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浅草演芸ホール 3月上席 昼~夜の部
- 2019/03/07(Thu) -
またまた寄席に行ってきました~。
超お久しぶりの浅草です。
浅草演芸ホールって、他の寄席よりもお客さんの出入りが激しいような印象を持っていて
なんだか落ち着きがないので、ちょっと足が遠のいていました。

さて、昼の部の最初の噺が終わったところで入場。
まずは、林家久蔵さん。この日は林家木久扇一門がたくさん出ていたので、
木久扇師匠をネタにした枕を何度か聞きましたが、
特に思い入れのない落語家さんの話を聞いても、内輪受け感が強くてあまり笑えず。
噺は何だったかな?「殿様の将棋」??

マジックはダーク広和さん。
こじんまりとした紐マジックでした。

三遊亭青森さんは、この前の鈴本でお初にお目にかかりまして、
バカバカしいシャンプーとリンスの恋話に大笑いしたのですが、
今回は、古典の「普段の袴」でした。
二つ目さんなのに堂々と演じるところはやっぱり凄いと思いましたが、
新作落語を期待していたので、ちょっと肩透かし。

続いて、三遊亭歌武蔵さん。初めて新作落語を聞きましたが、
「目の調子が悪くて眼医者に行ったら目玉を刳り抜かれて塩素で洗われる」という
何ともスプラッターな内容でビックリ。ちょっと心の闇を感じましたわ。

ギター漫談のぺぺ桜井さんは、たぶん2回目なのですが、
こんなに言葉が聞き取りにくかったかな?という感想です。

林家たけ平さんは、「大師の杵」。
初めて聞く噺だったのですが、川崎大師の縁起についての内容だったので、
「え、どこまでホント?」と興味津々で聞いていたのですが、後で調べたら全く嘘なのですね(笑)。

さて、ここで本日のお待ちかね、三遊亭圓丈師匠です。
ちょっとお歳を召しちゃったなぁ・・・・と思ってしまいましたが、
「新寿限無」が始まったら、一気に子供の名前をまくしたてるくだりなんぞ、さすがですね。

漫才は、すず風にゃん子・金魚さん。
ダンスを軸にしたネタなので、にゃん子さん途中から息が上がってます(苦笑)。
でも、踊りまくって、ゴリラの物まねでも舞台上を駆け巡った金魚さん、
10歳近く年上だろうに、あの軽やかな動きはすごいわ。
お客さんとの掛け合いも面白かったです。

林家彦いちさんは、新作落語の「にらみ合い」。
この方の落語は、天どんさんの真打昇進披露の時に聞いているのですが、
やっぱり圓丈一門、好きだなぁと思わせてくれる方です。
電車中で出会ったちょっと変な人たちとの一触即発の状況を描いているのですが、
場面の切り替わりのブリッジ的なところは、圓丈師匠の「悲しみは埼玉へ向けて」みたいで
独特の世界観ができあがってました。今後も要チェックの噺家さんですね。

春風亭一朝さんは「転失気」。
和尚さんの知ったかぶりを、小僧がバカにするという構成は、
落語の王道でありながらも、やっぱり面白いですね。

紙切りは林家正楽さん。
ミッキーマウスの繊細な線が見事でした。ミッキースマイルも最高。
そして、お囃子でミッキーマウスマーチが流れるとは、すごい!

桂文楽さんは、「六尺棒」。
お勝手の戸越しにやりとりされる道楽息子と怒れる父親の会話が面白かったです。

鈴々舎馬風さんは、お初にお目にかかりましたが、
落語ではなく、小話というか、枕?で終わってしまいました。
小話も面白かったですが、やっぱり噺が聞いてみたかったなぁ。

仲入り後は、春風亭三朝さんで「子ほめ」。
休憩明けで聞く側の集中力が途切れてしまったのか、あまり印象が残ってません。
すみません。

ロケット団の漫才は初めて聞きましたが、スピード感と安定感があって
とっても安心して笑える感じでした。

林家木久蔵さんですが、木久扇一門の掟でしょうか、ましてや息子さんですから、
もちろんネタにしております。いい加減、くどいですな。
噺は「勘定板」。尾籠な話ですが、東北もんの方言の伸びやかさと相まって
とっても笑えるお話になってます。
噺が面白かったので、なおさら父親ネタは要らないかと・・・・・。

橘家圓太郎さんは「親子酒」。
酒飲みの親父さんの奥さんに酒をねだる様子が可笑しかったです。

曲ごまの三増紋之助さんはお初でしたが、
お歳の割には若々しいというか初々しい感じでネタを見せる演出なのですね。

トリは林家ひろ木さんで「熊の皮」。
ちょっとタドタドシイ印象を受けてしまったのですが、そういう芸風なんですかね。
最後に津軽三味線を披露されてましたが、寄席って、自由なんですね。

さて、そのまま夜の部に突入。
まずは、林家きよひこさんで「狸の札」。
登場した時、「中学生?」って思ってしまうほど、若いというか幼い印象でした。
でも、演じる声は堂々としたハリのあるお声でした。
一体、おいくつの方なのでしょうか?

古今亭志ん松さんは「ざる屋」、そして、古今亭志ん輔さんは「宮戸川」。
このあたりからさすがに集中力が切れかかってきました。

そこまでして夜の部に残ったのは、米粒写経を見たかったから。
Youtube番組の『虎ノ門ニュース』で、居島さんのことはよく見ていたので、
本業の方も見てみたいなと思っていました。
ネタは、『虎の門ニュース』でも垣間見せる歴史好きとか、マニアック情報とか混ぜつつ、
大きなツッコミでぶっ叩くというものでした。
私はどちらかというと細やかな芸が好きなので、好みの王道ではありませんでしたが、
普段よく画面で見ている芸人さんを生で見られて思い出になりました。




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鈴本演芸場2月中席夜の部
- 2019/02/17(Sun) -
4年ぶりに落語を聞きに鈴本へ。
番組表を見ていたら、白鳥師匠がいて、しかもトリが百栄師匠というので、
こりゃ新作落語の回だわ!ということで馳せ参じました。

前座さんは柳家まる緑さんで「道灌」。
噺はあんまり頭に入ってきませんでしたが、都都逸が良い声でした。

さて、最初は鈴々舎馬るこ師匠。お初です。
自分の肥満話を枕に笑わせながら、「初天神」を改作した「糖質制限初天神」。
伏線がきちんと生きていて、構成が上手いですね~。
そして、勢いよく噺が進むから、気持ちよく笑えました。

続いて、粋曲の柳家小菊師匠。
これで4度目、意外とお目にかかってますね。
冷たい返しが好きですわ。

三遊亭青森さんは、二つ目なのに「待ってました!」のお声がかかり、
凄いな~と思っていたら、白鳥師匠のお弟子さんなんですね。
なるほど、今日の番組のお客さまなら、「待ってました!」の声も納得。
そして、ネタは新作でシャンプー&リンスの愛情を描いた「愛を詰め替えて」。
あまりにくだらないです。くだらない噺を迫真の演技で、大笑い。
二つ目になったばかりで、この堂々としたおバカ噺ぶり、白鳥一門恐るべしです。

柳亭燕路師匠もお初にお目にかかります。
青森さんのネタをちょこっといじって、パッと笑わせておいて軽妙な「粗忽の釘」へ。
これまで二つ目さんが演じたものしか見たことがなかったのですが、
こんなに面白い噺だったのかと思い返すほど面白かったです。

漫才はホームランさん。2度目ですが、なんだかもっと見ているような既視感が(笑)。
客席いじったり、楽屋をいじったり、ベテランさんの芸ですね。
御年69歳とか、びっくりですわ。

そして肝心の三遊亭白鳥師匠。お久しぶりです
噺は近未来落語と称する「老人前座じじ太郎」。
少子高齢化で前座のなり手がなくなった近未来、シルバー人材センターから派遣されたジジイが
前座をすることになり、その監督を任された天どん師匠がドタバタに巻き込まれるという
なんという身内ネタ(笑)。天どん師匠ファンとしては、顔が浮かんで面白かったです。

仲入り前は、桂藤兵衛師匠で「弥次郎」。
白鳥師匠のあとで古典落語をやるのって、しんどいですよね・・・。

奇術はアサダ二世師匠。こちらもお初でしたがトークが面白かったです。

古今亭文菊師匠は、お初ですが、最初ボソボソと話し始めるので、
ちょっと苦手な演出の噺家さんかなと思ったら、
「長短」に入ったら、一気に声が張られて、その世界観に引き込まれました。
緩急をつけた噺っていうのは、没頭できますね。

髪切りの林家正楽師匠は、これまで見てきた中で最もやりやすそうなお題だったので
フリーズする様子が見られず残念(笑)。
百栄師匠のくだりは面白かったです。

トリは、その春風亭百栄師匠。
ゆったりとした枕から入っていきますが、ネタは「船越くん」。
あぁ、残念、これは前に聞いたことあるわ~。
やっぱり初見のインパクトが大きかったので、再見だと少しおとなしく感じてしまいますね。

というわけで、最後は少ししんみりしてしまいましたが、
久々にフルで寄席を見られて、満足、満足。




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鈴本演芸場2月下席夜の部
- 2015/02/23(Mon) -
トーハクで仏像を鑑賞した後、浅草まで足を伸ばしてぶらぶらしつつ、
再び夜は上野に戻って鈴本演芸場へ。
御招待チケットをいただいたので、無料で楽しませていただきました。

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前座さんは柳家小はぜさんで「子ほめ」。
良い声をお持ちで、間もとっていて聞きやすかったです。

続いて二つ目の三遊亭時松さんの「強情灸」。
ちょっと早口で聞き取りにくいところもあったのですが、お灸のときの表情が面白かったです。

色物は代演で紙切りの林家正楽師匠。
紙切りは、お題を出すお客さんとの攻防が見ものなのですが、
今日も「宇宙遊泳する金時師匠」という訳の分からぬお題がいきなり飛び出て、
手が動かなくなってしまう正楽師匠が面白かったです。

三遊亭鬼丸師匠はお初でしたが、まくらからネタまで、勢いのある話し方のテンポが良く
江戸と関西の文化の違いを扱った「手水回し」という噺自体も面白かったです。

三遊亭金朝師匠は「初天神」。
最近、一之輔師匠が演じた初天神をYouTubeで見たところだったので、
それと比較していまい、イマイチでした・・・・。
子供の描写が、あまりに可愛げがない駄々っ子になっていたのが私に合わなかったのかな。

三味線漫談の柳家紫文師匠は、三味線の人=美声という思い込みを破ってくれました(苦笑)。

文左衛門師匠は残念ながら代演だったのですが、そこに登場したのが柳亭左龍師匠。
「長短」で、気の短いキャラと気の長いキャラとの緩急の付け方が心地よかったです。

仲入り前は、柳家はん治師匠。創作落語「背なで老いてる唐獅子牡丹」です。
前回、はん治師匠の噺を聞いたときは三枝師匠が作った噺だったのですが、
どうやらこれも三枝師匠の作のようです。高齢者のヤクザという設定ですでに可笑しい。
はん治師匠のキャラクターと相俟って、面白かったです。

漫才は大空遊平・かほりさん。嫁が旦那をディスるという夫婦漫才の王道パターン。
旦那が台詞を言うと会場が緊張するというツッコミに爆笑。

古今亭菊志ん師匠は、3度目になるのですが、
どうもテンポが私に合うときとせっかちすぎて合わないときとがあり、今日は後者でした。
「粗忽長屋」は左龍師匠のものを聞いたことがあるのですが、
演じる人が違うと、大分印象も変わりますね。

マジックの花島世津子師匠は、昭和中期な感じのマジック芸でした。

トリは三遊亭金時師匠。お初です。
人情噺の「柳田格之進」を30分かけてじっくりと聞かせてくれます。
人情噺は、まだ落語初心者の私には、上手い楽しみ方が会得できていません。
涙を誘うためにちょっと無理な展開になっていくように感じるときがあり、
本作でも、そこで身売り!?と思ってしまいました。
もう少し大人な落語の楽しみ方も身に付けたいものです。

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こみち堂Ⅱ
- 2014/07/12(Sat) -
今日は、柳亭こみちさんの独演会に行ってきました。
実は、このシリーズの第1回もチケットを買っていたのですが、仕事の関係で行けず仕舞い。
今回、リベンジでございます。

国立演芸場は初めてお邪魔したのですが、立派できれいな演芸場ですね。
ちょっとキレイ過ぎて緊張しちゃうのですが・・・・。
落語は多少小汚い小屋のほうが、ゆったり聞けて良いですね(苦笑)。

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開口一番は柳家緑太さんで、「桃太郎」。
今時の生意気な子供が、「桃太郎」を語って聞かせる父親を説き伏せるというもの。
話の構成自体が面白いですし、結構アレンジしやすそうですね。

さて、今日の主役のこみちさんですが、
本日のゲスト様の人気のおかげで、早々に本日のチケットは完売だったようで。
でも、今日の出来に関しては、こみちさんの方が格段に面白かったです!!

まずは「植木のお化け」。
長唄、謡、小唄にのせて、様々なおばけが明るく登場します。
突き詰めれば駄洒落シリーズなのですが(笑)、
私、こみちさんの歌声が好きなんですよね~。惚れ惚れ。
会場もよく湧いてました。

続けざまに「お見立て」です。
こみちさんのもう一つ好きなところは、普段の話し方はサバサバとした気風のよさを感じるのに
噺の中で演じるキャラクターに可愛らしさが溢れているところ。
この噺の中でも、花魁が女っぽいんです。
女流落語家さんとしての地の女らしさではなく、演じる対象の女らしさを引き出している感じです。
あんまり上手い説明ではないですね・・・・・・でも、好きなんです。
花魁と喜助のやり取りが面白くって最高でした!

仲入り後は、ビックゲスト(笑)の春風亭一之輔師匠。
昼間、ヒカリエでの碁のイベントで一席ぶってきたというので、その余韻の中で「笠碁」です。
この噺、誰かのを聞いたことがあるような気がしていたのですが、
自分のBlogで検索してもヒットしない・・・・。花禄師匠の本で読んだだけなのかなぁ?
けんか別れした碁敵どうしが店の中と外で様子を伺いあうシーン。
表情としぐさで魅せる技術のいるシーンだと思いますが、ちょっと今日ははまれませんでした。

トリは、こみちさんで「兵庫船」。
帆掛け舟が前に進まないのは、サメの群れが描く渦に飲み込まれたからという
理屈も凄いですが、そこから抜け出すには1人がサメの犠牲になるという展開も凄い。
そして、その犠牲者に選ばれた講釈師見習いが、船の上で最後の講釈をぶつというところで
一気に笑いを取っていこうとする強引な構成もこれまた凄い。
こみちさん、一気にやり遂げましたが、これもこみちさんの個性に合った噺ですね。
しかも、いろんなネタを突っ込みやすそうです。時事ネタとか(笑)。
最後までしっかりと笑わせてもらいました。

こみちさんを見に行く頻度を上げようと思った良い独演会でした。


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毘沙門寄席
- 2014/06/28(Sat) -
そういえば、最近、小せん師匠の落語を聞けていないなぁ・・・・・と思い、
毘沙門寄席に行ってきました。

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開口一番は柳家緑太さんで「たらちね」。
はきはきした語り口が、結構気持ちよかったです。

続いて、柳亭市弥さんは、「芋俵」。
市弥さんは、前にらくごカフェで聞いたことがあるのですが、
そのときはイマイチな感想を持ってしまいました。
今回は、場の空気に馴染んでいるように感じました。

お目当ての柳家小せん師匠は、「馬大家」。
まー、とにかく、いろんな角度から馬の話がポンポン飛び込んできて
テンポの良いお話です。
しかも、大家と間借り人で途中で立場が逆転するのも面白かったです。

仲入り前は、柳家喜多八師匠で「お直し」。
先日、二人会でお見かけした喜多八師匠は物憂げを通り越して
ややお元気がないような印象を受けたのですが、今日はお元気な物憂げぶりでした(笑)。
というか、まくらの「キタナヅカ」話に爆笑。動画、検索しちゃいましたわ(爆)。
噺の方は、ダメ男と色っぽい女の対比がお見事。
声色、しぐさ、身にまとう雰囲気、どれをとっても素晴らしかったです。
うーん、満足!

仲入り後は柳家小菊師匠の都都逸など。
やっぱり、神楽坂に三味線の音は似合いますね。
清涼剤でございました。

トリは、柳亭市馬師匠で、「猫の災難」。
以前、桃月庵白酒師匠の「犬の災難」を聞いたことがあるのですが、
貧乏長屋に住む人間(というか猫ですが・・・)が鯛をもらうという設定よりも、
不在の隣に代わって鶏肉を一時だけ預かるという設定のほうが、リアリティがありますよね。
でも、鳥より鯛の方が美味しそうだなぁ(笑)。
ほろ酔い加減の演じ方がまことに絶妙で、こちらまでいい気持ちになれました。


にゃんこ・金魚師匠、Good Job!


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吉窓・天どん二人会
- 2014/05/10(Sat) -
『吉窓・天どん二人会』

今年最初の落語会は、
三遊亭吉窓師匠と天どん師匠(さん付けのほうがしっくりきますが・笑)の二人会。

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神楽坂・毘沙門天の事務所の貸し会議室のような場所での開催でしたが、
大相撲の五月場所が明日からということで、近所から太鼓の音がトンツクトンツク。
ちょっと日取りが悪かったみたいで、噺家さんには可哀想な環境でした。

主催者さんが、常連さんと仲間内感全開な感じで、
通りすがりのものにはちょいと居心地が悪かったところもあり、
有料イベントとして、しっかり運営して欲しいなぁと思ってしまいました。

さて、本題の方ですが、まずは吉窓師匠で「夏どろ」。
吉窓師匠はお初だったのですが、オーソドックスな噺家さんという印象でした。
ちょっと季節的には早すぎる感じですかね。

続いて天どん師匠の「ミイラ取り」。
落語でこのタイトルを知ったときは内容への興味よりも
「えっ、『ミイラ』って言葉は、いつ日本に入ってきたの!?」という驚きが勝ちました。
16世紀頃だそうですけれども、江戸時代には「ミイラ取りがミイラになって」なーんて
コジャレた言い回しが出来てたんですね。
とにかく吉原でのドンちゃん騒ぎのテンポがよくって、楽しく笑えました。

仲入り後は、天どん師匠で、体調不良で寝込む男の元に訪問販売員が怪しい薬を売りにくる話。
噺の前に、尾籠なまくらが何ともいえない天どんワールド。
ねぎをお尻に刺すなんて・・・・(爆)。
噺の方は訪問販売という業態への毒満載で面白かったです。
ワタクシ、職業柄、特定商取引法とかを勉強させられるので、
こういう悪徳業者の話は実感を持って嗤えますわ(苦笑)。

トリは、吉窓師匠で「小間物屋政談」。
江戸、箱根、小田原、京都、大阪と、空間を大きく使った噺です。
前半は、笑わせるというよりも、お話そのものを楽しんでもらおうという趣向でしょうか。
娯楽の少ない時代の落語とは、ストーリー自体を楽しんだのでしょうね。
果たして、ここでの大岡越前のお裁きは、世に言う大岡裁きだったのでしょうか?(笑)。

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新宿末広亭 2月下席 夜の部
- 2014/02/25(Tue) -
落語のCDを聴いたら、生で観たくなってしまい、末広亭へ。

落語会にはちょいちょい行ってたのですが、
寄席は10ヶ月ぶりとなりました。

仲入りの2つ前、入船亭扇遊師匠の「引越しの夢」。
腕を右に突き出したり、左に突き出したり、その動きのメリハリが滑稽で、
最後にガガガッと笑いを持っていった感じです。

仲入り前は三遊亭圓丈師匠で「がまの油」。
一度、池袋で見たことがあるネタですが、やっぱり口上に聞き入っちゃいますね。
そして、当世風のギャグをきちんと織り込んでくるのも圓丈師匠ですね。

仲入り後は古今亭菊太楼師匠で「あくび指南」。
こちらは火曜会で聞いたことがあるのですが、当時の感想は忘れちゃいました。
今日は、ちょっとはっつぁんがオーバーリアクションで、噺が軽く見えちゃいました。

続いて、久々の笑組さん。
英会話のネタでしたが、やっぱり英語教育というのは設定にしやすいのでしょうかね。
ウンナンさんのデビュー作を思い出してしまいました(内容は全然違いますが)。
そして「在日日本人」(笑)。

本日のお目当ては桃月庵白酒師匠。先日WOWOWで見てから、生で観たかったんですよねー。
まくらからガンガン笑いを取りに行くスタイルが好きなんですよねー。
でも、決してダラダラまくらをせずにコンパクトにまとめてネタ「喧嘩長屋」へ。
このあたりがスマートです。そして、今日一番、笑わせてもらいました。

入船亭扇辰師匠は、「御血脈」。
芝居っけたっぷりの五右衛門が、私はちょっと苦手でした。
でも、根多帳の現物を見せてもらったのは、お得でした。

大神楽は翁家勝丸さん。
やっぱり今日もボトボト落としてました。
結局、これは失敗も芸なのか?今日も分からず・・・。

トリは古今亭菊之丞師匠で「花見の仇討ち」。
人生で始めて行った落語会で、天どんさんがやっていた思い出のネタです。
前半は比較的抑え目な感じで、後半の上野の山の上ですっちゃかめっちゃか。
やっぱり演じる人によってだいぶ雰囲気は違いますね。
思い出のせいもあるかもしれませんが、天どんさんの気の抜け具合が好きかな。

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今日みたいに、ふと仕事帰りに寄れるので、もっと足繁く寄席に通っても良いかも。
背広姿のサラリーマン諸氏も結構居ましたし。
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『決定盤!!特選古典落語ベスト』
- 2014/02/24(Mon) -
『決定盤!!特選古典落語ベスト』

ひょんなことから、落語のCDをいただきました。

寄席落語会には時々行くものの、
CDという形で、音声だけで落語を鑑賞したのは初めてです。

最近、会社の帰りを電車でなく徒歩にしているので、その際に1席ずつ聞いてみました。
が、所作が見えないので、どうしても物足りなさを感じてしまいました。
WOWOWで放送された落語会でさえ、ライブ感に物足りなさを覚えてしまったので、
これはもう、寄席にふらっと行ける所に住んでいる人間の我侭さですね(苦笑)。

今まで聞いたことがある噺から、お初の噺までありましたが、
昭和20年代~40年代の演じ方に時代を感じました。
どうしても私は、「気持ちよく笑いたい」というところに関心が向いてしまうのですが、
当時のお客さんと噺家さんの空間は、「笑う」ことよりも
「そもそも話を聞く」ということに喜びを見出しているような印象を受けました。
それはまるで、子供がおばあちゃんにお話をねだるかのような。

世間が噺家に求めるものも、きっとここ数十年で変わってきたのだろうなと
エンタメ業界の競争を思わずには居られない音源でした。


決定盤!!「特選 古典落語」ベスト決定盤!!「特選 古典落語」ベスト
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『弾けるふたり』
- 2013/10/28(Mon) -
『弾けるふたり』

柳家喜多八師匠と春風亭一之輔師匠の二人会と聞き、
「物憂げとガキ大将の二人会なんて、どうなるんだ???」と出かけてきました。
実は、落語協会の男前2人ではないかと密かに思っていたりもします(笑)。

最初は、春風亭一力さんで「平林」。
用事を言いつけられた丁稚さんが、軽やかに行先のお宅の名前を連呼していくのですが、
途中で名前を度忘れしてしまい、道行く人々に「平林」の間違った読み方を教わるという噺。
声が良く通るところは一之輔さんの系列の方だなという印象を受けましたが、
会場の空気の温まり方はイマイチでした。
ちょっと軽やか過ぎて、付いていけない感じでしょうか。

そこで登場した一之輔師匠は、ヨーロッパ公演のお話をまくらで披露。
「ベルリン大学、落研、部員1名」・・・・・おかし過ぎです。
一気に会場の空気を作ってもっていくところは、さすがです。
お噺は「普段の袴」。お侍の優雅な描写をじっくり描き、
それを真似ようとする八っつぁんを演じる後半では、とんだドタバタ劇に。
このメリハリのつけかたが上手いんですよねー。活き活きと八っつぁんを演じます。

続いては喜多八師匠が、いつも通り物憂げに登場。
まくらもそこそこに、早速「二番煎じ」へと入ります。
最近、白酒師匠のものを聞いたばかりでしたが、
構成が少し違ったり、キャラ付けが違ったりと、別の話のように楽しめました。
喜多八師匠は緩急の振り幅が大きく、本当に「巧者」だと思います。

仲入り後も喜多八師匠で、「短命」。
いろんな方の「短命」を聞きましたが、一之輔さんのものも聞いております。
ただ、声を発せずにしぐさだけで、あれだけ場面を演じて、場を沸かせる芸は
初めてお目にかかりました。
やっぱり、喜多八師匠、凄い噺家さんだわ。

トリは一之輔師匠で「子別れ」。
別れた夫婦の間の子供の亀吉が、なんともこまっしゃくれた坊主で、
口が回るのが面白いんです。
それを、あの一之輔師匠が、真顔で演じるものだから、
父親の熊さんもトホホな感じで(笑)。

この会は、躍動感あふれる一之輔師匠のメリハリと、巧者の喜多八師匠のメリハリの
それぞれを楽しめるお得な会でした。


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W亭
- 2013/10/18(Fri) -
『W亭~呑みたくなる落語~』

WOWOWオリジナルの落語会。
桃月庵白酒師匠が出演ということで、見てみました。

落語の独演会をテレビ画面で見るのは初めてです。
会場にクレーンまで入れての撮影でしたが、
正直、カメラが移動すると見にくかったです。
落語は落ち着いて聞くものだなと感じました。

この落語会のテーマは「呑みたくなる落語」ということで、
どれもお酒が登場する噺です。

一席目は「犬の災難」。
飲み相手が買い物に出た間にお酒を始めちゃう主人公。
この飲みっぷりの描写が上手いんですよね。
寄ってへべれけになっちゃうところなんかも。

二席目は「妾馬」。
一度聞いたことがある噺ですが、演じる人が違うと印象も違いますね。

三席目は「親子酒」。ここから夜公演になったようです。
酒癖が悪い親子で禁酒の誓いを立てたものの、3日目には禁断症状があらわれて・・・・。
この噺が一番面白かったです。
テンポよく、気風良く、また女房のちょっとしたボケも笑えます。

四席目は「二番煎じ」。
天どんさんのものを聞いたことがありますが、
さすがに白酒師匠の方が、話がしっかりしていました。
河内屋という上方言葉を話すキャラクターが登場し、良いアクセントになってます。
そして、白酒師匠の上方言葉が、聞いてて心地よいんです。この模写ぶりには驚き。
都都逸や小唄も良い画で、聞いていて気持ちがよいです。
噺家さんは芸達者な方が多いですね。

というわけで、四席でしたが、
放送では間にトークやらエピソード紹介やらがあり、そこは飛ばしちゃいました。
落語会としては昼夜2回公演で、それぞれ1時間もなかったのではないかと思われ。
聞きに行ってたとしたら、やや物足りなく感じたでしょうね。
ま、無料だそうなので、文句も言えないですが。

一之輔師匠の会もあるようなので、そちらも楽しみです。


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