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『セブンイレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個も売れるのか』
- 2021/06/04(Fri) -
鈴木敏文 『セブンイレブンのおにぎりは、なぜ、1日400万個も売れるのか』(三笠書房)、読了。

ブックオフで見つけて、「昔はセブンイレブンって、超優良企業だったよな~、カリスマ鈴木さん凄かったなぁ」
「それに比べて、なんで今は、あんな詐欺まがい商法で糾弾されるようになっちゃったんだろう・・・・」と。
タイトルからして、セブンイレブン万歳!的な内容だとは思いつつ、
かつての栄光をあえて読んでみようかと思い、買ってみました(苦笑)。

当時は、コンビニの全ての新しいサービスや取り組みが、
セブンイレブンから放たれていたようなイメージがありました。
セブンが開発し、ローソンやファミマが追随するというパターン。

その新商品開発・新サービス開発の秘密が、
おにぎりというコンビニの象徴的な商品を通して解説されています。

事業スキームの部分は、他で読んだことがあるような話が多かったので
それほど目新しさは感じませんでしたが、
現場のスタッフの様子が結構描かれていたので、
セブン社員や協力会社の社員の熱い思いが伝わってきて、そこは興味深く読みました。

一方で、文章については、同じような話がくどくどと書かれたり、
ループするような文章だったりして、「え、これで専門誌の記者をやってたの!?」と
ちょっと驚いてしまうクオリティでした。

結局、セブンの凋落は、鈴木敏文氏がいなくなったから始まったのか、
それとも鈴木敏文氏が最後に権力争いで迷走した時期から始まっていたのか、
そこについては、セブン絶好調の時期に書かれた本作からは当然読み取れませんが、
本作において、鈴木氏の名前があんまり出てこないのは、
セブンイレブン本にしては、珍しいなと感じました。




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『セブンイレブンの16歳からの経営学』
- 2018/03/14(Wed) -
鈴木敏文 『セブンイレブンの16歳からの経営学』(宝島社)、読了。

16歳に向けて、経営とは何か、商売をするとはどういうことか、
お客さまと向き合うとはどういう姿勢か、ということを紹介した本。
舞台はセブンイレブンです。

確かに、コンビニを使っての仕事の解説なら、
16歳でもどういう仕事について話しているのかイメージしやすいでしょうし、
実際に働いているアルバイトさんの年齢が近いこともあり、
自分が働いている場面を想像するのもしやすいのではないかなと思います。

ただ、解説されている内容は、16歳という年齢を意識しているというよりは、
どちらかというとフランチャイズのオーナー向けの経営教科書のように思えました。
高校生が自分自身の立場で何か考えるというよりは、
オーナー向けに、ノウハウを伝授しているような印象です。

鈴木敏文氏の言葉も随所に挟まれており、
従業員、FCオーナー、創業者の3つの立場が見える本になっています。

ただ、鈴木氏は、最後ちょっとゴタゴタした印象がついちゃいましたからね~。
昔は名経営者として必ず名前があがっていましたが、
今の評価はどうなんでしょうかね。


セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」―鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」―鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事
勝見 明 鈴木 敏文 野中 郁次郎

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『鈴木敏文の統計心理学』
- 2010/12/13(Mon) -
勝見明 『鈴木敏文の統計心理学』(プレジデント社)、読了。

時々気になって買ってしまうセブンの鈴木氏の本。

これまで、流通業における経営理念のようなものを取り上げた作品を読んでいたので、
経営者としてのモノの考え方のような、もう少し概念的なところが読めるかと思い
本作を挑戦してみました。

前半は、どのような視点で世の中を見ているのか、
また世間一般の判断軸と異なる判断をする思考回路についての話が多く、面白かったです。

後半は、流通業における具体的なお話が増えてきたので、
以前に読んだものと重なる話もありましたが、
それでも、改めて考えさせられるものが多かったです。

インタビュアーの勝見氏は、梅おにぎりの話が好きですね(笑)。


鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
勝見 明

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『「大きな仕事」ができる人、できない人』
- 2009/06/24(Wed) -
国友隆一 『「大きな仕事」ができる人、できない人』(PHP出版)、読了。

これは、あまり残るものがありませんでした・・・・残念。

もう一歩踏み込みが足りないというか、
決めどころの発言や行動の描写がピンポイントに欲しかったです。

あと、章立てがあまり整理されていないようにも感じました。


鈴木敏文に学ぶ「大きな仕事」ができる人、できない人
鈴木敏文に学ぶ「大きな仕事」ができる人、できない人国友 隆一

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『鈴木敏文 考える原則』
- 2009/04/11(Sat) -
緒方知行 編集 『鈴木敏文 考える原則』(日経ビジネス人文庫)、読了。

こちらは「阿修羅展」を待ちながら。

店長会議で語られたという言葉の数々をピックアップしてまとめてあります。

いかにしてお客様のニーズに気づき、商品ラインナップを揃えるかという命題では、
「アロケーション的販売」として全店一律の販売方式を否定しています。
これは、『パーミションマーケティング』で述べられていた内容と
同じ趣旨のことを言っているのだと、繋がりました。

今の時代にどう対応するのか、
今の時代のお客様にどう対応するのか、
日々考えていかなければならないことだと再認識しました。

鈴木敏文 考える原則 (日経ビジネス人文庫)
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『鈴木敏文語録』
- 2009/03/27(Fri) -
緒方知行 編集 『鈴木敏文語録』(祥伝社文庫)、読了。

わかりやすく簡潔にまとめられていて、
鈴木理論のエッセンスがつかめました。

金融業とか製造業とかは
けっこうガチガチの学問のような理論を持っているように感じるのですが、
流通業だと、消費者と直接接点があるという分、
現実社会に立脚した柔軟な考え方のように思いました。

「『価値』の中に『価格』が含まれている」というのは
印象に残る面白い表現でした。


鈴木敏文語録―「自分を変える」「人間の心理をつかむ」 (ノン・ポシェット)
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『鈴木敏文の「商売の人間学」』
- 2009/02/01(Sun) -
勝見明 『鈴木敏文の「商売の人間学」』(大和書房)、通読。

こちらも図書館で。
鈴木敏文氏の著作はいつか読まねば・・・と思いながらも
まだ未着手でいます。

とりあえず、簡単に読めそうな本があったので
予習がてら読んでみましたが、分かりやすい!そして面白い!!

冒頭の「梅おにぎり」の話で引き込まれてしまいました。

具体例が理解しやすく、
また、そこから導き出される理論が汎用的なフレームになっているんです。

ユーザーの多様なニーズに応えるために
とにかく多くの商品を並べればよいのではなく、
その商品をなぜ陳列するのかを十分に考え、
陳列に至った思考の物語をお客様と共有することができれば売上が上がる。

この教えは見事です。

初心者には良い一冊でした。


図解 鈴木敏文の「商売の人間学」―なぜ、買うのか売れるのか
図解 鈴木敏文の「商売の人間学」―なぜ、買うのか売れるのか勝見 明

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