『決定で儲かる会社をつくりなさい』
- 2017/05/20(Sat) -
小山昇 『決定で儲かる会社をつくりなさい』(河出書房新社)、通読。

またまた小山本ですが、
前回読んだものほどの新鮮味はなかったです。
同じことの繰り返しに感じた部分が多いからでしょうかね。

しかし、やっぱり、徹頭徹尾、中小企業目線で書かれているので、
世の中の経営者の大半を占める中小企業経営者にとっては
参考になる部分が多いのではないでしょうか。

特に中小企業では、人的リソース不足の観点から、
どうしても経営者1人に様々な判断や重要な行動が集中してしまうところがあり、
それをどうやって1人でこなしていくか、どこを部下に任せるのか、
任せるならどうやって任せるのかといった課題にぶち当たります。
そこに上手く答えを見出しているのが著者の経営方針であり、
経営者1人の力を無限のものと考えないところや、
部下の能力を過度に期待しないところ等が、
世の中の経営者に支持されるポイントではないでしょうか。

著者の本は、経営者の本というよりは、
経営実務の成功体験を持つ経営コンサルの本という感じで、
自分の経験でありながら、客観的に語ってくれるところが
分かりやすさの秘訣なのかなと思いました。


「決定」で儲かる会社をつくりなさい「決定」で儲かる会社をつくりなさい
小山 昇

河出書房新社 2007-01-06
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『朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』
- 2017/03/22(Wed) -
小山昇 『朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』(ダイヤモンド社)、読了。

「○○をすれば儲かる!」という類の本は、普段は読まないのですが、
小山昇氏の著作ということで読んでみました。

ホッピーの石渡美奈社長の著作で知った小山昇氏。
徹底的に整理整頓を行う「環境整備」。
それを毎日きちんと行えば、会社の業績は上がると言います。

しかし、本作を読んでみると、
環境整備を行うこと自体が儲けを呼ぶのではなく、
毎日決まった内容の環境整備を行える組織にすることが大事なのです。

そのような組織にするにあたり、小山氏は割り切った考えを持っています。
・環境整備は自発的に行えるようにするのではなく強制させる。
・嫌だと思う従業員は辞めてもらって構わない。
・勉強会に出席するのもお金で釣る。
・見学者に挨拶してもお金を出す。だからみんなやる。

強烈なトップダウンと独裁的な発想で、
極端に言うと、「従業員はやらせないとできない」という判断からスタートしています。

それが嫌な人はどんどん去っていきますから、
結果的に、自分に従う人しか組織には残りません。
そして、やったら報酬が返ってくるので、従順に従う組織になります。
毎日の掃除で従順さが骨身に付いた従業員は、
緊急事態の指示に対しても、従順にスピーディに反応できます。
ここまでの組織に持っていくことが、真の目的です。

小山氏が凄いと思うのは、その真の目的の部分を隠そうとせず、
堂々と著作内で言い切ってしまうこと。
きっと普段から社内でも従業員に向けて言っているのでしょうね。
だから、隠す必要がない。

もちろん、整理整頓自体が運営の効率化に及ぼす効果は大きいと思います。
無駄をなくし、スピーディに対応でき、ミスも防げます。
しかし、それ以上に、トップダウンですぐに動ける組織に育て、
一方で、日々の業務については小さな改善を自分たちで行えるような裁量を残しておく、
このような絶妙な匙加減が、業績向上につながるのでしょうね。

あとは、小山イズムに薫陶した経営者は、
自信をもって従業員に環境整備を押し付けて(笑)いけるので、
その方針に従える従業員にとっては、ぶれない頼もしい経営者に映るのでしょう。

タイトルは、小山イズムを正しく表現していないと思いますが、
内容は非常に面白かったです。

また、一般のビジネス書と違って、
名の知られていない元気な中小企業の事例をたくさん知ることができるので、
中小企業経営者にとっては、刺激的な本だと思います。


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『社長が変われば、会社は変わる!』
- 2013/09/16(Mon) -
石渡美奈 『社長が変われば、会社は変わる!』(阪急コミュニケーションズ)、読了。

大学を卒業し、会社勤めが始まった時、
毎日、電車の乗り換えに使っていた新橋駅周辺の立ち飲み屋に
「ホッピー」という幟がはためいてるのを見て、
「ホッピーって、何なんだろう?」と疑問に思ってました。
可愛らしい語感と、立ち飲み屋の雰囲気のミスマッチさに、
お酒の名前だとは思っていなかったのです。

数年前から、「ホッピー」という単語を耳にする機会が増え、
また、会社の同僚にも健康を気にしてホッピーを頼む人がちらほら出てきて、
その存在をきちんと認識するようになりました。
でも、やっぱり印象は「おじさんの飲み物」。

今回、本作を読んでみて、まずは、「ホッピーを飲んでみよう」と思いました。
作中で、「ホッピーに最も合うのは三重県・宮崎本店のキンミヤ焼酎」と紹介されていて、
たまたま今、部屋の置きボトルがキンミヤだったので、ナイスタイミング!
近所のスーパーとかでも買えるのかしら?酒屋さんの方がいいのかな?
とりあえず、今日は台風なので買い物は自粛しますが・・・(苦笑)。

著者は、悪く言えば、「甘ちゃんなお嬢様の暴走記録」なのですが、
それだけでは、年商を3倍にすることなんて不可能です。
読んでいて思ったのは、非常に意志が強く、思いついたことを実行する力があること。
そして、失敗を反省して次に活かすということを欠かさないこと。
最初は暴走から始まったとしても、PDCAサイクルがしっかり回ってるんですよね。
なので、最初は、ベテラン幹部の辞表叩き付け事件が起きたにも関わらず、
その後は、反省を生かして、しっかりと幹部社員に寄り添って改革を進めてます。

そして、自分の失敗を、惜しげもなく披露しているのは、
並大抵のことではありません。
自分への自信、社員との信頼関係、自分の会社への熱い思いがあるからこそ
できることだと思います。

ま、改革の過程で、著者の思考原理についていけない社員は離れていった結果、
ピュアな信奉者だけが残ったということなのかもしれませんが、
まさに、その過程を経たことが、「再生」につながったのだと思います。

また、全ての経験には、それを次に活かせる機会があるということ。
訪れた場所であったり、体験であったり、人との出会いであったり、
全ての過去は、今という瞬間において、未来に繋げられるということを
本作を通じて実感できました。
自分も、そうなりたいものだと切に思います。

非常にエネルギーをもらえる読書になりました。


社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革
石渡美奈

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