fc2ブログ
『ストレンジャー』
- 2014/05/23(Fri) -
『ストレンジャー』

アメリカの田舎町。
若者たちが街を捨て、町の活気はどんどん減退していく。
そんな中、産業廃棄物が持ち込まれ・・・・・。

まー、陰気な映画でした。
何か大きな事件でも起きるのかと期待しましたが、淡々と進んでいき、
最後はなぜか、「こんな町のことは知らないわ!」てな感じで、
みなさん自分のことだけを考えた行動をとって、
爽やかに終わるという・・・・・・何を主張したいのか良く分からない映画でした。

コリン・ファースは、なかなか良い仕事をしていたと思いますが、
オーランド・ブルームは、なぜキャスティングされたのか不明な役でした。トホホ。


ストレンジャー [DVD]ストレンジャー [DVD]
ダグラス・セーラ・Jr.

アルバトロス 2013-04-02
売り上げランキング : 74526

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この記事のURL |  コリン・ファース | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『Disney's クリスマル・キャロル』
- 2012/08/09(Thu) -
『Disney's クリスマル・キャロル』

真夏の8月にクリスマス・キャロルという選択(爆)。

ディケンズの『クリスマス・キャロル』ですが、
小説の内容を知らないまま本作を観て、驚いてしまいました。

ディケンズというと諷刺屋のイメージがあったのですが、
本作は、「聖なるクリスマス」をまとも過ぎるほどに真正面から描いているので、
その清廉さに驚いたのです。
あまりにクリスマス万歳!!な内容に、それが皮肉なのかと思ってしまうほど。

最後もきれいに終わってしまって、そんなものかと感じてしまいました。

CGは、さすがの出来。
パフォーマンスキャプチャーによるものなんですね。
日本のアニメは芸術作品だ思うのですが、
CG作品は技術作品のような印象も受けます。
でも、画面の展開具合を見ていると、やっぱりイマジネーションが素晴らしい!

声優陣は、ジム・キャリー、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファースと
渋いところで豪華に固めてきています。
中でも、ジム・キャリーの芸達者振りが凄いです。
スクルージ爺さんだけでなく、精霊達も全部こなしてしまうんですから。
凄い才能の持ち主ですね。


Disney's クリスマス・キャロル [DVD]Disney's クリスマス・キャロル [DVD]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 2011-11-02
売り上げランキング : 11361

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


この記事のURL |  コリン・ファース | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『英国王のスピーチ』
- 2012/03/04(Sun) -
『英国王のスピーチ』

世間的には、アカデミー賞受賞作品ということで知られているかと思いますが、
私個人としては、英国王室モノとして、是非、観てみたい作品でした。
王室を掲げる国には、やはり親近感を感じますからね。

さてさて、内容ですが、
吃音症に苦しむヨーク公は、父である国王の代理で行ったスピーチで失敗。
やがて、国王は病いで亡くなり、兄が国王を継承するも、
王冠を捨てた恋の問題が勃発し、自らが国王になる可能性が迫ってくる。
そんな状況下で、妻が見つけてきた言語聴覚士の指導を受けることに・・・・。

きれいに組み立てられたかのような舞台設定ですが、
これが史実に忠実というのだから驚きです。
当時の関係者各位、というか、ジョージ6世当人の苦悩はいかほどだったかと
想像に余るほどです。

そんな苦悩の国王を演じたコリン・ファース、お見事な吃音ぶり。
それ以上に印象に残ったのが、言語聴覚士ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュ。
王室の威厳をものともしない自己流指導を徹底する言語聴覚士を
飄々と、しかし重みを持って演じきっています。
この人の言葉、所作、間合い、表情に、見入ってしまいました。

登場人物たちで気になったのは、ジョージ6世の妻エリザベス。
国王である夫を表では立て、裏では叱咤激励し、時には慰める。
それは、それは、素敵な王妃ぶりなんです。
後で調べたら、どうやら当時の国民にも人気があった様子。

王室では、生まれてきた子供は受け入れざるを得ないですが(この兄とか・・・)、
外から迎える結婚相手は、適正をチェックできますからね。
しっかり者の奥様がいるのは、ある意味、当然のことなのかも。

と、王室にまつわることをつらつら考えたのですが、
この作品の位置づけを歴史の中で考えてみると、
歴史ある国が作った作品に、歴史の無い国が栄誉を与え、世界が賞賛する。
なんだか変な構図ですね




この記事のURL |  コリン・ファース | CM(0) | TB(1) | ▲ top
| メイン |