『ダイ・ハード ラスト・デイ』
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- 2014/05/14(Wed) -
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『ダイ・ハード ラスト・デイ』
あれ?「ダイ・ハード」って、こんな映画だったっけ??? という疑問がずーっと付いて回る作品でした。 息子がCIAっていう時点で、ナンカチガウ感が爆発。 使命を抱えた時点で、「ダイ・ハード」じゃなくなってると思うんですよね。 あくまで、「いかに可哀想な感じで巻き込まれるか」がポイントなわけで。 黒幕の真相も、捻りすぎてて現実味が無いし、 CIAの介入をどこまで予見してたのか分からないのに 良いように事態が転んでいくのも違和感。 ロシアの街というか、ロシア人の生活を無闇に破壊しすぎなのも、ちょっとねぇ・・・。 アメリカ人が自国内で暴れまくってるのは、まぁ自爆みたいなもので 勝手にやってれば?こっちは外から見て笑うから・・・・で終わるのですが、 よそ様の国で暴れすぎでしょうに。 あと、今の日本人からすると、チェルノブイリの描き方も不満です。 当時のソ連の情報隠蔽体質を糾弾したつもりかもしれませんが、 この本質の浅い掘り方が、アメリカ人の浅はかなところを象徴している気が。 そして、放射能を中和するガスって、なんだそりゃ? ウランを密売するより、正規ルートでそのガスを世界中に売ったほうが儲かるんじゃね? アクションシーンも、カーアクションとヘリアクションばっかりでツマラナイ。 肉弾戦のアクションが見たいのになぁ・・・・・
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『サロゲート』
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- 2011/07/20(Wed) -
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『サロゲート』
いきなりブロンドのズラのブルース・ウィリス(爆)。 違和感満載な画面に釘付け。 でも、肝心のストーリーがモサッとした展開で、あまり楽しめず・・・。 中盤、ウィリスのサロゲートが、ロボット立ち入り禁止区域に侵入し 大立ち回りをするシーンは、躍動感があって面白かったのですが、 それまでの前半と、その後の後半が、重苦しいんです。 終日家に閉じこもり、サロゲートを介してしか 外部世界と交流を持たなくなった人間たちのつかれきった様子を お肌ピチピチのサロゲートたちと対比させて描写しているので、 本当の人間が過ごす毎日の荒廃した感じが増幅されて、 観ていて、とてもしんどいのです。 ラストシーンは、そんな世界との決別を表しているのかもしれませんが、 この選択は、それはそれで、ますます病的な方向に進む危険性を孕んでおり、 手放しには「爽快なラスト!」と言えない感想を抱きました。
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『ラスト・ボーイスカウト』
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- 2010/07/31(Sat) -
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『ラスト・ボーイスカウト』
冒頭の土砂降りの中でのアメフトの試合の懐古シーン。 違法賭博の片棒を担がされたスター選手が、まさかのフィールド上で拳銃乱射! 「もしや、荒唐無稽アクション!?」とビビりましたが、 現在に戻ってからは、ちゃんとした映画になりました(笑)。 ダメ親父ブルース・ウィリスが、アメフト界に関わる陰謀に迫っていくのですが、 サスペンスとしての展開は、さほど、どうと言うこと無し。 放っておいても悪者の方からどんどん殺しにやってくるので(苦笑)、 謎解きのスリルはあまりありませんが、 この作品は、ダメ親父ジョーと落伍者ジミーのコンビが面白かったです。 会話の掛け合いも皮肉が効いてるし、 それぞれの機転の利くキャラクターの立ち回りがお見事。 ジョーの過去の仕事の失敗も、家庭崩壊ぶりも、上手く展開に絡めて、 主人公を巡る人間関係で魅せてくれる作品でした。 やっぱり、ブルース・ウィリスは、どこか捻くれてて愚痴ばっか言っている カッコ悪いヒーローが良く似合いますね。 面白かったです。
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『パーフェクト・ストレンジャー』
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- 2009/10/13(Tue) -
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『パーフェクト・ストレンジャー』
ストーリーは面白かったし、キャスティングもはまってました。 でも、後味が悪すぎる・・・・(苦笑)。 真犯人も、 主人公ローを取り巻く人間関係の真相も、 エンディングも、 すべてがダーク。 タイトルは、確かに、映画の内容を表してます。 結局、みんな、何も知らない、誰のことも知らない・・・・・。 寝る前に見ると、悪い夢を見そうな内容です。 あと、字幕がちょっといけてなかったです。 わかりにくい。 そんな風に端折って訳すの?みたいな。
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『12モンキーズ』
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- 2009/06/05(Fri) -
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『12モンキーズ』
子どもの頃に親がレンタルビデオで借りてきたのを一緒に見たような 見ないような・・・・・前半のシーンが断片的に記憶にあるような状況でしたが、 通して見たのは多分初めて。 で、感想はというと、プロットが秀逸。 タイムトラベルものはいくらでも複雑な構成にできるので まさに脚本や演出がキマッてないとサッパリワカラン・・・になるのですが、 本作は謎解きのヒントの与え方がお見事。 伏線を上手く張りながらも それを明かすときは至ってシンプルな見せ方をするんです。 だから理解がしやすい。 フラッシュバック的に挿入される空港のシーンも、 なんとなくラストシーンに繋がる予感があり、 次第に自分の頭の中で「こんな風になりそうだな」と組立てることができ、 でも、「もう結末わかっちゃったから」という気分にもならない。 このバランス感覚が素晴らしいです。 そして、ブルース・ウィリスもいい演技。 俳優として完璧な役回り。 脚本+演出+演技の三位一体に圧倒される作品です。
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『ダイハード 4.0』
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- 2009/01/11(Sun) -
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『ダイハード 4.0』
いやー、面白かったっす。 さすが大ヒットしただけはある。 とにかくアクションシーンがイイ! 肉弾戦の動きもトリッキーだし、(あの敵役の皆様、素晴らしい動きですね) カーアクションなども有り得ないほどの大迫力。(どこまでがCGなのか、もう見てて分らん) 敵味方の色分けもはっきりしてて、なーんも考えずに眺めていられます。 頭脳明晰・完全無敵のガブリエル様ですが、 あそこまでのサイーバーテロを実行するだけの頭を持ちながら 狙いが「金」って・・・・・。 本作だけではなく、 こういう超越した悪役が登場する作品は、 その目的の平凡さにガッカリすることが多いです。 ここまで手を尽くして手に入れられるのが金だけ?? むしろ、世界征服とか人類根絶とか それぐらい荒唐無稽な目的の方が 手段と釣り合いが取れている気がします。 逝っちゃってる頭でテロを起こされるのが一番怖いですよね。
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『16ブロック』
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- 2007/11/25(Sun) -
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『16ブロック』
WOWOW見始めたらヤバいですね。本を読む時間が削られていっています。 さて、ブルース・ウィリス主演の刑事サスペンス。 登場シーン、あまりの老いぼれっぷりに、ウィリスだと気付きませんでした。 脇役の老俳優さんかと・・・(失礼)。 ストーリーは、身内の不祥事の発覚を阻止しようとする警察組織と その不祥事の目撃者を法廷へ護送する任務を全うしようとする一刑事の対決。 なんだか、『セルラー』でも、不祥事を抹消しようとする警察組織が出てきたような気がしますが、 米国警察組織って、そういうものなの?! 本作でも、どんだけ弾が飛んできても死なないウィリス健在です。 そして、頭が切れる! オイシイ役ですよね~。 相棒とも言うべき無力な証言者を演じるのはモス・デフ。 なかなか面白いキャラクターを演じていましたが、 『ミニミニ大作戦』に出てた俳優さんなんですね。 ウィリスを追いかける側で指揮を執っていたデヴィッド・モースも 苦み走った表情が良かったですねー。 ストーリー的には斬新な感じはあまり受けませんでしたが、 俳優さんの演技で、最後まで楽しめました。
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