『持ってる人が持っている共通点』
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- 2017/08/24(Thu) -
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小笹芳央 『持ってる人が持っている共通点』(幻冬舎新書)、通読。
小笹さんって、こんな表面的な話をする人だったっけ?と 思ってしまうほど、浅い感じの本でした。 ハンカチ王子の発言で一気に広がった「持っている」という言葉、 その言葉が送られるような人は、どういう人なのかということを、 主にアスリートの活躍シーンとともに分析した本。 ・・・・・でも、「分析」というほど深くはないかも。 そういうシーンを「振り返った」という程度ですね。 共通点のあぶり出しも中途半端だし、 結局、何をして、どういう状態に至れば「持っている」人になれるのか この本では糸口がつかめないように思えました。 私の考えからすると、「持っている」というのは、 しっかりとした分析と計画の元に、日々努力を重ねた人が、 その成果を発揮した際に、これらの努力を照れ隠しでごまかすための言葉が 自分は「持っている」という表現だと思ってます。 イチローにしても、本田にしても、ハンカチ王子にしても、 不断の努力をしてこその活躍であり、そこから得た自信があるので、 自分自身のことを「持ってる」と冗談交じりに言えるのだと思います。 そして、それは、「努力の賜物です」というクソ真面目なコメントを言わないための 照れ隠しなのでありまして、「持ってる」とう表現を 一生懸命分析するのも間抜けな話ではないかと思ってしまいます。 「持ってる」人が、陰でどのような努力を積み重ねているか、 結局、大事なのはそこだと思います。 そして、自分には何ができるか、ですね。
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『会社の品格』
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- 2011/12/08(Thu) -
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小笹芳央 『会社の品格』(幻冬舎新書)、読了。
なにも品格ブームに乗っからなくても、小笹ブランドなんだから・・・・・・と ちょっと冷めた目で読み始めた本作。 出だし、「法人とは」みたいな話から始まったので、 「あれっ?思ってたよりも形式論的な本なの???」と警戒してしまったのですが、 本編では、やはり小笹本らしく、明快&簡潔に整理されていて、 分かりやすい一冊でした。 「組織」「上司」「仕事」「処遇」「経営者」といった切り口で、 それぞれの典型分類がなされていて、 物事を総覧できている安心感があります。 さて、これを参考に、自分の会社の分析を深めなければいけませんね!
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『モチベーション・マネジメント』
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- 2006/12/05(Tue) -
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小笹芳央『モチベーション・マネジメント』(PHP研究所)、読了。
「会社の活気ってどうやったら引き出せるんだろう?」と ここ数ヵ月ぼんやりと考えてきて、 コミュニケーションさえ効果的に取れてれば、 いろんなことが連鎖的に解決して行きそうなのに・・・ というところまで辿り着いたのに、そこで煮詰まっちゃってました。 そんなときに、この本を見つけ、早速読んでみると、 「従業員のモチベーションを高めるのはコミュニケーションに尽きる」 とされており、考え方の方向性が合っていたので、 すんなりと読めました。 そして、自分の頭の中で大小のアイデアとして散乱していたものが、 うまく整理できました。 ちょうど、モチベーションアップ策についての議論を部長と始めたところだったので、 なかなかいいタイミングで読むことが出来てラッキーでした。 でも次の障壁は、 この手のモノの考え方を社内に導入して浸透させていく手順・・・。 社内に問題意識自体がないと、 企画部門がワーワー騒いでも無関心なんですよね・・・。 問題山積。
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