FC2ブログ
『さよなら、海の女たち』
- 2013/09/18(Wed) -
椎名誠 『さよなら、海の女たち』(集英社文庫)、再読。

先日、実家に帰った時に、父親の机の上に置かれていたので、
なんとなく持ってきてしまいました。

シーナさんのエッセイ。

たぶん、大学生ぐらいの時に読んでいるはずなのですが、
この物憂げな感じは、20歳そこらで読んでも分からないですよねー。
ま、30代半ばの今読んでも、理解できているのかはアレですけど・・・・。

行ったばっかりの八丈島の話が出てきて、
「八丈島の海って、面白いよね~♪」と共感し、
今回もボートダイブ班がお世話になった船長さんからムロアジなどの差し入れをいただき、
皆で美味しくお刺身をいただいたのを思い出しました。

できれば、八重根港で、夕日を見ながら、
島焼酎を飲みつつ、お刺身をつついたりして見たいものです。

このエッセイ集には、海に魅せられた人がたくさん登場しますが、
海が好きな人は、その人独自の海の物語を持っているように思います。
その物語を聞いているだけで、心地よいんですよね~。

本作には、岳くんが登場しますが、
自分が今興味を持つことって、やっぱり、父や母の影響が強いと思います。
父は一時期、カヌーにはまって、私や弟を川に連れて行ってくれたので、
私がマリンスポーツを好きになったのは、父の影響だと思います。
(シーカヤックには、残念ながら連れて行ってくれませんでした)

本が好きなのも、気象に興味を持ったのも、父や祖父の影響です。
政界のネタが好きなのも、美術が好きなのも、生物が好きなのも、母の影響です。

なぜか、自分の家族のことに思いを馳せる読書となりました。
きっとそれは、良い読書。


さよなら、海の女たち (集英社文庫)さよなら、海の女たち (集英社文庫)
椎名 誠

集英社 1991-11-20
売り上げランキング : 710854

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『あやしい探検隊 海で笑う』
- 2011/11/02(Wed) -
椎名誠 『あやしい探検隊 海で笑う』(角川文庫)、読了。

東ケト会のシリーズ本です。
しかし、会の設立から10年以上が経ち、もはや元の形は残っていない感じです。
むしろ、シーナさんと征夫さんの旅行記と捉えたほうが良さそうです。

驚いたのは、この本に収録されたエッセイの中で
シーナさんがスキューバダイビングを始めたということ。
当然、お得意の分野かと思っていたんですよね。
未開の分野だったとは・・・・。

しかし、これを読む限り90年代前半は、ダイビングを始めるのも適当だったみたいですね。
ろくな指導を受けていないように感じます。
しかも、講習の次はいきなりグレートバリアリーフで、
しかもサメを見に行くだなんて・・・・。

あとがきで、シーナさん自身、昨今のダイビングブームで
海の危険も知らないまま女子大生がのんきにダイビングをしている様を危険視してますが、
私は、本文を読む限り、シーナさんのダイビング時の心構えも相当問題かと(苦笑)。
不安や懸念から目を背けて、確認もしないままに潜るだなんて・・・。

これは面白おかしくエッセイを書くためのノリであって、
俺は海の男なんだから、ちゃーんと分かっているさ!と言われるのかも知れませんが、
このエッセイを読んだ読者は、軽く考える人もいるんじゃないかと心配します。
そういう軽いノリで海に臨む人を、さらに煽ってるんじゃないかとね。

てなわけで、ちょっとダイバー的には、乗り切れない作品でした。

最後に、征夫さんが奥尻島での地震に遭遇し、
津波から逃げたときの様子を語っていますが、
東日本大震災の後で読むと、また違った印象を受けますね。
奥尻島での経験を、日本人として、もっと活かせたのではないかという後悔に近い思いです。

海は、日常に豊かさを与えてくれますが、時には厳しさも教えてくれます。
その厳しさの中から学んだことを伝え広めていかなければ、
海の厳しさに犠牲になった方たちが浮かばれません。
自然と共生するために、私たちが心得なければいけない姿勢だと思います。


あやしい探検隊海で笑う (角川文庫)あやしい探検隊海で笑う (角川文庫)
椎名 誠

角川書店 1994-06
売り上げランキング : 203297

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

海も天才である (角川文庫)海も天才である (角川文庫)
中村 征夫

角川書店 1992-07
売り上げランキング : 744407

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『長く素晴らしく憂鬱な一日』
- 2010/09/13(Mon) -
椎名誠 『長く素晴らしく憂鬱な一日』(角川文庫)、通読。

シーナさんが怪しく描く新宿の街。

途中までは結構面白く読めたのですが、
だんだん、妄想に付き合っていくのがしんどくなってしまって、
最後は流し読みとなりました(苦笑)。

主人公が、「これは空想だ」と言い切って空想世界に入っていくのですが、
空想と現実を読み分けるのに疲れてしまいました。

シーナさんの空想世界は、やっぱり120%空想世界が好きです。

でも、新宿という街は、
こういう空想を誘う町だということは、よくわかります。


長く素晴らしく憂鬱な一日 (角川文庫)
長く素晴らしく憂鬱な一日 (角川文庫)椎名 誠

角川書店 1990-05
売り上げランキング : 1120835


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

水域 (講談社文庫)
水域 (講談社文庫)椎名 誠

おすすめ平均
stars水の国に引き込まれます
starsすばらしい!
stars椎名ファンから一言!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『海風魚旅 怪し火さすらい編』
- 2010/02/15(Mon) -
椎名誠 『海風魚旅 怪し火さすらい編』(講談社文庫)、読了。

憧れるわぁ、こういう旅。
なにも調べず、ただ行きたいところをフラッと訪ねて、行き当たりばったりを楽しむ。
40歳過ぎたらやってみたいわねぇ。

私の場合、旅行というと、たいていダイビング絡みになるので、
行先は海辺や島となり、食事もお魚になることが多いのですが、
美味しいお刺身が出てきたときの感動は、ホントお酒が進みますよね(笑)。

そして、うどん食い歩きの様を読んでいたら、
うどんが食べたくて仕方なくなりました。
海辺はうどんが美味しいのかなぁ。おつゆが美味しいんだろうな。
最近は神楽坂近辺で蕎麦屋巡りばっかりしているので、
たまにはうどんを食べようかな。

初島の行き帰りの船の中で読んで、
「海は楽しいぜ!」とダイビング気分は高揚したのですが、
何分、お手軽リゾート島なので、ちょっと物足りず(苦笑)。

小笠原とか、本格的な島旅がしたいなぁ。



にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編 (講談社文庫)
にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編 (講談社文庫)
講談社 2003-07
売り上げランキング : 49420

おすすめ平均 star
star風に吹かれてさすらってみたくなる
starどこを開いても海風が吹いてくる

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『わしらは怪しい探険隊』
- 2010/01/03(Sun) -
椎名誠 『わしらは怪しい探険隊』(角川文庫)、再読。

この正月は実家でウダウダ。
食う、寝る、読むの怠惰な生活を送っていました。

そのウダウダ感にふさわしい本を・・・と父の本棚を漁り、
シーナさんの本を見つけました。

私が大学生の頃、父がシーナさんに(ついでにアウトドアにも)ハマっていて、
わたしも一緒に読んでいたのですが、本作の内容はすっかり忘れていました。

「東日本何でもケトばす会」の島旅を描いたエッセイ集なのですが
中心になっているのが、なんと神島です。
おぉ、我が郷里、三重県!ということで引き込まれて読んでいきました。
(といっても、神島には行ったこと無いのですが・・・)

海岸にテントを張って、鍋料理を作って、飲めや歌えやの大宴会、憧れますわ~。

まぁ、私は、寝床は民宿がありがたいので、
東ケト会への参加資格はありませんが(苦笑)、
浜辺で鍋は絶対においしいのです!!

大学生の頃にやっておけばよかったなぁ・・・。
こういうのやれそうなノリの仲間たちが揃っていたのに、
もったいないことをしました。

でも、本作の中で、シーナ隊長も
寄る年波には勝てずに、ついに民宿泊まりをやってしまったようで、
まったくこの会に関係のない私も、
読んでいて寂しい気持ちになってしまいました。

でもでも、青年の会から、中年の会に進化した東ケト会は、
その後も着々と活動をしているようですので、
他の作品でまたお目にかかりたいものです。


わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)
わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)
おすすめ平均
stars最高のアウトドア本
starsチキンラーメンと卵がむしょうにほしくなります
stars探検隊?
stars私のキャンプ原風景
stars大好きな一冊

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(1) | ▲ top
『ジョン万作の逃亡』
- 2009/07/12(Sun) -
椎名誠 『ジョン万作の逃亡』(角川文庫)、再読。

宗教、宗教で頭が疲れたので、
息抜きにシーナ本をば。

たしか、高校生の頃に読んだはずなのです。
「悶絶のエビフライライス」は、そのあまりの「痛み」により覚えてました。
そして、その「痛み」のせいで、今日は、読むのパス。

他の作品は、全く記憶になかったので、新鮮に楽しめました。

強烈なシーナワールドよりも、
「米屋の作ったビアガーデン」のような、しみじみした作品が
今回は面白く感じられました。

昭和軽薄体も、たまにはいいものですね。


ジョン万作の逃亡 (角川文庫 (5648))
ジョン万作の逃亡 (角川文庫 (5648))椎名 誠

角川書店 1984-01
売り上げランキング : 318088

おすすめ平均 star
star妙な風景
star部屋でほくそ笑む用読本

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『アド・バード』
- 2009/01/28(Wed) -
椎名誠 『アド・バード』(集英社文庫)、読了。

椎名SF三部作の出発点をやっと読みました。

一番、読者に対して丁寧に世界観を説明してくれていると感じました。
『武装島田倉庫』なんて、所与の舞台として何の説明もなしに
物語がズンズン進んでいきますからね(苦笑)。

そういう意味での変な爽快感は少なめでしたが、
物語の広がりがあって面白かったです。

海に出てからお父さんの真実にたどり着くまでの過程が
ラッキーの連続で上手くいきすぎたような気もしますが、
でも、父の前で歌を歌う兄弟は良い情景でした。

海ばしりに乗ってみた~い。


アド・バード (集英社文庫)
アド・バード (集英社文庫)椎名 誠

おすすめ平均
starsもう一つの未来
starsこの世界、波長があえば行かれます
stars周りの世界が急に奇妙なものに見える読後感
stars登場人物が魅力的
stars2004 4月13日現在最高

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

水域 (講談社文庫)
水域 (講談社文庫)椎名 誠

講談社 1994-03
売り上げランキング : 281015

おすすめ平均 star
star水の国に引き込まれます
starすばらしい!
star椎名ファンから一言!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

武装島田倉庫 (新潮文庫)
武装島田倉庫 (新潮文庫)
新潮社 1993-11
売り上げランキング : 202490

おすすめ平均 star
star不思議世界の始まり
star無説明創作言語世界へ開帆

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『南国かつおまぐろ旅』
- 2008/10/13(Mon) -
椎名誠 『南国かつおまぐろ旅』(文春文庫)、再読。

勢いあまってシーナさんのエッセイまで手をつけてしまいました。

こちらは、高校生の頃にドカドカ読んだ思い出が・・・。

で、同様にこちらも記憶無しで、ゼロから楽しめました。

むしろ、シーナさんって、結構、出会ったバカに対して

ストレートに怒りを書く人なんだなぁという驚きもありました。


南国かつおまぐろ旅 (文春文庫)
南国かつおまぐろ旅 (文春文庫)椎名 誠

文藝春秋 1997-05
売り上げランキング : 550023

おすすめ平均 star
starまたまた期待を裏切らない排泄話があります

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  椎名誠 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『武装島田倉庫』
- 2007/11/01(Thu) -
椎名誠 『武装島田倉庫』(新潮文庫)、読了。

ある方の書評Blogで紹介されていて、
『水域』のようなジャンルの作品らしいゾと思い、早速買ってきました。

カミツキウオ、ニンバオカボ、モロテガラミ・・・・
独創的な名前の生き物が、何の説明もなしに登場します。
でも、なんとなくその名前からイメージが湧いてきて
読み進めていくうちに、
これらの生物が存在しているんだということに何の疑問も抱かなくなります。
この強引さがサイコーです。

こんな突飛な生物たちがたむろする一方で、
登場人物たちの本名は「才蔵」「正宗」「定吉」「凍三郎」「捨三」と
まぁ、いつの時代の人たちなのかというセンスです(笑)。

物語は、連続短編集の体裁をとっていますが、
第一話から先に進むにつ入れて、時間を前後して繋がっていたりして
とても不思議な感覚になります。

島田倉庫は「開帆」後にどうなったのか、
続きが非常に気になるところであります。

椎名誠サンの」SF長編は、他にも何作品かあるようなので、
いずれブックオフで入手したいと思います。


武装島田倉庫 (新潮文庫)
武装島田倉庫 (新潮文庫)椎名 誠

新潮社 1993-11
売り上げランキング : 123622

おすすめ平均 star
star不思議世界の始まり
star無説明創作言語世界へ開帆

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

水域
水域椎名 誠

おすすめ平均
stars水の国に引き込まれます
starsすばらしい!
stars椎名ファンから一言!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
この記事のURL |  椎名誠 | CM(2) | TB(1) | ▲ top
前ページ | メイン |