『生きていてもいいかしら日記』
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- 2023/02/28(Tue) -
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北大路公子 『生きていてもいいかしら日記』(PHP文庫)、読了。
北の大地に住む独身女性の泥酔日記(苦笑)。 2冊目ともなると、こちらも免疫ができているのか、 飲み方そのものの異常さには、それほど神経を削られなくなりました(爆)。 中島らも氏や、西原理恵子氏(による旦那の描写)は、アル中の症状をダイレクトに描くので 読んでいてしんどくなる時があるのですが、 北大路さんのエッセイは、飲んでいるところの描写ばかりなので、 まぁ、読み流せるというか、なんというか(苦笑)。 ただ、「物がよく見えない」「よく忘れ物をする」なんていうのは、 アル中の症状なのではないかと疑ってしまいます。大丈夫なんでしょうかね? ただ、私の中のアル中患者のイメージって、 飲酒欲求をどうにもコントロールできなくなって、一人で延々と飲んでいるという感じなので、 著者の友人の多さというか、この飲み方に付き合ってくれる飲み仲間の多さというのは 特徴なのかなと思います。 それが、著者を孤独から救っているのか、お酒地獄に突き落としているのかはわかりませんが。 寒い地域、特に雪が降る地域だと、行動も制限されて、 飲んで楽しむという選択肢に行きがちになっちゃうのかなぁ。 いや、これは偏見かな。 お酒の話が多いのですが、その合間合間に挟み込まれるトボケたお父ちゃんの話や 姉がこうなのに(いや、姉がこうだからか)ちゃんとしてそうな妹の話が 楽しいです。 ![]() |
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