『会社経理入門』
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- 2006/10/23(Mon) -
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金児昭 『会社経理入門』(日本経済新聞社)、読了。
会社経理の仕事について、4月からスタートして3月まで 1年間の仕事のサイクルを新入社員の視点を考慮して解説されています。 6年目社員にとっては ちょっと噛み砕きすぎかなと思われる節もありましたが、 経理素人にとっては、そのほうが良かったかもしれません。 勉強しているというよりも読み物を読んでいるような気分になりました。 経理の仕事って、真面目にやったら相当大変そうなのですが、 何かうちの会社の経理部はおっとりしてるんですよねぇ・・・・。 そんなんでいいんだろうか?
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『99%の誘拐』
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- 2006/10/22(Sun) -
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岡嶋二人 『99%の誘拐』(講談社文庫)、読了。
あちこちの本読みさんので紹介されているのを目にするまで この作家さんを認識していませんでした。 で、この作品がお初でございます。 エンディングが好みではなかったのですが、 ミステリーとしてのトリックは面白かったです。 特に、12年前の事件のほうのは機から手口から小道具まで、 犯行の一連の流れがスマートでした。 チャイコフスキーのテープの使い方なんて、 「なるほどぉ」と唸ってしまいました。 12年後の事件は、トリックもなかなか考えてあると思うのですが、 「コンピュータが完全制御」という側面を描くことに重点が置かれているようで、 トリックの面白さがイマイチ伝わりにくかったような気がします。 この後、それぞれの事件の犯人は、 どういう人生を歩み、それぞれとどう付き合っていったのでしょうか。 ああいうエンディングだったので、そのことが気がかりです。
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『目からウロコの教育を考えるヒント』
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- 2006/10/16(Mon) -
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清水義範 『目からウロコの教育を考えるヒント』(講談社文庫)、読了。
清水センセらしい肩の力の抜け具合と 優しい言葉ながら的を射た指摘とのバランスが良くて、 思いのほかズンズン読み進めてしまいました。 どの指摘に納得して、どの提言に感心したか・・・という次元のことよりも、 正義面した意見や提案に、社会全体が雪崩を打って賛同しかかっているときに 「それはちょっと違うんじゃないの」と冷静なツッコミを入れられる 知的な大人というものに、自分は憧れてるんだなぁと感じました。
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『企業経営とコスト』
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- 2006/10/14(Sat) -
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吉川武男、東海幹夫、木島淑孝『企業経営とコスト』(生産性出版)、読了。
コストとは何ぞや、コストは如何に測定するのか・・・等を詳しく解説した本。 会社で「原価計算」なる業務に参加するよう命じられ、現在取り組み中なのですが、 実例が手元にあるので、本の内容はイメージしやすかったです。 しかし、コスト測定の方法は多種多様で、 結局、会社としてコストというものをどう考えるのかという方針や戦略が 定まっていないと、意味のある原価計算は出来ないということがわかりました。 うちの会社は・・・ちょっと不安。
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ウンナンタイム
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- 2006/10/10(Tue) -
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『ウンナンタイム』(2006年9月30日)
シークレットな理由で上京してくる内村パパ&ママ。 毎度東京で何やってるんでしょうね? さて、お休みがあったので箱根へ行ったという内村一家。 植物園で植物に異様に食いつき、温泉大浴場ではやりたい放題の秋好爺さん。 毎回ラジオでのネタを与えてくれる素晴らしいお父様ですね。 それにしても徳ちゃんお疲れ様です。 『ウンナンタイム』(2006年10月5日)、Web版。 「40対談」のテーマは「インタビュー」。 対談というよりインタビューコントになってて爆笑。 内村さんにぐいぐい攻め込む南原インタビュアーvs 南原さんに興味が無い内村インタビュアー。 でも興味無さそうにインタビューしながらも 南原さんの飽きっぽい性格についてはバンバン突っ込む内村さん。 ピンポイントで南原さんの趣味を覚えてるようです。 さすが効率の良い笑いの取り方をする人ですね。 途中、スチール撮影の話へ。 「自然な感じで」「渋く行きましょう」「大人な感じで」たくさん撮ったにも関わらず 最終的に雑誌に載ってるのは、最後にサラッと撮った「ガッツポーズ」(苦笑)。 確かにウンナンさんのツーショットはガッツポーズ多いかも。 「嫁がベルトをピッと締めてガッツポーズで!」 |
『父親』
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- 2006/10/10(Tue) -
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遠藤周作 『父親』(講談社文庫)、読了。
不倫モノの王道を行くようなストーリー展開でした。 偶然の出来事が重なり、それぞれがキーポイントとなって話が展開するので、 「都合よくイベントが起きるなぁ」という気がしないでもないですが、 親子の生活圏は意外と重なっていて、 そこで出会う人々も意外と重なっていて、 実はみんな狭い範囲で生きているのかもしれません。 あと、娘・純子の描き方やキャラ設定に、 どことなく著者の冷たさを感じてしまいました。 大家となった男性作家が若い女性を描いたものを女の視点で読んでいるから こう感じちゃうんですかねぇ?
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『アラブのこころ』
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- 2006/10/06(Fri) -
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曽野綾子 『アラブのこころ』(集英社文庫)、読了。
思ったこと感じたことを恐れずにズバッと書いてしまう作家さん。 極端な物言いで時々非難されたりもしていますが、 その主張を読んでいてスカッとすることも多いです。 さて、今回はアラブ諸国を巡っての「アラブとは」の本。 ニュースで目にするだけの遠い世界であるアラブは、 どんな本を読んでも新聞を読んでも、なかなかに理解は難しいのですが、 この本は、多面的で複雑なアラブ世界の一側面を見せてくれたように思います。 また、アラブを語る日本人が活き活きしていて、 彼らの言葉やモノの見方が非常に面白かったです。 中学校のときに、地理の宿題で、イスラム世界を学ぶために 岩波ジュニア文庫の「世界の宗教」を読まされましたが、 全く中身を覚えてません(苦笑)。 読み通せたかどうかも記憶にありません。 曽野綾子の作品が宿題に適しているかは知りませんが、 教科書的ではない作品を読んでみることで、 子供心に何か残るんじゃないかなという気がします。
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『越山 田中角栄』
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- 2006/10/04(Wed) -
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佐木隆三『越山 田中角栄』(現代教養文庫)、読了。
ロッキード事件が発覚したのは私が生まれる前でしたから、 この人の馬力というものを肌で感じたことはありません。 ただ、今の時代でも活き活きと語られる政治家ですから 何か一つ読んでおこうかと思い、この本をとりました。 ロッキード事件や田中金脈等、 インパクトの大きい事件にスポットをあてるわけではなく、 田中角栄という人物を、多くのエピソードや 周囲の人達による賛否両論を交えて描いてあります。 彼の経歴や業績が整理されて述べられているわけではないので、 話が前後したりして、同時代性に乏しい身としては梃子摺ることもありましたが、 皮肉の聞いた文章はなかなか面白かったです。
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『経営企画部』
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- 2006/10/01(Sun) -
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丹羽哲夫『経営企画部』(日本能率協会マネジメントセンター)、読了。
中期経営計画とか組織改革とか 話が大きすぎてイメージできないことが多かったのですが、 この本では具体的な対応ステップが書かれており、 進め方が頭の中に描きやすかったです。 改革に成功している企業の具体例が解説されていると 尚よかったのですが、そこまでは求めすぎですかね。
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