『ワールド・ウォーZ』
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- 2014/08/30(Sat) -
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『ワールド・ウォーZ』
最近、お勉強の方に気持ちが向いてて、WOWOWの方は放置状態になっていました。 久々に映画をば。 ブラピ主演のパンデミック映画。 パニック映画、アクション映画として考えると、よく出来ていると思うんですよ。 スピーディな展開、いくつもの障害を乗り越える主人公、ゾンビとの肉弾戦&頭脳戦、 そして最後に辿り着く劇的な解決策! そこに家族愛や、職務遂行の責任感、軍人の仲間意識と愛国心のような要素も加え、 エンディングも、無防備なハッピーエンドにしないところが、現実感があります。 しかし、しかし、見終わった後の虚無感が激しすぎて落ち込みます。 感染するとゾンビ化して周囲の人間を積極的に攻撃するようになるという設定が あまりに救いがなく、画面の中で展開される光景が絶望的です。 妻がゾンビ化して息子を殺す・・・・生き残った夫があまりに可哀想。 もし、このようなことが現実世界で起きてしまったら・・・・ということを想像すると、 生き残った人々も、もとのような生活には戻れず、 日々、死の恐怖に怯えて暮らすことになるなら、実質、死んでしまったのと同じ、 ゾンビ化してしまうのと同じではないかと思えてしまいます。 たとえ、ブラピのようなヒーローが一時的に世界を救ってくれたとしても、 避難所で、恐怖と絶望が背中に張り付いたような日々を送ることになり、 私だったら発狂してしまうのではないかと思います。 というか、ゾンビを目の前にした瞬間に、正常な自分が消えてしまうような気がします。 見終わった後が、あまりにもブルー・・・・・。 エボラ禍がニュースになっている今見るのは、間違いだったかな。 反省。
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『スパイ・ゲーム』
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- 2014/06/28(Sat) -
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『スパイ・ゲーム』
CIAモノです。 ベトナム戦争での任務をきっかけに知り合ったミュアーとビショップ。 ミュアーがビショップをCIAの職に雇い、師匠として技術を叩き込む。 そして、世界各地で要人暗殺などのオペレーションをこなしてきたが、 ある日、CIAの任務外でビショップは中国の刑務所から囚人を連れ出そうとして逮捕される・・・・。 逮捕の一報から24時間でビショップは処刑される運命に。 なぜビショップが任務外でこのような事件を起こしたのか解明するため、 CIA幹部は、ミュラーにビショップの主な過去の任務を語らせます。 この現実の緊迫した状況と、過去の任務遂行の物語とが、 テンポ良く展開されていき、とにかく息もつかせません。 CIAの数々の任務を、「正義」や「世界平和」というキレイごとで表現するのではなく、 「大国の都合」という観点で割り切って描いているので、 却って、不快には感じませんでした。 みんな自分の都合最優先で生きているんだものね・・・・・ってな感じです。 ベイルートのテロリストだって、彼らなりの「正義」や「大義」があるのですから。 難民キャンプの支援者たちも、その裏側の利権関係などを描くことで、 ま、言ってしまえば、どの組織にも容赦のない描き方になっています。 一皮向けば、過激派という。 最後、どうやって事件を収束させるのかと思いきや、かなりな力技でしたが、 これって、その後の米中の政治関係への影響や組織内での責任問題や処分などを 一切考慮してないですよね(苦笑)。 辞めちゃえば、知~らないということ??? ま、若干の疑問は残りましたが、面白かったのでOK!
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『テルマ&ルイーズ』
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- 2014/03/21(Fri) -
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『テルマ&ルイーズ』
ロクデナシの亭主に抑圧された生活を強いられているテルマ。 親友ルイーズとの旅行の話も切り出せず、黙って家を出てきてしまう。 そんな旅先のバーで、男にレイプされそうになり、 窮地を救うためにルイーズは男を拳銃で殺してしまう。 殺人の容疑者となった2人は、メキシコへの逃亡を企てる・・・・。 アカデミー賞の脚本賞を獲ったというので見てみましたが、 残念ながら共感できませんでした。 とにかく、テルマの思考や行動が、あまりにも「下流社会」にどっぷりで、 見ていて、ドン引きしてしまいました。 ルイーズの方は、まだ冷静で頭も回るのですが、 こんなテルマの行動を止めさせる努力をあまりしないままに、 テルマをなし崩し的に受け入れてしまっているところは、結局、同じ穴の狢です。 終盤、テルマが本格的に覚醒してからは、それなりに見られるようになりましたが、 それまでの空疎な感じが、結局は受け入れられませんでした。 ロードムービーということで、 車を格好良く撮ってるなぁ・・・というところは素敵だなと感じました。 あと、若いブラピが、いかにもチンピラで格好良かった(笑)。
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『ジャッキー・コーガン』
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- 2014/02/23(Sun) -
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『ジャッキー・コーガン』
久々に意味不明な映画を観ました(爆)。 展開している話の筋は分かります。 とんまなチンピラが居て、それを使う中途半端な悪がいて、 両方とも本筋の悪の組織に睨まれて殺される。 それだけの話なのですが、 意味不明というのは、この作品で何が言いたかったのかという 製作者の意図が全く伝わってこないこと。 途中で何度もインサートされるアメリカ大統領選挙の映像。 最初は、共和党政権をディスることが目的の映画か?と思ってましたが、 最後にオバマ新大統領の演説内容にケチをつけてエンディング。 何だそれ?
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『マネーボール』
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- 2012/10/28(Sun) -
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『マネーボール』
『もしドラ』を読み終わった日にWOWOWで放送された本作。 高校生マネージャーの次は、メジャーのGMの活躍を見てみました。 セイバーメトリクスについては、以前、小林至さんの講演で知って、 面白そうだなと感じた分析手法です。 その手法を用いて、貧乏球団を地区優勝に導く物語。 野球の現場を仕切っている監督やスカウト陣からすれば、 プレーや選手の思いを見ずに、数字だけで判断するセイバーメトリクスは、 受け入れられなくて当然です。 大学出の経済学専攻に野球の何が分かる!と思うでしょう。 しかし、貧乏球団が、なけなしのお金で戦力を整えるには、 この手法に頼るしかなかった・・・・その外的要因の制約こそが 物語を面白くしていると思いました。 なので、ラストでレッドソックスがこの手法でチームを優勝に導いたという ナレーションには、ちょっと疑問符。だって金持ち球団ですから。 それにしても、こんな夢のような展開が現実の世界で起きているというのが なんとも信じられません。 開幕月に17戦14敗で、ダントツ最下位だったのに、 補強が上手くいき、リーグ新記録の20連勝を達成し、地区優勝。 この補強のくだりのスピード感がすごかったです。 あちこちの球団に電話をかけまくり、その場であれこれ候補の選手名を挙げ、 5分で決断を求める。相手も、5分で回答をよこす。 メジャーのGMという制度の凄さを知ることができました。 権限と責任の表れの最たるものですね。 日本では・・・・。 メジャーリーグの選手のことにもっと詳しかったら、 本作は、一層楽しめただろうなと思うと残念です。 日本でも、野球ビジネスをテーマにした映画が出てこないかなぁ。
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『バベル』
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- 2008/05/17(Sat) -
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『バベル』
こんな夜中に、こんな映画を観てしまった・・・・・。 ただひたすら絶望感を与え続けられたような2時間。 時間軸をずらした構成は面白かったけれども、 テーマが重すぎた。
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映画3本 in 飛行機
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- 2005/09/24(Sat) -
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JALとSQの機内で映画を3本。
いずれも、自分が映画館では選ばないジャンルを 時間つぶし目的で視聴。 『モンスター・イン・ロー』 嫁姑問題のはちゃめちゃコメディ。 ストーリーもへったくれも無いけれど、 ジョークたっぷりの会話で、 まあ、時間つぶしには、そこそこ楽しいかなというところ。 しかし、なぜ、ジェーン・フォンダは、 この作品で復帰しようとしたのか、謎。 結論として、シャーロットやビオラ云々ではなく、 ケビンのような男はダメということがわかった。 『ヒノキオ』 駄作。 感動系を目指していながら、ストーリーが全然練れていないため、 まったく入っていけない。 テーマの着眼点は新鮮だったけど、そこに身を付けていくための 個々のエピソードの内容が薄すぎる。 「がんばれ」という言葉の持つ残酷さは、 どこかの新聞が記事にしているレベルから脱せずに この物語に根付いていないし、 煙突の数から場所を推測する話も、某人気漫画ですでに 使われていたトリックだし。 ストーリー展開も必然性に欠けている。 ジュンがヒノキオを仲間に入れようと思うきっかけが どこにあったのかわからないし、 学級委員長みたいな女の子の行動が説明しきれていなくて 違和感があるし、ジュンの子分Bがゲームの世界から復帰した 過程も理由も不明だし。 物語の転換点となる部分が、あまりにも不自然に展開していくため、 素直についていけない。 キャスティングには成功していたので、非常に残念。 『ミスター&ミセス・スミス』 「撃ちまくり+殺しまくり」&「撃たれまくり+でも絶対死なない」 アクションの王道を行く映画で、何も考えずに見てる分には楽しめた。 アクションは、小難しいストーリーが無い爽快性が大事。 『処刑人』とかこんな感じだったなぁ。 気分がすっきりする映画。 まあ、お金払っては見ようと思わないけど。
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