『熊野の民俗と祭り』
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- 2018/08/08(Wed) -
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みえ熊野学研究会 『熊野の民俗と祭り』(東紀州地域活性化事業推進協議会)、読了。
地元の図書館で借りました。 熊野灘沿岸地域のお祭りを中心に、どのような信仰があるのかをまとめた本。 熊野に限らず、日本各地には、様々な信仰とお祭りが今も生活の中に 根付いていると思います。 本作でも、そんな祭りや風習について1つ1つ紹介してるのですが、 面白いなと感じたのは、海の神と山の神が共存している祭りがあること。 山地が海に迫っている三重県南部の地理的な特徴と、 伊勢神宮や熊野三山という大きな神様のもとに、様々な神が鎮座しているという 文化的な特徴との兼ね合いかもしれませんね。 伊勢の明るい神に比べて、 どうも熊野の神には暗いイメージというか、死と重なるイメージがあるので、 そのあたりの神秘性も加わって、面白い文化だなと思いました。
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『熊野灘磯の辺路紀行』
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- 2017/07/23(Sun) -
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みえ熊野学研究会 『熊野灘磯の辺路紀行』(東紀州地域活性化事業推進協議会)、読了。
地元の文筆家による文章の寄せ集めかな・・・・程度に思って買ったのですが、 何の何の、しっかりと調べてある文章が多くて、 満足度の高い読書となりました。 熊野古道、古代鏡、九鬼水軍、水産図鑑、赤須賀船等々、 様々な角度から歴史の推考がされており、 また、資料についても写真や年表が多数掲載されているので、 マニアックな内容でも興味深かったです。 また、水難事故の物語も複数収録され、 海を舞台に生きる男たちの苦労を知るとともに、 救助に向かう地元の男たちの熱さにも触れることができ、 素敵な物語たちでした。
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『熊野産業史』
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- 2017/02/07(Tue) -
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みえ熊野学研究会 『熊野産業史』(東紀州観光まちづくり公社)、部分読。
こちらも図書館で時間つぶしに読んでいたのですが、 時間切れで途中で終わっちゃいました。 お魚関係の章から順番に読んでいたのですが、 やっぱり漁業関連の調査は興味深いです。 特に漁村文化史的なモノ。 ちょっと表面的な報告で終わってしまっているものもあり、 このような小論文の寄せ集めの本ではなく、 しっかりとした研究論文も、いつか読んでみたいなと思いました。 尾鷲市の岩田市長が、市長になる直前の寄稿のようですが、 熊野灘の変わったお魚について、自分の捕獲経験や食経験を ふんだんに盛り込んだ独自の考察を行っており、 さすがお魚市長となる人ですね。
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『おくまの vol.6』
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- 2017/02/05(Sun) -
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みえ熊野学研究会 『おくまの vol.6』(東紀州地域振興公社)、読了。
地元の図書館で時間つぶしに。 東紀州という、三重県の中でも狭い地域にスポットを当てているので、 マニアックな情報が多かったです。 やっぱり、観光資源とかグルメとかではなく、 その土地の生活に入り込んだ記事が興味深いですね。 読んだのは第6号でしたが、どれぐらい発行されているのでしょうかね。
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