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『アベノミクス大論争』
- 2018/08/26(Sun) -
文藝春秋編 『アベノミクス大論争』(文春新書)、読了。

第2次安倍政権がスタートしたころに作られた本。

当時は、首相が唱える大規模な金融緩和策に対して、
「アベノミクス」だとか「黒田バズーカ」だとか、様々な単語が飛び交ってましたが、
最近は、改憲の話が主流になってきて、金融緩和策については静かな印象です。
それでも、民主党政権時代に比べれば、ずいぶん景気が回復したものです。

で、安倍内閣になって5年以上たっていますが、
結局、アベノミクスって何だったんだろう?という思いもあり、
タイトルにどーんと掲げられていたので本作を読んでみました。

登場してくる言論人は、一線級の人がたくさんで豪華です。
ただ、たくさん出過ぎて、分量にすると短いので、食い足りないです。
しかも、前半は対談形式なので、お互いの主張が言いっ放しになっている感もあり、
真っ向から意見が異なる2人をツモっているので、議論が噛み合わず、昇華もなし。
司会に宮崎哲弥氏を起用してるのも、何だかもったいない感じ。
まぁ、真っ向から対立する2人に対談させる場を設定できるというのが
文春の力なのかもしれませんが。

そして、経済問題だけでなく、改憲論とか天皇家の問題とか
アベノミクス以外のテーマも詰め込むだけ詰め込んでるから
余計に消化不良感が残ります。

これも、安倍政権がそれだけ多くの難題に取り組んでいるということの
現れなのでしょうけれど。

もう一度、今のこの時点において、アベノミクスにテーマを絞って
本作のような企画があれば読んでみたいです。


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文藝春秋編

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『正義の見方』
- 2016/03/24(Thu) -
宮崎哲弥 『正義の見方』(新潮OH!文庫)、読了。

宮崎氏単独著作としては最初の出版ということで、
もう20年以上前の本となります。

時事ニュースを中心に、当時の世論や議論に対する意見を述べているものが多いのですが、
当時、私は高校生なので、覚えているものもあれば、記憶にないニュースも。

やや時事ネタに寄っている論旨が多いため、
今の時代にあえて読む必要がある本かというとアレですけれど、
世論の流れに押し流されずに、冷静に自分の意見を持つという姿勢の大切さは
本作から伝わってきました。

世論や議論がワーッと盛り上がっている場合、
結構、本質的な問題ではない部分で議論になっていることがあります。
「何か変だな・・・」と思ったときに、
一体何が変なのか、意外と突き詰めないまま終わっていくことが私は多いです。

そんな時に、「本質的な問題は何なのか?」を自分の頭で考えるようになると
思考力が身についていくようになるのでしょうね。

分かっていても、難しいんだなぁ。


正義の見方正義の見方
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『M2 我らの時代に』
- 2015/01/24(Sat) -
宮台真司、宮崎哲弥 『M2 我らの時代に』(朝日文庫)、通読。

この2人の組み合わせは重そうだなぁ・・・・・・と思い、
買ってきたものの積読状態でした。
意を決して手に取ってみたものの・・・・・・難解!

以前、宮台センセの本を読んだときにも感じたのですが、
話のレベルがリーダーフレンドリーではないんですよねぇ。
非常に、読者を選ぶ感じです。

最後の方に、「この対談は啓蒙モードで始めた」との発言が出ていましたが、
新たな読者を獲得するための啓蒙というよりは、
以前より宮台センセの思想に興味関心がある人たちを引き上げるための啓蒙だなと。
つまり、私は読者層に想定されていない(苦笑)。

宮台センセと宮崎センセの間で繰り広げられるコムヅカシイ思想の応酬と、
一方で、非常にマニアックなサブカル的知識のひけらかし合いという
両極端なやりとりに、この中間を自分で探っていくのは無理だ・・・・・と
諦めてしまいました。

時事ネタを中心に対談をしているので、
思想の全体感を掴むのも難しく、これはファンじゃないと無理だなと流し読みで終わりました。


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