『鏡の中の世界』
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- 2006/05/31(Wed) -
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小松左京 『鏡の中の世界』(角川文庫)、読了。
小松左京のショート・ショート集。 「この人は大スペクタクルSF作家だ」という思い込みがあるせいか、 物足りなさを感じてしまいました。 単純に作品一つ一つをみれば、設定が面白いものも多く、 楽しめるべきものなのでしょうが、 何分「小松左京作品!」という期待感があるので、 ちょっと重みが足りないような印象を受けました。 思い込みに縛られているのは、 一読者として不幸なことだと思います。
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『人間ぎらい』
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- 2006/05/30(Tue) -
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田辺聖子『人間ぎらい』(新潮文庫)、読了。
この作品では、 男性視点で女性を描いているケースが多く、 特に、中年の旦那の目線で妻を見ているものが多いのですが、 描写に全く違和感がありません。 「おじさんたちはこんなふうに感じてるのか・・・」 なんて妙に納得してしまったりして。 「女性の作家さんなのに」と不思議な思いがしました。 「ムジナ鍋」とか「どさくさまぎれ」とかが面白かったです。
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UN街&内P
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- 2006/05/28(Sun) -
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『UN街 読唇術2』(2004年9月21日放送)
進行役のアナさん、絡み難そうな人だな・・・。 キャラを作ろうと努力しているのは解るけど、技術が伴っていません。 こういう役どころはベテランさんじゃないとね。 さて、本編ですが、出題内容が、 判ったところであんまり驚きが無い発言ばかりだったので、 盛り上がりに欠けました。 落雷を見た野村監督が「びっくりした」と言ったからって、 問題にならんでしょうに! 野村監督らしい捻りの効いた発言だったら面白かったのに。 あと、内村さん南原さんあたりが、時々解答でボケてるのに あっさり「その他の解答」でまとめちゃったりしててボケ潰し。 もっと上手く拾えなかったのでしょうか。 そして、蛭子さん、存在感無さすぎです。 最後、フリートークは、夢で大友愛と一緒に練習した内村さん。 グラチャンのときの『ウリナリ』を思い出しました。 大会のCMを『ウリナリ』で作ることになって、出演した大友選手。 なかなかスパイクが決められず、 やっとこさ会心のスパイクができたとき思わず泣き出してしまい、 内村監督から頭をポンポンと叩かれて優しく労わられてました。 あのときは10代でしたよね、大友選手。 グラチャン当時は無理無理売り出そうとして時期尚早な感じが漂ってましたが、 オリンピック時は押しも押されぬエース級の人気になってましたね。 今やママさんですから、時間がたつのも早いものです。 『UN街』(2004年9月28日放送) 最終回は総集編です。 VTRいらないから、全編トークにしてくれよぉ・・・。 しかも、VTRの合間合間のトークの編集がおかしいよ。 読唇術の話で内村さんに出題させようと振った南原さん。 内村さんが出題のためやおら後ろに下がると 「俺は老眼じゃないから」と引き戻す南原さん。 ここで次のVTRへ・・・って、出題は何だったのよ? カタカナ練習帳では、あんまり企画が記憶に残っていないウンナンさん 内村さんが「あれだけは覚えてました・・・え~っと・・・」 の素ボケでVTRへ。で、何を覚えてたんだい??? その他諸々、VTR前のトークの切り方が不自然だから、 余計にVTR邪魔に思えるんですよねー。 こうして、イライラしつつも見てたら、 最後マンガグルメ晩餐会の途中でビデオテープがブツッ。 自分の録画ミスに怒りMAXです。 トホホ。 児玉さんネタは面白かったです。 『内P 他人のフィールド王』(2004年10月4日放送) フライデーに皮肉られても「草野球楽しい!」と笑顔で報告し、 「仕事しろって感じですね」と自主ツッコミの内村さん。 ある意味、俗世間を超越されているお方です。 さて本編、タイトル戦には欠かせないゴルゴさんが戻ってきてくれました! あの瞬発力と破壊力は、誰にもマネできません。 ところで、おぎやはぎがエントリーしてましたが、 レッドさんやふかわさんを外してまで入れる面子ですかね(辛口?)。 なんだかこの二人のところで流れが悪くなってました。 この二人を活かす企画は、もっと他にあるだろうに。 ただ、この二人に留まらず、全般的にネタは小ぢんまりしていた印象が。 その中で、独走態勢だったのがゴルゴさん。 特にホストクラブでのネタの数々はハズレ無しでした。 内村さんも緊急参戦のヒロシ風あるあるネタ、 周囲の突っ込みぶりからすると、オンエアされたのは2回目の挑戦の模様のようでした。 1個目のネタも見たかったよぉ~。 次回、久々のスポーツ企画、楽しみです。 |
UN街&内P
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- 2006/05/28(Sun) -
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『UN街』(2004年9月14日放送)
フリートークは「内村さん30代最後の日」。 30代最後の食事がラーメンだったことに突っ込む南原さん。 まあ、ある意味、内村さんらしいというか・・・。 食事の後、芝生で体のキレを確認するため 公園の芝生でバク転&バク宙をやってみることに。 分別有る大人なら、たとえ思い付いてもやらないだろうに、 それを実行に移してしまう内村さん。 目をつぶってどれだけ原付を運転できるか試したくなって 田んぼに転落した若かりし頃そのままです。恐るべし。 さて、「マンガグルメ晩餐会」の後編。 前回と比べて独創的な料理が減ったせいか、 見た目のインパクトが小さくなっちゃいました。 テレビじゃ匂いは伝わらないんですよね~。 有野さんとの絡みを見てたら、『ウリナリ』を思い出しました。 『内P秋の引出し王決定戦』(2004年9月20日) ゴルさんが居ないよ~(ToT)前回優勝なのに~。 パンチの有る一発芸といえばこのお方なのに・・・残念。 さて、今回はお題への回答そのものも良かったのですが、 ネタの間のやりとりが特に面白かったです。 テロップの付け方も◎ 辻カメラマンもツボ押さえまくり。 オープニング・トーク、あずちゃんのルール説明に 「ん」と思い相槌を打つ内村P、普段も良くやってるような気がするのですが、 テロップ付だと笑えますね。 最後土田さんも「ん」と言ってたのにはテロップ付けて欲しかったです。 そして、ふかわ君の果敢な挑戦なるも「え、僕?!」で砕け散ったのに爆笑。 さて最初の危機的状況回避バトル。 予想外の出来事「例題実践」に見舞われるふかわさんに、 内村Pの「ぴろろろろぉ」という悲しい笛、いいコンビです。 そしてこのふかわさんの不幸な出来事に驚愕している土田さんに笑。 この番組での土田さんのちょっと引いてるキャラクター好きです。 場所を移して公園のベンチ。 「コントっぽいと喰いついてくる」「やりたいネタしか参加しない」 というわけで内村P自ら参戦です。 一本目きれいにまとめましたが、 そして浴衣トリオの悪巧みの末すかさず2戦目。 「別れ話パート2」ともいうべき連作ショートコントは不発気味でしたが 辻さんの力を借りて何とかまとめてきました。 ドラマ仕立てにもっていけると、この人は強いです。 そして、ふかわさんの作品には 「ダメだったかどうか自分で解るでしょう!」のキツイ一言、爆笑。 目のつけどころは良かったと思うのですが、 バスの中で逆風が吹いていたせいか、 ろくなツッコミもされずに沈んじゃった感じです。 最後、ダジャレ一発芸バトルは、やっぱゴルさん欲しいよ~! 判定不能の事態と諸事情の結果、横一線となり、同点決勝です。 大竹さん優勝は順当なところでしょうか。 満足の一時間でした。 |
『証拠死体』
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- 2006/05/28(Sun) -
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パトリシア・コーンウェル 『証拠死体』(講談社文庫)、読了。
父の本棚にあった「検屍官ケイ」シリーズを全部持ってきたのですが、 一作目の『検屍官』が無い! 仕方なく二作目から読みました。 事件の大した手がかりも掴めない状況下、 関係者の動向が少しずつ明らかになっていくところで 次々と第二、第三の事件が発生するので、 読み進まずにはいられません。 一つ一つ糸口を手繰っていく様子が緻密に描かれており、 また不自然に思う展開もさほど無いので、 ストーリーに引き込まれていきます。 犯人の動機の面がフツーじゃないために若干受け入れにくいところがあり (理性では納得するけど、感情では理解できない感じ?) サブ・ストーリーの伏線を張っておきながら、 あんまり広がりが無かったりという消化不良感は多少ありましたが、 ストーリー展開のテンポの良さとキャラクター設定の面白さで 満足できました。
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『臨3311に乗れ』
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- 2006/05/27(Sat) -
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城山三郎 『臨3311に乗れ』(集英社文庫)、読了。
「城山三郎の作品にハズレ無し」という私の見解は、 またもやガッチリと守られました。 近畿日本ツーストの黎明期を描いた作品で、 「小説風社史」という扱いのようですが、 私は一つの小説作品として楽しませていただきました。 近ツリについては、 「とにかく馬鹿でかい旅行代理店」 「商品のネーミング・センスがちょいとイケテナイ」 という漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、 こんなにも情熱的な誕生の仕方をしたのかと驚きました。 自分がそこそこ社員数のある成長性のうっす~い企業に勤めているせいか、 少数精鋭でガンガン成長していく過程には、羨ましいものを感じました。 特に「思いついたら即実行」という柔軟性と機動性に惹かれます。 最近、どんどん労働力の流動性が高まっていますが、 正直私は「サラリーマンやるならどの会社も大して変わんないよ」と 転職には全くといっていいほど興味がありません。 でも、日本ツーリストのように、商売人とサラリーマンの中間層集団のような立場で 自由奔放に仕事に打ち込めるのは、厳しいのは当然ですが、 情熱のかけがいあるだろうぁなと思います。 ここらでいっそ荒波に飛び込んでみるか?!
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『飽食窮民』
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- 2006/05/25(Thu) -
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斎藤茂男 『飽食窮民』(共同通信社)、読了。
多重債務者、テクノストレス、過食嘔吐・・・ これらの社会問題をテーマにしたルポですが、 「患者」とも言える当事者の心の動き 「何故そんなことになってしまったのか」に 多くのケースを挙げることで迫ろうとしています。 客観的に遠巻きにこれらの問題を述べて見せるのではなく、 当事者の中へしっかりと踏み込んで描いています。 その著者の情熱に感服する一方で、 「何でこの人たちには『歯止め』というものが無いんだろ?」と やや突き放して眺めている自分も居ます。 作品の中に登場してくる女性SEの 「論理的に筋が通らないことには意味が無いと思えてしまう」 というコンピュータのような考え方が、 自分の中でも段々大きくなってきていることに気づかされました。 それにしても、この作品を読んで感じたのは、 自分の両親や家族への感謝。 愛情と厳しさのバランスを保って育ててもらったなぁと深謝。
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UN街&内P
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- 2006/05/22(Mon) -
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ちっとも進まないウンナンビデオ消化。3週間ぶりに再開です。
『UN街 Dr内村診療所』(2004年8月31日放送) まずは2shot talkから。 テーマは「若手芸人のカドが取れていく過程」。 飲み会(内P?)で盛り上がった話題として、珍しく内村さんが語っています。 まあ、思いついたのは有田さんとか土田さんでしょうけれど。 粋がっていた若手芸人は「J(ジャックナイフ)」に始まり、 多少協調性が出てきて「JJ(若干ジャック)」となり、 「KB(米つきバッタ)」そして「AT(安定)」となるそうです。 編集がイマイチで、こちらには伝わりづらかったのですが、 南原さんが爆笑していたので、芸人さんには良く解るネタだったのでしょう。 さて本編。 前回は大変面白く見たように記憶していたのですが、 後半戦の今回はVTRのデキがイマイチで、ダレッとしてました。 回答者と内村さんの掛け合いも中途半端。 画面から伝わってくるスタジオの雰囲気的には、 結構盛り上がってそうだったので残念です。 演出と編集が素人っぽかったです。 番組終了も近づき、スタッフにも若手をどんどん投入し始めたのでしょうか? 『UN街 マンガグルメ晩餐会(前編)』(2004年9月7日放送) フリートークは、声と血液型のお話。 内村さんは声が40歳にしては高いことがお悩みのようです。 前々から「歳相応の」ということに拘られているようですが、 若く感じられるのは芸能人としてプラスなんじゃないでしょうかね? むしろ、高音から低音まで自在の声を持ってる印象です。 コント王には欠かせない武器ですよね。 また、AB型どうしは仲が良くても周囲からは素っ気無く見られているというお話。 いつもどおり南原さんの熱烈愛情表現オチでした。 さて本編、今回は活き活きとした内容で良かったです。 テーマが「漫画に出てきたスペシャル料理を実食」という 興味を引くものであったことももちろん、 ウンナンさんとも乗り気だし、司会の方もこなれてる感じ、 ゲストもウンナン番組にはお馴染みの方が多かったので、 和気藹々といった感じで、現場が暖まっていたようです。 「アジを漢字で書くと?」なんていう平凡なクイズでしたが、 楽しく盛り上がってましたね。 「将太の寿司」美味しそうでした。鯛皮、食べてみたい。 「レンコンのポタージュ」は、内村さんレンコン苦手なせいか、 いまいちクイズに熱が入っていません。 『内P』でロールキャベツ作ってもらった時の 生パン粉に拘ってた徳ちゃんを思い出せれば回答できたのにねぇ。 ま、ともかく、次回も楽しみです。 『内P 若手下克上』(2004年9月13日放送) 品川庄司まだ若手組なの?と思いながらのオープニング。 品川さんのキャラ好きなんです。 初登場のときから内Pのカラーにきちんと染まってたような印象が。 順応性高し! ポエマー内村の一貫性の無いオープニングトークに笑いつつ、 やっぱりここは豆腐屋のおっちゃんがMVPか。 いや、むしろ、豆腐屋のおっちゃんの笛の音のテロップの入れ方がMVPか。 さて最初は、お宅実況中継。 有田さん、大竹さんが無理なくまとめてて面白かったですね。 品庄にはスタジオが若干引いてたようですが、 テレビで観てる分には新鮮な設定で面白かったです。 次の内Pドッキリで、やっとTIM登場の感が。 TIMのコンビ芸が良かったです。ゴルさんのオチは「う~ん」でしたが。 それはそれで面白かったです。 全般的に面白かったのですが、内村さんのツッコミが弱かったかな。 演者が多くてヤイヤイ突込みが入るので、遠慮してた感がありました。 ジニーちゃんも『ウルトラ』言ってましたが 「若手の気持ちで前に出ないと」ね、内村さん。 アドリブコント、若手芸人のほうは苦しいものがありましたが、 内P軍団は、前半スムーズに流れてましたね。 配役とキャラ付けが上手くいっていたように思います。 ただ、ただ、内村さんはアドリブコント苦手ですよね。 勢い任せで散っていく印象がいつも残ります。 大竹さんも今回は印象薄めです。 ネタを創る人は、「組み立てる」「練る」ことが得意なのであって、 アドリブコントは不得手なのではないでしょうか。 南原さんとか上手く切り回しそうなイメージがあります。 さて、品川庄司、1年間お休みなのでしょうか? 繰り返しのギャグとしては、今回徹底してたので笑えました。 品川君が見られなくなるのは残念だなぁ。 |
『老人と海』
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- 2006/05/21(Sun) -
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ヘミングウェイ 『老人と海』(新潮文庫)、読了。
たまには「名作」とされる海外の作品を・・・と思い、 とりあえず手元にあった短めの作品に挑戦。 登場人物もストーリーも場面展開も極めて単純。 描き方も淡々としているぐらいです。 海の描写、 老人とマカジキやサメとの闘いの描写、 老人の食事の描写等、 淡々としている分、自分で自由に想像で補完できる楽しさがありました。
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ついにDVDプレーヤー購入
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- 2006/05/21(Sun) -
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現在、CHAGE&ASKAのライブCD『two-five』を
毎日の通勤時にヘビーローテーションで聴いてます。 特に「NとLの野球帽」から「青春の鼓動」にかけての流れが最高! ただ、残念なことに、ライブの全曲がCDに入っているわけではないのです。 「HANG UP THE PHONE」とか大好きなので、やっぱりDVDでも見ないとね。 というわけで、PCでDVDを見ようとしたのですが、 映像は出るものの音声がブツブツと途切れます。 PCの設定とかいろいろいじってみたのですが、 どうやらPCでの再生は出来ない様子。 DVDプレイヤーを持っていないので、ショック!! 現在、我がテレビにはビデオデッキ2台とビデオの画像安定装置と NOVAの通信機材(NOVAの大赤字は大丈夫でしょうかね?)とが やたらと繋がっている状態なので、DVDが割り込む隙が無い・・・。 やむをえず、ポータブルDVDプレーヤーを購入。 C&Aのライブ見るためなら、ちょっとの出費は我慢だぜぃ。 これを機に、一度も再生していなかった『デェラ・シェラ・ム』の 特典DVDも見てみよっと。
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