『ナショナル・トレジャー』
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- 2016/04/29(Fri) -
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このシリーズは間違って2作目から観てしまったのですが、
ようやく第1作をば。 フリーメイソンとかテンプル騎士団とか、 私の理解が及ばないキリスト教の世界です・・・・・・。 一般のアメリカ人って、こういう類の話を どれぐらい理解して・・・・というか、どういう風に理解してるんですかね? そういう社会学的な考察の方に興味があります(苦笑)。 本作は、これらのモチーフを、人類学的に解釈して エンタメ作品に仕上げてみました!というところでしょうか。 前半は、なんだかもっさりした展開でしたが、 後半の宝探し競争になってからは、一気に話が動き出して 単純にエンタメ作品としてハラハラドキドキ楽しめました。 お宝の内容は、意外と貧相な想像力のような気がしてしまいましたが・・・・。 第2作を先に観てしまったときに感じたご都合主義も、 第1作で、主人公親子の位置づけが頭に入っていれば それほど違和感を覚えなかったかもしれません。 やはりシリーズ物は順番に観ないといけませんね。
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『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』
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- 2014/05/14(Wed) -
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『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』
なんとなく録画しちゃったので観てみたのですが、 これ、シリーズ2作目なんですね・・・・。 見終わってから、Yahoo!映画で知りました(苦笑)。 どうりで作中、宝探し親子の扱いを受けてたわけだ! こんな感じの適当な感想になってしまったのは、 もちろん、映画の世界に入れなかったから(爆)。 まぁ、宝探しモノ自体、あまり興味があるわけではないので、 そもそもジャンルが好みに合わないんだと思います。 なんて都合の良い展開!!!と驚きの連続でした(苦笑)。 南北戦争の頃の実話を題材にしているところは面白いと思いましたが、 展開の強引さや、悪役の中途半端なキャラクター設定、 遊園地のアトラクションのような舞台装置など、中盤から気持ちが引いちゃいました。 もうね、「キーワードは5文字だ!」となり、「Apple」「Bacon」と入力していく時点で 「この人たち、本気で宝探しする気があるのかしら?」と、ポカーン。 キーワードが分からず、父親に、「思い出せることはないのか!」と詰め寄ったら 突如、意味深なフレーズを思い出す父親・・・・・・どんな脳をしてるんだ!? その後も、バッキンガム宮殿に乗り込んだかと思いきや、ホワイトハウスにまで押しかけ、 大統領を怪しい地下通路に1人きりで来させてしまうという・・・・・・ある種、スーパーマンですわ。 テロリストになった方が、儲かるんじゃね? というか、そもそも、お宝の「黄金都市」って、先住民の財宝であって、 「米国の」ナショナル・トレジャーとは、ちょっと違うんでない? いや、こういうものは見つけたもの勝ちか。 うーん、これぞ西欧人的発想かしら。 あと、本作でもカーチェイスがありましたが、 やっぱり無闇に街を破壊するシーンは、わたくし、面白いと思えません。 しかも、またまたよそ様の国で大暴れ。 なんて迷惑な国なんだ・・・・。
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『ハングリー・ラビット』
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- 2013/11/18(Mon) -
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『ハングリー・ラビット』
テレビ周りを刷新したら、ケーブルテレビをどう繋げばよいのか分からなくなってしまい、 しばらくWOWOWが見られなかったのですが、 「ダビング用のビデオデッキに繋げば良いんだ!」と閃き、解決しました。 液晶テレビにHDDをつなぎ、HDDの外部接続に繋いだビデオデッキに ケーブルテレビの回線をつなぐことで、ビデオデッキでWOWOWを録画するという・・・・ 超アナログ環境!(爆) B-CASカードを何か設定しながら、WOWOWにデジタル放送への切り替え依頼か何をすれば、 多分、素敵な画質で見られると思うのですが、ま、観れればいいや・・・ということで。 てなわけで、久々にニコラス・ケイジのサスペンスものをば。 もう、のっけから、ニコラス・ケイジが超素敵な旦那さんを演じていて、 しかも不良高校の国語(つまりは英語)の教師という真面目な設定に ある意味、不可解さを感じてニタニタしてしまったのですが、 愛する奥様が婦女暴行被害に遭ったことで幸せな状況は一変。 病院の待合室で苦悩するウィルのもとに、怪しげなスーツの男が近づいてきます。 彼は、警察でもマスコミでもなく、私設復讐組織であることを打ちあけ、 奥さんの加害者への復讐を持ちかけます。 こうして、組織の存在に巻き込まれていくウィル。 この事件の復讐は、自殺に見せかけた加害者の殺害という形で幕を閉じますが、 次なる事件が起きた時、ウィルは、加害者を罰する側への加担を依頼されます。 この辺の心理的な駆け引き描き方が、本当にハラハラさせてくれます。 特に、積極的な加担も、依頼への明確な拒絶の姿勢も見せず、 中途半端な動きをするウィルへの、間接的・直接的なプレッシャーのかけ方が、 何とも上手いんです。自分がやられたら発狂しそうなぐらいに。 結局、アクシデント的にではあるものの、殺人に加担させられ、 さらには、組織に刃向うことで自らの身も狙われる羽目に。 後半は、行きつく暇もない展開の連続です。 冷静になって考えると、町中の人が組織の人間なんじゃないかとも 思えてくるぐらいの組織側人間の出現率なのですが(苦笑)、 ま、そこは、犯罪の街ニューオリンズだからこそ、被害者家族も多いということで・・・。 こういうサスペンスは、悪者の側の動機が非常に気になるのですが、 今回の「組織なりの正義を貫く」というところは、 なかなか面白い目の付けどころだと思いました。 「金がすべて!」というようなショボイ犯罪組織よりも、怖さ倍増です。 だって、これって、一種の信仰/カルトみたいなものですものね。 新しい悪の在り方だなと思った作品でした。
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『魔法使いの弟子』
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- 2011/12/29(Thu) -
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『魔法使いの弟子』
ディズニー×ニコラス・ケイジ。 この違和感ありありの組み合わせに、思わず観てしまいました(苦笑)。 出だしの過去経緯の説明が、あまりにも淡々と説明文で進んでいくので、 どうなることかと心配したのですが、 舞台が現代に移ってからは面白かったです。 気弱な主人公を演じるジェイ・バルシェルが、上手い。 気弱なんだけど、ぼそっと吐く毒が、なんだか憎めない良いキャラです。 『ある日モテ期がやってきた』に続いて、私の中でヒットです。 そんな彼の師匠となる、ニコラス・ケイジのひねくれた魔法使いが、これまた良い味。 厳しいのか、人情味があるのか、ちょっと分かりにくいところもありましたが、 全般的に、こちらもボソッと毒吐きで面白い。 対決する魔法使いたちの面々も、なかなか存在感があり、 そして、魔法のCGが見事でした。 最後、ボスキャラを倒したのは、魔法の力でも、科学の力でもなく、 高所恐怖症の女の子の勇気ある行動だと思ったのですが(苦笑)、 そのあたりのバランスの取り方も上手かったですね。 ミッキー・アニメの有名シーンを髣髴とさせるお掃除シーンも取り込んで、 演出もよかったです。 続編がありそうな終わり方でしたが、さて、どうなることやら?
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『スパイアニマルGフォース』
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- 2011/06/07(Tue) -
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『スパイアニマルGフォース』
動物もののアクションCGアニメということでお気楽に観たのですが、 いやはや、ディズニーを舐めちゃいけないですね。 「えっ?まさかの黒幕!?」という状況。 この恨み辛み節は、お子ちゃま映画じゃないですよ。 びっくり、びっくり。 しかも、声優陣も、ニコラス・ケイジにペネロペ・クルスと、 超豪華ラインナップ。 音楽も、BEPなんて流しちゃって! キャラがきちんと確立されているところや、 ちょっとシニカルなギャグが飛ばせるところ、 もちろん、映像の躍動感なんかは、 ディズニーお手の物って感じ。 続編が登場しても、ぜんぜん驚かない出来でしたわ。
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『天使のくれた時間』
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- 2009/10/31(Sat) -
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『天使のくれた時間』
これは面白い映画でした。 実業家として大成功した男が、 人生の分岐点となった13年前に違う決断をした場合の 別の人生に突然放り込まれたら・・・・・。 プロットだけ抽出すると、他にも似た作品がいくらでもありそうですが、 本作は、登場人物のキャラクター設定がお見事。 主人公ジャックは、有能なビジネスマンなだけあって、 ツボを押さえてウィットにとんだ会話ができるイイオトコ。 ニコラス・ケイジって、こんなにスーツが似合うんだ・・・と軽い驚き。 M&Aの切った張ったの世界も活き活きと描かれていて興味深かったです。 一方、別の世界でジャックと家庭を築いているケイト。 平凡な生活に埋没する妻ですが、しかしジャックへの愛はゆるぎない。 ここまで旦那のことを想えれば、それは世界一幸せなことだと思います。 ただ、弁護士さんですから、フツーの主婦とは一線を画したところがあるのですが。 そして、なぜここまで愛していながら、旦那の不自然な行動に気付かないのか、 そこはちょっと疑問でした。恋って盲目?? そして、山椒のようにピリリといい味を効かせているのは幼いアニー。 おませさんの一言ひと言が面白かったです。 不思議な行動をとるパパを宇宙人による変装と思い込みながらも、 宇宙人だと思いつつそんなパパと上手くやっていこうとする健気さ。 かわいらしいですねぇ。 ラストシーン、現実世界に戻ったジャックは、ケイトを追いかけ・・・・・・。 この先、二人はどうなるのか、映画的にはハッピーエンドですが、 現実的に想像すると、なかなか苦労が待っているのではないかと 変に心配してしまいました。 あぁ、しかし、これも邦題が残念だ!
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『ネクスト』
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- 2009/08/01(Sat) -
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『ネクスト』
どうも今日は体調が悪くて 一日本を読んだり映画を見た理で過ごしましたが、 映画は2本ともはずれでした(哀)。 ニコラス・ケイジなので、 そこそこ面白い作品だろうと思っていたのですが、残念ながら・・・・。 盗まれた核弾頭を探すために、FBIが頼りにしたのは 2分先の未来が読める男の能力・・・・・・って、 どこの世にこんなFBIが存在するんだか。 設定もガッカリなら、物語の展開もガッカリ、演出もガッカリ。 ニコラス・ケイジをつけ狙っている男たちと 核弾頭の窃盗グループとが一緒だと、何がきっかけで判断できたのか不明。 ヒロインがニコラス・ケイジに惹かれた理由も良くわからんし。 そして、ニコラス・ケイジの持つ能力は2分先が読めるだけのはずなのに、 テロリストとの対決シーンになったら、やたら能力が多彩になってませんか?? 爆弾の位置を言い当てたりは、未来が見えるのとはちょっと違う気が・・・。 てなわけで、観ていて、非常に納得性が無いというか 合理性の無いお話でした。 ラストシーンも、なんだかなぁ。
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『60セカンズ』
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- 2009/02/15(Sun) -
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『60セカンズ』
クライム・ムビー好きとしては見ておくべきかと思い、 とりあえずチェック・・・・ぐらいのつもりで見始めましたが、 面白かったです。 クライム・ムービーの面白味は 犯人一味のウィットにとんだ台詞回しだと思っているので(穿った見方ですが)、 十分満足できました。 ニコラス・ケイジをはじめとする Old Booters の面々が格好いいです。 特に、ロバート・デュバル、いいわぁ。 アンジーは金髪だったので、誰だかわかんなかったです(苦笑)。 ストーリー的には、 黒幕さんに知性が感じられず残念でしたが、 まぁ、カーアクション映画ですから、あんまり求めるのもね。 様々な高級車が出てきましたが、 フェラーリ、かっちょいい! アメ車の魅力は、私にはよくわかりません。
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『8mm』
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- 2007/08/18(Sat) -
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『8mm』(2007年8月18日 Movie Plus放送)
Yahooでレビューを見たら、 「人間の闇が見える映画」的なことが書かれていたので 『ドッグヴィル』みたいな内容なのかと期待して観たのですが アングラ・ポルノをとりまく人間の欲望という点での「闇」でした。 私が求めてたものとは「闇」の質が違ったのですが、 なかなか興味深い世界ではありました。 テーマが”SNUFF”なだけに描写が残酷で、 ドギツいシーンが画面いっぱいに直接的に描かれているわけではないのですが、 逆にちょろちょろ見せてくれるおかげで想像が広がって、 非常にダークな気分にさせてくれます。 サスペンスとしては結構面白くて、 謎に迫っていく過程は見ごたえがありました。 ただ、主人公が、フィルムに映っていた事件に なぜそこまで執着するのかがよくわかりませんでした。 娘さんと被害者とを重ね合わせたから?? それともアングラの異様な世界に本能的な嫌悪感を抱いたから?? 犯人がわかってからの急展開には、正直ついていけませんでした。 ラストシーンも予想外な感じで違和感。
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