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『ナルニア国物語第1章』
- 2018/03/19(Mon) -
『ナルニア国物語第1章』

実家の本棚整理をしていたら、DVDが何本か出てきました。
まさか、ディズニー映画のDVDが家にあるとは思っておらず、
早速見てみました。

公開当時、ヒットしていたというか、CMがいっぱい流れていた印象ですが、
あまりブームになると気が引けちゃう天邪鬼なもので、
どんな話なのか情報収集しないままでした。

現実と切り離された、完全に別世界の話なのかと思っていたら、
戦時中の英国と魔法の衣装ダンスで繋がった異世界なのですね。
しかも、自由に行ったり来たりできるという好都合な展開(笑)。

兄弟4人が、ナルニア国を冬にして支配する白い女王と対決し
ライオンのアスランとともに、本来の姿を取り戻そうとする戦いを描いています。

基本的に、4兄弟が困難に直面するのは、
全て本人たちの勝手な行動のせいというか、自爆系ですよね(苦笑)。
4人の各キャラクターをそれぞれの子役が上手く演じてて、
顔つきからして、性格が出てますよね。ナイスキャスティング。
美男美女ではなく、演技力や表現力で選んだ成果かなと思います。

そういう意味では、白い女王を演じたティルダ・スウィントンも、
美で固めたゴリゴリの女王像ではなく、
闇に繋がっているような不気味な透明感を持った顔つきをしていて
恐ろしさがじわじわと伝わってくる雰囲気を持ってます。
こちらもナイスキャスト!
キャスティングは全般的に満足できるものでした。

で、肝心の物語の方ですが、女王軍 VS アスラン軍の戦いの描き方は
オーソドックスというか、CGで見せる今どきの作品で、飽きずに眺められました。
観る前は、2時間超の作品かぁ・・・・・と思ってましたが、そこまで長く感じなかったです。

ただ、アスランの身を巡る展開は、ご都合主義かなぁとちょっと反発。
そんな大事なことを女王が理解していないとは思えないんですよねぇ。
あと、戦いが集結した後の兄弟4人の行動も、
現実世界に戻るか戻らないかの葛藤みたいなものが描かれていなくて
そこは疑問でした。
疎開するときに、あんなに母親と抱擁してたのに・・・・・と。

結構、ストーリー的にはモヤモヤが残る展開でしたが、
映像で強引に見せていく感じの作品でした。
続きは、見るかなぁ・・・・・。


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『トランス』
- 2016/04/25(Mon) -
『トランス』

スタイリッシュな絵画盗難のシーンから始まるので、
「あれ?これってアクション系の泥棒映画??」と思ってしまいましたが、
中盤から一気に心理系サスペンスになっていきました。

絵画盗難の一味に加わったオークション会社社員の主人公は、
その過程で頭を殴られ、部分的な記憶喪失に。
盗んだ絵画をどこに隠したかを忘れてしまい、
仲間から拷問を受けるも思い出せず、ついに催眠療法に頼ることに・・・・・。

このあたりから、不気味な雰囲気が一気に画面を支配していきます。
そして、催眠療法士の操るがままに、トランス世界へと入っていきます。

そのトランス世界の描き方の微妙な歪みや揺らぎが
この作品の暗くて不安定な世界観を上手く醸し出していて、
映画の間中、その不気味さに浸っていることができます。

現実とトランス世界が混濁し、終盤は、どこまでが現実なのか分からなくなってきます。
ストーリーも難解になっていくのですが、そこをしっかりと魅せていくのが
主人公を演じるジェームズ・マカヴォイ、
犯行集団のリーダーを演じるヴァンサン・カッセル、
そして、催眠療法士を演じるロザリオ・ドーソンです。

特に、ロザリオ・ドーソンが、物語が展開していくに従って、
その多面性が見えてきて、妖艶さを増していくところが良かったです。

101分という時間の割には長く感じてしまったのは
途中、少し演出がもたついたということなのかもしれませんが、
全体的には面白く観られました。


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『ビトレイヤー』
- 2014/04/19(Sat) -
『ビトレイヤー』

『ペネロピ』で、なかなかカッコいい俳優さんだなと思っていた
ジェームズ・マカヴォイが主演の刑事者ということで、試しに見てみました。

が・・・・・なんだかオッサン臭くなってる!(爆)

映像をスタイリッシュに見せようと張り切りすぎて、
全体的に青暗い画面なのも、目に疲れます。

肝心のストーリーですが、
大泥棒(日本だと3億円事件みたいなもの?)を追い詰めておきながら
撃たれて取り逃がしてしまった主人公。
3年たち、その大泥棒の息子と思われる男が大怪我を負い警察に確保される。
そんな息子を救おうと大泥棒が出てきたところに、再び捜査網を引くが・・・・・。

残忍な大泥棒なのに、バカ息子溺愛というものどうかと思うのですが、
警察側も、これだけの犯罪者を相手にしておきながら、
組織的な動きが全然見えてこなくて、ほぼ主人公とその相棒の2人で捜査している感じ。
もう、どっちもどっちですわ(苦笑)。

途中、やたらと政治絡みの話が入ってくるのが気になるのですが、
やっぱり・・・という展開になっていき、
私的には好みではない最近のハリウッドの刑事モノの王道でした。

大泥棒を演じたマーク・ストロングの眼差しが印象に残りました。

本当は、刑事と大泥棒のタッグという展開が見せ場なのでしょうが、
陳腐な撃ち合いのシーンで終わってしまった感があり、残念。


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『ペネロピ』
- 2009/06/01(Mon) -
『ペネロピ』

「魔女の呪い」や「真実の愛」なんてフレーズと、
ペネロピのお菓子の家のようなお部屋、
そして、ちょっとトンでる人々のおかげで、
相当なファンタジー作品に仕上がってます。

そして、主人公の豚子ちゃんペネロピですが、
クリスティーナ・リッチが可愛いせいでしょうか、
それとも特殊メイクが上手すぎるせいでしょうか、
あんまり豚鼻が気になりませんでした(爆)。
下手したら、こんな人、その辺にいるんじゃないかと思うぐらい・・・。

お相手役のギャンブラー、ジェームズ・マカヴォイは
良い表情をする俳優さんですね。
ぺネロピとの出会いのシーンの会話の駆け引きが
表情といい、間といい、良かったです。

あんなに母親が心配して過保護に育ててきたのに、
正体がばれるとマスコミも大衆もワーッととびついて
ブームになっちゃうところなんざ、そんなものかもしれませんね。
それを自分の中で消化していくぺネロピ、
並大抵の人間にはできないことです。


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