『蒲田行進曲』
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- 2009/05/23(Sat) -
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『蒲田行進曲』
ハチャメチャな映画ですな。良い意味でも悪い意味でも。 最初は風間杜夫の演技についていくのがしんどかったです。 が、小夏を軸にしてみるようにしたら、 意外と落ち着いて見られるようになりました。 小夏って、もっと破天荒な女性のイメージを勝手に持っていたのですが、 この映画の中で唯一まともな人間だったような気が(苦笑)。 自分を抑制して、人間関係/生活環境/将来計画をきちんと考えていますよね。 そして、それを演じた松坂慶子の演技も良かったです。 あと、内村さんが、どれだけこの映画が好きで、 影響を受けているのかが理解でしました。
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『PROMISE』
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- 2007/07/22(Sun) -
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『PROMISE』
「全ては映像美のために」という映画でした。 ストーリーは、有って無いようなもの。 3人の男が一人の美女を中心に置いて争うという 言ってみればただそれだけの映画なのですが、 何よりも映像が美しい。 スピード感を出そうとすると、CGが若干しょぼくなってしまう難はありますが、 原色の色彩や緻密さは、「アジアの美」です。 そして、アクション。 真田広之ここにありの動きでした。 本来は真田広之目当てで見たのですが、 ニコラス・ツェーの美しさに惚れ惚れしました。 (でも、Wikipediaで調べたら、結構やっちゃってる人物のようです) たまには、こういう作品もいいですね。
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『亡国のイージス』
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- 2006/10/30(Mon) -
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『亡国のイージス』(2006年10月29日EX放送)
ストーリーは練ってあるし、役者も錚々たるメンバーで 興行映画として観ると面白かったです。 若干、場面のつなぎ目に荒いところがあって、 自分でストーリーを補強しなくてはならないこともありましたが、 120分強の中に上手くまとまっていたように思います。 ただ、作品全体のテーマ、この作品で伝えたかったことについては、 ホントに表現し切れていたのかな?との疑問が拭えません。 「国とは何か」「国を守るとはどういうことが」「日本の国家観とは」 といったテーマでスタートしたはずが、 クライマックスに向けて、いつの間にか「生きる」というテーマに すりかえられてしまっていたような気がしてなりません。 原作を読んでいないので、元々そのような展開だったのか、 映画を興行的に成り立たせるための策だったのかはわかりませんが、 折角の課題設定が有耶無耶のままになってしまい、残念です。 本作が映画として大ヒットし、藤原センセの本が大ヒットしたように、 今、「国家」というものがキーワードになっているようですが、 なんだかブームになっているだけで、議論が横滑りしているような感も受けます。 一時の流行としてワッと盛り上がって、本質には触れずに終わらせてしまう、 正にこの作品たちこそが、日本人的な展開に塗れてしまっているのではないでしょうか。
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