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『ちょっと使えるお天気知識』
- 2020/09/05(Sat) -
倉嶋厚 『ちょっと使えるお天気知識』(小学館文庫)、読了。

倉嶋さんのお天気雑学本。

専門知識に入っていくのではなく、
あくまで一般の人が日常生活で触れているお天気の話に絞って
季節感を取り入れながら分かりやすく書いているので、楽しく読めます。

そして、お天気知識だけでなく
エッセイの文章としてうまいなと思いました。
読みやすいし、話があちこち広がっていくのに展開がスムーズです。

個人的には、気象大学校の話に興味を持ちました。
存在はもちろん知っていましたが、給料が出るということは認識がなかったです。
気象のエリートを育成するための機関として必要な環境なんでしょうね。

台風10号が接近して緊張感の高まる日本列島ですが
気象庁の情報発信力が年々強化されていて頼もしく感じます。

国民側の地学教育レベルも上がれば、
もっと強い防災大国になれると思うので、そこは文科省に期待です。




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『お天気博士の四季だより』
- 2013/02/11(Mon) -
倉嶋厚 『お天気博士の四季だより』(講談社文庫)、読了。

NHKのお天気キャスター倉嶋さんのエッセイ。

実は、倉嶋さんというキャスターを最近まで存じ上げず、
テレビのお天気のオジサンと言えば、福井敏雄さんが頭に浮かんできます。
ま、当時はフジテレビの全盛期でしたからね(苦笑)。

というわけで、何の偏見もない読書となりましたが、
歳時記から草木のこと、鳥のこと、干支のことまで、幅広いトピックスです。

個人的には、もう少し自然科学に寄ったネタが好きなのですが、
テレビの視聴者の方の興味としては、このような身近な出来事や人文科学系の
話題の方が良いのでしょうね。

自分の興味関心に沿って独学で勉強を続けている気象予報士の方たちも凄いですが、
著者のように、幅広い層を対象に気象に興味を持ってもらおうと取り組む姿も
これまた素晴らしいことだと思います。




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『うつを生きる』
- 2010/06/08(Tue) -
朝日新聞医療グループ 『うつを生きる』(朝日新聞社)、読了。

今度は、朝日新聞紙上に掲載されたシリーズものを書籍化したもので、
体験記が多く集まった一冊です。

うつに罹った人が、どのような気持ちでいるのか、
何が切っ掛けとして作用するのかを知る手がかりになりました。

高島忠夫さんが闘病していたのは耳にしたことがありましたが、
まさか気象予報士の倉嶋さんまで罹られていたとは、知りませんでした。

ほんとうに、誰もが罹る可能性のある病気なのだと再認識しました。

登場してくる専門家の中には、
最近その著作を読んだ人も登場し、患者数が急増しているとは言え、
医療従事者側は、なかなか狭い世界なのかもしれないとも思いました。


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