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『コロナ後の世界』
- 2023/08/23(Wed) -
ジャレド・ダイアモンド、ポール・クルーグマン、リンダ・グラットン、
 マックス・テグマーク、スティーブン・ピンカー、スコット・ギャロウェイ 『コロナ後の世界』(文春新書)、読了。

そろそろ日本でもコロナウイルスの扱いが雑になってきたので(苦笑)、
コロナ後の世界に突入したんだろうなと思い、このタイミングで読んでみました。

ただ、本作のインタビューは、もともとは2019年の段階で「世界と日本の行く末」というテーマで
行われたものであり、その後、2020年初頭からコロナ問題が中国から噴出して
一気に世界問題になったという経緯があり、コロナ後の世界について追加インタビューをして、
そちらがメインテーマになった模様。

なので、もともとの企画趣旨的にも、取材のタイミング的にも、
内容はあんまり練れていないところがあります。まぁ、コロナ問題が出て数か月の時点で
その後の先行きをある程度見通せていた人なんて、疫学の専門家はともかく、
他分野の専門家では無理な話でしょう。

それでも、2023年も後半に入った段階で本作を読んでしまうと、やっぱり各知識人の予想と
現実の流れの相違点ばかりが目に付いてしまって読みにくいですね(苦笑)。

目立つのは、トランプ大統領の初動の鈍さへの批判だったり、
ロックダウンという手法についてあまり批判的な論調がなかったり、
中国共産党の独裁社会で実行されるトップダウンの強硬策への興味と嫌悪だったり、
まぁ、ある種、分かりやすい反応です。

個人的には、コロナとは直接関係ないですが、グレタ・トゥーンベリさんへの言及を
何人かの知識人がしてて、まぁ、それは最初のインタビューの時期が例の国連での演説の
直後だったせいかもしれませんし、知識人側が積極的に言及したのか、
インタビュアーが誘導したからかも分かりませんけどね。
知識人でも、世の中の空気に流されることがあるんだな・・・・・と、変な親近感(爆)。

正直、「コロナ後」というテーマで社会を語るには、ちょっと拙速感が否めないタイミングの本だったので
新書ではなく、週刊誌とかYoutubeみたいな媒体で接した方が、緩やかな気持ちで読めたかも。




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『不謹慎な経済学』
- 2014/03/01(Sat) -
田中秀臣 『不謹慎な経済学』(講談社)、読了。

面白かったです。

経済学に興味を惹きつけるための軽いトピックスを前半に並べて、
後半は経済学の本分とも言うべき金融政策などの話へと展開します。

前半のトピックス類は、ページがそれほど多くないこともあって
『ヤバイ経済学』には敵いませんが、
ま、あれこれ経済学者の仮説の立て方をつまみ食い的に知るには良かったです。
面白そうな本を知るためのブックガイドになりました。

後半の金融政策の話は、ちょっと専門用語の知識がないと辛かったです。
ネットで検索しながらの読書となりました。

でも、ポール・クルーグマンの「子守協同組合」の比喩は
非常に分かりやすく、また興味深く読むことができました。

やっぱり、全体を見通せている人は、
複雑な物事をシンプルに語るだけの知性と知恵を持っていますよねー。


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『人生の達人 Vol.1』
- 2013/08/04(Sun) -
『人生の達人 Vol.1』(KKベストセラーズ)、通読。

出先で手持ちの本を読み終わってしまい、慌ててコンビニへ活字の調達に・・・。
あまりファミマの雑誌の選択センスは好きではないのですが、
周辺にファミマしかなく、已む無く、並んでいる中から選択を。

とりあえず、アベノミクス関連の特集が組まれている中から、
「個人の利益(どうやって株で儲けるかとか)」ではなく「経済学的な解説」が
載っていそうな雑誌ということで、これを買いました。
創刊号だそうで・・・。

巻頭は、ポール・クルーグマンへのインタビューだったのですが、
アベノミクスについての評価が、最近読んだ本の論調と似ててビックリ。
おかげで理解しやすかったです。
というか、先に本を読んでなかったら、きっとチンプンカンプンでした・・・(苦笑)。

その次の、浜田宏一先生へのインタビューも、興味深く読みました。

ただ、それ以降の特集がイマイチ。

ま、リタイア前のオジサマ達を読者層に想定しているようなので、
30代女子が読もうとすることに無理があるのですが(爆)。
相続とか・・・・(苦笑)。

後半の連載物も、なんだか、1つ1つに変に力が入り過ぎてて、
全体の方向性を見失っているように感じました。バラバラ臭ぷんぷん。

2回目の購入は、ないかな・・・。


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『良い経済学 悪い経済学』
- 2011/01/06(Thu) -
ポール・クルーグマン 『良い経済学 悪い経済学』(日経ビジネス人文庫)、通読。

ノーベル経済学賞受賞者のクルーグマン教授。
「文庫本なら素人向けかしら?」との安易な思いで買ってきたら、
やっぱり経済学素人には難しかったです(悲)。

そもそも経済学を学んだことが無いので、
ナントカ理論と書かれても、内容も重要度もサッパリわからず。
リカードとかの名前も、聞いたことあるなぁ・・・ぐらいで、
ちゃんと勉強してこい!と言われそうなレベルで読み始めてしまいました。

ただ、本作は、「国家間の競争力で語る経済学は誤りだ!」という一つの主張を
いろんな発表の場でクルーグマン教授が書いたり話したりしたことを
まとめたものだったので、読んでいくうちに、
主張の内容がだんだんと理解できました。

ただ、まだまだ表面的な理解であって、
例えば、国境を超えたアウトソーシングの話などを
どのように理解すればよいのかまでは、私の頭が辿り着けていません。

一方、この論文集で驚いたのは、主張の迫力!
米国の有名経済学者(と思われる方々)への容赦ない糾弾。
真正面から「間違っている」と斬り付け、時には皮肉を散りばめる。
このアグレッシブな論陣の張り方に、呑まれてしまいました。

自分に絶対の自信がある人とは、
こういう人のことを言うんだなぁと、納得。


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