『さすらい波太郎』
- 2017/06/23(Fri) -
高橋治 『さすらい波太郎 熊野灘対決』(読売新聞社)、通読。

「熊野灘対決」というサブタイトルに、
三重・和歌山沖での釣り対決のお話かぁ・・・・と思い買ったのですが、
男同士の戦いというよりも、横からチャチャを入れる女の方が目立っていて
全然、釣り対決っぽくないです・・・・・。

シリーズもののようで、登場人物たちの関係性もキャラクター説明も
必要最小限で冒頭に書かれているだけなので、
この作品から読み始めると、不案内です。

何より、文章が読みづらい。
主人公・波太郎の一人称で進んでいくのですが、
あまりにもアクが強くて、言葉が目を滑っていく感じです。

そして肝心の熊野灘対決は、
本の1/3あたりで終わってしまい、中盤から舞台はアメリカへ。
いろいろと想定外の読書でした。


さすらい波太郎―熊野灘対決さすらい波太郎―熊野灘対決
高橋 治

読売新聞 1994-08
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『うず潮のひと』
- 2009/10/09(Fri) -
高橋治 『うず潮のひと』(講談社文庫)、読了。

こちらは父の本棚からの一冊。
実家に戻った後家さんの淡い恋のお話ということで、
自分ではなかなか手にしないような本です。

舞台が熊本県なのですが、
九州弁がテンポのある会話で綴られていきます。
方言ものが好きな私としては、初の九州弁作品で、面白かったです。

物語のほうは、恋のお話は、ちょっと時代がかった感じがして
あまり興味を持てなかったのですが、
漁師街に生きる人々の生活を描いているところは
面白く読めました。


うず潮のひと (講談社文庫)
うず潮のひと (講談社文庫)
講談社 1991-04
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『ひと恋ひ歳時記』
- 2009/01/10(Sat) -
高橋治 『ひと恋ひ歳時記』(角川文庫)、読了。

父親の本棚より。
カバーデザインを見て、「渋い趣味だなー」と思って手に取ったのですが、
何の何の、非常に面白いエッセイでした。

俳句を中心に、短歌も交えながらのエッセイ。
でも、地の文で句の解説はほとんど無し。

この潔さと言いますか、
冷たいほどの突き放しぶりと言いますか、
距離を置いた紹介の仕方が読んでいて心地いいんです。

そして、エッセイで書かれている世界も
失恋あり、不倫あり、自殺あり、
山あり谷ありの人間模様。

でも、文章は冷淡。

面白い作品を創る人の才能というものを
実感した一冊でした。


ひと恋ひ歳時記 (角川文庫)
ひと恋ひ歳時記 (角川文庫)高橋 治

角川書店 1998-12
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