『社長という仕事』
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- 2015/07/10(Fri) -
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リクルートエグゼクティブエージェント 『社長という仕事』(プレジデント社)、読了。
雑誌のインタビュー記事を再編集というか、ポイントのみ抜粋した構成の一冊。 思っていたよりも読みやすかったのは、 各社長が語る言葉を並べることにあまり拘っていなくて、 雑誌記者が適度に主観も入れながら書いているからかなと思いました。 社長によって、全く逆のことを言っている人もいるのですが、 それぞれに説得力があって、やっぱり自分に自信があるというのは 大事なことなんだなぁと実感しました。 文量が少ないので軽く読めてしまいますが、それぞれの社長のインタビューがあるなら、 もっと読んでみたいと思える内容でした。 個人的には、原田泳幸さんとか、冨山和彦さんの言葉が刺さりました。
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『勝ち続ける経営学』
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- 2015/04/14(Tue) -
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原田泳幸 『勝ち続ける経営学』(朝日新聞出版)、読了。
著者が日本マクドナルドの社長だった頃の講演録です。 ベネッセに移った直後に情報漏洩問題で大変そうでしたが、 今思えば、それほど問題を長期化させずにきちんと収束させたのはさすがです。 マックが鶏事件以降、ボロボロになってしまっている姿を思うにつけ、尚更です。 楠木先生の講義でもマック時代の原田社長の戦略について聞いたことがありますが、 非常にシンプルで、しかも力強いなという印象を受けました。 本作で何度も強調されているのが、 マクドナルドだからこそ提供できる価値をきちんと提供するということ。 サイドメニューの充実よりも、ハンバーガーそのものを美味しく食べてもらうように心がける。 サイドメニューは、ハンバーガーを食べてもらうための手段の一つ。 この割り切りは見事です。 マクドナルドに健康意識を持ち込んではいけない。 社長自ら、そう言い切れるのは、ハンバーガーに自信があるからこそだと思います。 不健康なハンバーガーが良いか悪いかは置いておいて(笑)。 最近のマックは、再び健康志向的なメニューを出してきていますが、 食の安全の問題の前に、霞んでしまってますね。 リーダーがビジョンを示し、戦略を語ることの大事さが、 非常に明快に感じ取ることができる良い本だと思います。
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