『リーダーの教養書』
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- 2022/05/06(Fri) -
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出口治明 他 『リーダーの教養書』(幻冬舎文庫)、読了。
出口さんの名前で買ってきたのですが、 企画は、News Picksの佐々木紀彦氏のようですね。 「HORIE ONE」を仕切られていた時は定期的にお顔を拝見してましたが、 MCを交代されて、「The UPDATE」に移ってからは、最初は見てましたが最近は全く・・・・。 (芸人の古坂大魔王さんは面白いと思うのですが、この番組の古坂さんはちょい苦手) 前に一冊佐々木さんの本を読みましたが、あんまり深みを感じませんでした。 MCとしての仕事ぶりも含めて、目に見える形でのアウトプットがちょっと私の趣味に合わないのかなぁ。 逆に、箕輪厚介氏がYouTubeで佐々木氏が超絶優秀だと評価していたので 私の実感と合わずに驚いた記憶が。 (そういえば、この本の編集者が箕輪さんであることを、最後の解説の文章で把握しました) なんとなく感じているのは、企画者、編集者としては非常に優秀だけど、自らアウトプットする立場にいるのは ちょっと苦手なのかなと、裏方気質の人なのかなと思いました。 閑話休題。 本作は、まず、出口氏と楠木建氏の対談から始まりますが、 リベラルアーツの重要性を確認する入口になっており、 私も、大学生の頃、そして卒業してからも大学から「リベラルアーツの重要性」を 何度となく叩きこまれてきたので、納得して読み進めました。 対談のボリュームが少ないのが残念。 もっと紙面を割ければ、より突っこんだ具体的な内容を聞けただろうに。 で、この入口を読んだ時点で、「あ、各界の著名人によるリベラルアーツをめぐる対談本なのかな」と 思い込んでいたら、「このジャンルはこの本を読むべし!」というブックリストを 各界の第一人者が紹介するという内容でした。 冒頭の対談で「リベラルアーツが重要だ!」「ビジネス本やハウツー本の情報はすぐに役立たなくなる」と 喝破しているにもかかわらず、「リーダーシップ」に関するブックリストは ビジネス本が多くて、「うーん、企画趣旨が全員に浸透しているのかしら?」と 疑問を持ってしまうところがありましたが、 一方で、やはり、猪瀬直樹氏による「日本近現代史」や上田紀行氏による「宗教」は、 古典的な本から小説、最近の本まで幅広く扱っており、さすがの目配せ感です。 あと、長谷川眞理子氏の「進化生物学」は、紹介されている本の著者が偏っているのは 残念でしたが(学問分野的に新しいから仕方がないのかな)、内容はとても興味を惹かれる本 ばかりだったので、ブックオフで探してみたいと思います。 神保町まで行かないと見つからないかな? はぁ、東京には2年以上行けていませんが、 神保町で一日、読みたい本リストを持ちながら、本探しに没頭したいわー。 ![]() |
『本物の教養』
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- 2016/07/13(Wed) -
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出口治明 『本物の教養』(幻冬舎新書)、読了。
出口社長の講演会が面白かったので本を読みたいと思っているのですが、 なかなか100円で見つけられません・・・・・。 ようやく本作をゲットです。 しかも、テーマが「教養」。 こりゃ、興味津々です。 期待したのは読書ネタ。 三重県の田舎から京都大学に進学したときの 周囲の同級生のレベルの高さに圧倒されたという経験を書いていますが、 私自身も、ここまでハイレベルな話ではないにしても 同級生の知識の幅広さや深さに圧倒された記憶があります。 だからと言って、それほど大した努力はしませんでしたが・・・・。 でも、やはり、自分と近いところにデキル人間がいるというのは 非常に刺激になりますし、何か自分も強みを見つけなければと焦ります。 それが上手く好転するようになると、著者のように教養を身に付けられるようになります。 また、教養を身に付けていく過程が自分の生活の中に組み込むことができると、 教養を求める姿勢が普通になり、成長のない自分が長く続くと気持ち悪くなります。 非常にレベルの高い生活態度を著者は体現していると思いますが、 如何に自分の中に取り込めるかが肝かなと思います。
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『任せ方の教科書』
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- 2015/02/21(Sat) -
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出口治明 『任せ方の教科書』(角川書店)、読了。
先日、ライフネット生命CEOの出口治明さんの講演を聞く機会がありました。 如何に周囲の仲間と仕事を分担することで成果を上げるか チームの多様性を最大限に引き出すためのマネージャーの役割について お考えを伺いました。 とにかく、自分自身を考えても、誰か他の人に任せる、お願いするのが苦手です。 なんだか、自分がやった方が上手くいくような気がするから。 でも、自分の時間も有限であり、何もかも自分でやることはできない。 そんなときに、どのように仕事をマネジメントし、成果を出していくのか。 講演では、出口CEOの口から熱い言葉を直接聞けたので、 非常に印象に残りましたし、自分の反省にも繋がりました。 そして、講演会の帰りにすぐに本作を買ったのですが、 まさに講演会で聞いた言葉が載っており、復習にはちょうど良い一冊でした。 いきなりこの本から入ると、サクサク読めてしまうため、 軽い読書で終わってしまう懸念がありますが、 最前線で経営の責任を取っている人の言葉として考えると、 非常に重みのある言葉たちだと思います。
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