を聞いたら、夢の臭いがプンプンしてきました(苦笑)。 ヤバそうだな・・・と思いましたが、意外と上手くまとめてました。 この3人の実力で形になった感じ? バックバンドは最後まで暇そうでしたけど。 今回は、 この3人のクイズ回答のコンビネーションの良さに爆笑。 特に、内村&三村コンビが良かった!!
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FRANZ FERDINAND
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- 2006/12/17(Sun) -
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FRANZ FERDINAND 『Franz Ferdinand』
FRANZ FERDINAND 『You Could Have It So Much Better』 久々にCD購入。 勢い余って2枚も買ってしまいましたが、良いッ!! ポップなんだけど、ベース音が気持ちいいわぁ。 C&Aの新譜も注文したし、新年に向けてバッチリよ!
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『いま、女として』
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- 2006/12/17(Sun) -
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金賢姫 『いま、女として』(文春文庫)、読了。
大韓航空機爆破事件の実行犯の1人、金賢姫の告白本。 1年ほど前に買ってきて、ずーっと積読状態だったのですが、 何となしに読み始めたら面白い! 100人以上もの犠牲者を出したテロ事件を「面白い」で片付けては不謹慎ですが、 大事件の過程を興味深く読みました。 特に、韓国へ身柄を引き渡されてから始まる尋問の様子と それに対する彼女の心の葛藤が詳細に描かれており、 読み応えのあるものでした。 一方で、北朝鮮での自身の生活と韓国の様子とを比較し、 韓国の発展ぶりに驚き、感嘆していますが、 「なぜ国産品に英語の名前をつけるのか」などの素朴な疑問は、 韓国や日本に見られる欧米文化迎合傾向へのチクッとした指摘にも思えました。 (ツイアビ酋長みたいだな・・・なんて) しかし、マカオや欧米各国への渡航経験がある彼女にして、 先進技術やテレビ等の報道に触れる機会もあっただろうに、 韓国の発展を知らなかったり、コピー機の仕組みを知らなかったりと、 北朝鮮の力をもってすれば、国際派の工作員であっても こんなに世間知らずな状態に保つことが出来るのだろうか と不思議に思ったりもしました。 さて、大韓航空機爆破事件には、 世紀の大事件にありがちな陰謀説も一部で根強く主張されているようですが、 こんどは、そちら側の本でも読んでみようかしら? 小説を読むようなつもりで。
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『OUT』
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- 2006/12/13(Wed) -
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桐野夏生 『OUT』(講談社文庫)、読了。
ヒットした犯罪小説という程度の認識で読み始めたのですが、 主婦4人の心理状態の変遷が見事に描かれていて、圧倒されました。 特に、主人公・雅子の孤独感・閉塞感は、 下巻に来ると重苦しいまでに描き切られており、見事。 ただ、読んでいる間の感想としては、「面白い」というものではありませんでした。 むしろ、家族からも遊離した雅子、日常に圧迫されたヨシエ、 軽薄で短絡的な邦子、責任感を持ち合わせていない弥生、 それぞれの苦悩や人間性の欠陥を見せ付けられているようで、 読んでいて気が重くなったときも多々ありました。 OL生活の長かった雅子や、時代が一昔前のヨシエは別として、 邦子や弥生は、「いまどきの主婦」という 一般社会との接合面が狭い人々が陥りがちな独特の思考回路を持っているようで、 その身勝手さに怒りすら覚えるときもありました。 格差社会という言葉が世に広がって久しいですが、 本作で描かれているような低所得者層の主婦たちの世界は拡大しており、 さらに、他の階層との距離が広がることで、 相互理解もままならなくなってきてるのではないかと思います。 そして、雅子は、低所得者層と中流階層の間の溝に独りで落っこちた 哀れな人間なのだと思います。 主婦4人を描いているように見えて、やはりこれは雅子の小説です。
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