『アフロサムライ』
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- 2011/11/16(Wed) -
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『アフロサムライ』
画がカッコいいですね。 そして動きが緩急つけてあって、その演出に引き込まれます。 いかにも日本のアニメという創意工夫が盛り込まれた画面に対して アフレコが英語なのに、最初はかなり違和感を感じたのですが、 次第に、この世界観に合っているかも・・・・・なんて、馴染んできました。 ただ、ストーリー面では、ちょっと物足りなかったかな。 日本アニメの重厚なストーリーよりは映像を重視しているようでしたし、 また、アメリカ的などんでん返しも特にありませんでしたし、 東洋的な哲学が色濃く反映されているわけでもなく。 「復讐」「殺人」というものを、いかにスタイリッシュに見せるかに 終始していたような印象を受けました。 まるで、『処刑人』のような。 最後、No1との対決のシーンで、 No1自らが、No1のあるべき姿を語っていましたが、 そのNo1に、世界におけるアメリカの姿を重ねると、ちょっと面白かったです。 そういう点では、この作品が、アメリカで作られたことに 一層の意味が出るのではないかと感じました。
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『ザ・クリーナー』
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- 2010/07/10(Sat) -
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『ザ・クリーナー』
殺人現場の清掃業者という設定が新鮮で、 また、映像の見せ方なんかも期待させるものだったのに、 肝心のサスペンス部分がグズグズで・・・・・残念。 殺人現場を清掃業者に隠蔽させるという発想は面白かったのに。 そもそも、殺人現場の清掃をするのに 電話一本の依頼に対して何のチェックもせずに ホイホイとキレイにしに行っちゃうのか?という根本的な疑問あり。 そして、そういう清掃業者がいることや、 清掃依頼の仕方が分かっている人物が犯人だとすれば、 この登場人物が少ないストーリーでは、 途中で犯人が読めちゃいます。 そして、主人公が真犯人に気づく切っ掛けも、 犯人側からすれば、油断しすぎ。 まっ先に隠さなければいけない証拠品でしょうに・・・。 最後の結末の付け方も、 いたいけな少女に苦しい罪の意識を背負わせることになるんだろうなと、 非常に、後味が悪いです。 なんだか、私、サミュエル・L・ジャクソンのサスペンスものって、 いっつも文句言いながら観てるな(苦笑)。 90分前後の短い作品が多いから、つい、時間つぶしに見ちゃうんだよなぁ。
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『デトロイト・コップ・シティ』
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- 2010/05/22(Sat) -
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『デトロイト・コップ・シティ』
最後まで見た私は、頑張ったよ。 警察からの大量武器盗難事件に巻き込まれた歯科医療製品のセールスマンと 一匹狼的な刑事とが繰り広げるアクションコメディ。 このセールスマンのオヤジが、 おしゃべり&先が読めない&空気が読めないのウザさの三重苦。 普通の人は、このオヤジと刑事の凸凹コンビで笑うのでしょうが、 私は、このオヤジにどうにもイライラを感じてしまって、楽しめませんでした。 サスペンスとしても、大したメリハリもない内容で・・・。 あ、サミュエル・L・ジャクソンの髪型が、 なんだか衝撃的でした。
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『ジャンパー』
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- 2009/05/09(Sat) -
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『ジャンパー』
う~ん、何も後に残らない物語でした(苦笑)。 こんなに凄い能力を与えられているのに、 世界への貢献度ゼロというのも珍しい。 デヴィットが居ても居なくても、世界は何も変わらない・・・・・・。 才能のムダの極致を見たような。 しかも、パラディンとの攻防は ほとんどグリフィンしか活躍していないし。 デヴィっトのにやっとした笑い方も なんだかチンピラみたいで。 いろいろ残念な感じでしたが、 映像はキレイで面白かったです。
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『フリーダムランド』
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- 2008/05/10(Sat) -
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『フリーダムランド』
う~ん、なんだかしっくりこない映画でした。 のっけからブレンダの言動がおかしいので 観ているこちらにどんどん疑問がたまっていくのですが、 刑事ロレンゾをはじめ、みんなが普通に捜査を進めていく・・・・・ この展開は相当イライラさせられます。 また、この作品のメインイシューは白人vs黒人の対立構造が 誘拐事件をきっかけに噴出することだとおもうのですが、 上っ面を撫でているだけで、 その問題に踏み込もうとする姿勢が足りないように感じました。 起承転結のキーとなる行動や発言があると もっとメリハリの利いた物語になったと思うのですが。 たぶん、原作はもっとしっかりと作り込まれてるんでしょうね。 残念です。 それにしても、アメリカで発生する誘拐事件の 実に2/3において通報者が犯人であるという事実に驚愕。 家族が家族を亡きものにするという異常事態が 頻発している現状が最も恐ろしいです
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『スネーク・フライト』
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- 2008/05/06(Tue) -
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『スネーク・フライト』
原題が”SNAKES ON A PLANE”って、なんと分りやすい。 マフィアの親分自らが手を下した殺人現場の目撃者を、 FBI がハワイからL.A.へ護送する道中に殺すために、 彼らが乗り込んだ飛行機に荷物に紛れ込ませて大量の毒蛇を放つ・・・・。 手を汚す仕事は手下にやらせなさいよ・・・とか、 「これしか方法はない」なんてホントにそうか?・・・とか、 狂気の入手経路が割れるの簡単すぎないか?・・・とか、 親分の行動にいっぱい疑問はありましたが(苦笑)、 飛行機の中はパニック映画の王道で、ある意味面白かったです。 それなりに人となりが紹介された人たちは生き残ってるし、 エロカップルが最初に死んでるし、 コックピットはもちろん早々に襲われるし、 嫌なオヤジは悲惨な死に方をするし、 嫌なヤツだったけど改心したミュージシャンは生き残るし、 準主役のショーンは最後の最後で襲われるし。 結構、楽しんで見られました。 襲われた人たちの描写がリアルで、 ちょっとグロいのですが、最近のCGは凄いです。 しかし、ショーンは、最後すっきりとした顔をしてましたが、 50名以上が死ぬ切っ掛けを与えた人物なのですから、 ノーテンキすぎるんじゃない?という気が。 私なら、自分を狙って毒蛇が放たれたと知った瞬間、 自責の念で気が狂うと思うのですが・・・。 他の遺族から「お前のせいで家族が死んだんだ!」と責められる立場なので のんきにサーフィンやってる場合じゃないよね。
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『ディープ・ブルー』
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- 2006/07/09(Sun) -
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『ディープ・ブルー』(2006年7月9日EX放送)
珍しく2日続けてテレビで映画を見てしまいました。 海が舞台でサメが主役と聞いたら、ダイバーとしては見ておくべきかなと。 海の中だけならず、施設の中も暴れまわるサメ達ですが、 全般的にリアルな映像とスピード感にドキドキしました。 海中で泳ぎ回る映像だけは、若干CG臭さが出ちゃってましたが、 施設内で襲い掛かる姿は、サメそのものでした。 実際に海中の至近距離でホワイト・チップと呼ばれるサメに遭ったことがありますが、 1m程度の子供でも、眼光の鋭さに体がすくみます。 それを、あんな巨大化したサメが自分めがけて襲い掛かってくることを思うと その恐怖は想像が追いつかないほどです。 さて、ストーリーですが、面白かったです。 劇中で、コトが起こってしまった理由もしっかり説明されてて、納得。 惜しみなく登場人物が死んでいくので、死体の大安売りのようになってますが、 死体が作品に与えた価値を思うと、博士がMVPですかね。 あんなに何度も効果的に登場されるだなんて、心臓に悪いです。 ただ、どうしても作品に入っていけない点がありました。 それは、「水圧」。 過小評価しすぎだと思います。 「あれだけ水が流れ込んでいたらドアは閉められないだろう」とか 「あの水深なら穴から水の流れ込む速度はそんなもんじゃないだろう」とか 気になるシーンが多くって・・・。 「脱出」という、この作品の唯一とも言っていい目的に大いに関係することですから、 そこが都合良過ぎるのには、ちょっと冷めちゃいました。 各キャラに充てられている声優さんの選択や 台詞回し等の演出は、ちょっとセンスが無いように思いましたが、 LL・クール・J、いい味出してたなぁ。
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