『M2 我らの時代に』
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- 2015/01/24(Sat) -
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宮台真司、宮崎哲弥 『M2 我らの時代に』(朝日文庫)、通読。
この2人の組み合わせは重そうだなぁ・・・・・・と思い、 買ってきたものの積読状態でした。 意を決して手に取ってみたものの・・・・・・難解! 以前、宮台センセの本を読んだときにも感じたのですが、 話のレベルがリーダーフレンドリーではないんですよねぇ。 非常に、読者を選ぶ感じです。 最後の方に、「この対談は啓蒙モードで始めた」との発言が出ていましたが、 新たな読者を獲得するための啓蒙というよりは、 以前より宮台センセの思想に興味関心がある人たちを引き上げるための啓蒙だなと。 つまり、私は読者層に想定されていない(苦笑)。 宮台センセと宮崎センセの間で繰り広げられるコムヅカシイ思想の応酬と、 一方で、非常にマニアックなサブカル的知識のひけらかし合いという 両極端なやりとりに、この中間を自分で探っていくのは無理だ・・・・・と 諦めてしまいました。 時事ネタを中心に対談をしているので、 思想の全体感を掴むのも難しく、これはファンじゃないと無理だなと流し読みで終わりました。
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『日本の難点』
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- 2013/10/02(Wed) -
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宮台真司 『日本の難点』(幻冬舎新書)、通読。
宮台センセのお名前は当然知っていたのですが、 著作を読むのは初めてです。 数々のフィールドワークの方の印象が強かったでの、 初めて文章に触れた時の印象は、「コムヅカシイ・・・・」というもの。 なんだか、日常のことを敢えて分かりにくい表現で述べているような感じです。 というわけで、「はじめに」で挫折しそうになったのですが、 とりあえず通しで読んでみました。 オバマ大統領の選挙戦略のあたりは興味深かったですし、 環境問題は政治問題だという指摘には、私も同様に考えているので大納得。 でも、本作全体を通して、大いなる共感やカタルシスが得られたかというと、 そうではないんですよねー。 これは文章のせいなのでしょうか、コムヅカシく述べる性格のせいでしょうか、 それとも、論理思考が部分的に合致するだけでベクトルが違っているのでしょうか。 それを追及するほど読み込むのが面倒だったので、解は得られず(苦笑)。 著者は、他の作品でも、こんな感じなのでしょうか? それとも、この何だか気合の入ったタイトルの本書だから、こんな感じなのでしょうか? それによって、2冊目を読むのかを考えたいと思います。
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